遊戯王GX レイヴンズ-鳥使い共   作:トランス・D

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今回から最終章、光の結社編です。



終章 鳥使い共の日々
last1羽 光と闇の決戦(棒読み)


「フフフフ……よく来たな、勇者ジュンコよ」

 

 

この世界の中心にある、覇王城の最深-その玉座に奴は待ち構えていた。

 

 

「覇王……十代!!」

 

 

長い長い旅路の果て、あたしはついにたどり着いた……この世界を支配する、覇王十代の元まで!

道中、旅の仲間達は全員消えてしまった。

魔法使いももえは隣国のサンダー王子と婚約して駆け落ちし、遊び人の吹雪は女を作って消えてしまった、あれ?誰一人……戦い関係ないじゃん……

 

 

「どうだ?世界の半分をお前にやろう。それとも我が伴侶となるか、選ぶがいい!」

 

「とーぜん!あんたをぶっ飛ばし……って妃ィィい!!?」

 

「ああ。ここまでの旅路を、このハネクリボールの力で見物させてもらった。我が配下の悪魔達をことごとくハリセンで倒す様は、一周回って爽快だった…つまり!貴様に惚れたのだ!!」

 

「え、ちょ、ま…」

 

「ちょーっと待ったぁぁぁぁ!!」

 

 

人が状況についてこれない中、覇王城の最深部にもう一人の勇者が現れた!

 

 

「貴様は……勇者ジュンコの弟、フェニックス☆江戸!!」

 

「覇王十代!貴様のような悪の源のような奴に、我が愛しの姉さんはやれんなぁ……何故なら!僕がもらうからだ!!」

 

「ええええええっ!?あんたまで何言ってんじゃー!!?」

 

「さぁ姉さん。今こそ覇王を倒し、二人でハネムーンに行こう!!」

 

「そうはいくか!勇者は俺が頂く、そして二人で世界を闇へ染めるのだ!!」

 

 

「やめてぇ……あたしのために争わないでぇ……なんて、なるかぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

《クルックー》

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

出歯亀姉さん。

 

 

 

「ふぅー……なんだ、夢か……」

 

「朝からどんな夢みてんですか……」

 

「あ、セラちゃんパイセンおはよー。あたし、なんか言ってた?」

 

「「妃ィィィい!?」とか言ってましたね……お蔭で目が覚めました」

 

「なんか、ごめん……」

 

 

 

 

エド対セラちゃんの翌日、あたしらはエドのクルーザーで優雅な朝を迎えていた。いや、朝チュン展開とかじゃなくてね?

 

 

「要点はしょり過ぎなので最初からお願いします」

 

 

あっ、はい。ついに地の文にまでダメ出ししてくるようになったわねこのパイセン……

えーっと。前回の幕間でセラちゃまがエドにしたお願いとは、あたしが彼を訪ねた利用と同じモノでした。

それは、オベリスクブルー全般.……女子寮までもすっかりホワイトに染まってしまっていたことにある。

あのロ○ット団二人の侵攻は恐るべき速さで進んでいたのだ。

久々に自室に戻ってまったりしよう……ってこんな状態で出きるかーボケー。廊下歩いてるだけで勧誘が飛んでくるのよ回り敵だらけじゃん。

ってなワケで、最初はレッド寮に避難させてもらおうと考えてたけど……こっちはこっちで十代がガンガン攻めて来て落ち着かない。つーかいきなり()奪われて冷静でいられるわけないでしょ!バカなの!?十代しばらく合わないうちに何やってたのちゃっかりユベル憑いてるし、もう4期じゃん!二十代じゃん!正直最高です……じゃなくて!

 

 

「ん……おはよう姉さん、セラ君も」

 

「あ、おはようございます。昨夜はよく寝れました?」

 

「甲板でまともに寝られるわけないだろ……ヘックション!!」

 

「アハハ……コーヒーでも淹れるわね」

 

 

そんなこんなで同じく女子寮にも居場所が無く、レッドに居たら居たで多大なストーカー行為にあって落ち着かないセラちゃんパイセンと二人で、エドのクルーザーに居候させてもらう形になりましたとさ。

 

 

「お願いしたした分際でアレですが、同室は問題かなって……姉さんもいますし」

 

「ん?あたしならむしろそのコを抱き枕にして寝れるけど?枕田だけに」

 

「「……はっ??」」

 

「ゴメンナンデモナイワスレテ」

 

 

言えない、実はけっこうブラコンだった。だなんて言えない…いや、むしろ、もう会えないハズだった弟に再会(?)出来てうれしかないわけないじゃん?虚弱病弱最弱ショタだったコがこんなイケメンイケボになるとは思いもよらないじゃん??ハッハッハ、マジ世話焼きてぇ……半分それが理由で押し掛けたんけどね?本人には内緒だぞ!

 

 

「ほぉ~ぅ、女性を二人も部屋(?)に連れ込むとは…やるようになりましたねェ、エ~ドォ~」

 

「お前……斎王!?」

 

 

うわぁっ!?ビックリしたー……この人、いつの間にかあたしが淹れてる最中だった、コーヒーポットを掠めとった上に自分でティーカップに注いで優雅にソファーに腰かけて飲んでいやがる...だと…!?

 

 

「えっ、この人いつからいました?」

 

「ククククッ、ご挨拶が遅れました。枕田ジュンコさんに藍神セラさん……わたくし、エドのマネージメントを生業としている、転校生の斎王琢磨とゆうモノです。どうか、お見知りおきを……」

 

「ああー、貴方が本来のマネージャーさんの!どうもご挨拶が遅れました。しばらく代理を勤めさせていただきました、枕田ジュンコと申しますぅ~」

 

「これはこれはご丁寧にどうも」

 

「あっれー?ここはどうみても怪しむところですよ!?」

 

「(そーいえば親戚の集まりとかは猫被っていたな……)」

 

 

おっかしいわね…なんだかこの人は警戒しなきゃいけない気がするんだけど口が勝手に…そもそも光の結社って……いけない、頭に靄がかかったような感覚が……

 

 

「斎王、今のは……精霊(スタ○ド)能力か!」

 

「「えっ?」」

 

「クククク……流石にわかったか、先日強力な精霊力(ス○ンドパワー)を手にする機会があってねぇ……せっかくだから親友の君に、真っ先にお披露目に来たのだよ!THE・WORLD!!」

 

 

なんか聞き覚えがあるようで無い単語を口にした瞬間……彼の身体から、巨大な精霊(スタ○ド)が出現した!?

 

 

「クッ……ダイヤモンド・ガイ!!」

 

 

そしてこちらも対抗して精霊(○タンド)を出現させた!

 

 

 

『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄』

『ドララララララララララララララララララララララ』

 

 

そしてなんか殴り合い始まったー!!?

 

 

 

『無駄ァ!!』

 

「『グハアッ!?』」

 

 

エド LP4000→2100

 

 

「急にエド君がふっ飛びましたけど!?」

 

「馬鹿な……僕がラッシュで競り負けるだと……」

 

「フゥン……やはり君のダイヤモンド・ガイとわたしのTHE・WORLDでは、同系統の精霊(スタ○ド)といえど圧倒的にパワーはこちらが上のようだ。少々がっかりだよ.…そしてこれがTHE・WORLDの真の能力!時よ止まr

精霊精霊(スタ○ド○タンド)うるさいわぁぁぁぁ!!」

 

「ぐあああああああっ!!?」

 

 

SE<チュドーン。

 

 

やべっ……いい加減五月蝿かったから思わず、隠しておいたハリセンでツッコんじゃったけど、力籠め過ぎてクルーザーぶちぬいて派手にぶっ飛ばしちゃった。てへ。かくなる上は……

 

 

「よっ、よくも船を壊してくれたわねっ!ちょっとあいつに修理費請求してくるわ、お金持ってそうだし!!」

 

「風穴開けたのは姉さんのツッコミが原因ですよね!?」

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

彼は、斎王琢磨は理解が追い付かなかった。

確かに警戒はしていた……正位置の塔(ザ・タワー)。あの女を占った時に出たカードだ。

意味は、悲嘆、逆境、困難、等々……つまり彼の障害になると、あらかじめ予知していた。

遊城十代を支配下に置くために、エドのデッキに仕込んでいた彼の力が……彼女に及ぶハメになるとは想定外だったが、結果オーライともとれた。どの道彼女にも光の洗礼を浴びせるつもりだったのだ。

 

 

「(だが……この状況はなんだ?)」

 

「だいたいねぇ……いくら友達だからって、いきなり不法侵入した上に殴り合いの末に器物破損ってどうゆうつもりなんですか?親しき仲にも礼儀ありでしょコノヤロー」

 

 

説教だ。説教を受けている。己が支配下に置くつもりだった人物に、港の石畳みの上に正座をさせられて説教を受けているのだっ……!

 

 

「いえ、確かに彼と久々に会い少々はしゃいでしまいましたが、そもそも風穴は貴女が私を…」

 

「言い訳無用ォ!!」

 

「はいぃっ!!」

 

 

「(馬ァ鹿ァな……我が精霊(スタ○ド)、THE・WORLDは確実に発動し、わたし以外の人間の「時」はわすか数秒の間だが、確実にとまっていたはず……まさか!エドとのじゃれ合いで、万丈目準と浜口ももえから奪った大量の精霊力(○タンドパワー)が切れたのか……!?)」

 

 

「フ。意味がわからないと言った顔だな、斎王……君の精霊(○タンド)がどんな能力を持っていようが関係ないんだよ」

 

「エド!?意識が戻ったのか!それに関係が無いとはなんだ!!」

 

「フフン。相手が誰だろうと関係ない、「ボケているのなら、神様だってツッコんでみせる」それが姉さ……じゃなくてジュンコさんだ!」

 

「アンタは、おとなしく、寝てろォ!!」

 

「バリゼンッッ!!?」

 

 

エド LP2100→0

 

 

「エド君ーッ!?姉さんがトドメ刺してどーするんですか、そしてそのハリセン威力高すぎませんか!!」

 

「ご、ゴメン……」

 

 

その威力は観るモノを驚愕させる。アカデミアの港には、コンクリートでできた船庫件ヘリポートがあるが……その外壁に今2つ、新たなクレーターが生まれたのだ。この少女のツッコミによって!

 

 

「出来てねーよ、そんなにコンクリはやわじゃねーわよ。このナレーションさっきからうざいけどなんなの煽ってんの?あたしを煽ってんの??」

 

 

「(なんとゆう破壊力だ。これがブルー四天王筆頭(物理)【電光の惨劇(ツッコミ)】の枕田ジュンコ。アホみたいな会話でごまかされるが、私やエドのように1級の決闘筋肉(デュエルマッスル)があるならまだしも、一般人が喰らえば下手をすれば死人が出るレベルだ……我が制止した時の世界にも干渉するとは……やはり、ここで潰して置かなくては)」

 

 

「どうです枕田ジュンコさん。ここはひとつ、私とデュエルしていただくとゆぅのは……」

 

「え、なしてこの話でそうなんのよ。まずは弁償でしょベンショー」

 

「し、しかし貴女の過剰防衛にも、多少の非はあると思うのです。ここは私とデュエルして頂いて、貴女が勝てば全額こちらで負担する。ではいかがかな?」

 

「えー……」

 

 

ジュンコは一時光の洗礼(笑)を受けている影響で、斎王に関する都合の悪い記憶が抹消されている。しかし、彼女の本能が「やだ、こいつ胡散臭い」と警戒音を鳴らしているのだ。が、その時!

 

 

「そこまでだ!可憐な女子に迫る不審者め!!」

 

「むっ、何奴!!」

 

「こ、この声は……」

 

 

「とおぅ!!(ジャンプする時のかけ声)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我が名は、謎のヴィランD(ダークネス)!学園の平和(主に女性)を守る、闇よりの使者だ!!」

 

「謎のヴィランD(ダークネス)だと!?」

 

 

高い所からジャンプして現れたのは、漆黒の衣となにやら厨二くさい仮面をつけた謎の男……謎の……

 

 

「っっっって、なぁにが謎のヴィランDじゃぁぁぁぁぁぁぁ!どっからどう見ても馬鹿(師匠)やないかーいっっっ!!」

 

 

師匠(バカ)だった。いつものダークネスの格好した天上院吹雪様(最バカ筆頭)だった。

 

 

「ノンッ、俺は謎のヴィランD!君の知っている人物・団体とは一切関係ありませんっ!!」

 

「やかましいわ!正体隠す気ならせめて装備を変えてきなさいよ!!お気に入りか?ひょっとしてお気に入りなのかコノヤロー!!」

 

 

「謎のヴィランD…いったい何者なんだ……」

 

「私の前でダークネスと名乗るなど中々洒落ていますねぇ……」

 

 

嘘でしょ!?わかんないのこの二人っ!!?

 

 

「し、初対面だからなんですかね……」

 

 

良かった、セラちゃんパイセンは正常だ。むしろ正常な人間が少なすぎて辛い。

 

 

「とにかく俺っちが来たからにはもう安心だ、レディ。ここは私に任せて下がっていなさい」

 

「せめてキャラ安定させろや!ブレッブレじゃんなによ「俺っち」って!!」

 

 

「ほぉう?私はあくまで紳士的に、彼女をお誘いしただけだとゆぅのに……不審者呼ばわりとは随分な言い方ですねぇ!!」

 

「むしろこっちの方が不審者までありますよね....」

 

「フッ、君からはいけない匂いがプンプンする。そんな障害からレディを守るのが正義のヴィランの役目とゆうもの……」

 

 

いや、矛盾してません?正義のヴィラン(悪役)っておかしくありません?

 

 

「どぉぉぉしても邪魔をするとゆうのなら、貴方から先に片付けさせて頂きますよぉぉ!!」

 

「いいだろう!いざ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「5メガネ!」

 

「「……えっ?」」

 

 

突然斎王様は、懐から5本のメガネをとりだして、床に並べた!

 

 

「なんの、菜箸!!」

 

「「はっ?」」

 

 

ばかは、しんぴんのさいばしをくりだした!!

 

 

「馬ァ鹿ァなフェイントだと!?ならこのところてんは、もう使えない……」

 

「そしてこの午後の紅茶で俺のコンボは完成する……」

 

「しまった!闇のコンボか!!仕方ない、ここでハンカチを発動ォォォ!!」

 

「馬鹿な2枚もだと!?こいつ正気か!?」

 

「食らえクイックルワイパァァァァァァ!!」

「チィィィィィ!!」

 

 

ダークネス LP4000→0

 

斎王 LP4000→0

 

 

 

 

 

 

「フ。一回戦は引き分けだな」

 

「だが今の戦いで、俺はペプシを3本手に入れたぞ」

 

 

……なにこれェ。

 

 

「ダークネスの紅茶がミルクティーでなければ僕達は死んでいた……」

 

「そーなの!?」

「エド君はむしろわかったんですか!!?」

 

「ん?だって当たり前だろう?デュエリストなら」

 

 

わかんねーよっ!何一つとしてわかんねーよっ!!

 

 

 

「ククク、この私にここまで渡り合うハ○ケリストがいるとは…別の形で出会いたかったものですね」

 

「ああ、残念だ

「あんたらの頭がね!」

 

我らは光と闇、どこまでいっても平行線。混じり合うことは決してない……」

 

 

 

なに言ってんだこいつら。もう本気で疲れてきたんですけど……

 

「負けないで姉さん!あなたが倒れたら本気で誰がこの状況まとめるんですか!」

 

「セラちゃん任せた……」

 

「無理ですぅっ!!」

 

 

「それでは2回戦を始めます」

 

 

「ええ」

「いつでも来い」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

斎王 LP4000

 

謎D LP4000

 

 

 

「そして何事も無かったかのようにデュエルに入ったー!!?」

 

 

「先行は私ですね、ドロォォー!!」

 

 

斎王、斎王……駄目ね。どーしても思い出せない、なんか光関連のデッキを使ってたようなそうでも無いような。

 

 

「まずは魔法カァード、カップ・オブ・エース!この効果により

「ストップだ!」

 

「当然正位置ィ!2枚ドロォォー!!更に永続魔法、神の居城ヴァルハラを発動ォ!手札から、我が光の尖兵を特殊召喚する!!」

 

「ならばその効果にチェーン発動、幽鬼うさぎ!このボールを相手の表側魔法・罠にぶつけることで、それを破壊する!」

 

兎『ボール!?ボクボールって言われた!?』

 

「なぁぁらば!手札から朱光の宣告者(バーミリオン・デクエアラー)の効果を発動!このボールと手札の適当な天使族をあなたにぶつけることにより、それを無かったことにする!」

 

「あんたらさっきから説明が雑過ぎでしょ!!?」

 

 

謎Dの右手から放たれた渾身のうさぎは、斎王さんの流れ球により弾かれて何処かへ行ってしまった……

 

 

 

「だったら更にチェーン!増殖するG!忌み嫌われるこの効果により、君の特殊召喚の度に1枚ドローする!」

 

「いいでしょう……時すでに遅し!ヴァルハラの効果により、アルカナフォースのラストナンバー.アルカナフォースXXI・THEWORLDは降臨する!!」

 

 

アルカナフォースXXI(トゥエンティーワン)・THEWORLD ☆8 ATK3100

 

 

「クッ、1枚ドロー!ルーレットストップ!」

 

「勿論正位置ィ!!更に手札から永続魔法カード、ブリリアント・フュージョン!ジェムナイト・ラズリーとEm-トリック・クラウンを素材にジェムナイト・セラフィを融合召喚し、墓地へ送ったトリック・クラウンを自身の効果で蘇生!」

 

 

《ジェムナイト・セラフィ》☆5 ATK2300→0

 

《Em-トリック・クラウン》☆4 ATK1600→0 

 

 

斎王 LP4000→3000

 

 

「更に2枚ドロー!」

 

「無駄無駄無駄無駄無駄ァ!すでに私の勝利は決まっているのですよ!!THEWORLDの正位置の効果!私のモンスター2体を生け贄に……相手ターンを1回スキップする!!」

 

 

「はぁ!?」

 

「なんですかそのふざけた効果は!!」

 

 

「2体のモンスターを生け贄に……時よ止まれぇ!THE・WORLD!!」

 

 

周りが暗転したーっ!?エフェクトが完全に○ョ○ョなんですが! 

 

 

「クソッ……」

 

「再び私のタァーン!魔導戦士ブレイカーを召喚!魔法カウンターが乗り攻撃力がアップ!」

 

 

魔導戦士ブレイカー ☆4 ATK1600→1900

 

 

 

んっ、ブレイカー?確かに汎用っちゃ汎用だけど。

 

 

「バァトォルです!ブレイカーで貴方にダイレクトアタック!マナ・ブレイク!!」

 

「ぐおおッ!!」

 

 

謎D LP4000→2100

 

 

「斎王の奴、いつの間にこんな恐ろしいコンボを……」

 

「ターンを回さずに勝つ、実質先行ワンターンキルじゃないですか!」

 

 

「これでフィニッシュです!THEWORLDの攻撃!」

 

「っと、待ったぁ!ブレイカーとの戦闘終了時、モンスター効果発動!」

 

「何ィ!?」

 

「来い、冥府の使者ゴーズ!そしてその妻カイエン!!」

 

 

冥府の使者ゴーズ ☆7 DEF2500

カイエントークン ☆7 DEF1900

 

 

「ゴーズは場にカードが無いとき駆けつける、正義のヴィラン!そしてその妻カイエンのステータスはぼk、じゃなくて俺が受けたダメージ量に匹敵する!」

 

「いや、無理して一人称変えなくていいから……」

 

 

ともかく良かったぁ。せっかく帰って来たのにいきなり退場!とかにならなくて……って、別にあの馬鹿自体はどうでも良いんだけどね!?

 

「(誰に言い訳してるんでしょう…)」

 

 

「おのれぇ!私の洗礼をそんな悪魔共で防ぐとはぁ!……ま、貴方の運命は今のところ見通せませんからね、こんなこともあるでしょう。ひとまずゴーズを攻撃!オーバー・ザ・カタストロフ!!」

 

「流石に放置しないか、すまないねゴーズ……」

 

「カードを2枚伏せ、ターンエンド。さ、貴方のターンですよ」

 

 

斎王 手札0 LP4000

 

THEWORLD(ATK3100)

魔導戦士ブレイカー(ATK1900)

神の居城ヴァルハラ(永続)

セットカード

セットカード

 

 

 

「俺のターッッン!ドロー!」

 

「ひとまずしのいだが、斎王の場には最上級モンスターが残っている。あの仮面の男はどう突破するか……」

 

「まぁ~……心配いらないんじゃない?」

 

「ですよねぇ……」

 

「ん??」

 

 

「まずは七星の宝刀、レベル7のカイエンを除外し、2枚ドロー。そしていつもの紅玉の宝札発動!手札の真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)をコストに2ドロー、デッキから黒炎竜を墓地へ!」

 

「なっ、真紅眼(レッドアイズ)だと!?とゆうことは……」

 

 

これで正体もわかるわよね……面識無くても社長とTV出たりしたことあったから.……ってやば!あっち(前世)での関連性忘れてた!!

 

 

「……かなりの玄人向けデッキだな。いちいち高価なカードだから使用者が少なすぎて全容はつかみにくいのだが。僕のカードバンクにも確かほとんど無いぞ」

 

 

わがらんのがいっ!

あの仮面には正体がばれないような呪いでもかかってんの!?……そーいや明日香すら、最初気づいてなかったわね。

 

 

「ククク……知っていますよぉ。かのダークネスメタルドラゴンが禁止になり、大幅にデッキパワーが落ちたそうじゃないですか……そんなデッキで私に勝つつもりですか?」

 

 

そーだったわね、こっちの世界じゃほとんど出回ってないのに禁止とか……ほとんど海馬社長の嫌がらせじゃね、気のせい?

 

 

「魔法カード闇の量産工場。墓地の2体の真紅眼達を手札へ…フフッ、それは使ったことの無い人間の意見だ。来い、竜魔導の守護者!!」

 

 

竜魔導の守護者 ☆4 ATK1800

 

 

「モンスター効果発動!手札1枚を捨て、融合を手札へ!ただしこのターン、融合モンスターしかEXデッキから出せなくなる。更に第2の効果発動。EXデッキの真紅眼の黒刃竜(レッドアイズ・スラッシュドラゴン)を公開し、その素材モンスターである今捨てた真紅眼の黒竜をフィールドにセット!」

 

「あいつも融合か!意外に気が合いそうだな……」

 

「そ、そうですかね?」

 

 

言えねぇ……「生前はあんたが大キライだった奴よ。」

なんてとても言えねぇ……いや、そーいった意味ではある意味なついてたかな?

 

 

 

「永続魔法、補給部隊を発動。モンスターが破壊される度に1枚ドロー出来る。魔法カード融合発動!竜魔導の守護者と、手札の黒炎竜を融合!現れろ!ヴァレルロード・F(吹雪)・ドラゴン!!」

 

『グオオオオオッ!』

 

 

ヴァレルロード・F(フュリアス)・ドラゴン ☆8 ATK3000

 

 

「いやちげーだろォォォォ!?初めて観る奴だけど絶対そんな名前じゃないことだけは確かよ!!」

 

 

てか自分で正体名乗ってんじゃん、隠してる意味ゼロじゃん!!

 

 

「何ッ、僕のためにあるようなドラゴンではないのか!?」

 

『ガウガゥ(いえ、気のせいです)』

 

 

「あいつ、モンスターと心を通わせている……出来るっ」

 

「エド君の評価やけに高いですね!?」

 

 

「融合召喚ですか、ではこうしましょう。リバースカード発動!永続罠カード、大捕り物!!」

 

「何っ」

 

「貴方のドラゴンを対象に発動、そのコントロールを奪う!!」

 

 

THEWORLDの生け贄の確保と相手の妨害、その両方を兼ね備えた罠ってコトね。流石に強かかも。

 

 

「クソッ、奪われるくらいなら仕方ない!フュリアス・ドラゴンの効果!自分と相手フィールドのカード1枚ずつを選択して、それらを破壊する!自身とTHEWORLDを破壊!!ついでに補給部隊で1枚ドローッ!」

 

 

『ガウガーッ(出落ちーっ)!?』

 

ちょっと可哀想……フリーチェーンのスクラップ・ドラゴンみたいな効果か、それがあるから補給部隊なんて採用した訳ね。

 

 

「ほほぅ……ですがこれであなたは攻め手を失いましたね」

 

「まだだっ!セット状態の黒竜をリリースし……真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)を特殊召喚っ!!」

 

 

真紅眼の闇竜 ☆9 ATK2400→3600

 

 

「闇竜の攻撃力は、墓地のドラゴン族の数×300アップする!」

 

「攻撃力、3600!」

 

「おお、懐かしい……」

 

「このモンスターは手札、またはフィールドの真紅眼モンスターをリリースして特殊召喚が出来る!!セット状態でも無関係さ!!」

 

「見通してると言っただろう!罠カード発動ォ!!」

 

「ッ、まだあるのか!」

 

「黒魔族復活の棺!!」

 

 

…………ファッ!?

 

 

「あなたの真紅眼の闇竜と、私のブレイカーを生け贄に……ハハハハハハハッ!いでよっ、最上級魔術師(ブラック・マジシャン)!!」

 

『フンッ』

 

 

ブラック・マジシャン ☆7 ATK2500

 

 

「「ええええええっ!ブラック・マジシャン(ですかぁ!!?)」」

 

 

「ククククククッ、せっかくデュエルの機会を頂いたので、存分に楽しんで頂きたい……これから始まる悪夢のショーをねェ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

続け。

 

 

 




馬鹿共のやりとりが意味☆不明だった人はボボボーボ・ボー○ボの6刊をチェックだ!



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