ジョジョの奇妙な冒険  私が承太郎ポジとかマジかよ!?   作:Pyromane

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また1月ほど空いてしまって申し訳ないと思っている
就職試験なんかの影響で投稿できなかった・・・って言いたいところなんだけどすみません、大体たださぼってただけです
ネタ収集とかも込めていろんな二次小説とかラノベ、アニメ見てたんだ
・・・うん、ノーゲーム・ノーライフって面白いな。主人公の声優から入ったけど面白くて夏休みの課題を徹夜して終わらせるときに聞きながらやってたわ小説もとりあえず4~6は買ったよ(金がなくて1~3と7~8は買えてないけど)


第5話 法皇の緑

保健室についた私は先客に早く教室に戻りなさいと言い、保健室の外へ行かせた。できるだけ巻き込んでしまう人間を減らしたかったのだ。できることならば養護教諭も他の所へ行かせたかったのだが、怪我をしてないか調べるという名目のためそれができなかった。

 

 

「それで浄華ちゃん、今日は何があったのかしら?」

 

「神社の境内に続いてる階段の一番上から落ちたんですよ。受け身も取ったし大丈夫だって言ったんですけど怪我をしてたら大変だって連行されて来ました」

 

「あら、じゃあちゃんと怪我がないか調べないとね~」

 

「はぁ・・・手短にお願いしますね?」

 

 

 

そう言って触診や服を脱いでの診察(?)を10分ほどで終わらせてもらった。

私は触診が終わると同時に彼女に異変がないかを注意してみていたが、特に変わった様子はなかった。ただ少し熱っぽい視線を向けてきてやばいかもしれないと思ったことだけは生涯隠しておきたい。

余談ではあるが、先にいた男子生徒たちは教室に帰らせておいた。二次被害を出すと処理なんかも面倒だからだ。

ちなみにこの先生、軽くレズっ気があるのでできる限り保健室に近づきたくないと思っている女子生徒も多い。(彼女は全く気付いていないが)

 

 

「(今はまだ仕掛けてこないつもりかな?仕掛けてきて先生がけがをしたとしても戻せるから最悪どちらでもいいんだけど・・・)」

 

「浄華ちゃん?考え込んじゃって何かあったのかしら~?」

 

「いえ、何もないです。お手数をかけたうえ心配させてしまいすみませんでした」

 

「いいのよ~。それが私の仕事なんだから~」

 

「では教室に戻りますので。失礼しました」

 

 

 

そう言って私は保健室を出ようと『した』。そう、『した』のだ。保健室から出ることはできなかった。なぜならこのタイミングで花京院が仕掛けてきたからだ。

私は内心焦っていた。気を抜いて先生に背中を向けた瞬間に仕掛けてきたのだ。焦りもする、反応も遅れる。命の取り合いにはしないが相手が殺意を持って攻撃してくるのは初めてなのだ。

 

 

「花京院君、いるなら出てきなさい。あなたの仕業でしょう?」

 

「おや、気づかれていましたか。まあいいでしょう」

 

 

男子生徒は返しておいたため怪我をすることもなかった、先生も『ハイエロファントグリーン』に取りつかれているが現時点では怪我もしていない。戦う前に無駄な消耗はしたくない。スタンドでの戦いは精神面が大きく作用する、原作でも承太郎がプッツンした時には本来以上の力を発揮していたのだからこの仮説は間違っていないだろう。スタンドを出しているだけでも精神に負荷がかかる。肉体的疲労と同じように表すならば、全力の8割ほどで1時間走り続けることが10分間スタンドを出し続けることに匹敵するほどだと考えている。なれれば疲労は軽減するが。そう考えると天然のスタンド使いである花京院は私より疲労が小さいだろう。

 

 

「それではDIO様のためにも死んでいただきますよ!!」

 

「フフッ、ご冗談!あなたなんかに私は殺せないわ」

 

「そこの保険医には私の傀儡となっていただきました。私のスタンド能力、『ハイエロファントグリーン』の力でね」

 

「知ってるわ。体内に取りついているんでしょう?あなたのスタンドは小さくなって相手の体内に入ることもできる中距離戦闘が得意、最大攻撃範囲はおおよそ50mってとこかしら?」

 

「なぜ知っている?とは言わない。君のスタンドは未来予知か敵のスタンド名からどのようなスタンドかを知ることができる能力を持った近距離パワー型だろう」

 

 

いい感じにかかってくれてる。DIOに念写されたり盗聴されてる可能性もあるからこういう勘違いをしてくれると楽になるわ。

 

 

「さてね、知りたいなら私を倒してからにするのね」ズギュウウウウウウウウウウウウン

 

「おや?いいのかな、私のスタンドの事を知っているのなら君がその保険医から無理やり引っ張り出したらどうなるのか知ってるんじゃないのかい?」

 

「ええ、あなたのスタンドは先生の体を傷つけながら出てくるんでしょう?それくらい知ってるわ」

 

 

まあ、傷つけたところでそれと同時に直すから関係ないんだけどね。『ハイエロファントグリーン』で傷つけているのを確認しているにもかかわらず血が出てないのが不思議なのか花京院が不思議そうな顔をしてるわね。流石に一滴も血が出てないからおかしいと気付くのも早いわね、不思議そうな顔からどんどん表情が変わって驚愕に歪んでるわwwwそういえば花京院の驚いた顔って新鮮ね。アニメでも原作でもOVAでも驚いた顔なんて見た記憶がないからかしら?

 

 

 

「なぜだ!?なぜハイエロファントが傷つけながら出てきたというのに一切血が出てこないッ!?」

 

「花京院、あなたは間違いを犯しているのよ。それも重大な間違いを」

 

「(いったい何が間違ているんだ?DIO様に従っていることが間違いなわけがない!ならばその他・・・奴のスタンド能力の前提がそもそも間違っているというのか!?)」

 

「あら?その様子だと気付いたようね」

 

「私の犯した間違いというのは君のスタンド能力に対する誤解だ。君のスタンドは強い力を持ち敵スタンドの能力を知ることのできるものではなく、圧倒的なパワーを持ち傷を治すことのできる(・・・・・・・・・)スタンドだ」

 

「フフッ、当たらずとも遠からずよ。まあ、今は敵であるあなたに能力の詳細を教えてあげるほど私は馬鹿でも優しくもないけどね」

 

 

 

 

そう言って花京院は『スター・プラチナ』を攻撃して拘束から逃れた。距離を取られたため私は近づかなければ攻撃することはできない。だが私は逆にッ!さらに距離をとった!!

 

 

「なっ!?逃げるというのか!!?」

 

「いいえ、この先生を安全なところに移動させるだけよ。あなたが追撃してくるならそれを私のスタンドで迎撃しながら進むだけよ」

 

 

 

学校も無駄に傷つけたくないからついてきてくれるならそれはそれで好都合だけど・・・私はそう思いながら花京院に背を向け保健室から出て、まず職員室に向かった。

 

 

「失礼します!養護教諭の先生が倒れてしまったので先生方で対処をお願いします!!」

 

 

 

そう言って私はお姫様抱っこしていた養護教諭の先生を近くにいた女性の先生に渡し、すぐに職員室を出た。

案の定『ハイエロファントグリーン』の触手を伸ばし私を追いかけてきていた。その触手から逃げつつ花京院を人気のないところまで誘導しながら走っていた。

 

 

「鬼ごっこはもう終わりかい?なら覚悟を決めたんだね。私のハイエロファントに惨殺される覚悟をッ!」

 

「いいえ、私はただ逃げてたんじゃないわ。周り、特に対人の被害を出さないようにあなたを人気のないところに誘導していたのよ。これで私も心置きなく戦えるわ」

 

 

 

私がそう言うと同時に花京院はエメラルドスプラッシュを放ってきた。だがそこは中学生のころから『プラチ奈』に鍛えてもらっていた危険察知や動体視力、『スター・プラチナ』のラッシュで難なく躱し、砕いている。私のそういった行動に花京院は驚いてさらに攻撃を単調にさせている。さらに攻撃が単調になったことによりいくつかのパターンができている。

 

 

パターン1

触手、触脚を伸ばし捕まえて絞め殺そうとする動き

このパターンの場合は回避、迎撃に専念している。わざわざ打って出て捕まる可能性を高める必要はないのだから当然の対処だと思う。

 

パターン2

エメラルドスプラッシュによる中、遠距離攻撃

このパターンでは基本的に花京院も『ハイエロファントグリーン』も動かないためどのように触脚を伸ばし、私を囲み、そしてどのように私に攻撃を仕掛けてくるかを見ている。

罠としてわかり辛いように触脚を伸ばして触れた瞬間にエメラルドスプラッシュを飛ばしてくる・・・うん、これ花京院が死ぬ前とかにやってたやつだわ。

 

 

基本的なパターンはこの2つ、パターンのない適当に見える攻撃もあるから確実とは言えないけど対処は簡単になった。あとは花京院を気絶させて肉の芽を完全に引っこ抜くだけね。

 

 

 

 

 

 

 

私は縮地を使って50mほど空いていた花京院との距離を一気に30mまで縮めた。一瞬にも満たない時間にそこまで近づいた私に面食らったような表情を見せた花京院だったが、すぐにエメラルドスプラッシュで攻撃をしてきた。それを『スター・プラチナ』のラッシュで弾き飛ばし、砕き時々掴んで花京院に向けて投げながら進んでいる。投げた物については『ハイエロファントグリーン』が撃ち落としている。

 

 

「な、なぜだ!?なぜトラップをそんなに的確に回避しながら走って私の方に突っ込んでこられるんだ!!?」

「あら、それくらい自分で考えて答えを出しなさいな」

 

 

それは彼我の距離が5mまで縮んだ時に交わした言葉だった。そしてこの距離まで来ると花京院もエメラルドスプラッシュの攻撃を自分の方に飛んでこないように、だが私にとってはほぼ全周から撃ってきた。

だがそれすらも躱し、花京院の背後につき、絞め落とした。絞め落とすまでにかかったのは2秒、次にこういう機会が来ることがないように祈っているけど次にこういうことをしなければならなくなったときには刹那の時間で絞め落とさなければ、戦い慣れた者が相手だと2,3回は殺されていただろう。戦うことはないだろうけどおじいちゃんとかね。

 

 

 

「っと考え事なんかしてる場合じゃなかったわね、肉の芽を抜いて家に連れ帰らないと」

 

 

そうして私は肉の芽を完全に除去、家に花京院を連れて帰った。おじいちゃんやアヴドゥルは心配してくれたが、正直一度も攻撃を食らってないから花京院の心配をしてあげてほしい。・・・まあ、初対面の上どんな人間かわからないから警戒しているんだろうけど。

 

 

まあ、明日には完全に花京院も復活するだろうしその時にでもどうしたいか聞いてみようかな。DIOを倒すのを手伝ってくれるっていうのなら・・・まずはご両親に電話・・・出来なければ一旦おじいちゃんと花京院のご両親に会ってもらって仕事に興味があるというのでついてきてもらう、といった感じの事を言って了承してもらおう。流石に最悪の場合3か月以上離れ離れになるというのに連絡一つなしでは心配されるだろうし。

まあ、どちらにせよ明日だな。

 




投稿ペースはまた落ちるかもしれないけど読んでくれてる読者さんたちのために失踪はしないのでどれだけ期間が開いてもそこだけは心配しないでください。
あと・・・内容ぐっちゃぐちゃでごめん、許してくれると嬉しい

誤字訂正機能による誤字報告及び訂正、誠に感謝します(9/21 22:36訂正)
この回だけでなくほかの回でも新たに誤字を見つけた場合はすぐに訂正いたしますのでご指摘いただけると幸いです

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