穂乃果の奇妙な冒険 ミューズオブヘブン   作:マキシマムダンガル

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私 高坂 穂乃果(こうさか ほのか)!
高校二年生!
今、私は何故か音乃木坂ではない場所にいます


第一章  ダイヤモンドは砕けない
杜王町に潜む黒い天使


「ここ、どこかなぁ、音乃木坂じゃあないよなぁ」

 

フラフラと見たこともない町を歩いていると、不思議な髪型の男の人がいた

 

「あの、すみませーん!」

 

大柄な男の人に声をかけると

 

「あ?何だお前?」

 

いかにも不良見たいな雰囲気を出していた

 

「あの、ここって、何処ですか?」

 

「はぁ?ここは杜王町だが」

 

杜王町?聞いたことないなぁ、新しく出来た場所かなぁ

 

「・・・」

 

男の人は穂乃果を足の先から頭の天辺まで舐め回す様に見た

 

「スタンド使い?にしては殺気を感じない、誰だ」

 

「私?私は高坂穂乃果!高校二年生!」

 

「へ?あぁ、俺は東方 仗助(ひがしかた じょうすけ)よろしくな」

 

「うん」

 

私は、不思議な髪型をした仗助君と仲良くなった

 

「あいつが、この世界に変化をもたらすだと?信じきれんな、少し試させてもらおう」

 

「ん?今、視線を感じたような」

 

そう思い、振り替えるが誰もいない

 

「何だったんだろう」

 

「おっと、すまねぇ、俺この後用事があるんだ、じゃあな」

 

「うん、バイバーイ」

 

手を振って彼を見送り、途方も無く歩き出そうとすると

 

「あんたが、高坂穂乃果ね」

 

聞き覚えのある声に振り向くと、そこにはにこちゃんがいた

 

「にこちゃん!どうしてここに!それより、良かったぁ、電車が分からなくて困ってたんだぁ。一緒に帰ろ」

 

そう言うがにこちゃんは聞く耳を持たず、こう続けた

 

「あのお方のご命令により、あんたを始末するわ」

 

にこちゃんは冷徹な目をして私を睨んだ

 

「にこちゃん?始末ってどういう」

 

「言葉通りの意味よ!ラブデラックス!」

 

にこちゃんがそう叫ぶと髪の毛が生き物の様に動き私に襲いかかった

 

「キャーー!!」

 

どうする事も出来ずしゃがみこむと

 

「ドラァァ!」

 

目を開けると仗助君が私の前に立っていた

 

「仗助君!?」

 

「大丈夫か?」

 

大きな声でそう言う、仗助君の横には紫色の人?がいた

 

「東方丈助、あんたには用はないわ。今は分が悪そうね」

 

そう言って、にこちゃんは黒い光に包まれ消えていった

 

「にこちゃん!」

 

どうしてにこちゃんが襲ってきたのか、全く見当も付かない。もしかして、この前、にこちゃんのプリンを私が食べちゃったから!?

 

「大丈夫か?随分顔色が悪いぞ?」

 

「うん、ちょっとね」

 

「そうだ、行く宛が無いなら家に来ないか?」

 

「いいの?」

 

「あぁ、家には誰もいないし、家でゆっくりするといい」

 

そうして、仗助君の家に泊めてもらう事になった

 

「ふぅ、何だか疲れちゃったな、布団もあるし、先に休もう」

 

そう言って布団に潜り込み吸い込まれる様に眠りについた。

 

次に目覚めるとそこは真っ黒な空間だった

 

「あれ?ここは、さっきまで仗助君の家にいたのに」

 

見渡す限り真っ黒で壁の様な物もない、すると

 

「やぁ、高坂穂乃果君」

 

背後から優しくも恐ろしい声が聞こえてきた

 

「誰!?」

 

振り向くと顔はシルエットの様に真っ黒で、でも高貴なオーラを放っている人物がいた

 

「あなたは?」

 

「私は君の味方だ安心してくれ」

 

脳にまで響いてくる優しい声に安心感を覚えた

 

「君の友達はとある人物によって操られている、それから解放させられるのは、穂乃果君、君だけだ」

 

「私がにこちゃんを助けられる?」

 

「君のスタンドを使えば解放する事が出来る」

 

「でも、私、スタンド何て出せないよ・・・」

 

「安心するんだ、落ち着いて今君が何をしなければ行けないのかを考えるんだ、そうすれば、自ずとスタンドが発現する」

 

「私が今、何をしなければ行けないのか・・・」

 

「さぁ、起きて矢澤にこを助けるんだ、辛い道になるが、それが最善の方法だ」

 

すると、その人は少しずつ消えていく

 

「ま、待って!あなたは一体誰なの!?」

 

「D、覚えておきなさい。そして、全てを思い出すんだ、辛くとも、その黄金の魂を持って!」

 

そして、急に強い光が放たれたと思うと、気が付けば仗助君の家にいた

 

「黄金の魂、それに思い出すって一体何を」

 

今はそんな事を考えている時じゃない、今はにこちゃんを助けるんだ!

 

「にこちゃんを助ける為には私のスタンドが必要なんだよね、でも、どうやって?」

 

私は考えた、どうやったらスタンドが発現するのか

 

「私のスタンド、黄金の魂、私はにこちゃんを、助けるんだ!」

 

その時、私の目の前に銀色の不思議なマークが書かれた人?が

 

「もしかして、これがスタンド」

 

見た目は女性の様な体つきで、独特な安心感を感じた

そして、私は頭の中でスタンドの名前を知った

 

「μ's!」

 

tobecontinue




不思議な運命に引き寄せられやって来た杜王町
そして、スタンドを発現させることに成功した穂乃果はにこを取り戻す為に勝負を挑むのだった

次回「矢澤にこは静かに過ごしたい」

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