遊戯王GX レイヴンズ-鳥使い共   作:トランス・D

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最終羽が思うように進まないのでちょっと箸休めに書いてみた。


EX6羽 一人ぐらい紛れててもおかしくはない(前)

はじめまして・・・・と言っておこうか。俺の名前は神楽坂、ラーイエロー所属の神楽坂だ。

下の名前?すまない、とある事情で言えない事になっている・・・・代わりに神楽坂 日野ちゃまでも、神楽坂 マニでも、神楽坂 真ゲスでも、好きに呼んで貰って構わない。

 

ラーイエローの中堅、筆記は高成績だが実技はパッとしない・・・そんな俺だったが、実は人には言いにくい秘密がある。

それは・・・・俺は奴等の正体を知っている。奴等とはそう、学園最強のツッコミ(枕田ジュンコ)学園最凶のストーカー(浜口ももえ)学園最狂の馬鹿(天上院吹雪)。この三人の事だ。

奴等がこの世界純正の存在ではなく、不純物だと知っている。

何故知っているかって?俺も同類だからさ・・・・俺も如何せん、転生者とゆうジャンルに入ってしまうらしい。最も記憶が戻ったのは割と最近、俺がかの武藤遊戯のデッキを盗み(なにやってんだよ俺!)、遊代十代にデュエルで敗北した時である。

ったく。デュエルは好きだったが現物はシンクロ以降やってないんだよな、まさかそれが中心の世界に送られるとは驚きだ、晴天の霹靂だ。いや、なんか違うな・・・・

 

まぁそんなこんなで俺も記憶が戻った翌日にカードが郵送されてきたんだ・・・・が!俺はさっきも言った通りシンクロが登場した辺り、以降のカードを所持していない。カードもほぼ売っていたのだ。

つまり神ィ(笑)!から送られてきたカードは前世のタンスの奥底に眠っていた、思い出のメインデッキと.....前世の彼女に隠れてやってたデュエルリン○スのカードのみ、転生後に集めたカードの方がはるかに多いくらいだ!

だが俺自身の、俺個人の、大切なデッキを思い出させてくれたことだけは感謝する。

 

さて・・・・話は変わるが今は実技のお時間だ。

このデュエルアカデミアの実技、一見和気あいあいとやってる・・・・わけがなかった!想像よりシビアである。そのルールを説明しよう。

 

①実技にて1日三回のデュエルを行う。

 

②デュエルの相手は、同ランクの者からランダムに選出される。

 

③会場に持ち込めるカードはメインデッキ40~60枚。サイドデッキ0~15枚。融合デッキ0~15枚のみとする。

 

④3連勝した場合ランクがひとつ上がり、3連敗した場合、ランクがひとつ下がる。

 

⑤最後に愛が勝つ。

 

 

と、まぁ・・・・大雑把に説明するとこんな感じだ。

⑤のせいでルール改定をほめのかした奴がバレバレだろうが一応捕捉すると・・・・やった事がない人には意味☆不明で申し訳ないが、単的に言ってデュエル○ンクスのランク戦である。

 

ブロンズランクがレッド、シルバーランクがイエロー、ゴールドランクがブルーランクになっただけである。

寮ごとにさらに5つのランクに分れ3連勝で1ランク上がり、3連敗で1ランク下がる。仮にイエローランク5で3連勝するとブルーランク1になるわけだな。

この場合、ブルーランクを維持したまま月に1度の月末試験を迎え、筆記実技共に問題ないならば正式にイエローからブルーに昇格となる。逆もまた然りだ。

③のデッキ持ち込み制限だが・・・・違反すると強制で1ランクダウン、違反が酷いといきなりレッド送りだ。その日ひとつのデッキを信頼して勝ち抜けとゆうわけだな。

サイドデッキの持ち込みが可能ではあるが、当たる相手は完全ランダムなので特定のメタを取り込むのは難しい。あと1試合20分迄と決まっていて、デュエルが長引くと、次の試合用にサイドチェンジをしてる時間がない場合もある。

 

長くなったが、こんな結構厳しいルールで負けたらレッド送りもありえるので、この実技授業はもはや授業ではなく戦争、文字通り決闘の場となっている。

なお某氏曰く、「まぁ、一戦だけでランクが切り替わるノース校と比べたら大分良心的ですわ」だそうだ。

 

そんな殺伐とした戦場だが、俺は自分自身のデッキを取り戻してから連戦連勝!・・・・ともいかなかった、しかし努力の末にブルーのランクまでなんとかたどり着いた。今日はブルーランクに上がってからの初日であり、ここからは未知の領域である。

いかん、ちょっと緊張してきた・・・・

 

 

「どうした、神楽坂」

 

「あ、ああ・・・・み、み、み・・・・溝口か」

 

「三沢だ!他の奴は三だけは残してくれるぞっ?!」

 

「悪い悪い、何故かお前を呼ぼうとすると記憶に靄がかかってな?」

 

 

こいつは三菱。「三沢だ!」

俺を唯一偏見なしに見てくれた、まぁ・・・・友達だ、多分。失礼かもしれないから口には出さない。

 

 

「まぁいいさ、俺も何故かお前の下の名前が思い出せない・・・・それと同じ現象なのだろう」

 

「お、おぅ・・・・」

 

 

三俣はとうにブルーランクのトップクラスにおり、筆記も学園で1、2を争う秀才なのだがイエローにずっと居座っている。彼曰く、「遊城十代に勝つまではブルーにはいかない」そうだ。

 

 

「緊張しているようだったからな、今からその調子では激戦区たるブルーランクは勝ち残れないぞ?」

 

「うぐっ・・・・そう見えるか」

 

 

激戦区ブルーランク。実はブルーランクとは名ばかりで、半数程のブルー生徒(主に男子)はイエローランクまで落ちている。奴らの寮が変わらないのは、イエロー側の昇格者が少なくて部屋が中々開かないからだそうだ。つまり今、このランクで猛威を奮っているのは・・・・

 

 

「電光掲示板に出たぞ、今日の第一試合の組合わせだ・・・・なるほど、初戦から運が無かったかもな」

 

 

『ブルーランク1神楽坂 vsブルーランク4枕田ジュンコ』

 

 

一部の変わり者(十代や万丈目などの面々)達と・・・・強かな女子達だ。

 

 

 

 

 

・・・・続くのか?




没にしたネタをちょっと使ってみました。
本編の今後とは多分関係ないです。

べ、別に最終羽サボってるわけじゃないですからね?

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