お久しぶりです、今回はセラ様パートです。
エド君にジュンコさんを誘拐され(大嘘)、十代様は傷心のうちに彼に破れなんやかんやでカード見えない鬱状態に突入。
あれから、わたくし達の周囲は変わった。
今回は、そんなある日の出来事ですわ。
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「ハアッ…ハアッ…ハアッ…ハアッ…」
不味い、不味い、不味い不味い不味い不味い不味い!!
「待ちなさーい!ふふふ…逃がさないわよぉ~」
あれに捕まったら終わりだ。わたしの直感がそう告げている…レッド寮!あそこの万丈目君ルームなら、また皆さんが集まってるはずだ…あそこへ逃げ込めば…
「ハアッ、ハアッ…み、皆さん!助けて下さい!!」
ノックもせず、勢いよくドアを開けると…そこにはいつもの仲良しメンバー、万丈目君とそれに連れ添うモモさん。退屈そうに何故かいる翔君と剣山君、あとミサ……が揃いぶみ。十代君はいないから若干違和感を感じますがね……おっと、それどころじゃない。
「どうした藍神、ノックもせずにそんなに慌てて」
「またセラ様ファンの方々からストーカー被害にでもあわれましたか?」
「あの人達、セラさんに吹っ飛ばされるのを快楽としてる節あるっスからね…」
「そんな小物達じゃありません!もっと、もっと厄介なモノです!!」
「「「「「厄介な、モノ…?」」」」」
そう、それは...
「この、わたしだ!」
「天上院君!?君だったのか…」
「またテンプレネタッスか!?」
「テンプレって?」
「ええ!!」
「わからんザウルス!」
「「「「「「(ドヤァ....)」」」」」」
「その不毛なやり取り何回目ですか!もー大概にしてください皆さん言い終わったあとにドヤ顔もウザイです!!てゆうかつけ回すのやめて下さい明日香さん!!」
そう…朝からわたしは、この生ける混沌(妹)に追い回されていたのである。十代君が鬱(?!)化して構って貰えなくなって、少しは大人しくなるかな..とか考えた結果がこれですよ!!
「朝から絶好調ですわねセラ様。で、明日香様はどういったご理由で彼女をストーキング対象に?○ズにでも目覚められましたか?」
「天上院君×藍神君か....ヤバそうだな(真顔」
「チェストォ!!」
「ガハッッッッッ!!?」
ちょっと不快な単語が聞こえたので足でゴールデン☆ボンバーしておきました。光景は皆様のご想像にお任せします。
「いい加減にしないと「三ツ子」に改名せざるを得ない体にしますよ…」
「それは…もはや下の名前…ガクッ」
「ミッミヤシタクーンッ!!」
「三沢が逝ったか、口は災いいの元だな…そんな事はさておき。何故藍神を狙うんだ天上院君」
「フッフッフッ、それはね…」
「このワタクシ~が説明するノーネ!!」
その時、天井付近から聞き覚えがある声が聞こえました。
「あっ、貴方は…」
「「「「クロノス臨時ィィィィィィィ↑校長!!」」」」
「「臨時ィ」を強調し過ぎにも程があるノーネ!あとアナタターチは息が合いすぎパスタ!!」
そう、天井付近の梁に張りついていたのはクロノス臨時ィ校長その人だったのです。
もうだめだこの学園、ついに教師まで神出鬼没に…しかも、なんで全身黒タイツ?
「で、なんで黒タイツノス校長がここで出てくるんだ?」
「いい質問デスーノ!実はこの度…我がデュエルアカデミアに、「アイドル養成コース」を設立したノーネ!!」
「「「「「……は?」」」」」
「そしてわたしがプロデュース対象第1号として名乗りを上げたのよ!!」
「「「「「ええ~……」」」」」
全員キョトン顔である、そりゃ無理もないですよ…鮫島校長いないからって変なコース勝手に設立して…
「兄貴が大変な時になにやってるザウルス……」
「フッ、解ってないわね剣山君。わたしも、十代を励まそうとあらゆる手段を用いたわ……夜、布団に忍び込んだり。お風呂に忍び込んだり。HA○AKAエプロンでキッチンに忍び込んで迫ったり…」
「はいアウトー!ひとつと言わず全部アウトですッッ!!」
「けど…けど十代にはため息をつかれながらお縄にされる(意味深)始末よ!あんな状態でも縄や手錠の扱いに一切の迷いがないんだからっ!!」
「タイツ校長!あの人警察につきだした方がいいと思われるんですが…」
「そう!そしてわたしは考えたの…そしてひとつの結論に至ったわ。「だったら、アイドルしかないじゃないか」」
「話の前後が一切繋がってないですし?!今のでどーやったらアイドルって発想になるんですか意味☆不明です!!」
「否!わたしがアイドルになってシャイニングする事で、十代の心にもスパークを取り戻させるのよ!!」
もう駄目だぁこの人。初対面の時はもっと真人間だと思ってましたのに…きょうだいの一方がチャランポランでも、もう片方が更にチャランポランだった場合はいかにするんですかね。
「なるほど解らん。全然解らん」
「で、なんでセラさんがストーキングされるんッスか?」
「それが…わたしに明日香さんとグループを組んで、歌って踊ってデュエルしろって…」
「「「「「ああ~……」」」」」
「ああ~……じゃないし!なんでわたしにそんな話が来るんですか!!」
「ニュッフッフッフッ…シニョリータセラはシニョーラ明日香に匹敵する人気の持ち主…(アカデミアHP調べ)ならば!最強の二人がユニットを組めば向かう所敵無しに決まってるノーネ!!」
「理由が雑!?」
「嫌ですよ!わたしにそんな趣味ありません似合いませんし!!」
…兄にその手の服着せるのは大好きですけどねっ!
「確かに、二人共年齢的にはギリギリだ」
「「チェイヤァ!!」」
「ぐああああああああっ!!?」
SE〈ザッ、バーン…
「ミッミツハシクーンッッ!!?」
「今のは彼が悪いですわ」
「壁突き破ったあげく海に落ちた音までしたザウルス…先輩のご冥福をお祈りするドン」
今なんか聞こえたので思わず明日香さんと二人でボディ☆ブロー的なものをかましてしまいました.わたしは悪くない。
「もしもし、俺だ。壁の修復と馬鹿一名の救出を頼む。ああ、一応大至急だ」
「なんか坦々と電話してるしっ!?」
「ふぅ。なるほど、セラさんの言い分はわかったわ……ならばデュエルよ!我がアイドルへの覇道を邪魔する者は叩き伏せるのみだわ!!」
「「「「えっ?」」」」
「上等ですよこの堕肉(胸部)がぁ!そろそろ一回頭を冷やして差し上げようかと思ってた頃合いですしちょうどいいです!!」
「買っちゃうんだ!?」
「なんか発言までジュンコさんっぽくなってきましたわね…」
翌☆日!
「皆ー!次の曲行くわよーっ!!!」
「「「「「おおおおっ、アッスリーン!!」」」」」
「なぁにこれぇ…」
デュエルは明日の放課後、学園内のデュエル場でね!って指定の時間に会場に来てみたら、なんか既に始まってた…明日香さんのソロライブが。
「Ah!貴方の鎖が~♪私の胸を締め付ける~♪目の前の私よりぃ、彼方の彼女しかぁ~見て~いな~い~ィィィ↑!!」
赤い服なのは露骨に十代君意識なんでしょうがそこじゃない…
「歌詞ィィィ!なんでアイドルの服装でそんなV系みたいなドロドロ恋愛の曲歌ってるんですかっっ!!」
「フッ、来たわねセラさん…仕方ないじゃない。作者がアイドル系の曲知らないんだから歌詞書けないのよ…」
「だからなんの話ですかぁ!?いいからさっさとデュエル☆スタンバイしてください!!」
ドン☆
「そんなわけで…私が勝ったらセラさんは私とユニットを組んで、世界へ乗り出す!これを着てもらってね!!」
「「「「「ッッッ!?うおおおおっ!!」」」」」
そう言って彼女が黒子(クロノス教諭)から受け取り見せつけてきたのは…なんとまぁどっからもってきたのか黒と紫をベースにしたゴスロリ衣装、しかもなんか背中の部分に黒い羽までついてるし…結構可愛いけど自分で着たくはないですね。
はいそこの方々ー、わたしが着たとこ想像しなーい。
「はい、断固拒否する。それぐらいの条件に釣り合うとなると…じゃあわたしが勝ったら1ヶ月くらい、十代君に近づくの禁止で。」
「そんなっ!?それは私に「死ね」と言ってるようなもんじゃない!!このまな板ロリータ鬼畜魔王!!」
「誰がまな板ロリータですかこの駄肉(胸部)!なんでもかんでもデカければいいわけじゃないですからね!あとわたし着痩せするだけで少しはありますからね!!?」
「「「変に意地張るセラ様も好きだーっ!」」」
「意地はってませんし!?」
「「「ペッタンコのセラ様も好きだーっ!!」」」
「そこぉ!はり倒しますよ!?」
意地じゃないし…見た目年齢の適量(!?)くらいはありま…あるよね?
「藍神も大変だな…」
「そッスね…」
「ジュンコさんの最大ツッコミ数に近づいてきましたわね…」
「まぁいいわ…私が勝つのは変わらないのだから。ちなみにユニット名は「
「だから!それアイドルってゆうか売れてなそうなV系グループか曲名!!」
「じゃぁー「セラちゃま&アスリン」!?」
「ちゃまって…お子様扱いか!!」
「贅沢ね…「カオス・ゴッテス」くらいで妥協しときますか」
「どこのシンクロモンスター!?もーいい加減にしてください!さっさと初め…終わらせますよ!!」
「そうね、初めましょう…私達のファーストライブ・デュエルを!!」
「「デュエル!!」」
セラちゃま LP4000
アスリン LP4000
だから…お子様扱いか!続きます!!
今回…某馬鹿の復活版も考えたのですが、あまりに収集がつかないので止めておきました。