ストライク・ザ・ブラッド ~紅蓮の熾天使~   作:舞翼

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いやー、ほぼ一日おきに掛け持ち作品の投稿はきついっスね。
まあ、書くなよッっていわれたらあれですが(汗)
すんません、作者の愚痴はこれくらいにしましょう。

この話で中盤?ほどまでいきましたね。
では、投稿です。
本編をどうぞ。


蒼き魔女の迷宮Ⅳ

目的地に飛んで行く朱雀の背には、エプロンドレス姿の雪菜はもちろん、優麻の体に入った古城も、仮装してない悠斗が乗ってる。

目の前には聳える巨大な建物、逆ピラミッドビルの屋上を占拠してるのは、不気味な触手の群れだ。

魔女の守護者と呼ぶ怪物である。

それと交戦してるのは、特区警備隊(アイランド・ガード)。 四機のヘリがビルの上空を旋回し、機関砲弾や浄化ロケット弾を容赦なく打ち続けている。

 

「あんな軍用機まで出てんのか……!?」

 

爆散する炎を呆然と見上げて、古城は呻く。

攻撃の余波で砕けた建物の破片が、上空からバラバラと降り注いでいた。

跳弾や流れ弾によって、周囲のビルもかなりの被害をもたらしていた。

そんな苛烈な戦闘に、市民が巻き込まれないようにするため、交通封鎖やバリケードが施されている。

 

「だが、現代兵器は、悪魔眷属の前ではおもちゃに等しい。 浄化ロケットもそうだ。 朱雀並みの浄化なら話は違ってくるけど」

 

「ですが、この対応の早さは流石ですね……」

 

悠斗と雪菜がそう呟いた。

地上部隊も屋上の怪物に向かって、追撃弾の抗魔榴弾の一斉砲撃が怪物に襲うが、怪物の動きに変化はない。

 

「……無傷!?」

 

古城が声を上げ、雪菜は冷静な口調で分析する。

 

「あの守護者……おそらく魔術で強化してます。 神代先輩が言ったように、攻撃無効の属性かもしれません。――対抗できるのは、私が持つ雪霞狼、眷獣、精霊の力しかないと思います」

 

砲撃を余裕で耐えた怪物が、鞭のように伸びた斑模様の触手で武装ヘリの一機を捕えて、その機体を一瞬でへし折った。

制御不能に陥ったヘリは、炎を吹き上げながら地上へと落下し、地面に激突して凄まじい爆煙を噴き上げた。

 

「くっ……」

 

漂ってくる焦げ臭い空気に、古城は呻く。

攻撃ヘリは無人だが、爆発に巻き込まれて負傷者が少なからず出ている。 この戦闘が続けば、民間人まで被害が及ぶのは時間の問題だろう。

また、ビルの屋上から放たれている魔力は、勢いを増している。

古城たちがこうしてこうしている内も、優麻は魔術儀式を完成に近づけているのだ。

 

「クソ。 守護者が邪魔で着陸できない」

 

「どこか抜け道はないのか――」

 

古城が地図を検索するために携帯電話を取り出す。 この際、地下道でも人口島のメンテナンス用通路でも構わないと思ったのだ。

――キーストーンゲートに近づけるルートさえ見つかれば。

 

「なんだこれ……!?……浅葱か?」

 

待ち受け画面に表示された写真を見て、古城の緊張感が目滅りする。

そこに映っていたのは、クラスメイトの浅葱のあどけない寝顔だった。 すっぴんのせいで幼く見え、唇の端には涎の跡が残っているが、それが逆に可愛らしい。

古城がそれを眺めていると、半眼で睨めつけながら、冷ややかで鋭い雪菜の声が届いた。

 

「先輩、どこでこんな写真を……」

 

「ち、違う! オレじゃねぇ! 知らないうちに誰かが勝手に!?」

 

こんな状況で痴話喧嘩する古城と雪菜を見ながら、悠斗は頭を痛くさせた。

 

「痴話喧嘩は、これが終わってからしてくれ。 姫柊も、古城が優麻の体だったら、いつもみたいに雪霞狼で脅せないだろ」

 

「……たしかに、そうですね」

 

「って、納得するな!?……って、え?」

 

古城が待ち受け画面をもう一度見た時、画面の隅に見慣れないアイコンが追加されていた。

キーストーンゲートを象った画像に、ルート検索の文字。

 

「悠斗。 ここから旋回して、左方向に頼む!」

 

「了解した、こんなこと出来るのは、電子の女帝か?」

 

朱雀の背に乗る古城たちは、無関係の方向に飛翔する。

ナビゲーションの指示に従って、見知らぬビルの中に飛び込み、着地してから悠斗が朱雀を異世界に戻した。

そして、軽い目眩を伴う、不快な浮遊感が古城たちを襲った。

視界の揺れが収まった時、古城たちは見知らぬ商店街の中にいた。

 

「空間転移か……。 なるほどな。 空間歪みを逆算したのか。 今はこれに頼らせてもらうか」

 

「ああ、そうだな。 次は二百メートル先の交差点を左折だ」

 

古城の指示に従って走り出し左折すると、再び浮遊感が襲う。

昨日とんでもないことをしでかした空間の歪みだが、これを利用することが出来れば、封鎖されたキーストーンゲートに辿り着くための抜け道が生まれる。

四度目の転移が終わった時、古城たちの視界に飛び込んできたのは、見覚えがある鉄骨製の塔だった。 絃神島でもっとも高い場所。 ガラス張りの展望ホールのある電波塔の根元。 キーストーンゲートの屋上だ。

 

「――って、ここまで怪物に占領されてるのかよ!?」

 

屋上に着地した瞬間、周囲を取り囲む触手の群れに気づいて、古城はたまらず悲鳴を上げた。

間近で目にした斑模様の触手は、想像以上のおぞましい姿をしていた。 粘液に覆われた表皮は不気味に節くれだって、それらが脈打つ姿は大蛇の群れを連想させる。

数え切れないほどの触手は、幾重にも絡み合い、古城たちを押しつぶそうと殺到する。

それらを切り裂いたのは、銀色の一閃だった。

 

「――雪霞狼!」

 

雪菜が突き出した銀色の槍が、直径数十センチに達する触手を、紙同然に引き裂いた。

 

「――優麻!」

 

古城が叫んだと同時に、魔女たちの守護者による壁が破れて、その中で行われいた儀式の風景が露わになる。

鮮血で描かれた魔法陣。その左右に立つ二人の魔女。

そして魔法陣の中央には、黒い礼服を着た少年が立っている。 吸血鬼をイメージした燕尾服。 それは、凪沙が古城のために用意した仮装用の衣装だった。

 

「早かったね、古城」

 

振り返った少年が、古城の名前を呼ぶ。

第四真相の肉体を奪った、優麻だ。

 

「君は昔からそうだったよ。 何もわかっていないのに、本当に大切な場所に現れる」

 

「優麻……お前は……」

 

自分自身の体を見つめて、古城は苦悩な表情を浮かべる。

優麻の手には、一冊の魔導書が握られている。

そして、彼女の指先から流れ込む膨大な魔力は、その魔導書を駆動して、空間の歪みを引き起こしている。 その事実に古城は絶望する。

 

「心配しないで。 この体はすぐに返す。 だから、少しだけ待ってくれないか。 もうすぐ見つけられそうなんだ」

 

苦悩する古城を労わるように、優麻が優しい表情で笑う。

 

「見つける……って、なんのことだ……?」

 

「ボクの母親だよ。 生まれてから、まだ一度も会ったことはないけどね」

 

この言葉に、悠斗が目を丸くしながら答えた。

 

「監獄結界に閉じ込められてる、仙都木阿夜のことか!?」

 

「さすが紅蓮の熾天使だね。 その通りだよ」

 

「そうか。 監獄結界を見つけるために、わざと空間を歪めてるのか」

 

「……ホント凄いね、悠斗は」

 

悠斗が儀式を止めるため、魔法陣の中に足を踏み入れる。

それを制止するように、笑い含みの声が唐突に聞こえてきた。 聞き覚えのある皮肉っぽい口調だ。

 

「――そこまでだよ、悠斗。 それ以上彼女に近づかないでくれるかな」

 

「なんでお前がこんなところに……!?」

 

古城は愕然と声のした方向へと視線を向ける。

そこに立っていたのは、金髪碧眼の青年貴族であり、鉄塔の土台に背中を預けて、爽やかに笑みを浮かべている。

 

「やァ。 古城、悠斗。 古城はしばらく見ないうちに、ずいぶん可愛らしい姿になったじゃないか」

 

悠斗がヴァトラーを半眼で睨みつけた。

 

「……貴様も監獄結界の件に一枚噛んでいるのか?」

 

「いやいや、僕はただ待っているだけサ。……彼女たちが監獄結界をこじ開けるをネ」

 

「ちょっと待て!? さっきから監獄結界って言ってるけど、そんなのただの怪談じゃないのか!?」

 

古城は唖然と呟きを洩らした。

監獄結界は、凶悪な魔導犯罪者を封印する幻の監獄。 それはどこにあるのか、誰も知らない幻の場所。

絃神島にまつわる、有名な都市伝説の一つであるのだ。

だが、悠斗とヴァトラーの会話を察するに――。

 

「……古城。 監獄結界は実在するんだ。 俺は昔、那月ちゃんと協力して魔導犯罪者を捕まえて監獄結界に入れたことがあるんだ」

 

「フフ、悠斗の言う通り監獄結界は実在するんだよ、古城。 監獄結界は、魔族特区を流れる竜脈の力を使って造り出された、人工的な異世界ダ。 その存在は見えない。 それを造り出した理事会の連中にさえ、どこにあるかわからない。 だが、絃神島のどこかに存在するんだよ。 ついでに言うと、監獄結界の封印を解くためには、優れた空間制御の術式と、竜脈を上回るほどの膨大な魔力が必要だけどネ」

 

ヴァトラーの解説を聞いた古城は、最後のピースが嵌ったようだった。

彼女が、何のために自身の体を奪い、何のために空間を歪めているのかも。

 

「悠斗が言ってたことは、そうゆうこと……だったのか」

 

「楽しみだねェ……異世界の迷宮に封じこめなければならないほどの魔導犯罪者たち。 そいつらが一斉に街に解き放たれたらどうなるか。 まァ、安心してくれ。 脱獄者たちは、僕が責任を持って再び捕まえてみせるとも」

 

浮き浮きとした口調でヴァトラーが呟き、

 

「アホかああぁぁあっっ――! 安心できるかっ、んなもん!」

 

古城が青筋を立てて絶叫した。

ヴァトラーが大人しく優麻たちの行動を見守っている理由は、解き放たれた魔導犯罪者と戦いたいからだ。

悠斗は片手を掲げ、

 

「ッチ、貴様は大人しくしてろ。――閃雷(せんらい)!」

 

「――優鉢羅(ウハツラ)!」

 

だが、悠斗が上空から放った稲妻は、ヴァトラーが召喚した眷獣に阻まれる。

 

「フフ、悠斗も眷獣を召喚しないと、僕と張り合えないよ。 もっとも、青龍で攻撃したら、民間人に確実に被害が及ぶけどネ」

 

そう言いながら、ヴァトラーは眷獣を異世界に戻し、自身は黄金の霧になって姿を消した。

 

「先輩! 下がって!――雪霞狼!」

 

「――飛焔(ひえん)!」

 

雪菜の鋭い声が、古城を呼んだ。

古城たちを止めるため、魔女たちが守護者に捕縛を命じたのだ。

迫り来る触手を雪霞狼が薙ぎ払い、悠斗の掌から放出された焔が消滅させる。

だが、次々に触手が出現してキリがない。

触手を操っているのは、優麻の左右に立つ二人の魔女。 穏やかな態度の優麻を対照的に、彼女たちは暴力的な興奮と蹂躙の喜びに表情を歪めていた。

 

「漆黒と緋色の魔女の姉妹……! まさか“アシュダウンの悲劇”の……!?」

 

二人が使う術式に気づいて、雪菜が微かに眉を動かす。

魔女の姉妹は、どこか満足げな様子で甲高く嘲り笑った。

 

「なるほど……私たちの守護者に牙を剥くだけあって、小娘にしてはよく勉強してるようですわね」

 

「――察するに、巫女の類といったところでしょうか。 どうなさいます、お姉様?」

 

手にした魔道書を撫でながら、緋色の魔女が姉の意向を伺う。

漆黒の魔女は、芝居がかった仕草で大きく肩を竦め、

 

「できることなら手足を引きちぎり、腹を裂き、我らが儀式の贄として使いたいところですけど、蒼の魔女の本体にもしものことがあってはいけませんわね……。 例のものが見つかるまで、せいぜい丁重にお相手して差し上げましょう」

 

「残念ですわ。 死体にしたら映えそうな、綺麗な娘ですのに――」

 

魔導書が禍々しい輝きを放ち、守護者の攻撃が激しさを増した。

 

「ぐっ!」

 

押し寄せる触手の勢いに抗いきれず、雪菜がじりじりと後退する。

隣で触手を捌いている悠斗が、

 

「……てめぇら、凪沙の友達をいじめすぎだぞ」

 

悠斗は右手を突き出し、

 

「――降臨せよ、朱雀!」

 

召喚された朱雀が、翼を羽ばたかせ周りの触手を吹き飛ばす。

 

「辺り一帯浄化させてやる。――飛焔(ひえん)!」

 

朱雀の口から放たれた焔が、触手を次々と消滅させていく。

魔女の姉妹は、この現象を見て、目を見開くだけだ。

 

「あ、あなたは何者ですの?」

 

「……お前ら、さっきの会話聞いてなかったのか。 まあいいや、俺はこいつらの友人だ」

 

「私の友人でもありますわ」

 

「雪菜に手を出すなんて、万死に値するわ」

 

悠斗が上空を見ると、長い銀髪を風に靡かせながら、黄金の銃を構えてる異国の少女だった。

その後ろには、煌華麟を持つポニーテールの少女だ。

古城たちは目を丸くした。

 

「ラ・フォリア!」

 

「紗矢華さん!?」

 

「いったいどこから!?」

 

思いがけない出現に、古城たちは喜ぶよりも呆気にとられる。

キーストーンゲートの周囲は特区警備隊(アイランド・ガード)に封鎖されたままで、屋上に続く通路は触手に埋め尽くされている。 彼女たちが入ってこれるはずがない。

長いポニーテールを揺らして紗矢華が振り返る。

 

「助けに来てやったわよ、暁古城。 本当に世話が焼けるっていうか、私がついてないとあなたはいつもそうやって雪菜に迷惑ばかり…………」

 

紗矢華は古城の姿に気づいて、困惑顔で動きを止めた。

まあ、そうなるのは当然と言えば当然なんだが。

 

「えーと、……誰?」

 

混乱してる紗矢華を見つめて、古城はやれやれと頭を掻く。

悠斗が、紗矢華の疑問に答える。

 

「あー、今はこの女の子が暁古城だ」

 

ラ・フォリアは、まあ、と驚いたように目を大きくし、紗矢華は放心したように硬直し、そして叫んだ。

 

「なんじゃそりゃあああああ!?」

 

「まあ、そういう反応になるわな」

 

「ほ、ホントに暁古城なの……。 わけがわかんないんだけど!?」

 

監獄結界出現の直前になっても、紗矢華は驚きから立ち直れずにいた。

古城の女体化は、彼女にとってそれほどまで衝撃だったらしい。

そして彼女は、魔法陣の中心に立っている優麻を指差した。

 

「じゃあ、あっちにいるのはなんなのよ!?」

 

「あれは、古城の体を乗っ取った、古城の幼馴染だ」

 

ラ・フォリアは現在の古城の姿を、頭のてっぺんから爪先までじっくり検分し、ミニスカートの裾の部分にふと目を止める。

 

「ですが……困りましたね、紗矢華」

 

「はい」

 

紗矢華は重々しく頷いた後、自らの失言を悟って、「あ、いえ、私は別に!?」と首を振る。

 

「これでは、わたくしが世継ぎを作れません」

 

「はい!? い、今なにかサラッととんでもないことが聞こえたんですけど!?」

 

「「「…………」」」

 

古城たちは、二人を無視して優麻に向き直った。

だが次の瞬間、溶岩にも似た濃密な魔力が彼女から流し込まれ、魔導書が眩く発光した。

大気を軋ませる轟音と共に、凄まじい暴風が襲ってくる。

暴風の源は、絃神島の北端の海上。 そこに突然、見覚えのない島影が浮かび上がっていた。

それは岩山の一部のような、ごつごつとした小島だ。 島の直径は二百メートル。 高さは八十メートル程度だが、その殆んどが人工的に作られた聖堂になっている。

 

「なるほど……LCOの狙いは監獄結界の解放か」

 

背後から陰気な声が聞こえてきて、古城はその男の存在に気づく。

 

「叶瀬賢生……!?」

 

声の主は、僧衣のような黒服を着た中年の男だ。

ラ・フォリアが、キーストーンゲートへの移動手段として彼を利用したのだろう。

 

「あれが監獄結界なのか……?」

 

「いや、完全に実体化はしてない。 まだ境界が揺らいでるだけだ」

 

「紅蓮の熾天使の言葉を補足すると、海の底に沈んだ遺跡を水面から眺めてるような状態だ。 遺跡そのものを海底から引き上げるためには、桁外れに大きな労力が必要になる」

 

悠斗と賢生の言葉に、古城の顔が青ざめる。

監獄結界を実体化させる為には、莫大な魔力が必要になる。 しかし優麻は、すでにその力を手に入れてる。 あとは監獄結界の場所をつきとめるだけで――。

 

「君たちはここで彼らの足止めを」

 

そう言い残して、優麻は虚空に消えるように姿を消した。

 

「優麻……」

 

古城は無力に立ち尽くしたまま、海上の一点を見つめていた。

古城は彼女の行き先がわかっている。 封印を解放するため監獄結界に向かったはずだ。

 

「悠斗、古城、雪菜。 あなたたちは先に行ってください。 ここはわたくしと紗矢華で押さえます」

 

「行きなさい。 暁古城、神代悠斗。 ただし、雪菜に何かあったらタダじゃおかないわよ」

 

古城たちは頷いた。

 

「ああ、了解した」

 

「ここは頼んだ!」

 

「王女、紗矢華さん。 気をつけて」

 

古城たちは朱雀の飛び乗り、監獄結界へ飛翔を開始した。




次回から監獄結界に乗り込みますね。
後、悠斗君の眷獣も解放予定です(笑)

ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!

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