遊戯王GX レイヴンズ-鳥使い共   作:トランス・D

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※指摘されたミスを修正。


EX5羽 the JOIN side of darkness 2

このお話は、本編の19羽と言い張ったアレの続きであ~る。なお内容についての苦情その他もろもろは駄作者かジュンコ君に申すように!

 

 

「いきなり誰に向かって話ているの?!」

 

「フッ、失礼?みどり女史・・・・貴女の美しさに僕の中の何かが現状を説明しろ、と叫ぶんですよ」

 

「はぁ・・・・」

 

 

ってわけで前回(?!)マックを持ち帰ってここでは書けないようなあんな事やらそんな事やらを試そうと目論んでいる時に、僕の事を目ざとく発見しやがってくれたのがこの響みどり女史。

一応本校の講師らしいのだが現在アメリカ・デュエルアカデミアに出張・・・・?まぁなんやかんやで居座っている

 

『細かい所面倒だからって曖昧にハショリ過ぎだヨ!』

 

前回から間が空いたから説明しよう!こいつはゆっきー、《幽鬼うさぎ》の精霊だ。デッキから抜いても抜いても入ってくる性別不詳である、本人(兎)いわく男の娘らしい

 

『流石はブッキー!わかるようでわからん!!』

 

こっちはレン《真紅眼の黒竜》の精霊、呼び名は縮めただけだが本人は気に入っている模様。普段は《ロード・オブ・ザ・レッド》みたいな格好をしている、口調でギリギリわかるが女子だ!・・・・クッ、男だとおもっていた(前世時代)

 

 

「・・・・」

 

「どうされたみどり女史、そんなに虚空を見つめて」

 

「あ、いや・・・・なんでもないわ」

 

『黒髪・・・・闇・・・・ククククッ』

 

 

こらプル㌧、女性の髪をそんな風に見つめるなんて失礼だろう?

こっちはプル㌧《The suppression PLUTO》のお憑きである。

癒し枠、異論は認めない。

 

 

「それで?闇のデュエルとやらをして、彼女・・・・レジー・マッケンジーが意識不明になったので介抱しようとした所に」

 

「丁度みどり女史が現れたんですよ~、いや~丁度良かった良かった!女性教諭であるあなたの元なら心配無い!全く持ってないっっっ!!」

 

「もの凄く嘘臭いわね・・・・ヤリ手で有名な天上院吹雪君?」

 

「はっはっはっ、ナンノコトヤラ・・・・」

 

 

正直、こんな美人の先生の部屋を知れただけで十分なアド・・・・いやなんでもないよ?

現在みどり女史の部屋にお邪魔してマック、レジー・マッケンジーを介抱しつつお話中である。

 

 

「それで・・・・そろそろ本題に入りましょうか響みどり女史」

 

「あら、彼氏なら居ないわよ?」

 

「本当かい!年下の王子様はどうですか?!って違う!!」

『『何?!ブッキーなら本題とはナンパ関連では無いのか?!』』

 

 

ハモるなそこ!クッ、このお方なかなかやりますね・・・・

 

 

「いえ、疑っているわけでは無いのですが・・・・あまりにも現れるタイミングが良すぎたものですから」

 

『やだ、真面目なブッキーレアい・・・・』

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

『クククッ・・・・』

 

「ふぅ、隠していてもしょうがないわね。ちょっと長話しても宜しいかしら?」

 

「安心してください、美しい方の長話なら24時間耐久でも可です」

 

『どこまで本気なんだろこいつ・・・・』

 

「フフッ、全くね?じゃあちょっとだけ私の事情を知って貰いましょうか」

 

 

そんなわけでみどり女史の過去語り、妹がいる僕にとっては涙無しでは語れない事情だったけど・・・・全部書いてたら一羽丸々使いかねないから話を聴いた上でおおまかに説明するよ!

『やっぱり手ぬきかい・・・・』

3年程前、弟さんである響紅葉史がデュエルワールドチャンピオンシップの直後に意識不明で発見されたらしい。(世界王者の弟さんとか凄いよね)その時、彼の相棒的ポジションのカードだった《E HERO ジ・アース》も無くなってしまったとか・・・・みどり女史は弟さんの意識不明の原因を探るべく、本校ではなく事件のあったアメリカアカデミアに無理言って講師として就任し独自に捜査を進めていたそうだ。

『フンフン』

その調査結果、目撃証言からなんと・・・・マックが怪しいと睨んでいたそうな、現に彼女が夜歩きした日は人が行方不明になる事件が何件も続いたとか。

『まじかっ!』

しかし自分が睨んでいる状況では全く尻尾を見せる気配がなかったとかで諦めかけていた所、僕達のデュエルに遭遇した・・・・とゆうことだそうな。

『なるほど・・・・ククッ』

 

 

「なるほど、つまりマックは漸く掴んだ手掛かり・・・・てなわけですね」

 

「そうゆうこと、だから目が覚めたら拷問なりして」

『このおねーちゃん目がマジだヨ』

 

「おっと、焦る気持ちはわかりますが暴力はいけませんよ暴力は」

 

 

そんな会話をしていたらマックが突然目を覚ました。辺りをキョロキョロしている動作がちょっと可愛い

『さいですか・・・・』

 

「ココは・・・・ドコ?」

 

「こんばんわ、レジー。ここは私の部屋よ」

 

「?!Mrs.ヒビキ!」

 

「事情は天上院君から聞いているわ、良かったら話をさせてくれない?」

 

 

もっとガンガン攻めると思ってたら流石に大人の対応だね

 

「テンジョウイン?フブキング?私が彼と何を??」

 

「おやおや、何を言っているんだいマック!さっきまであんなに激しくお互いを感じ合っていたじゃないか!!」

『誤解を招く言い方は止めなさい』

『何故ポーズをとるんだヨ・・・・』

 

「ゴホンッ、・・・・ここにいる天上院吹雪君と闇のデュエルをしていたじゃない、その事よ」

 

「闇の・・・・デュエル・・・・?ナンデスカそれ・・・・」

 

「しらばっくれないで!」

「ヒッ?!」

 

 

様子がおかしい、明らかに挙動不審だし彼女が纏っていた刺々しい雰囲気も納まっている、これはもしや・・・・

 

 

「待ったみどり女史!彼女はもしや、闇のデュエルに関する記憶が無いのかもしれない」

 

「????」

 

「やっぱり・・・・闇のデュエルの実行犯は彼女でも、黒幕は他にいるといった所かな」

『なんで当たるんだよ、今完全に勘で言ったろ』

『まぁブッキーだし』

 

「そんなっ、折角つかんだ手掛かりなのに・・・・」

 

 

この時、インターホンから音が鳴り来客のお知らせをした。誰だいこんな時間に女史の部屋に押し掛けるなんて非常識な・・・・おや、彼はもしや

『ブッキーが常識について語る?』

 

「ああ、いいのよ天上院君・・・・私が出るから・・・・」

 

「いやみどり女史、僕が出よう。手掛かりが向こうからやって来たかもしれない」

 

「えっ?なんの事?」

 

 

 

《外へ行くよっ》

 

 

 

 

「ハローフブキング、まさかMrs.ミドリの部屋を訪ねたらユーがいるなんてネ・・・・驚いたヨ」

 

「・・・・はぁ」

『ブッキー顔、顔!』

『男相手だからって露骨に顔歪め過ぎだヨ!』

 

 

そんなわけで手掛かり・・・・マックと同じイヤリングをしたデイビット・ラヴが向こうからホイホイやって来ました。いやこうもわかりやすいと逆に笑えないね

 

 

「(男の台詞なんて聞きたくないから言うけど)マックを連れ戻しにきた感じでいいのかな?」

 

「ほう・・・・話が早いじゃないカ!正確にはプラネットの回収が主だがナ!」

 

 

「任せろって言われたけど大丈夫かしら・・・・」←IN物影

「フブキング・・・・」

 

 

「渡せと言われて渡す馬鹿はいないだろう?さっさと始めようか」

 

「・・・・クククッ、いいだろう体感するがいいサ!闇のデュエルをナ!」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

吹雪 LP4000

 

デイビット LP4000

 

マックの時と同じく辺りが息苦しい闇に包まれる、まぁ夜は元から暗いしあまり気にならないんだけとねっ!

『余裕だねぇ、アンタ・・・・』

 

 

「(さて手札は・・・・)おいおい、これじゃあミーの勝ちじゃないカ!!」

 

「(あの自信・・・・キーカードが揃っているようね)」

 

「僕のターン・・・・じゃ、終らせよっか」

 

「「「へっ?」」」

 

「魔法カード《真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)》を発動!デッキのモンスターを素材に召喚モンスターを[真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)]扱いで融合を行う!!」

 

「(デッキ融合ですって!?)」

 

「デッキの《真紅眼の黒竜》と《真紅眼の凶星竜-メテオ・ドラゴン》を融合!我が友に宿れ、破滅の流星!新たな驚異となりて万象を灰塵と化せ!!融合召喚!《流星竜-メテオ・ブラック・ドラゴン》!!」

 

『ギャゴオォォォォォッ!!』

 

《流星竜-メテオ・ブラック・ドラゴン》星8/闇/ドラゴン/攻3500/

 

「いきなり攻撃力3500・・・・ってぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ?!」

 

デイビット LP4000➡2600

 

「熱いぃ・・・・熱いぞぉ・・・・いっ、一体ナニガ・・・・」

 

「《流星竜》のモンスター効果、デッキから[レッドアイズ]モンスターを墓地に送ってその元々の数値の半分のダメージを与える攻撃力2800の《レッドアイズ・ブラック・メタルドラゴン》を墓地に送ったのさ更に手札から《黒炎弾》を発動!《真紅眼の黒竜》の元々の攻撃力分のダメージを与える」

 

「(そうか、融合体は《真紅眼の黒竜》として扱うと言っていた・・・・)」

 

「ま、待ってくれ・・・・慈悲を・・・・」

 

「悪いけど、僕は男には容赦ないんだ。闇の炎に抱かれて消えろっ!!」

 

「ウギャアアァァァァァァァッ?!」

 

デイビット LP2600➡-900

 

 

WIN 吹雪

 

 

「う~ん、1度言ってみたかったんだよねこれっ!」

『リ⚫ン様かっての!』

 

 

デイビット<チ~ン・・・・

 

 

 

「「(しゅ、瞬殺だー?!)」」

「ふぅ、これで彼も闇のデュエルに関する記憶が消えてるならマックに問い詰めても無駄とゆうことの証明になるね」

『記憶どころか命の灯が消えてそうなんだケド・・・・』

『いや~、やり過ぎちゃったかな?』

 

 

「天上院君・・・・!」

「みどり女史、彼もマックと同じイヤリングから闇の症気が出ていました。同じ人物から渡されたモノでしょう・・・・黒幕はソイツかもしれない」

 

「え、ええ・・・・そうなの」

 

「しかしどうやってその黒幕を特定するかですね・・・・マック、何か思いたある節はない?」

 

「え、エット・・・・」

 

「彼女に問いても無駄なのでしょう?もう遅いしレジーは家に送り届けましょう、Mr.マッケンジーも心配してるでしょうし」

 

 

ウーン、仕方ないね今夜は大人しく・・・・

 

 

「い、嫌!あんなバケモノの元に戻りたくナイ!!」

 

「・・・・バケモノ?」

 

「Mr.マッケンジーのこと?貴女のお父さんよね」

 

「い、いや・・・・何故だかワカラナイけど嫌!!アイツに会いたくナイ!!」

 

 

これはもしや・・・・黒幕がはっきりしたかもね

 

 

「そいつは困ったな~君を父親の元へ連れ戻すのが僕らの仕事なのに・・・・」

「かまへんかまへん、無理矢理連れ帰ってやろうや」

 

 

突然、怪しい二人組が夜の闇から現れた・・・・今日はこんな人物ばかりみるね

 

 

「だ、誰っ?!」

 

「おやおや~?アカデミアの講師ともあろう人が僕らをご存じない?このプロデュエリストのインセクター羽賀と!」

「ダイナソー竜崎をなぁ!」

 

「知らない(キッパリ)」

 

「て、天上院君・・・・」

 

 

なんか明らかにモブっぽい男二人がドヤって自己紹介してきたのだけど・・・・プロデュエリストって言われても全く知らないよ?下位リーグの方かな?

 

 

「き、貴様ぁ!この元日本チャンプと準チャンプたる僕らを知らないだとぉ?!」

 

「(インセクター羽賀、ダイナソー竜崎、元全日本チャンプと準優勝だけど現在は落ち目のプロデュエリスト。でも最近また勝ち星を取り戻してきたとか・・・・)」

 

「いや男に全く興味ないんで。なんですかご用件は、そこでくたばっている男のお仲間って事でいいんですか?」

 

「ちょっと違うけどねぇ・・・・そこの米ガキがしくじったらその女と一緒に回収してほしいって依頼を受けたのさぁ!」

「プラネットシリーズと

「あ~はいはいわかりました」

 

「せめて最後まで喋らせえや!どんだけ男に興味ないねん!?」

 

 

また男の相手か・・・・せめて刺客が女子だったらモチベーションも上がるのにねぇ

 

 

「天上院君!相手はプロ二人よ、私も一緒に・・・・」

「ヒョヒョヒョヒョ!だったらアンタの相手は僕がしてあげるよ美人のお姉さん!!」

 

「大丈夫ですか?そっちの眼鏡は小狡い感じがプンプンしますが・・・・まぁこっちも似たようなものか」

 

「ムッキー!たかが学生風情がなめた口を訊きやがってー!!」

「世間の厳しさを教えてやるわ!羽賀、いくで!」

 

 

あ、彼らもあのイヤリングしてるじゃないか・・・・依頼されたとか言ってたけどすっかり操り人形なんじゃないのかい?

 

「「デュエル!!」」

「「デュエル!!」」

 

竜崎 LP4000

 

吹雪 LP4000

 

 

また闇の症気でてきたよ、もうすっかり慣れてしまった緊迫感をまるで感じない。

 

 

「先行はワイや!ワイのターン!(良かった、これでさっきの先行ワンキルはないな・・・・)まずは《天使の施し》!3枚引いて2枚捨てるで、よっしゃ《予想GUY》と《死者蘇生》発動!デッキと墓地から《二頭を持つキングレックス》を2体特殊召喚!!」

 

『『グウォォッ!!』』

『『グウォォッ!!』』

 

《二頭を持つキングレックス》星4/地/恐竜/攻1600/

 

《天使の施し》で墓地に送ってたのか、貴重な《死者蘇生》を使ってまでモンスターを2体並べた・・・・まさか!

 

「いくでぇ!ワイは2体の恐竜族モンスターでオーバーレイ!蘇れ太古の覇者!ランク4《エヴォルカイザー・ラギア》!!」

 

『ウガァァァァッ!!』

 

《エヴォルカイザー・ラギア》★4/火/ドラゴン/攻2400/

 

「やっぱりラギアか・・・・厄介な奴が出てきたね」

 

「まだや!《レスキュー・ラビット》を召喚し効果発動!デッキから《大くしゃみのカバザウルス》を2体特殊召喚!」

 

『『っぶぇっくしょい!!』』

 

《大くしゃみのカバザウルス》星4/水/恐竜/攻1700/

そのくしゃみはハリケーンにも匹敵する・・・・

 

「こいつらでもオーバーレイ!さぁこい太古の帝王!《エヴォルカイザー・ドルカ》!!」

 

『ギャオォォッ!!』

 

《エヴォルカイザー・ドルカ》★4/火/恐竜/攻2300/

 

「カードを1枚伏せてターンエンドや!どっからでもかかってこんかい!!」

 

竜崎 H2

《ラギア》(攻)ORU(オーバーレイユニット)2

《ドルカ》(攻)ORU2

セットカード

 

 

うわっ俗に言う【兎ラギア】みたいなデッキか懐かしいなぁ。やることは単調だけどシンプルに強いよね、《神の宣告》と《天罰》内蔵が並んだら厳しいモノがある・・・・まぁ勝つけど

 

 

「僕のターン!手札から魔法カード《闇の護封剣》を発動!相手モンスターを全て裏側守備に封印する!!」

 

「なんやて?!クソッ《ラギア》の効果発動!え~とORU?を2つ使って、魔法・罠・モンスターの召喚特殊召喚を無効にするで!」

 

「当然そうするよね、じゃあ次はこれだ!《レッドアイズ・インサイト》を発動、デッキからレッドアイズモンスター《真紅眼の黒竜》を墓地に送り《真紅眼融合》を手札に加える!」

 

「なんやそれぇ!発動コストがコストしてないやないか!?(けど出てくんのがさっきの奴やったらドルカの能力で、違っても伏せの《次元幽閉》でアボンやな)」

 

 

・・・・・こんなわかりやすく顔に出る人刺客にするって、人手足りないのかな黒幕さん。伏せ除去ないからゴリ押すしかないけど

 

 

「では《真紅眼融合》を発動!デッキの《真紅眼の黒竜》と《デーモンの召喚》を融合する!我が友に宿れ迅雷の魔王、以下省略《悪魔竜-ブラック・デーモンズ・ドラゴン》!!」

 

『久々の闇堕ちでい!あ、元から属性闇だわ』

『どうでもいいけど口上省略ありナノ?!』

 

《悪魔竜-ブラック・デーモンズ・ドラゴン》星9/闇/ドラゴン/攻3200/

 

「うげっ、攻撃力3200がポンっと出てきおった・・・・(さ~攻撃してみぃや!!)」

 

「では遠慮なくバトル!《ブラック・デーモンズ》で《エヴォルカイザー・ドルカ》(攻2300)を攻撃!<メテオ・フレア・オリジン>!!」

 

「ばぁか、かかりおったな罠発動!次元幽・・・・ありっ?」

 

『はい焼きまーす』

 

「うぎゃああああっ?!」

 

「バトル終了時に効果発動!《真紅眼の黒竜》をデッキに戻してその攻撃力分の《黒炎弾》をかますことが出来る!!」

『最後おかしいヨ?!』

 

「ぎゃひぃぃぃっ?!」

 

竜崎 LP4000➡3100➡700

 

「2枚伏せてターンエンド」

 

吹雪 H2

《悪魔竜-ブラック・デーモンズ》(攻)

セットカード

セットカード

 

 

「熱い・・・・絶滅する・・・・なんでや、なんで罠が発動せいへんねん・・・・ディスクの故障かて・・・・」

 

「面倒だけど説明すると《ブラック・デーモンズ》が攻撃する時、バトル終了時まであらゆる効果は発動出来ないよ」

『男に・・・・説明した・・・・(驚愕)』

 

 

「んなアホ強いモンスターホイホイ出しおって最近の奴は・・・・も~許さへん!!ワイのターン!」

 

「そんなこと言われてもなぁ・・・・」

 

「きったー!ワイの最強モンスターみしたるわ!まずは《黙する死者》でカバザウルスを蘇生!そんで《帝王の烈旋》を発動!オマエの《ブラック・デーモンズ》を生け贄に上級モンスターを呼び出すことが出来る!」

 

『ひっど?!』

 

「《カバザウルス》《ブラック・デーモンズ》を生け贄に、さぁ来い冷たき暴君!《The tyrant NEPTUNE》!!」

 

『ゲアーヒャッヒャヒャヒャッ!!』

 

「こいつは・・・・プラネットか!!」

 

「その通り!こいつはモンスター1体の生け贄で召喚出来、召喚したモンスターのステータスと効果、名称を獲るんやでぇ!!」

 

《The tyrant NEPTUNE》星10/水/爬虫類/攻0➡4900

 

 

恐竜じゃなくて爬虫類じゃないかこいつ、見た目は恐竜寄りだけどさぁ・・・・

 

 

『ねー、ダイナソー名乗っといてどうなのそれ』

 

「ってあれ?なんでフィールドに《真紅眼》おんねん!」

 

「ああ、《帝王の烈旋》の発動に対して永続罠《真紅眼の鎧旋(リターンオブ・レッドアイズ)》を発動していた。フィールドにレッドアイズモンスターがいたから墓地の通常モンスターを特殊召喚出来るのさ」

 

「チッ、まぁええ《真紅眼》ごときじゃ《Neptune》の相手にならへん・・・・バトルや!<Sickle ofruin>!!」

 

『ギャハハハハハッ!!』

『痛ったぁ?!』

 

「うはははははっ!レッドアイズ真っ二つ~!!ど~やぁ~ワイのプラネットの切れ味は!!レッドアイズ程度のモンスターを未だにエースにしとる奴の気が知れんなぁ~!!」

 

 

・・・・はっ?

 

 

「ワイはこれでターンエンドや、ちゃっちゃとかかってこんかい!」

 

「・・・・ドロー、《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》を召喚し効果を起動、これを贄に《真紅眼の黒竜》を特殊召喚!」

 

『あ~、痛かったぁ~』

 

「性懲りも無くまたソイツかいな!馬鹿の1つ覚えやな!!」

 

「・・・・やっぱり攻撃反応か《ギャラクシー・サイクロン》!!その伏せを破壊する!!」

 

「《次元幽閉》が・・・・」

 

「も~~~いいよね?バトルだ!《真紅眼の黒竜》で《Neptune》を攻撃!!<ダーク・メガフレア>!!」

 

「アホかぁ!たかだか攻撃力2400で4900の」

「罠発動!《メタル化・魔法反射装甲》!!攻撃力を300アップし、その後アンタのモンスターの攻撃力の半分の数値を装備モンスターに加算する!!」

『おっ、久々の感覚・・・・・』

 

《真紅眼の黒竜》攻2400➡5150

 

「こっ、攻撃力5150やてぇ?!てかなんでメタル化なんて入れて・・・・ぎゃああああっ!!」

 

竜崎 LP700➡450

 

「《THE tyrant Neptune》・・・・撃破!続いて《真紅眼の鎧旋(リターンオブ・レッドアイズ)》の効果により2体目の《真紅眼》を呼び出しダイレクトアタック!!!」

 

「ほんぎゃあああああっ?!」

 

竜崎 LP450➡0

 

WIN 吹雪

 

 

「ふぅ、また君に聴くに堪えない罵詈雑言を射浴びさせてしまったね・・・・すまない、レン」

『いいって・・・・割と昔からこんな感じだったから・・・・慣れてる。派手にぶっ飛ばしてやったしな!』

 

竜崎<チ~ン・・・・

 

 

全く、無理しちゃって・・・・僕の回りの女性(?)は強がりばかりだね。

さて女性といえばみどり女史は、と

 

 

「ヒョヒョヒョヒョ~!!さぁ行けぇ~!《The tripping MERCURY》!!お姉さんに2連続攻撃だぁ~!!」

 

 

うわっ、向こうもちゃっかりプラネットだ。しかもmercuryて、インセクターって昆虫使いじゃないの?全く関係なくないか?!水族だったよねアレ

『(※うちのブッキーは原作知識は皆無ですがカード知識だけは前世より引き継いでるヨ!ややこしいネ!)』

 

「フン、罠オープン!《リビングデッドの呼び声》!おいでっ《堕天使スペルビア》!更に効果により《堕天使エデ・アーラエ》!!」

 

「ヒョヒョ?た、ターンエンド・・・・」

 

「ドロー!スタンバイフェイズに《闇次元の解放》!!《闇の誘惑》で除外した《堕天使アスモディウス》を帰還!!《死者蘇生》!墓地の《堕天使ゼラート》を復活!!」

 

 

堕 天 使 降 臨

いやぁ~ご冥福でも祈るべきかな?・・・・男だしいいか

 

 

指パチッ「全堕天使で、アタック!」

 

「ヒョェェェェェェッ?!」

 

羽賀 LP4000➡0

 

WIN みどり

 

 

「いやぁ~、美しい勝利ですねみどり女史」

 

「あら天上院君、そっちも片付いたのね」

 

「話が途中になってしまいましたが、恐らく黒幕がわかりましたね」

 

「ええ・・・・今度はこちらから出向いてあげましょ」

 

 

 

 

 

 

 

 

とある一室・・・・薄暗い部屋にガラス張りで壁に埋め込まれた、穴の空いた石版が展示された怪しい部屋。そこにて壮年の男一人と金・銀髪の妙齢の女性二人が、密談していた・・・・

 

 

「フン。所詮プロといっても落ち目の弱小、プラネットを使っても大した戦力にはならんか・・・・次は君たちに行ってもらう、プラネットを全て回収してきてほしい」

 

「そりゃあんな二人じゃ勝てるもんも勝てないでしょう、そこそこ知名度はあったらしいけど。デイビットも口だけで実践経験は少なそうだったしね」

「ああ、レジーを倒す程の相手だ。やはり私達の出番だろうな」

 

 

「フフフ、楽しみね。姉さん」

「そうだな・・・・」

 

 

「フッ、期待しているよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 


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