カーン、カーン、カーン。
山の中腹部に在る洞窟で穴を掘る音が響いていた。
この洞窟では、鉄鉱石を取る事が出来る。
その鉄鉱石を求めて、一人のプレイヤーが山の中を掘り進めていた。
彼の名前は、ネズ。
獣人族・
彼は自分が使う銃を制作するために、鉄鉱石を集めていたのだった。
「だいぶ掘ったな~」
そのおかげで、だいぶ鉄鉱石は集まった。
後は町に戻ってから、この鉄鉱石を使って銃を作り上げるだけだな。
彼の職業スキル『開発』は、銃を制作できると言うものだ。
この開発を使って作る事の出来る銃は、サイズによって使用する鉱石の量が違ってくる。
ハンドガン程度なら五百個ぐらいだが、大型の物になると鉱石の必要数は、二千個をゆうに超える。
ネズが作ろうとしたのは、大型の銃だった。
そのために山に約三日間近く籠って、大量の鉱石を集めたのだ。
自分で作るより集めた鉱石を売って、店で買う方がコスト的には得だ。
だがネズはそうはしなかった。
何故なら……
「自分で専用の物が作れるってロマンだよな~何より、愛着が湧きやすいし」
と言う理由だった。
麓の町クーヘンまで戻ってきた。
ネズは着くなり宿の借りている部屋に戻り、制作を始めた。
スキルを使用すると、メニュー表が出てきた。
どうやらこの表から作りたい銃を選んで、組み立てる事に為るらしい。
「サイズは、やっぱり大型だよな~。使う弾は実弾式と光学式、魔法式があるのか……」
どれも魅力的だよな~。
銃と言ったらやっぱり実弾が良い気もするな。
けど作るなら変わった銃が良いよな。
「う~ん。よし、ここは魔法式にしてみよう!」
項目を選択肢し制作に取り掛かる。
~三分後~
そこには、長さ150cm程の大型の銃が出来上がっていた。
「本当にできた………えーっと、名前が『エインレーテ』かぁ」
折り畳み式で、重量もかなりの物になっている。
弾はもちろん魔法弾、連射もチャージショットも可能。
ただし、弾は自分のMPを使うためMPが切れたら使えないらしい。
これは貯蔵タンクと、サブウェポンに小型の拳銃がいるな。
幸いなことに開発のスキルで、MP貯蔵タンクを制作することが出来る。
これも大きさによって、必要な鉱石量が変わってくる。
汎用スキルの「バックパッカー」の効果で多少重くなっても大丈夫だし、こちらも大型にしよう。
「そうと決まれば、また鉄鉱石を取りに行くか!」
装備方針も決まりネズはまた、山の洞窟へと鉄鉱石を掘り出しに向かうのだった。
今回はクエスト抜きでの話にしてみました。
上手い事、クエストって思いつかないものですね。
まぁ、私自身ネットゲームより本を読むことが好きですから、そのせいでゲームの用語とかあまり詳しくは無いんですよね~。
ゲームの細かい設定は、友人が決めたぐらいですから(笑)
アイデアがあれば活動報告のアイデア・アイデア02へと、リクエストがあれば活動報告のリクエストへと、送ってください。
~例~
<ステータス>
種族「獣人種・紅狐族」能力名「白焔」
職 「薬師」職スキル名「妙薬調合師」
戦闘「刀術」
「 」
汎用「視覚強化」
<能力やスキルの効果>
<オリキャラ案>
活動報告に、さらに詳しい例があります。