八幡と幼なじみの留美   作:そをじ

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~不定期更新~

今回はあの方がでてきますよ~
それでは今回もよろしく読んでください~


校内散策

その後、総武高に到着した俺達は入学式開始までの数十分を校舎内をまわる事にした。

 

留美と由比ヶ浜会話しながら歩いていた。俺は特に話すことがなく後ろをついて行っていた。

 

だからだろうか……

 

俺は留美と由比ヶ浜とはぐれてしまった。

 

八幡 「ま、いいか」

 

学校から出るなんて事はないだろうから俺は俺でまわるか。

 

それから、食堂辺りをまわってから今はおそらくHR教室になるだろう教室がある校舎を歩いている

 

途中なかなか良さそうな場所見つけた。

 

昼はあそこで飯でも食おうか。

 

八幡 「ん?人がいるのか?」

 

廊下を歩いているとひとつだけ教室のドアが開いていた。

 

さすがにこの時間に俺達以外はいないだろうから留美と由比ヶ浜か。

 

八幡 「1年J組…」

 

中を覗くと黒髪ロングの女子がいた。

 

八幡 「留美か?」

 

後ろ姿だからわからんがどこか似ている。

でも留美なら近くに由比ヶ浜がいるはずだ。

 

教室内を見渡すが誰もいない。

 

??? 「さっきからジロジロと何かしら」

 

黒髪の女子が振り向き睨み俺に問う

 

八幡 「イ、いやそのこんな時間に何をしているのかなーと」

 

怖いうん怖い

大事なことなので2k(ry

 

??? 「あなたこそこんな時間に何をしているのかしら不審者さん」

 

八幡 「誰が不審者ですか。俺は今日入学の1年ですよ。」

 

年上かもしれないため一応敬語…

 

??? 「そう同級生なのね」

 

チッ敬語使って損した

 

八幡 「あんたは国際教養科の生徒か?」

 

J組は学年問わず国際教養科のクラスだ。

 

雪乃 「私は雪ノ下雪乃よ。あんたじゃないわ。あなたは?」

 

八幡 「雪ノ下か、わかった。俺は比企谷八幡だ。」

 

雪乃 「それで私が朝早くに何をしているのか、という質問だったわね」

 

八幡 「あ、ああ」

 

雪乃 「簡単なことよ。私が新入生代表だからよ。」

 

八幡 「……」

 

雪乃 「わからないの?馬鹿なのね。教師達との最終リハをやっていたのよ。」

 

八幡 「待て、さっきのセリフからそこまで予測せにゃならんのか。」

 

雪乃 「そうよ。簡単でしょ。」

 

わからんこいつの言っている意味がわからん

とりあえずこの場を離れよう

 

八幡 「じゃあ俺はこれで」

 

雪乃 「あらもう行ってしまうの?」

 

八幡 「ああ人を待たせているからな」

 

雪乃 「そう」

 

……よし行ける

 

雪乃 「それはさっきからそこで話を聞いてる人達かしら。」

 

八幡 「は?」

 

振り返り俺が入ってきたドアの方を向くと

 

留美 「……」

 

由比ヶ浜 「は、はろはろ〜…」

 

そこには無言で俺を睨む留美と申し訳なさそうな由比ヶ浜がいた。

そして留美は教室に入ってくると

 

留美 「八幡、そちらのお綺麗な方はどちら様?」

 

物凄くニコニコしながら近付いてきた。

怖い、こy絶対怒ってる。

 

八幡 「えー、と」

 

雪乃 「あなたこそ誰なのかしら。」

 

留美 「人に名前を聞く時はまず自分からって聞いたことある?」

 

雪乃 「あなたの方が先に質問したんじゃない、馬鹿なのね。」

 

留美 「私は八幡に聞いたの。」

 

八幡 「……」

 

何故か2人の間にバチバチと火花が散っている気がする。

 

雪乃 「私は雪ノ下雪乃よ。」

 

留美 「私は鶴見留美。」

 

八幡 「……」

 

逃げようか…うん、逃げよう。

 

結衣 「えー、とあの!私は由比ヶ浜結衣!よろしくね!ゆきのん!」

 

雪乃 「ゆ、ゆきのん!?」

 

何かまた由比ヶ浜のネーミングセンスの被害者が…

 

結衣 「そう!ゆきのん!でヒッキーにルミルミ!」

 

八幡 「ヒッキーじゃねぇし…てかルミルミ!?」

 

留美 「ちょっ…結衣ちゃん!それは八幡の前で言わないでって言ったじゃん!」

 

結衣 「あ、ごめんごめん。えへへ」

 

留美 「もうっ///」

 

雪乃 「ゆ、ゆきのん?ゆきの、ん?」

 

留美は少し恥ずかしいようだ。

雪ノ下は理解出来ないらしくさっきからブツクサ言ってる。

 

由比ヶ浜が話に混ざってからは険悪なムードは無くなっていた。

 

俺は由比ヶ浜を少し見直した。

 

天然というか馬鹿というか

おそらく由比ヶ浜は空気が読めるのだろう。

 

それにしてもルミルミか…

今度ドサクサに紛れて呼んでみよu

 

留美 「八幡?余計なことなしない方がいいわよ。」

 

留美がニコニコ顔でこっちを見てそう言ってきた。

ナチュラル心読むのやめてくれませんかね。

 

結衣&雪乃 「?」

 

ほら後の2人がわかってないじゃないか。

 

はぁ…いつまで経っても留美には勝てる気がしないな。

 

そんな事を思っていると校門の方が少し騒がしくなってきた。

 

八幡 「そろそろクラスの発表もされてるだろ。」

 

留美 「そうね。見に行こっか。」

 

結衣 「賛成!」

 

雪乃 「私はこのクラスだし、行かないわ。」

 

留美 「そっか。じゃあまたね。」

 

雪乃 「!?…え、ええまた。」

 

俺と留美と由比ヶ浜は雪ノ下を残しJ組を後にした。

雪ノ下は「また」という言葉に驚いていたが留美は基本気に入ったやつにしかそういう事は言わない。

つまりそういう事だ。

 

ま、そんなこんなで俺達に雪ノ下雪乃という知り合いができた。

 

 

……あとやっぱりルミルミって呼んでみたいな…

 

諦めのつかない俺はドサクサに紛れて呼ぶことを決意した。

何かまた睨まれた気がするが気のせいだろう。




てなわけでゆきのんが出てきました~
いやはやルミルミかわええ~

それでは次回もお楽しみに~?~

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