と言うか、文章力や文才が欲しい………
そんな訳で今回はジークが、フラグを立てます。
現在クエストを受注して、王都から南に数キロ進んだ所にある『契約の森』と言う場所に、ジークは来ていた。
契約の森は、王国と帝国のちょうど中間に存在しており、使い魔に出来るモンスターや、使い魔に関するアイテムが多数存在するらしい。
依頼の内容は、森の何処かにある湖の水を手に入れて来ると言うものだった。
このクエストの報酬は『契約石』と言うアイテム。
明らかに、使い魔が関係していそうなアイテム名だった。
「それにしても、来てみたが良いが、広すぎだろこの森……」
湖の場所は不明だったので、ひと先ず森の入口からも見る事が出来た、大きな木を目指して進んでいるのだが、一向に着く気配がしない。
「モンスターも出ないし、どうなっているんだろうな…お、またアテイムみっけ」
モンスターに出会う事は無く代わりに、木の実などのアイテムがかなり落ちていた。
なんかこう、思っていた苦労と違うな。
予想を上回る地味さだ。
「せめて何かイベント的な事が起こってくれればな~。…お、開けた場所に出たな。結構近くまで来たって事か」
あらためて見ると、かなり大きく木の上に、小規模の町が在ってもおかしくない位はある。
「そんじゃ、上って探……って、あるじゃん!」
見ると、その大きな木は、探していた湖の真ん中にある島に生えていた。
後は、湖の水を採取して帰るだけか。
モンスターに一回も会う事が無かったせいで、本当に地味な依頼に終ったなあ。
「折角ここまで来たんだから、木の下まで行ってみるか」
どうやら島に続く、橋が架かっている様なので、行ってみる事にしよう。
「ほんと、デカいな~、上から何か落ちて来たりして」
これしか言う事が無いくらい、デカい。
「ま。特に何かがある訳でもなさそうだし、」
「……ぁぁ~」
「帰ろうかな」
「………ぁぁ~」
ん?さっきから、何か聞えるような?
でも、どこからだ?
「ぅぁぁぁ~」
まさかと…、そう思いながら上を見ると、人が落ちてきていた。
「マジか!さっき言ったのが、ホントになるとか、あり得ないだろ‼」
とにかく、助けないとまずいか。
ジークは、ストレージから綿と水を取り出した。
妙薬調合のレシピの一つに何故か、クッションの作り方があった。
それには、この綿草と水を使うだけでできると書いてあったのだ。
「上手くいきますようにっと」
スキルを使って、二つのアイテムを調合した。
すると、そこそこの大きさのクッションマットが完成していた。
何故これで、マットが完成するのか不思議ではあるが、今はそれ所では無い。
「よし、これを引いて」
「うああ~~」
「やば、間に合わなか」
仕方ない、使いたくなかったけど奥の手を使おう。
「獣人化‼」
コマンドを唱えると、ジークの容姿はより獣に近くなった。
最近修得した、アビリティ「獣人化」
スキルとは別物らしく、スキルスロットを使わずに修得出来たものの一つ。
効果は、ステータス値が三分間、三倍になる。
「よし、行くか」
倍加した跳躍力で、ジークは落ちて来ていた人物の所まで行き、抱きかかえた。
そして、先程引いたマットの上に降りた。
「ふぅ~、危なかった。君、大丈夫だったか?」
返事が無い、如何やら気を失っているようだ。
「放置する訳にも行かないし、連れて帰るしかないか……」
後書きで、今まで出てきたスキルの紹介でも始めようかな……
アイデアがあれば活動報告のアイデア・アイデア02へと、リクエストがあれば活動報告のリクエストへと、送ってください。
そのキャラをメインに、書かせて貰うかもしれません。
~例~
<ステータス>
種族「獣人種・紅狐族」能力名「白焔」
職 「薬師」職スキル名「妙薬調合師」
戦闘「刀術」
「 」
汎用「視覚強化」
<能力やスキルの効果>
<オリキャラ案>
活動報告に、さらに詳しい例があります。