※デュエル構成に致命的なミスがありました、修正が難しいレベルなのでその場の勢いで流してくれると幸いです。
前回のあらすj……「ってコラァー!あらすじもクソもないでしょーが何ヵ月ぶりの更新じゃいこんのウス○トンカチ!!」
「ジュンコさん!気持ちはわかりますが初見の人がとっさに「戻る」を押しちゃうような発言はやめて下さい!」
「るっさいわ!前回の内容どころか本編全部忘れられてんだろコレェ!!」
「そこは全編読み返して頂くチャンスと……」
「そんな暇人、いるかー!!はい!↓から本編!!」
《クルックゥ》
「あの時は、すまなかった」
「まぁ・・・実害は無かったのでいいですけど」
あたしは、枕田ジュンコはとっさに身を潜めた。
ある理由から、夜にエドのクルーザーを訪ねようとしたら、ヘリポートの影で二人がコソコソ話ているのが聴こえてしまったのである。
二人とは、
「しばらく僕は、この学園を拠点にする」
などと宣言し、クルーザーを寮替わりに住み着き始めた、実は我が弟の転生体だったエドと
「姉さんがいない間、誰が皆さんの面倒(ツッコミ)を看てきたと思ってるんですか!!!」
すっかりポジションが定着したらしい、見た目は子供、頭脳その他は大人?のキモカワ好き合法ロリ魔王こと、属性多すぎなセラちゃまパイセンである。
あたしがエドに負けて理性蒸発(よくわからん)してる間の記憶は曖昧だが、何故かあのこのコらはよくメールのやりとりをしていたらしい、仲良しかよ。だがこんな夜中に密会なんて・・・ハッ、まさか!!?
「それで、これまで交換した情報の要点をまとめると・・・」
「僕達は、パラドックスを名乗る男に利用されていた可能性が濃厚な訳か」
違ったわ。出歯亀展開とかじゃ無かったわ。姉さん(元)これにはガッカリしたような安心したようなフクザツな気分です。しかし、あの二人からパラドックスの名前がでるなんて・・・
「そうですね。わたしの兄さんが闇のゲームに負けてヒロインしてたのも、貴方がダークヒーロー(爆)を気取って夜な夜なデュエリスト狩りをしてたのも、わたしが恥ずかしい格好で闇のデュエリスト(笑)してたのも全部、彼の仕業では」
「ああ。僕が最初に君に挑んだのも、この島に諸悪の根源がいるとリークが・・・」
どうやら、かのパラドックスさんは、あたし達を消すために方々裏で動いていたらしい。いやでも恥ずかしい格好で闇のデュエリストしてたのはセラちゃまの意思じゃね?結構ノリノリだったんじゃね?とツッコミたいが、あたしの存在がばれてしまうので黙っておこう。
「とりあえず約束通り、」
「ああ・・・」
「「デュエル!!」」
エド LP4000
セラ LP4000
っていきなりデュエル始まったーっ!?
「リベンジしたいと言ったのは僕の都合だ、先行は・・・」
「貴方からどうぞ?わたしは壊す側のが好きですから」
「フン、後悔するなよ?僕のターン、ドロー。まずはデステニー・ドロー発動。手札のドレッドガイをコストに2枚ドロー。そして魔法カード、フュージョン・デステニー発動。このカードは従来の融合とは違い、デッキの「D-HERO」を素材に融合出来る。ディアボリックガイ、ダッシュガイ、ディスクガイの3体で融合!ドミネイトガイを融合召喚。ドミネイトガイ、エフェクト発動!自分のデッキの上から5枚をめくり、好きな順番で入れ替える。ダイヤモンドガイ召喚。デッキの一番上のカードをめくり、魔法カードならエフェクト発動が確定する。魔法カード、終わりの始まりの発動が確定した。カードを2枚セットしエンドフェイズ、フュージョン・デステニーのエフェクトでドミネイトガイが破壊。ドミネイトガイのエフェクト発動。セメタリーからディアボリックガイ、ダッシュガイ、ディスクガイを特殊召喚。ディスクガイのエフェクト、セメタリーからの復活に成功したので2枚ドロー。手札から速攻魔法、マスクチェンジを発動。ディスクガイを素材にダークロウを変身召喚!ターンエンドだ」
エド 手札3 LP4000
M-HEROダークロウ ☆6 ATK2400
D-HEROダイヤモンドガイ☆4 DEF1600
D-HEROディアボリックガイ☆6 DEF800
D-HEROダッシュガイ ☆6 ATK2100
セットカード×2
いや、なげーだろぉぉぉぉ!!あのコは初ターンぶん回さないと気がすまないんかい!?ドミネイトガイとか初登場なのにステータスの紹介も無しに自壊したしダークロウとかちゃっかり持ってるし!!!
「わたしのターン、ドロー。まずは手札から罠カード、無限崩影!ダークロウの効果を無効にしますね?」
「フィールドににカードが無い時、手札から発動出来る罠カードか・・・いいだろう」
ガチ勢!このパイセンガチ勢!!
「では次に影衣融合発動。デッキのシャドール・ドラゴンと超電磁タートルを素材に、エルシャドール・ネフィリムを融合召喚!」
《エルシャドール・ネフィリム》☆8 ATK2800
出た。そいえばシャドール持ってたわねこのパイセン……
「ネフィリムの効果、ドラゴンの効果をそれぞれ発動。シャドール・ビーストを墓地へ送り、ドラゴンの効果でダークロウを破壊。ビーストの効果で1枚ドロー。バトル、ネフィリムで攻撃」
「リバース罠カード戦線復帰、チェーンして永続罠D-タクティクス発動。逆順処理。ドレッドガイを復活させエフェクト発動。「D-HERO」への戦闘ダメージを0にする。D-タクティクスのエフェクト発動。レベル8の最上級D-HEROを特殊召喚した際、フィールドのカード1枚を除外できる、ネフィリムを除外!」
《D-HEROドレッドガイ》☆8 ATK?→4300
「姑息な手を……メイン2、カードを3枚セット。」
セラ LP4000 手札2
セットカード3
すげー淡々とやってますね、まぁ普段のデュエルがギャラリーとか?茶番フェイズとか含めて間延びしてるのを考えるとこれくらいのが……って、誰のツッコミが間延びの原因だこらー。
「ドロー。スタンバイフェイズにD-タクティクスのエフェクト、「D-HERO」達の攻撃力が400アップ。ダイヤモンドガイのエフェクト発動。デッキトップの魔法カード魔法石の採掘、発動が確定。前のターン確定した、終わりの始まりのエフェクト発動、3枚ドロー」
「待った!罠カード精霊の鏡!!プレイヤーを対象とするカード効果はこちらがコントロールします!よってわたしが3枚ドロー…へ?」
精霊の鏡て!センス遊戯さんですかピンポイント過ぎるわセラちゃんパイセン!!……ドローカード悪かったのか表情が硬いわね。
「フン。ならばダイヤモンドガイ、ダッシュガイ、ディアボリックガイの3体をリリースし、ドグマガイを召喚。D-タクティクスのエフェクトで伏せカードを除外。」
「ならば対象のカードをチェーンして発動。罠カード、方界合神!手札のクリムゾン・ノヴァ3体を融合!!暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ!!」
《暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ》
☆12 ATK4500
ドローカードクリノヴァ3枚て、社長か!青眼3枚固まってた社長か!!あーめっちゃ声出したい……
「ほぅ、攻撃力4500か。だが相手が悪かったな?セメタリーのディアボリックガイを除外し、エフェクト発動。ディアボリックガイをデッキから特殊召喚。V・HEROヴァイオンを召喚し、エフェクト発動。シャドーミストを墓地へ送り、シャドーミストのエフェクトを発動させる。ディバインガイを手札へ加える。ヴァイオンの第2エフェクト、ダークロウを除外し、融合を手札へ加え、発動!ヴァイオン、ディバインガイ、ディアボリックガイの3体を融合!カモン!V・HEROトリニティ!!このモンスターは融合召喚したターン、攻撃力が倍になる!」
《V・HEROトリニティ》☆8 ATK2500→5000
「あなたもトリニティ?変な所で張り合わないで下さい!!」
「別に張り合ってないだろ!?手札から墓穴の指名者を発動し、君のセメタリーから超電磁タートルを除外。さぁバトルだ!トリニティでアタック!」
やっぱ仲良いだろあんた達。しっかし我が弟(元)ながら容赦ないわねー……
「リバースオープン!罠カード、マジカルシルクハット!デッキから方界業、方界合神を選択し、暗黒方界神を含めてモンスターとしてセット!」
また遊戯さん罠……ってデカッ!?邪神さんがデカイから、それを隠すシルクハットも無駄にデカッ!!
「残念だがトリニティはモンスターに3回攻撃が可能なエフェクトを持っている。全て粉砕しろ!トリニティー・クラッシュ!!」
「うぅ……トリニティがこんなにあっさり倒されるなんて・・・」
わかんない!両方トリニティだから字面だけじゃわかんない!!
「けど、トリニティが入っていたのが最後のシルクハットで助かりました。墓地の方界合神の効果!方界モンスターが場を離れた場合、このカードを除外して発動。デューザをデッキから特殊召喚!召喚時の効果で方界合神を墓地へ!」
《流星方界器デューザ》☆4 DEF1600
「フン、ならばドグマガイで追撃!デス・クロニクル!!」
「デューザが破壊されたので再び合神の効果!2体目のデューザを特殊召喚し、方界降世を墓地へ!」
「しぶといなきみは!ドレッドガイで追撃!プレデター・オブ・ドレッドノート!!これでデューザは全滅だ!!」
(デューザ、ありがとうございます……)
「メイン2でカードを1枚伏せる、僕はこれでターンエンドだ。」
エド 手札0 LP4000
《D-HEROドグマガイ》☆8 ATK3400
《D-HEROドレッドガイ》☆8 ATK3800
《V・HEROトリニティ》☆8 ATK5000→2500
《D-タクティクス》(永続)
セットカード
「わたしのターン、ドロー!」
「スタンバイフェイズにドグマガイのエフェクト、ライフアブソリュート発動!君のライフを半分にする!!」
LP4000→2000
「くぅ!?・・・フフフ、ありがとうございます」
まさかセラちゃま、Mに目覚めた!?
「違いますぅ!まずは今引いた速攻魔法、ツインツイスター発動!手札を1枚捨て、いい加減鬱陶しい永続罠と伏せカードを破壊します!」
「そうはいかないな。リバースカードオープン!罠融合D-フュージョン!!」
で、でたーっ。総司令官殿(笑)お得意の罠融合戦術だーっ!?
「トリニティーとドレッドガイを融合!カモン!D-HEROデットリーガイ!!」
《D-HEROデットリーガイ》☆6 DEF2600
「ステータスはそこそこですが、確かその罠……」
「そう。D-フュージョンで呼んだモンスターはこのターン、あらゆる手段で破壊されない!そして破壊された永続罠、D-タクティクスの最後のエフェクト発動!破壊された場合、D-HEROを手札に加える。デッキからダイナマイトガイを手札に加えさせてもらう」
「むぅ…けどやるしかない!墓地の方界降世を除外して効果発動!相手よりライフが2000以上下回っている時、デッキから方界胤ヴィジャムを特殊召喚!」
《方界胤ヴィジャム》☆1 DEF0
「なんだ、下級モンスターを1体特殊召喚するだけか。それなら大した問題では……」
「この時!相手フィールドにのみモンスターがいる場合、ヴィジャムを3体特殊召喚出来ます!!さらに墓地の方界業の効果!デッキから方界モンスター、バスターガンダイルを手札へ!」
「何度も何度もセメタリーエフェクトばかり……インチキ効果も大概にしないか!」
誰に影響されたそのセリフ……あ、あたしか?
「貴方が言えることですか!3体のヴィジャムを組み込み……いでよ!方界超獣バスターガンダイル!!その攻撃力は組み込んだヴィジャムの数×1000ポイント!」
《方界超獣バスターガンダイル》ATK0→3000
「攻撃力3000?フン、悪あがきだな。」
「魔法カード、方界波動を発動!貴方のドグマガイの攻撃力を半分にし、バスターガンダイルの攻撃力を倍にする!!」
「なっ、攻撃力6000だと!?」
「バトル行きます!ガンダイルでドグマガイを攻撃!くぅだぇけぇ散ぃれぇぇぇ!!」
パイセン言い方ァ!お兄さんリスペクトかな!(劇場版参照)
「確かに脅威的だが、甘いな!手札からダイナマイトガイのエフェクト発動!このカードをセメタリーに送り、戦闘で発生するダメージを0に!そして互いに1000ポイントのダメージを受ける!!」
「クッ……」「きゃあっ!!」
エドLP4000→3000
セラLP2000→1000
「フフ……ドグマガイはやられたが、僕を倒すのには失敗したな」
爆発オチなんてサイテー!にはならなかったわね。セラちゃんパイセンのライフはもう僅か、ガンダイルはなんか蘇生効果的なヤツがあったけど耐えきれるかしら。
「こんのっ……墓地の方界波動の効果!このカードとヴィジャムを1体除外し、デットリーガイをアンディメンション化させます!」
えーと、攻撃出来ず効果も発動出来なくなるんだったっけ。地味に強力よね。
「僕のターン、ドロー。」
「(大丈夫。攻撃力4000以上で殴ってくるならまだしも……数でゴリ押しなら、デューザやヴィジャムを蘇生すればさばき切れるハズ。次のターンに……)」
「ディアボリックガイのエフェクト!セメタリーから除外し、同名モンスターをデッキから特殊召喚。そしてディアボリックガイとデットリーガイを生け贄に……ネフティスの鳳凰神を召喚!!」
「ちょっ……またそれですか!シナジー無さそうなのによく入ってますね!?」
「フン。十代だってHEROとは無関係な、羽クリボーをデッキにいれたりしてるだろう……似たようなモノだ」
いや…似てなくね?一応汎用な羽クリボーと違って、シナジー0の上級モンスターぶっ混むのは勇者過ぎませんか弟(元)よ。
まぁ~お姉ちゃん(元)的には、大事にしてくれるのはけっこう嬉しいのだけど……てか、確かダッシュガイ墓地いたわよね……何故にアドバンス召喚??
「僕の手札が0の時、セメタリーのディバインガイはエフェクトを発動出来る。このカードとダイヤモンドガイを除外し、デッキから2枚ドロー」
「ネフティスをデットリーガイで捨てた方が早くないですかそれ、効果無効でもコストは払えません?」
「いいや、必要なコトさ。魔法カード、戦士の生還発動。セメタリーのドグマガイを手札へ戻す。そして前のターンらダイヤモンドガイのエフェクトでセメタリーに送った、魔法石の採掘のエフェクト発動。セメタリーの融合を手札へ戻す……さぁ、フィニッシュだ!」
「ッ!?」
「手札のドグマガイと、Bloo-Dを融合。本来はコレを出すまでもないのだが……君には特別にみせてやろう!カモン!最強にして最後の「D」!Dragoon-D-END!!」
《Dragoon-D-END》☆10 ATK3000
うっわー!レディに対して容赦の欠片も無いわー!そしてネフティスやっぱり関係無いわーっ!ただEXモンスターゾーン、無理矢理開けただけじゃない……
「なぁんだ。随分自信満々に出すからどんな化け物かと思えば、攻撃力はガンダイルと同じ3000じゃないですか……融合前のが強くないです?」
「ではネタばらしといこうか。D-ENDのモンスターエフェクト発動!相手モンスターを1体破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!インビンジブル・D」
「へっ?きゃあああああっ!!」
セラ LP1000→0
WIN エド
ディストピアガイでも勝ってt……うん、きっと十代戦で出しそびれて負けたから、憂さ晴らしもあったんでしょーね。
「いたたた……負けちゃいましたか」
「すまない、レディに対して少々やり過ぎたようだ……立てるか?」
「あっ、はい……」
倒れ女性に手を貸す様はナチュラルイケメン、まぁ自分でぶっ飛ばしたんだけど。うーん、お姉ちゃん(元)は複雑です。
「やれやれ。これでようやく、プロの面目が立ったな」
「むぅ。けっこう自信があったので残念です……今回も勝てたら、ちょっと無茶なお願いを聞いてもらおうかと考えいたのですが」
そんなこと言って膨れっ面になるセラちゃま。なにあれ可愛い……って騙されちゃ駄目よあたし。見た目は子供でも中身は幾つなのか検討もつかないんだから……
「一応プロである僕に大層な自信だな。まぁ、君には色々と世話になったし(メールで)よほどのオーダーでなければ手を貸すが?」
「本当ですか!?それじゃあ……貴方の部屋に、しばらく置いてもらっていいですか?」
「ああ。僕のクルーザーは、意外と見た目より広いから構わn……はっ?」
え、まじで出歯亀展開??
つ、続く!
今回はリハビリも兼ねてサクっと、
次回から一応最終章です