メフィス帝国図書館前、神秘の図書館のメンバーたちは今後の話をしていた。
「ふぅ~、無事についたな。それじゃみんなリストに在る奴らを、捕縛していくぞ。スフィアに関しては討伐しても問題ないらしい。
ま、とにかく帝国を潰すぞ!」
「と言う事は、暴れて良いって事かにゃ。やる気出てきたにゃ~♪」
「そう言う事に為るわね。この際分かれて行動しましょう。その方が対象を見つけやすいでしょうし」
ミリーシャの言う通りだな。
王宮内にいるとは決まった訳では無いし。
それに城自体、相当大きい。
「帝国の兵は倒して問題ないけど、住民には気を付けろよ。それじゃあ、メフィスを見つけたら連絡する事」
「了解にゃ!さ~って、城の中には強い人は居るかにゃ~♪」
「分かったわ。それじゃあ私は、居住区をを探索して来るわ」
「なら私は城の裏手に行こうかな。裏から逃げた奴らは私が仕留めるよ。シンは如何する?」
「私は、先輩に、着いて行く」
大体誰がどこに行くか分かったな。
黒音、ミリーシャ、雪那は強いから心配ない。
シンのスキル構成はサポート寄りだから、誰かに付いて行く方が良いのは分かるが、俺でいいのだろうか?
俺のスキル構成も何方か言うと学者寄りだから、他の三人の誰かに付いて行く方が良いと思うのだが……
「みんな、これを…」
そう言うとシンは全員にリングを渡した。
「これは、お守り。一応、回復の加護が附いてる」
シンの職は「シスター」スキルは確か「祈り」だったな。
効果は、物に自分が使用できる属性の加護を附与できるものだった。
シンのスキルは、種族スキル「ミカエル」の聖なる加護、戦闘スキル「光力」「回復魔法」だから、使える属性は、聖・光・回復の三つだな。
「有り難く使わせて貰うわね」
代表して、ミリーシャがお礼を言った。
さて、話もこの位にして、そろそろ暴れてやろうかな。
「それじゃあ行動開始と行こうか」
「先輩、迷惑だった?」
「ん?何の事だ?」
現在俺はシンと一緒に、城内に潜り込んで中庭に来ていた。
場内は思っていたほど兵が居ないと言うか、潜り込んでからまだ一度も出会ってもいない。
逆に不気味な感じがするが、敵に出会わず面白みに欠ける展開だな。
そんな訳でゆっくりと話しながら、探索をしていたのだった。
「私が、付いて来た事」
「その事か。別に迷惑には思って入ないよ。けど」
「けど?」
「俺より他のメンバーに付いて行く方が安全じゃないか?」
安全を考慮するなら、俺以外の人に付いて行く方がよっぽどいい。
いざと為ったら奥の手を使えばいいが、出来れば出さないに越した事は無い。
「問題ない。それに、先輩と一緒の方が、気を使わなくて、済む」
確かに長い付き合いになるから他の奴らに比べると、気を使う必要はないかも知れない。
と言っても此方からすれば、数少ない後輩だから多少気を使っているが……
「ま、シンがそれで良いならいいよ」
中庭を抜け、城の内部に入ろうたした時、上の階で戦闘音がしてきた。
「誰かがやっと、戦闘を始めたみたいだな」
「そうですね。如何します?私たちも、上に行きますか?」
「いや、獣人の人たちを探そう。街中に居なかったって事は、城の何処かに幽閉されているんだろうし」
まあ、どこかと言っても牢獄の可能性が高いが……
「王の要望は、『テール共和国の復興』ですものね。では、行きましょう。先輩♪」
何やら機嫌が良いようだが、まぁ良い。
他の者が暴れているなら今のうちに、人探しと行こう。
共和国の代表者に、アイシルク王の手紙を届けなければいけないしな。
アイデアがあれば活動報告のアイデア・アイデア02へと、リクエストがあれば活動報告のリクエストへと、送ってください。
そのキャラをメインに、書かせて貰うかもしれません。
~例~
<ステータス>
種族「獣人種・紅狐族」能力名「白焔」
職 「薬師」職スキル名「妙薬調合師」
戦闘「刀術」
「 」
汎用「視覚強化」
<能力やスキルの効果>
<オリキャラ案>
活動報告に、さらに詳しい例があります。