~メフィス帝国 城内のとある場所にて~
「順調、順調。人形たちもせっせと、戦争の準備を進めているな。王国の奴等も馬鹿だよな。大人しく、従って居れば共和国の奴等みたいに、奴隷にならずに済んだのに……
まぁ王国さえ如何にかしてしまえば、この世界は私の物だ」
すべて、計画通り。
このままの調子で、手に入れてやる。
その為にまずは、従わない奴を潰す。
「さあ、そろそろ表舞台に立つとしよう。この世界は私、マーク・スフィア・メフィスが支配してやる」
ジークやブラックちゃんと別れて、一週間ぐらいたった。
アイシルク王国には、多くのプレイヤーが集まって来ていた。
けれど、ストーリーが進んだ様子はなかった。
如何やら、帝国に入れる者が限られているせいで、進みが遅いらしい。
「いっそ帝国に殴り込み掛けたらどうかな。そうすれば、何かしら進むんじゃないの?と言うか、大臣たちを捕まえれば、解決だと思うのだけど」
「雪那の言う通りにゃ。退屈してきたところだから、攻勢に出て見るにゃ」
「確かに、届く依頼は、お使い系や採取系ばかり。それに、いい加減この睨み合いは飽きたわね。マキナ、私たちなら町の入口で止められる事無く入り込めるのだから、試しに行ってみるのは如何かしら」
現在俺は酒場では無く、ギルドホームにいる。
偶々ギルドメンバー全員が揃って居たので、今後どうするかを話し合っていたのだが。
「攻め込むのは、決定事項なのか」
「先輩、せっかく全員、集まっている。これは、チャンス」
無茶な事を止める立場のミリーシャやシンまでが、攻める事に賛成らしい。
まぁそう言う俺も、いい加減この硬直は飽きた。
それに、全員居るならシンの言う通り、チャンスでもある。
「よし、それじゃあ一時間後に攻め込む。それまでに各自、準備を済ませてまたここに集まってくれ」
「「了解」」「了解かな」「分かったにゃ」
そう言うとメンバーたちは、それぞれ準備を始めた。
改めてうちのギルドは、自分を含めて五人。
猫又種の黒音、天使種のシン、悪魔種のミリーシャ、吸血鬼種の雪那。
俺が言えた事じゃないが、全員変わり者だ。
類は友を呼ぶ、と言う奴だろうか?
変わり者の上に、黒音、ミリーシャ、雪那はえらく強い。
そんなギルド『神秘の図書館』のギルドホームは、その名の通り図書館がホームになっている。
正確に言うと、図書館の司書長専用エリアをギルドホームとしたのだ。
専用エリアと言っても、俺が許可すれば入ることが出来る。それに、この部屋はチョットした秘密がある。
「先輩、義勇軍に通達、敵の情報収集、して来なくて良いの?」
「お、そうだった。ありがとうな、シン」
部屋の秘密についてはまた今度の機会に。
今は情報収集と、援軍が来るように手配しておかないと。
アイデアがあれば活動報告のアイデア・アイデア02へと、リクエストがあれば活動報告のリクエストへと、送ってください。
そのキャラをメインに、書かせて貰うかもしれません。
~例~
<ステータス>
種族「獣人種・紅狐族」能力名「白焔」
職 「薬師」職スキル名「妙薬調合師」
戦闘「刀術」
「 」
汎用「視覚強化」
<能力やスキルの効果>
<オリキャラ案>
活動報告に、さらに詳しい例があります。