鎮守府警備部外部顧問 スネーク   作:daaaper

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明日は間に合いそうにないので土曜日に投稿します

すいませんm(_ _)m


同行

 

14:00

防衛省に到着

車はそのまま中に入った

 

訓練が終わった後に5人には提督と同伴する事になった事を説明し

ティムには昨日のカメラ映像を用意させ、ウェーバーには一緒に来いといった

 

……女3人には怪我をさせなければ訓練は思い通りやっていいと言っておいた

帰った時には第5小隊と艦娘はタフになっているだろう

 

「ところで、何で俺がBOSS達と同行する事に?別に俺で無くても良かったですよね?」

「……お前かフォレストで悩んだがあいつはカウンセラーとして艦娘たちの面倒を見てもらいたかったからな。それに……」

「何です?」

「……あいつらがペーパーワークが好きだとは思えない」

「俺も好きじゃ無いです」

「お前は真面目だ、ミスはしない」

「……まあ適当に処理はしませんけど」

 

あと、女3人は手を出しかねない

……可能性は否めない

 

「私もペーパーワークは大っ嫌いだ。だが彼女達のためだ、少し付き合ってくれ」

「ええ、休暇が無いのが決まっている戦場なんて犠牲が増えるだけです」

「ああ」

 

 

ウェーバーの言う通りだ

基本、兵士達が戦えるのは自分の故郷を守る事が第一に来る

……まあ例外があるのも確かだが、基本そうだ

彼女たちの艦娘にも生まれ故郷は存在し、何より日本国を守りたい

それを力にして戦えているハズだ

 

だが国から拒まれたらどうなる

 

確実に士気は低下する

それどころか戦力の低下も考えられる

彼女たちは優秀だ

優秀な部隊は技術では無く、士気や感情などメンタルで成果が左右されやすい

ましてや心は少女だ……傷つきやすく繊細なハズだ、影響は大きいに違いない

 

「着いたぞ……まずは理解してもらわないとな」

『了解』

 

俺とウェーバーは提督に返事をし

防衛省に足を踏み入れた……暴れるのは厳しそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー鎮守府にてー

 

「……で、何で今日はこんなに多いの?」

「あんなことあったら皆来るわよ!」

 

いやね、確かにあんな大事件に関わっちゃったら関心は向くよ?

けどね・・・

 

「あの、空母の皆さんまでいらっしゃてますけど……暇なの?」

「いいえ、今日は長門さんたちに代理を頼んでますから私たちが暇なだけです」

「……赤城さん、だとしたらこの駆逐艦の数は____」

「何もする事が無くてきたんだ」

 

響ちゃん、遠征に行ってる娘もいるよ?

それに・・・

 

「昨日の事もあったんだし、もう少し休んだら____」

『嫌です!』

「……じゃあ他の娘は____」

『……………』

 

睨んでる睨んでる!チョー睨んでる!!

 

「別にいいんじゃないの、マーリン?」

「ええー」

「大変になったらティムも呼べばいいし」

「まあ入るならいっか」

 

 

だってねぇ・・・

 

ここにいる全艦娘51人のうち

 

遠征と第1艦隊の18人以外全員いるんだもん

あ、鳳翔さんと夕張が仕事してるから20人以外か

 

 

いくら何でも手間がかかるよ〜

ていうかここの弓道場も広いわ……

なんで全員動ける程度にスペースが余ってるの!

 

「けどどうするの、この人数?みんな一応経験はしてるけど、みんなが上手じゃないんだから」

「そうね……じゃあ今日は制圧じゃ無くて効率のいい逃げ方を教えない?」

「エアー!それよ!!」

 

それなら弓道場じゃ無くてもイケる!

 

「ハイみんな注目!」

 

なら早く説明しちゃおう

皆がこっちを見たのを確認して話す

 

「今日は流石に投げ合うには人数が多すぎるから、ちょっと違う事やるよ〜」

「ちがうって、なにするの〜?」

「簡単に言うと鬼ごっこ」

『鬼ごっこ!?』

 

うん31人全員が一斉に同じ事を言うと凄い迫力

なんか感動する

 

「ルールは簡単!

17:00まで私たち3人から鎮守府内で逃げ切ること

私たちはタッチして捕まえるんじゃ無くて拘束します」

「待って!……まさか気絶させるの!?」

「いや、流石にそれまずいから拘束して5秒数えても逃げれなかったらアウト」

「あ……ハイ」

 

なんか瑞鶴が引き下がった

 

「んで、流石にそれじゃ不公平でしょ?だから私たちを無力化する方法を1つ与えます!」

「……何でしょう?」

「シンプル!

方法はなんでもいいわ、私たちを転ばせて指を指して“ざまー”とか言えば無力化成功

全員共通の無線で知らせてくれればそれでいい」

「転ばせるって殴る蹴るもいいのか?」

「あ……うんいいけど」

「罰は何かあるの?」

「そうね……転ばした人にはアイスおごる。私たちがみんなを捕まえたら____」

 

 

「全員ヤルぞー!!」

 

『ウォー!!!』

 

 

「全員捕まえられると思うなよ!」

「摩耶ちゃん!?」

「そうね、体が熱くなって来ました」「上々ね」

「加賀さん?赤城さん?!どんだけ食べるつもり?!」

「全員散れー!」

『ヤー!!』

 

 

 

 

 

 

「……ちょっとマーリン、余計めんどうな事にしてどうすんの」

「ははは………ごめん」

「あーみんな、時間までに全員捕まったら私たちにアイスおごってね」

《了解です!!》

 

「……フォレスト、あんたも抜かりないわね」

「だって不公平だもの?」

「……顔が笑ってるわよ」

「さあ、さっさと始めましょう」

「……確かにもう全員逃げたわよね」

「じゃあスタート!」

 

まあ、ケガしなきゃ大丈夫!

無線機で連絡してさっさと行きますか!!


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