Gasshow「………………ワロス」
これに尽きます。凄すぎて乾いた笑いが浮かびました(笑)。逆にこれくらい考えさせるような話にしなければ皆様には勝てなかったと言うことでしょう。嘗めてたなぁ~。まだ細かく感想を読んでいなので、改めて深く読ませていただきます。
感想一杯書いてくださって嬉しかったです(ボソッ)。
「……あら小町さん。お久し振りです」
阿求の乗る船は、一人の死神によって動かされている。それが今、阿求に背を向けて舵をとる彼女ーー
「………………………………。」
小町は阿求の問いには答えないで、ただ黙って舟を漕ぐ。
「答えてくれないと寂しいですよ、小町さん」
阿求はフフッと笑ってそう言った。
「………………あんた、自分がしでかした事の大きさを分かっているのかい?」
阿求の要求に答えるように、小町は口を開けた。その声質には少なからずも怒気が含んでいるように感じる。
「と言うと?」
しかし変わらず阿求は笑う。まるで上手くいった。私の思い通りだと言わんばかりに。小町はそんな阿求の笑い声を後頭部に受けながらゆっくりと口を開く。
「分かるだろ。一人の人間を輪廻の輪から外したんだ。ここまで残酷なことはない。あんたはそれをしでかしたんだよ」
息を切らさず小町は続ける。
「覚悟するんだね。あんたに閻魔様がどんな判決を下すか、私に分かりはしないけど」
そんな脅しに代わりはない小町の言葉に身じろぎすらしないで、阿求は歪んだ口をさらにねじ曲げた。
「関係ありませんよ。どんなことがあっても、次に生まれる『
それを聞いた小町は大きく溜め息を吐いて、後ろを振り向いた。やっと二人の目線がぶつかる。
「前の代では、あんたがこんなことをするような奴には見えなかったんだけどねぇ」
「そうなんですか?私は転生したら記憶は殆ど抜け落ちてしまうので、先代の阿礼乙女の事など知りもしませんよ」
阿求の崩れない態度に再び溜め息を溢した小町は、前を向き懸命に舟を漕ぎ始める。霧が晴れ始め、岸が顔を出す。もうすぐで彼女たちの短すぎる船旅が終わろうとしていた。そして舟が岸に着く直前、小町は改めて忠告する。
「とにかくあんたには然るべき罰が下されるよ。本来なら阿礼乙女がする転生までの準備期間は閻魔の手伝いだけなんだけど仕方がないね。なにせあんたは一人の人間をーー」
ーー
解説を載せると言ったのですが、まだ整理できてないのでもう少しかかります。申し訳ありません!
あとこれで最後だと言ったのですが、もし私が再びこう言った形式の文を書きたくなるかもしれないと言う保険の為に一応言っておきます。
気分が乗ればまた投稿します!……と(たぶんしない)。
まぁ投稿したとしても一年後とかそんな単位になると思います。ネタはあるんですが、今は他の小説を書くのが楽しいので、そちらに気が行っています。
・ 難易度Lunatic以上 (理不尽)
『謝罪文』or『いきもの係』
・難易度Hard
『幼き魔女の呪い』or『四姉妹』or『外へ』
・難易度Normal
『いたずら』or『方程式』
・難易度Easy
『屍を敷かねば』or『嫌い』
もし良ければ一つ
あと追加の話の正解者様も発表しているので、見たい方は活動報告のあとがきを見てください。
では今までご愛読していただき、本当にありがとうございました。