ブランクワールド・オンライン   作:東條九音

20 / 79
ストーリーが進む予定です。


それぞれの思惑

~メフィス帝国 城内のとある場所にて~

 

 

「順調、順調。人形たちもせっせと、戦争の準備を進めているな。王国の奴等も馬鹿だよな。大人しく、従って居れば共和国の奴等みたいに、奴隷にならずに済んだのに……

まぁ王国さえ如何にかしてしまえば、この世界は私の物だ」

 

すべて、計画通り。

このままの調子で、手に入れてやる。

その為にまずは、従わない奴を潰す。

 

「さあ、そろそろ表舞台に立つとしよう。この世界は私、マーク・スフィア・メフィスが支配してやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジークやブラックちゃんと別れて、一週間ぐらいたった。

アイシルク王国には、多くのプレイヤーが集まって来ていた。

 

けれど、ストーリーが進んだ様子はなかった。

如何やら、帝国に入れる者が限られているせいで、進みが遅いらしい。

 

「いっそ帝国に殴り込み掛けたらどうかな。そうすれば、何かしら進むんじゃないの?と言うか、大臣たちを捕まえれば、解決だと思うのだけど」

 

「雪那の言う通りにゃ。退屈してきたところだから、攻勢に出て見るにゃ」

 

「確かに、届く依頼は、お使い系や採取系ばかり。それに、いい加減この睨み合いは飽きたわね。マキナ、私たちなら町の入口で止められる事無く入り込めるのだから、試しに行ってみるのは如何かしら」

 

現在俺は酒場では無く、ギルドホームにいる。

偶々ギルドメンバー全員が揃って居たので、今後どうするかを話し合っていたのだが。

 

「攻め込むのは、決定事項なのか」

 

「先輩、せっかく全員、集まっている。これは、チャンス」

 

無茶な事を止める立場のミリーシャやシンまでが、攻める事に賛成らしい。

まぁそう言う俺も、いい加減この硬直は飽きた。

それに、全員居るならシンの言う通り、チャンスでもある。

 

「よし、それじゃあ一時間後に攻め込む。それまでに各自、準備を済ませてまたここに集まってくれ」

 

「「了解」」「了解かな」「分かったにゃ」

 

そう言うとメンバーたちは、それぞれ準備を始めた。

 

改めてうちのギルドは、自分を含めて五人。

猫又種の黒音、天使種のシン、悪魔種のミリーシャ、吸血鬼種の雪那。

俺が言えた事じゃないが、全員変わり者だ。

類は友を呼ぶ、と言う奴だろうか?

変わり者の上に、黒音、ミリーシャ、雪那はえらく強い。

 

そんなギルド『神秘の図書館』のギルドホームは、その名の通り図書館がホームになっている。

正確に言うと、図書館の司書長専用エリアをギルドホームとしたのだ。

専用エリアと言っても、俺が許可すれば入ることが出来る。それに、この部屋はチョットした秘密がある。

 

「先輩、義勇軍に通達、敵の情報収集、して来なくて良いの?」

 

「お、そうだった。ありがとうな、シン」

 

部屋の秘密についてはまた今度の機会に。

 

今は情報収集と、援軍が来るように手配しておかないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





アイデアがあれば活動報告のアイデア・アイデア02へと、リクエストがあれば活動報告のリクエストへと、送ってください。
そのキャラをメインに、書かせて貰うかもしれません。



~例~
    
<ステータス>
      種族「獣人種・紅狐族」能力名「白焔」
      職 「薬師」職スキル名「妙薬調合師」
      戦闘「刀術」
        「 」
      汎用「視覚強化」
<能力やスキルの効果>

<オリキャラ案>

活動報告に、さらに詳しい例があります。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。