ストライク・ザ・ブラッド ~紅蓮の熾天使~   作:舞翼

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ご都合主義満載です。


黄金の日々 Ⅳ

「再びお目にかかれて光栄ですよ、第四真祖。本当はもっと早く会えることを期待していたのですが……まあいいでしょう。おかげで、私の傷も癒えた」

 

 古城たちとの間合いを詰めながら、冥駕がそう言う。

 

「古城、姫柊。お前らは俺と凪沙の後ろまで下がれ。雪霞狼と古城の眷獣は、冥駕の零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)と相性が悪すぎる」

 

 零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)の能力は、魔力も霊力も等しく消滅させる。

 万物には陰と陽、始まりと終わりがあるように、霊力と魔力の拮抗は生命の揺らぎその物だ。人間であれ、魔族であれ、霊力と魔力の双方から切り離された状態では命を維持できない。だが、絃神冥駕には、この法則は当てはまらないのだ。

 それは、負を司る真祖の眷獣も例外ではない。

 

「ふふ、そうですね。紅蓮の織天使が指摘したように、私の零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)はありとあらゆる物の魔力を無効化する。それは、吸血鬼の負の眷獣も例外じゃないんですよ。――一部の例外を除いてね」

 

 冥駕は楽しそうに笑う。

 そう。冥駕の言う通り神々の眷獣は例外なのだ。悠斗たちの内に眠る眷獣は、その法則さえも無効にすることが可能なのである。

 

「お前がここに居るってことは、浅葱は第零層に幽閉されてるんだろ」

 

 悠斗が冥駕に問いかける。

 だが冥駕は、やれやれ。と言った風に、

 

「カインの巫女はこの場には居ませんよ、紅蓮の織天使」

 

「居ないだと?」

 

「はい。カインの巫女は、この場では無い場所に幽閉されているとのことです。私も、詳細までは解りませんが」

 

 すると古城が、

 

「オレらが、脱獄囚の言うことを、ホイホイ信用できるわけねーだろう」

 

 そう言って、古城は怒鳴り返す。

 魔導犯罪者が現れた場所が、ただの場所だとは考えにくい。浅葱の居場所が解らず、帰ることなど出来ない。

 冥駕は、ふむ。と心外そうに呟く。

 

「確かに私は犯罪者ですが、君たちも私たち側だと思うのですが?」

 

「うっせーよ!」

 

 古城は今までの事件を思い出し言葉に詰まるが、今はそれ所じゃない。

 古城は殺意の籠った視線で、冥駕を睨み付ける。

 

「浅葱はどこだ、絃神冥駕。力ずくでも答えてもらうぞ」

 

 冥駕は、ふっ、と失笑する。

 

「第四真祖、あなたは勘違いをされている」

 

 古城は眉を寄せる。

 

「勘違い?」

 

 冥駕は微笑んで、古城を見る。

 

「私は第四真祖、あなたには脅威を感じていない。興味も抱いてない。とういことで、君たちならばここから特別に見逃してあげましょう」

 

「そいつは親切にどうも」

 

 古城が溜息混じりに溜息を吐いた。

 冥駕は、面白そうに悠斗と凪沙を見つめ、

 

「だが、この場に君たちがやってくるのは予想外でした。貴方たちは、先程始めた宴には必要な存在です。私から真実を告げましょう」

 

 悠斗が眉を寄せる。

 

「真実?」

 

 悠斗は、絃神冥駕の言う真実が、何のことか想像もつかない。

 冥駕は、真実です。と言って、

 

「なぜ天剣一族と呼ばれる一族が、神々の眷獣を宿すか、ということですよ」

 

 冥駕の発言は、悠斗も知らない情報()だ。

 なぜ奴が知っているのか解らないが、この場で、真実。とやらを話す気なのだろう。

 

「君たち天剣一族は、完全なる第四真祖と同じく、“天部”の連中が咎神カインに対抗する為に創造した者ですからね」

 

「……聖殲か」

 

 もしかしたら、悠斗が異境(ノド)に落ちた時、あの場で見た光景は神と天剣一族の祖が死闘を繰り広げて場所なのかも知れない。

 なので、異境を切り裂くことができる一族の宝剣が異境(ノド)に突き刺さっていたのも頷ける。

 

「はい。だからこそ異能狩りたちは、脅威と成り得る天剣一族を滅ぼした」

 

「……奴らは咎神の末裔(・・・・・)か」

 

 冥駕の言っていることは真実なのだろう。

 これならば、異能狩りが天剣一族を襲った理由の辻褄が合うのだ。

 

「はい。君たち一族は、正確には聖戦の末裔なのですよ。だからこそ、異境の力に対抗できる力を備えることができる」

 

 それは、零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)も例外ではないのだろう。

 

「だからこそ、この場で死ねと」

 

「そうしてくれるのが一番有難いのですが、君たち相手では一筋縄ではいかないでしょう。――巫女(花嫁)もいるなら尚更です」

 

 ――巫女(花嫁)

 それを指すのは彼女――暁凪沙のことだろう。

 その場で冥駕は、零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)の穂先の先端を金属の床に突き立てると、次の瞬間、無防備に立ち尽くす古城の肉体を無数の刃が貫いていた。

 その影は、厚みを持たない闇色の刃。世界そのものを侵食する闇の薄膜(オーロラ)だ。

 

「第四真祖。貴方に横槍を入れられるのは、今以上に分が悪くなるので、大人しくしていて下さい」

 

「くそっ……。この感覚!異境(ノド)の浸食かっ!」

 

 冥駕の零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)は、異境を操れる武器でもある、古城とは相性が最悪の武器なのだ。

 

「古城君っ!――飛焔(ひえん)

 

 凪沙が古城に左手を向けると、その掌からは浄化の焔が古城を包み込む。そして、古城を取り巻く異境の刃を消滅させると、古城は、げほっげほっと、膝を突く。

 冥駕はふっと笑い、

 

「暁凪沙、それは朱雀の焔ですね。さすがにあの程度の異境は浄化させてしまいますか」

 

 やはりそうか。と悠斗は内心で頷く。――本来の飛焔の使用方法は、異境の一部を浄化させる焔だったのだ。

 飛焔の能力が割れているということは、ほぼ全ての四聖獣の能力は割れているだろう。悠斗が思うに、絃神冥駕は聖戦の血の記憶を保有している。

 

「――降臨せよ、妖姫の蒼氷(アルレシャ・グラキエス)

 

 悠斗が召喚したのは、第四真祖の眷獣だ。

 上半身は人間の女性。そして美しい魚の姿を持つ下肢。背中には翼。猛禽の如き鋭い鉤爪。

 氷の人魚。あるいは妖鳥(セイレーン)か。

 

「――氷菓乱舞(ダイヤモンドダスト)

 

 妖姫の蒼氷(アルレシャ・グラキエス)は、絶対零度の凍気を吐き冥駕を凍らせるが、氷に捕らわれた冥駕を仮死させることは叶わなかった。

 

「……ほう。紅蓮の織天使が第四真祖の眷獣を召喚しますか、ますます興味深いですね」

 

 氷を割った冥駕に肉体から零れ出るのは、腐敗した血液のようなどす黒い液体だ。

 冥駕はそれを気にすることなく、古城たちの方へ歩き出す。

 

「……なるほど。僵屍鬼(キョウシキ)か」

 

 僵屍鬼(キョウシキ)。それは、禁術によって蘇らせられた人工の吸血鬼。世界の理から隔絶した観測者。

 だからこそ、絃神冥駕は異境(ノド)の力を振るっても、蝕まれる問題などは解消しているのだろう。

 

「さすがの知識量ですね、紅蓮の織天使」

 

「まあな。昔の趣味が情報集めだったんでな」

 

 このままでは埒が明かない。

 それにこの場で眷獣の力を全力で振るえば、キーストーンゲートは破壊され、絃神島を破壊してしまうのは免れないだろう。

 なので、この場での戦闘を長びかせるのは得策ではない。それに、周囲に人が居るのか悠斗はずっと感知を続けていたが、この場には古城たちと冥駕しか居ない。冥駕の言う通り、この場に浅葱はおらず、違う場所へ幽閉されているのだろう。そうなれば、もう一度リディアーヌに協力を求めた方が得策だ。

 この場で冥駕を殺すことは可能だが、冥駕が起動した聖戦を止めるとなれば、この場で冥駕を殺すべきではない。捕まえるにしても、仮死状態は失敗済みだ。

 

「ふっ、まずは邪魔になろう第四真祖を片付けましょう。君たちには、この子たちの相手をして貰います」

 

 冥駕が零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)を振るうと、金属の黒い波が打ち、人型のどろどろとした人形のようなものが姿を現す。

 正体は死霊魔術師(ネクロマンサー)たちと死霊魔術師(ネクロマンサー)たちが操る死神が複数。おそらく、その死神たちは異境(ノド)を纏い、悠斗と凪沙に取り付き異境(ノド)に閉じ込めようとしているのだ。

 

「――玄武、を召喚して無に還すのもいいですが、それは事前に対策済みです。どういうものかは教えられませんが」

 

「親切に教えてくれてどーも。お前が聖戦の血の記憶を保有してる限り、攻撃手段が限られているくらい解ってるわ。……玄武の欠点、反射、だろ」

 

 守護を纏えば自身に“無”の効果を受けることは無いが、それ以外の者を対象にされ、それが直撃したらその者が“無”に還ってしまう。――今までは弱点が露見していなかった為、周りに気を配るだけで済んだが、今回ばかりはそうはいかないだろう。――謂わば玄武は、諸刃の剣でもあったのだ。

 

「やはり、眷獣の欠点くらい解っていますか。――行きなさい、死霊魔術師(ネクロマンサー)たち」

 

 死霊魔術師(ネクロマンサー)たちは死神を操り、奴らは悠斗と凪沙の元へ飛来する。

 おそらく、生身で一撃を受けたら強制的に異境(ノド)に閉じ込められるだろう。

 

「っち。――凪沙」

 

「――りょうかいっ!」

 

 悠斗と凪沙は、ある呪文を詠唱する。

 

「――紅蓮を纏いし不死鳥よ。我の(守護)となる為、我と心を一つにせよ――おいで、朱雀!」

 

「――氷結を司る妖姫よ。我を導き、守護と化せ。――来い、妖姫の蒼氷(アルレシャ・グラキエス)

 

 凪沙と朱雀は融合し、背部からは二対四枚の紅蓮の翼が出現し、瞳も朱が入り混じる。そして悠斗も、召喚した妖姫の蒼氷(アルレシャ・グラキエス)を取り込み、瞳には蒼が入り混じり、背から二対四枚の氷結の翼が出現する。

 

「――我を導く(つるぎ)よ、今ここに召喚せよ、鏡花水月」

 

 悠斗が両手で柄を持ち握る剣は、天然の神格振動波を生み出している。

 鏡花水月は雪霞狼の上位互換見たいなものだろう。もしかしたら、雪霞狼は鏡花水月を元に創られた槍、なのかも知れない。

 

「――天を統べる青き龍よ。我の矛になる為、我に力を与えたまえ。汝、我を導き槍となれ。――稲妻の神槍(ライトニングスピア)

 

 凪沙が両手で握るのは、青龍そのものが武器となった槍。

 この稲妻の槍は、眷獣そのものと言っていい。そしてこの槍は、数万ボルトの稲妻により形成されているので、宿主以外の者が触れると身を焦がす。そして凪沙は、青龍の稲妻で、擬似的な神格振動波を生み出している。

 悠斗と凪沙は頷き、飛来する死神と対峙する。

 悠斗と凪沙は、ある死神は斜めから斬り付け消滅させ、ある死神は絶対零度と浄化の焔で留めを刺す。

 

「ッ!数が多いな」

 

「悠君っ。死霊魔術師(ネクロマンサー)を倒さないと永遠に死神は増え続けるよっ」

 

 悠斗も解っているが、容易に近づくことは間々ならない。

 最悪、死神に取り付かれて、守護を剥ぎ取られ、強制的に異境(ノド)へ閉じ込められるだろう。悠斗と凪沙は、極力死神たちとは接触をさけ、戦うしかない。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 冥駕が、背中から倒れ込む雪菜を見下ろす。

 

「第四真祖の前に、あなたからです」

 

 雪菜は先程まで、冥駕の零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)と刃を合わせていたのだが、霊力を封じられてしまえば、雪菜は非力の少女でしかない。なので、冥駕に圧されていくのは当然であった。

 

「かつて冬佳が救ったあなたを、私が殺す。――これも私に相応しい運命の皮肉か」

 

 ぼそり、と冥駕が静かに呟く。

 

「冬佳……様?あの人の名前を、あなたが、どうして……?」

 

「さようなら……神狼の巫女よ――冥餓狼!」

 

 冥駕が零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)を無造作に構え、その切っ先が雪菜の胸元へ吸い込まれる。――刹那、

 

「姫柊、逃げろ!」

 

 古城の背後からのタックルが、冥駕を吹き飛ばす。

 攻撃を中断された冥駕は、傷付いた古城を鬱陶しげに睨む。だが古城は、先程の冥駕の異境(ノド)の攻撃で、全身はズタズタであり、左腕は力なくだらりと垂れている。

 それでも、古城は雪菜を庇うように前へ出る。

 そんな古城を、冥駕は冷ややかに見据えて、ゆるりと槍を構えた。それは、獅子王機関の攻魔師だけしか知らない構え。

 

「駄目です、先輩!逃げて!」

 

「――冥餓狼!」

 

 冥駕が古城の懐に飛び込み、音も無く槍を振るう。

 この行動には、雪菜も古城も反応することが叶わなかった。そしてそれは、古城の心臓を刺し抜き、背中まで深々と突き刺さる。

 激しく飛び散った鮮血は、雪菜の頬を赤く濡らした。

 

「先……輩……」

 

 雪菜の喉が引き攣るように動き、声を絞り出した。

 古城の体が床に転がると、鮮血が止めどなく流れ出す。一般の吸血鬼なら、絶命している出血量だ。

 

「う……あ……ああああああああああああああぁぁ――っ!」

 

 雪菜は雪霞狼の柄を握り絶叫し、闇に包まれていた空間に眩い純白の閃光が染める。

 そして、雪菜の背から溢れ出した輝きが、巨大な紋様を空中に掻き出す。――その翼は、悠斗と凪沙に付与された、守護の翼と酷似している。僅かに異なる点と言えば、翼の枚数だろうか。

 

「馬鹿な……まさか、この力……!?」

 

 冥駕の唇が驚愕に歪む。

 不死身の筈の冥駕の肉体が白煙を噴き上げて焼け焦げ、零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)が撒き散らす異境(ノド)の浸食が、薄い硝子のように砕けて消滅していく。――雪菜の圧倒的な霊力に、零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)が無効化しきれないのだ。

 冥駕は閃光の中で目を細めながら零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)を構える。

 

「やってくれたな、獅子王機関っ!これがお前らの本当の目的か……!」

 

 傷付いた体を引きずるようにして、冥駕は雪菜に近付いて行く。

 雪菜は既に意識を無くしている。今なら冥駕は、雪菜を殺すことができるのだ。――否、殺さなければならないのだ。

 だが、零式突撃降魔双槍(ファングツァーン)を構える冥駕の耳に届いたのは、絶命したはずの古城の声だった。

 

焔光の夜伯(カレイドブラッド)の血脈を継ぎし者、暁古城が、汝の枷を解き放つ……」

 

 心臓を貫かれた筈の古城が、獰猛に笑った。

 雪菜の放った閃光が、古城から失われていた力を復活させたのだ。

 

「疾き在れ、五番目の眷獣、獅子の黄金――!」

 

 古城が召喚した黄金の獅子が、第零層と呼ばれていた空間を凄まじい閃光と衝撃波で薙ぎ払う。人工島の大地を揺るがす圧倒的な魔力。その黄金の輝きが、第零層の空間を飲み込んでいく。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 死神を全て消滅させ、死霊魔術師(ネクロマンサー)に向かう悠斗と凪沙はすぐさま異変に気付く。これは疑似天使、模造天使(エンジェル・フォウ)そのものだ。

 何故、このような力が発生しているのか解らないが、悠斗が危惧していた、第零層が崩壊するだろう。最悪、絃神島を破壊し得る力だ。

 

「ッ!?第四真祖の眷獣もかよ!――凪沙!」

 

「わ、わかってるっ!」

 

 悠斗と凪沙は圧倒的な飛翔で後方に跳び、武器を消し雪菜と古城たちの前に着地。

 既に雪菜が放つ閃光は光を失っている。雪菜を殺そうとする冥駕も、地鳴りのように金属の床が揺れ、立つこともままならないのだ。

 

「――紅蓮を纏いし不死鳥よ。汝の守護を解放し、今ここへ降臨せよ!」

 

 凪沙が詠唱を唱えると、凪沙の守護が解け、傍らに紅蓮の不死鳥が召喚される。

 

「朱君!翼で古城君たちを覆ってっ!」

 

 凪沙がそう言うと、朱雀は甲高く一鳴きし、朱い翼が古城たちを覆う。

 

「――氷結の絶壁(アイスウォール)っ!」

 

 悠斗が周囲に氷結を撒き、それが結界のように朱雀を覆うようにして、仮結界のように召喚する。これならば、朱雀の守護+氷結の結界なので、真祖の眷獣の攻撃を受けながらも守護することが可能になる。

 ――そして古城たちは、崩れた金属の床の下に落下し、第零層の下の階まで落ちていく。




凪沙ちゃんの感情が高ぶってる場合は、朱雀や青龍呼びですが、普段は朱君や龍君呼びです。
死霊魔術師(ネクロマンサー)に僅かな時間で守護(翼、体)に触れられる程度なら大丈夫ですが、長時間触られると守護が剥がされ異境に引っ張り込まれますね。なので、真祖(吸血鬼)にとっては相性最悪です。
それが複数となれば、もっと最悪です。悠斗たちはそんな奴ら複数を相手にしてました。
眷獣複数召喚(守護を除く)も考えていましたが、周囲の被害を考慮して召喚しませんでした(第四真祖の眷獣より被害大)。……まあ最終的に古城君が召喚してしまったんですが。

追記、古城は眷獣を召喚して雪菜を援護しようとしましたが、霊力が使えない雪菜に当たれぱ、雪菜は消滅してしまうので援護がままならない状況でした。

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