遊戯王GX レイヴンズ-鳥使い共   作:トランス・D

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ぐだぐだしてました


Next16羽「それ欲しい、下さい」

前回のあらすじ

 

前回のあらすじとかだるいんでさっさと本編いきましょうか↓

 

「リンク召喚!おいでませっ、リンク2!《水精燐―サラキアビス》!!」

『やあっ!』

水精燐(マーメイル)―サラキアビス》L2 ATK1600 左下/右下

 

 

 

「なんじゃあそりゃああああっ!!?」

 

 

「これこそがEXに制限がされた新ルールに対応せし、光の結社の崇高なる力!リンク召喚!!」

 

「リンク召喚だと?!」

 

「この召喚にはレベルを合わせたり合計したりなどの手間はない、必要数のモンスターを揃えるだけで召喚できる新境地!あの方は我ら光の結社全員に、新たな力をお授け下さったのだ!」

 

 

必要なモンスター数を場にそろえるだけ…あのモンスターでいえば、海産物を2体で良いとゆうコトか。

 

 

「うぉい!会長に黙って新しい召喚とか出すんじゃないわよ、消されるっっ!!」

 

「ククク、我らが盟主は用意周到でなぁ…既にペガサス会長の承認は降りているのだよ!まぁ出事が特殊らしく、全員1~2枚しか持っていないのだが」

 

「「「「「万丈目サンダー!!」」」」」

 

「「じゃあ仕方ありまセーン」とのことですわ。流石会長、懐が大きい」

 

「1~2枚ずつって!大して変化ないじゃんそれ!!そしてなんの合いの手よモブ共!!」

 

「まぁ他の召喚方も浸透しきってませんし、デュエルディスクのアップグレードの関係もありますし…しかしたかが1~2枚と侮るなかれ、ですわよ!」

 

「だったらみせて貰おうじゃない…光の結社の崇高なる力()って奴を!あ、G(ゴ○)の効果で1ドローね」

 

「お望みとあらば…Gの効果適用中ですし、カードを2枚伏せてエンドですわ」

 

「「「「「「だぁぁっ!?」」」」」」

 

 

ずっこけた、この場大半の人間がずっこけた。

 

 

「さんざんドヤ顔しといて終わりですか!?」

 

「流石ももえさん…白化してもマイペースすぎる…」

 

 

ももえ H5→5 LP4000

《水精燐―サラキアビス》ATK1600

セットカード

セットカード

 

 

融合でもシンクロでもエクシーズでもペンデュラムでもない召喚か…まぁ少ししかないなら姉さんの言うとおり、対した脅威ではないだろうな。

 

 

「はぁ…拍子抜けだわ。あたしのターン、ドロー!」

 

「ジュンコのデュエルを見るのも久しぶりだな……あ、あれ?なんだかドキドキしてきたぜ」

 

「ワクワクじゃなくて?!」

 

 

解る。…などと言えば流石に引かれるだろうから黙っているか。

 

 

「む…来ないわね。《闇の誘惑》発動、カードを2枚ドロー!むむ…銀盾のミストラルを除外するわ。」

 

 

「……なあエド、ひとつ恥ずかしい話をしていいか?」

 

「なんだ馴れ馴れしい…簡潔になら聞いてやる」

 

「ジュンコがカードを除外する場所、腰のケースなんだが…最近やらしくみえてきた、エロい。」

 

「十代貴様ッッ………悔しいが同意するッッ!!」 

 

「同意すんな!あんたら純粋そうな顔してどこ視とるんじゃーっ!!?」

 

 

いかん!つい口が滑った!!

 

 

「あとであいつらもぶっ飛ばすとして……これだけ引けば来るわよね。永続魔法《黒い旋風》発動!んでもってシロッコ召喚!!」

 

『グェーッ!』

 

BF(ブラックフェザー)―暁のシロッコ》☆5 ATK2000

 

 

「黒い旋風の効果!デッキから攻撃力2000以下の…」

 

「チェーンして《サイクロン》!旋風を破壊ですわ!!」

 

「このゲスアマ!」

 

「ジュンコさんの旋風初手掌握率は、ドローソース込みで99%!警戒しないわけがありませんわ!!処理後になにもなければサラキアビスさん、モンスター効果を発動いたします!」

 

「このタイミングで!?」 

 

「相手ターンに一度、手札を1枚墓地へ送り発動…デッキから「水精燐」モンスターを手札に加えることができます」

 

「…地味ッスね」

 

「…地味ザウルス」

 

 

「ふっ、馬鹿共はまだわからぬらしい…」

 

「わたくしは重装兵を墓地へ送り、ディニクアビスを手札へ加えます!!そして重装兵効果!ジュンコさんに説明は不要ですわ、シロッコを破壊致します!!」

 

「はぁぁ!?ディニクのサーチ手段が出来たって…インチキ効果も大概にしなさいよ!!てかさらっと重装捨ててんなー!手札より速攻魔法《鳥合無象》発動!!シロッコを生け贄に、EXから鳥獣を効果無効でダイレクト召喚!」

 

「リリースエスケープか!やるぅ!!(襲ってきた明日香を気絶させながら(無言の溝パン))」

 

「もはや語られるまでもないやり取りがここに!」

 

 

十代…女性にみぞおちを躊躇無くするとは酷いのではないか?回りの反応からして普段通りなのか…

 

 

「明日香の扱い雑過ぎィ!天空へかけ上がる翼となれ!!《BF-アーマード・ウィング》!!」

 

 

『シャアッ!!』

 

《BF-アーマードウィング》☆7 ATK2500

 

 

「はい?」

 

「そして場に「BF」いるからゲイル推参!!」

 

『クルルクッル』

 

《BF-疾風のゲイル》☆3 ATK1300

 

 

「いつもの効果でサラキアビスの攻撃力を半分に!!」

 

 

《水精燐-サラキアビス》1600→800

 

 

 

「覚悟なさい、モモ!レベル7のアーマードウィングに、レベル3のゲイルをチューニング!!」

 

「はぁ…牙王ですかね…」

 

「ばっか、あんたの新しい力(笑)に対抗したげようとしてんじゃない。黒き旋風よ!えーと…真の姿を見せたげなさい!!」

 

「へっっ!?」

 

「シンクロ召喚、完全武装!《BF-フルアーマード・ウィング》!!」

 

 

『トワァッッッ!!』

 

 

《BF-フルアーマード・ウィング》☆10 ATK3000

 

 

「あ、アーマード・ウィングの進化体だって!!?」

 

「すごいドン(小並)!!」

 

「なにそれ知らないんですが!!」

 

「教えてないし…バトルよ!フルアーマードでサラキアビスを攻撃ィィ!!」

 

「あ、《和睦の使者(リバースカード発動)》で。」

 

「ガッデム!カードをセットしてエンド!!」

 

 

ジュンコ H6→2

《BF-フルアーマード・ウィング》ATK3000

セットカード

 

 

「テンポ早いですねこの二人!?」

 

「この二人に余計な言葉は不要なんだろ、俺もそんな仲になりたいぜ」

 

「兄貴も明日香先輩には無言(物理)で語ってるドン…」

 

 

「わたくしのタァーン!ディニクアビスの効果!龍騎隊を切って特殊召喚!!」

 

《水精燐―ディニクアビス》☆7 ATK1700

 

 

「ディニクさんの更なる効果!それに加えて、切られた龍騎隊の効果!ムーラングレイスとアビスグンデを手札へ!!」

 

「むっ…フルアーマード・ウィングの効果発動!相手モンスターが効果を発動する度、そいつに楔カウンターを1個撃ち込むわ!」

 

ディニクアビスのみぞおち辺りに懇切丁寧に楔を刺したな、あの鳥人…

 

 

「楔がなんです?魔法の呪文、ボチミズゴタイ!《氷霊神―ムーラングレイス》!!』

 

 

《氷霊神ムーラングレイス》☆8 ATK2800

 

「当然効果発動ですわ、手札2枚を捨てさせます!!」

 

「鬼かあんたは!ムーランにも楔乗っとけ!!」

 

ジュンコ 手札2→0

 

 

「まだまだぁ!チューナーモンスター、《フィッシュボーグ・ランチャー》を召喚!!

 

 

《フィッシュボーグ・ランチャー》☆1 ATK200

 

 

「うん?」

 

「レベル7のディニクさんに、レベル1のランチャーをチューニング!深淵に眠りし大いなる勇魚。生死を廻る大海にお目覚めなさい!シンクロ召喚!《白闘気白鯨(ホワイト・オーラ・ホエール)》!!」

 

『ブヲォォォォオオォッ!!』

 

 

「でっ…」

 

「でかーっ!!!??」

 

 

《白闘気白鯨》☆8 ATK3300

 

 

まるで現地球上最大生物と言われるシ○ナガスクジラを思わせる、巨大なモンスターが呼び出された。デカイ…とにかくデカイ。

 

 

「フフフ。これが名主様よりパクっ…頂きし白き力「白闘気」!飲み込まれぬようご注意ですわ!!」

 

「ってちょっと待てーいっ!あんたのエクストラモンスターゾーン(仮)埋まってんでしょーが!何シンクロ召喚してんのよ!!」

 

 

余談だが、デュエルディスクの改築が間に合っていないので、融合モンスターなどは立体演出でのみエクストラモンスターゾーンに配置されている。…深く考えるな、感じろ。

 

 

「クックック…説明しよう!例えば、サラキアビスにはリンクマーカーとよばれるマークが2個ついている」

 

「あ、この矢印っぽいのです。そのマーカーの先のモンスターゾーンには、エクストラデッキから新たにモンスターを召喚することができるのですわ!!」

 

 

「「「「「ナ,ナンダッテー!!!」」」」」

 

「じゃあ光の結社の連中は、融合もろもろし膨大ってことかよ!」

 

「やることがキタナイザウルス!!」

 

 

…融合以外使う気は無かったが、少し惹かれるなそれは…

 

 

「因みにこの矢印の先にいる状態のことをリンク状態と言います。サラキさんの効果でリンク先におられる白鯨さんは、攻守が500アップ致しますわ」

 

 

《白闘気白鯨》ATK2800→3300

 

「攻撃力がフルアーマード・ウィングを越えた!」

 

「不味いドン!!」

 

 

「そして白鯨さんの効果発動!シンクロ召喚時、相手モンスターを全て破壊ですわ!!」

 

「強っっ!?」

 

「すべてを飲み込め!〈タイダルウェヴ〉!!」

 

「でた!ももえさん特有のテイ○ズ技名パクりだ!!」

 

「そんな特有アリですか!!?」

 

 

どっから出てきたかわからないが、多分白鯨とやらが出したのだが、大津波が姉さんのフィールドを覆い尽くしてしまう。まぁ…

 

 

「って、あら?」

 

「ふっふっふっふっふーん。残念だったわねももえも~ん(ダミ声)」

 

「そんな!フルアーマード・ウィングは無事!?塩水しょっぱかった程度の表情してやがりますわ!!」

 

「いや、フルフェイスで顔見えんし…完全☆武装!したフルアーマードは他のカード効果を受けない!破壊効果なんざ通用しないのよ!!」

 

 

「「「「「ナ,ナンダッテー!!??」」」」」

 

 

「アルティメットファルコンに続いて2体目の無鳥獣ですって!?インチキ効果も大概にしやがれですわ!!!」

 

「壮大なブーメランだから、あんたのここまでの使用カード全部見直してから言おうか!?あ、ついでに白鯨にも楔カウンターいれるわ。」

 

「ぐぬぬぬぬ…ならば打点と数で押しきるのみ!手札のメガロさんの効果!手札のアビスグンデさんと狙撃兵を切って特殊召喚!!」

 

 

《水精燐―メガロアビス》☆7 ATK2400

 

 

「残りの手札がそれってどんな引きしてんですか…」

 

「当然、グンデさん効果でディニクさん復活!メガロさん効果で《アビスケイル-…ミズチ》にしましょうか、手札に加えます。おまけに狙撃兵の捨てられた時効果で伏せカードを破壊ですわ!!」

 

「馬鹿めっ、伏せは和睦よ!チェーン発動!!ついでにメガロにも楔カウンターじゃーっ!!」

 

「ちょっっ…真似しないで下さいまし!!」

 

 

仲いいなあの二人…ん?姉さんと親友、アダ名が「モモ」....…ああ、察した

 

 

「倒せないなら作戦変更ですわ。レベル7のメガロさんとディニクさんでオーバーレイ!おいでませ!《水精燐-ガイオアビス》!!」

 

『ぬぅぅぅん…』

 

《水精燐-ガイオアビス》★7 ATK2800→3300

 

 

「《アビスケイル-ミズチ》をガイオさんに装備、カードを1枚伏せてターンエンドに致しましょう…」

 

 

ももえ H5→0 LP4000

《水精燐サラキアビス》ATK800

《白闘気白鯨》ATK3300

《水精燐ガイオアビス》+《アビスケイル-ミズチ》ATK3300→4100

《氷霊神-ムーラングレイス》ATK2800

セットカード

 

 

「相変わらず凶悪な展開力だな浜口君は…」

 

「あ、三郷君どこいってたんスか?」

 

「ちゃんと見てなきゃ駄目ザウルス」

 

「ずっといたわ!あとまだ名前が微妙に違う!!」

 

 

黄色トリオはさておき、あの強力モンスター3体に対し姉さんの手札は0でフィールドにはモンスターが1体。端から見れば絶望的な状況ではあるが…

 

 

「よっし…勝つか。」

 

「はい?」

 

 

彼女がこの程度で挫けるわけがない。

 

 

「あたしのタァーン…!おいで、《BF-極北のブリザード》!!」

 

「ポゥ!(白身魚食べたい)」

 

《BF-極北のブリザード》ATK1200

 

 

「当然効果発動よ!デュエルディスクコンコン(可愛い)をすることにより、墓地から下級「BF」を復活!!」

 

「させるハズがありませんわ!ガイオさんの効果!オーバーレイシジミをひとつを取り除き、ガイオさん以下の攻撃力を持つモンスターの効果を無効とします!!」

 

「それシジミだったんかい!?まぁこれでガイオアビスにも楔カウンターが乗せられる…そして、フルアーマード・ウィングの効果発動!1ターンに1度、、楔が乗っていたモンスター1体のコントロールを得る!ガイオアビスはもらったぁ!!」

 

「ちょっと!NTRは悪い文明ですわよ!」

 

「文明ってなんじゃい!!」

 

 

うーん、僕と行動を共にしてた頃、なんやかんやあって手に入れた力らしいのだが…あれだな、簡潔に言ってエグいな。

 

 

「バトルよ!フルアーマードでサラキアビスを攻撃!〈ネオ・ブラック・ハリケーン〉!!」

 

「くうっ、サラキさん…」

 

 

ももえ LP4000→1800

 

 

「ハニー!無事か!!?」

 

「この程度、なんともありませんわ。ダーリンの前で無様な敗北など出来ませんもの…サラキさんの最後の効果!相手の攻撃・効果により破壊された場合。デッキから水属性モンスター…《水晶機功(クリストロン)-ローズニクス》を墓地へ送り、墓地から水属性モンスターを特殊召喚!お願いします、重装兵!!」

 

 

《海皇の重装兵》☆2 DEF1600

 

 

「平然とイチャつきおってからに…ガイオおじいちゃんでムーラングレイスを攻撃よ!!」

 

「こうなったら…崇高なる、光の結社の力に沈みなさい!リバースカードオープン!《聖なるバリア-ミラーフォース》!!」

 

「あんだってぇーっ!モモが汎用罠ーっ!!?」

 

 

「光の結社の恐ろしい力とは…ミラーフォースの事だったのか!!」

 

「いや、そんな事誰も噂してませんよ…」

 

 

ここでミラーフォースだと!確かに即死は回避出来るが彼女のモンスターは…

 

 

「相手の攻撃宣言時に発動!攻撃表示モンスターを全滅させますわ!!」

 

「うおまぶしっ!!って馬鹿ね、フルアーマードは効果を受けないのを忘れたかしら!?」

 

「ええ、わたくしのガイオアビスは、悪の手に落ちて消滅…」

 

「誰が悪よ誰が!!つーかミラフォぶっぱしたの自分でしょ!!ったく…エンドフェイズに、フルアーマードの最後の効果発動!」

 

「えっ?」

 

「楔カウンターが乗ったモンスターを全て破壊する!〈ブラック・デストラクション〉!!」

 

「それ全滅じゃないですかヤダー!……ですが魂は砕けませんわ!白闘気白鯨のモンスター効果発動!墓地の水属性モンスター、ムーラングレイスを除外し墓地から自身をチューナーとして特殊召喚!」

 

 

『ぶうぉぉぉおおぉ…』

 

《白闘気白鯨》☆8 ATK2800

 

 

「自己再生まで出来るなんて…あたしはこれでターンエンドよ!」

 

 

ジュンコ H0 LP4000

《BF-フルアーマード・ウィング》ATK3000

 

 

「わたくしのターン…ドローッ!!」

 

「あんたはこのターン、ムーラングレイスが場を離れた時の制約で攻撃出来ない。この状態で何をするのかしら」

 

「なんの…ここから場を制圧するくらい出来ますわ!わたくしはフルアーマードを生け贄に《海亀壊獣ガメシエル》をジュンコさんにプレゼント!!」

 

 

《海亀壊獣ガメシエル》☆8 ATK2200

 

 

「アーッッ!うちのコ喰ってるぅぅぅ!?鎧ごとバリバリやっとるぅぅぅ!!」

 

 

ここで戦闘以外の有一の突破手段を引き当てるとは、あの人も大概なドロー力の持ち主だな…

 

 

「更に!墓地のローズニクス効果!このカードを除外し、水昌機功トークンを特殊召喚!フィッシュボーグ・ランチャーの効果!墓地に水属性モンスターしか存在しない時、特殊召喚できますわ!!」

 

 

《水晶機功トークン》☆1 ATK0

 

《フィッシュボーグ・ランチャー》☆1 ATK200

 

 

「合計レベル3…たつのこ辺りでも出すのかしら、それかレベル5でギシルノドン?」

 

「どちらも素敵なコですが今回は…おいでませ!わたくし達を導くサーキット!!」

 

「げ!?」

 

「召喚条件は、「チューナーを含むモンスター2体」!サーキット・コンバイン!!」

 

 

2体目のリンクモンスターか!いったいどんな…

 

 

「リンク召喚!お願いします《水晶機功ハリファイバー》!!」

 

 

《水昌機功ハリファイバー》Link2 ATK1500

 

 

「フハハハハハハ!きた!ハニーのハリファイバーきた!!この勝負もらったぞ十代!!」

 

「気が早すぎるぜ万丈目!ジュンコがあんな機械にやられるもんか!!」

 

 

「なんでこの二人が張り合ってるんでしょう…」

 

「リア充(!?)は理解出来ないドン…」

 

 

「ハリファイバーの効果発動!リンク召喚成功時、デッキからレベル3以下のチューナー1体を特殊召喚致します。来なさい、(師匠の)《幽鬼うさぎ》!!」

 

 

『いつぶりかわからない出番キターッ!!』

 

《幽鬼うさぎ》☆3 DEF1800

 

 

「なによそのインチキ効果…超欲しい!ください!!」

 

「ならば光の結社に入るのです、ジュンコさん。主は貴女にも力を授けて下さるでしょう…」

 

「……えっ?入会するだけでくれんの?それ」

 

「ジュンコォ!?何誘惑されかかってんだお前らしくない!!」

 

「だ、だってデッキから任意のチューナー呼べるって…あんたらが思ってる以上にヤバいわよ!?ヴァーユとかスチーム出してもいいんですか…」

 

「いいんですよジュンコさん、レベル以外に制限はありませんから…」

 

「うわぁぁぁぁずるいィィィィ!これが使われる側の気持ちか…」

 

 

いかん。姉さんがパニック状態だ。…さらっと幽鬼うさぎが出てくるだけでその有用さは伺える、シンクロ使いからしたら、喉から手が出るくらい欲しいだろう。

 

 

「まだまだいきますわよ!レベル2の重装兵にレベル8のチューナーモンスター、白闘気白鯨をチューニング!!」

 

「あんですと!?」

 

「シンクロ召喚!!《白闘気双頭神龍(ホワイト・オーラ・バイファムート)》!!」

 

《白闘気双頭神龍》☆10 DEF3000

 

 

「デカブツが進化したー!?」

 

 

…もう、魚族ではないな。ドラゴン族だドラゴン族。

 

 

「双頭神龍の効果!場にトークンが存在しない時、神龍トークンを特殊召喚致しますわ!!」

 

 

《神龍トークン》☆10 DEF3000

 

「自分の分身を作り出すモンスター…中々厄介ね」

 

「更にいえば、相手ターンにトークンのみが生き残っている場合、自身を墓地から特殊召喚できますわ。突破したければ同時に倒すことです」

 

「なにそれ超めんどい、兎までいるってのに…」

 

「フフフ…わたくしはこれにてターンエンド。さぁ、このモンスターを攻略出来ますかね?ジュンコさん」

 

 

ももえ H0 LP1800

《水昌機功ハリファイバー》ATK1500

《幽鬼うさぎ》DEF1800

《白闘気双頭神龍》DEF3000

《神龍トークン》DEF3000

 

 

「あたしのターン!ドロー!!」

 

 

「浜口先輩にはドでかいモンスターと厄介な幽鬼うさぎがいるドン」

 

「それに対し枕田君には手札1枚とガメシエルしか残ってない、ライフは無傷といえども厳しいだろうな…」

 

「はいはいフラグフラグ。墓地のヴァーユ効果発動よ!」

 

「いつの間に…ああ、ムーラングレイスのハンデス喰らった時に落ちてたのか」

 

「シロッコにヴァーユを墓地チューニング!突き抜けろ!《BF―アームズ・ウィング》!!」

 

 

《BF―アームズ・ウィング》☆6 ATK2300

 

「何かと思えば…ノートゥングに居場所を奪われた可哀想な方じゃありませんか、しかも効果は無効」

 

 

「なんの、お楽しみはこっからよ!来なさい!チューナーモンスター《BF-南風のアウステル》!!」

 

『ピピッ』

 

《BF-南風のアウステル》☆4 ATK1300

 

 

「ッ!わたくしの知らない「BF」…」

 

「モンスター効果発動!除外された下級「BF」を守備で帰還させる!かえってらっしゃい、ミストラル!!」

 

《BF-銀盾のミストラル》☆2 DEF1800

 

「幽鬼うさぎの効果!アウステルにぶつけて破壊致します!」 

 

『ボクをボールかなにかと勘違いして…ギャーッ!!』

 

 

あのうさぎ五月蝿いな…十代も周りもつっこまないのか

 

 

「更に。クリスタル・ウィングが来る前に…ハリファイバーの効果発動ですわ!相手ターンに自身を除外することにより、シンクロチューナーをEXデッキからシンクロ召喚扱いで特殊召喚致します。おいでませ、《瑚之龍(コーラル・ドラゴン)》!!」

 

 

《瑚之龍》☆6 DEF500

 

 

「なにそれめっちゃ便利、超欲しい。マジ欲しい。けど…もう勝敗は決まってんのよね~」

 

「えっ?」

 

「レベル6のアームズウィングにレベル2のミストラルをチューニング!黒き疾風よ、秘めたる想いをその翼に現出せよ!」

 

「……えっ?」

 

「シンクロ召喚!舞い上がれ《ブラックフェザー・ドラゴン》!!」

 

 

『クウォオオオッッ!!』

 

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》☆8 ATK2800

 

 

「えええ~…ブラックフェザー・ドラゴン…ところで、ジュンコさんの秘めたる想いはいつ現出されるんです?」

 

「うっさいわ!余計なお世話じゃボケーッッ!!」

 

「ももえもん、それあとで詳しく!」

 

「あんたは黙ってなさい!……バーカ。」

 

 

カハッ(吐血)……おのれ十代。まだ僕は認めたわけではないぞ…

 

 

「エド君が死んだ!?」

 

「このひとでなし!」

 

「誰がよ!?」

 

「ジュンコさんです。人の趣味をどうこう言うつもりはありませんが…そのモンスターでわたくしの双頭神龍に勝てるとでも?」

 

「はん。確かにそのデカブツには勝てないけど…あんたには勝てんのよ!墓地から《BF―南風のアウステル》効果発動!あんたの場のモンスターは3体、その数だけブラックフェザー・ドラゴンに黒羽カウンターを置くわ」

 

《ブラックフェザー・ドラゴン》(黒羽カウンター0→3)

ATK2800→700

 

 

その龍の翼が朱に染まる、その数は3枚。誰もその意味に気づかない。

 

 

「フハハハハハ!自分から攻撃力を下げおったぞあの鳥龍!もうハニーには敵わないからと自決の路を歩むつもりか!!」

 

 

サンダーとやらに釣られて、周りの白服の奴らも嘲笑を初める。もう勝った気でいるのだろう。

だが彼女だけは気づいていた、対戦者の彼女だけは。

 

 

「もぅ…ズルいですわ」

 

「ブラックフェザー・ドラゴンの効果!黒羽カウンターを全て取り除き、双頭神龍の攻撃力をその数×700ダウンさせる!そして…その数置分のダメージを相手に与える!!」

 

「………何ィィィ!!?」

 

「その嘲笑ごとぶっ飛ばせ!〈ブラック・バースト〉!!」

 

《白闘気双頭神龍》ATK3300→1200

 

ももえ LP1800→0

 

 

「(これは、親友の復活祝い…なんてことにしておきましょう)」

 

 

WIN ジュンコ

 

 

 

 

 

 

 

「光の結社」を撃退した後、僕はそれを率いるのが友人であり、マネージャーでもある「斎王琢磨」だと知る。

突然転校してきたの彼の真意を知るために、僕は当分の活動拠点をデュエルアカデミアにすることにした。決して姉さんと離れたくないわけではない、決して。

 

だがそんな僕のわりとシリアスな悩みも吹き飛ばすかのような、とんでもない奴が帰って来たらしいが…

 

次回「この世全ての(馬鹿)

 

どうゆう意味だ、まるで意味がわからんぞ!!

 

 

 

 







WIN「なんで最後次回予告風!?」

馬鹿「体力の都合さ!!」

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