遊戯王GX レイヴンズ-鳥使い共   作:トランス・D

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※原作効果とか原作オリカとか


最終羽 あたしらの戦いはこれからだっ!的な

前回のあらすじ。

 

ライキリ、曇天に死す。

 

 

『それ今回のサブタイ(仮)だったやっ、ぎゃああああああっっっ!?!』

 

「やっぱ駄目かぁ!きゃああああああっ!!」

 

ジュンコLP5850➡600

 

 

「驟雨のライキリ、撃破!」

 

 

くっ、なんか某RPGの剣士っぽくキメやがって・・・・ってゆうか本気で痛いわ!10500ダメージって、直撃だったら即死するわ!!まぁたあたしらを保健室送りにする気かコノヤロー、看病イベント発生させんぞ!!

 

 

「ジュンコさん、余裕かましてる場合じゃありませんわよ!?」

 

「かましてねーよっ!」

 

「お前の場は壊滅、ライフはわずか600、手札はカルート1枚のみ。この状況で((ロード・オブ・ザ・レッド))の効果を掻い潜り、耐え忍ぶことができるか?俺はこれでターンエンドだ!!」

 

 

確かに絶対絶命ですけど、向うはついに手札を使い切った・・・・これをこうりゃくすれば勝ち目はある。いや、むしろ今しかない!

 

 

 

「あたしのターン、ドロー!《闇の誘惑》発動!2枚ドロー!!」

 

 

この2枚・・・・いや、まだチャンスはある!

 

 

「・・・・カルートを除外するわ」

 

「それで、逆転のカードは引けたのか?」

 

「・・・・おいでっ、《BF(ブラック・フェザー)-疾風のゲイル》!」

 

『クルッ!』

 

 

《BF-疾風のゲイル》☆3 ATK1300

 

 

追い詰められた時こそ、頼りになる相棒疾風のゲイル。

まぁ精神論だけどね、効果使ったら破壊されちゃうし・・・・

 

 

「ここでゲイルですか、確かに元は制限を喰らった程の強カードですが・・・・」

 

「この状況を打破するには役者不足だな・・・・万策尽きたか」

 

 

『クルックルルッ!!』

 

 

「「なめんなこらーっ」だってさ、カードを1枚セットしてターンエンドよ」

 

 

ジュンコ H0 LP600

《BF-疾風のゲイル》(攻)

セットカード

 

 

 

「俺のターン、ドロー!・・・・フン、今は必要無いカードだな。バトルだ!我が黒竜剣にて終止符を打とう!!」

 

 

馬鹿がゲイルに向かってつっこんで来る、自分の勝利を信じて・・・・けどっ!

 

 

「罠発動!《ゴットバードアタック》!!」

 

「出ました!ジュンコさんの十八番!!」

 

 

本当はもっと前に引きたかったけどしゃーない。

ごめんねゲイル・・・・頼んだわよ!!

 

 

「ゲイルを生贄に発動、ロード・オブ・ザ・レッドとギャラクシーアイズを破壊する!〈ブラック・スクラッチ〉!!」

 

「クッ、ぐおおおおおっ!!?」

 

 

ゲイルが金色のドラ○ンボールみたいはオーラ的なものを纏って、その身と引き換えに2体の上級モンスターを破壊する。

武装が砕けた馬鹿は、ダークネスの姿に戻った。

 

 

「この土壇場でゴットバードアタック、流石だと言うべきか・・・・墓地の《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》の効果発動、黒竜をデッキに戻し黒石を手札へ加え、ターンエンドだ」

 

 

ダークネス H1 LP6200

 

 

あれ、さっき誘惑・・・・って2枚目か。

しっかし残りの1枚なんだろ。あいつが手札を腐らせるなんて、珍しいこともあるわね・・・・

 

 

「これで互いのリソースはほぼ0、こっからは完全に引きゲーですわね。ジュンコさんのデッキはほぼハイランダー、解決札が引けるかどうか・・・・」

 

「大丈夫、あたしゃ悪運だけは強いからね!あたしのターン!」

 

 

引いたカードは・・・・おっしゃ!理想的な1枚!

 

 

「魔法カード《ダーク・バースト》!墓地から闇属性で攻撃力が1500以下の・・・・極北のブリザードを手札に加える!そして召喚!!その効果((ディスクコンコン))により墓地の白夜のグラディウスを特殊召喚!」

 

 

『クルッ!』

 

 

《BF-極北のブリザード》☆2 ATK1200

 

《BF-白夜のグラディウス》☆3 ATK800

 

 

「レベル3のグラディウスにレベル2のブリザードをチューニング!黒き疾風よ、三度、紲を紡ぐ追風となれ!《A BF(アサルト ブラック・フェザー)-五月雨のソハヤ》!!」

 

『・・・・サンゴウダッ』

 

 

《A BF-五月雨のソハヤ》☆ ATK1500

 

 

「三体目っ!?完全にシンクロに特化していたのか・・・・」

 

「ソハヤの効果!甦れ、驟雨のライキリ!!」

 

『グフッ・・・・休ませる気が微塵も無いですな』

 

 

《A BF-驟雨のライキリ》☆7 ATK2600

 

 

先程一万の攻撃力差に破れ去ったあたしのエース、驟雨のライキリ。

そいつが包帯ぐるぐる巻きで蘇る・・・・どこで巻いたそれ。

 

「はっ?頼りにしてる証っしょ。なんならチドリでよかったのよこの場合」

 

『ぐぅ・・・・たとえミイラになってもチドリには譲れん、ジュンコ殿のエースは拙者だ!』

 

「その粋よ!まぁ・・・・シンクロ素材にすんだけど。BFを素材としたソハヤはチューナーとして扱う!レベル7のライキリにソハヤをチューニング!」

 

『知ってたし・・・・涙など出ぬしっ!』

 

「合計レベルは・・・・12!」

 

「漆黒の翼よ!雷の力宿し、鮮烈にとどろけ!シンクロ召喚!切り裂け!《A BF-神立のオニマル》!!」

 

『うおおおおおっ!!出番があったぞおおおっ!!』

 

 

《A BF-神立のオニマル》☆12 ATK3000

 

 

「普段チドリで充分ですものね、不満も溜まりますわね」

 

 

おぅ、それ言うな。秘密兵器って事にしといて、こいつ喧しいから。

 

 

 

「神立のオニマル、BFの最強モンスター、シンクロモンスターのみを素材にした時攻撃力が3000ポイントアップする・・・・そうか」

 

「ソハヤの効果もひとつ!墓地に送られたターン、墓地の他のソハヤを除外して特殊召喚!」

 

《A BF-五月雨のソハヤ》ATK1500

 

 

「バトル!ソハヤであんたにダイレクトアタック!!」

 

「クッ・・・・」

 

 

ダークネス LP6200➡4700

 

 

「これで終わりよ!神立のオニマルで・・・・」

 

「まだだ!手札の《冥府の使者ゴーズ》の効果発動!ダイレクトアタックを受けた時、場にカードがない時特殊召喚される!我を守れ、ゴーズ!カイエン!」

 

 

『『はあっっ!!』』

 

《冥府の使者ゴーズ》☆7 DEF2500

 

《カイエントークン》☆7 DEF1500

 

 

冥府の使者ゴーズ、そんなカードを握っていたなんて・・・・流石はあたしらの師匠なだけある。追い詰めたと思ったのに、まだ勝ちが見えない。

 

 

「ったく、そろそろやられなさいよ・・・・このデュエル開始したのいったい何ヵ月前だと思ってんだ!いい加減沈めよ、沈めぇ!!」

 

「どこのファンサービスですか?!とゆうかメタい!!」

 

「言ったろう、俺は簡単には沈まないと!たとえ読者が飽き飽きしてきても、俺は最後まであがき続ける!!」

 

「だったら、真っ正面から完膚無きまで叩き潰す!いっけぇオニマル!冥府の使者ゴーズを攻撃!〈サンダーボルト・フラップ〉!!」

 

『ぐははははは!くたばりやがれえええええっ!!』

 

 

やたらテンションの高いオニマルサンが無口のゴーズを破壊する。ランク7の素材にされたら厄介だし、残すのはカイエンで正解なハズ・・・・

 

 

「すまないな、助かったぞゴーズ・・・・ジュンコ、お前のライフはわずか600。攻撃表示のソハヤを2100以上の攻撃力で突けばしまいだ、残念だったな!」

 

「残念なのはあんたの思考回路よ、あたしがこのままターン譲るわけないでしょがっ!!」

 

『ぬぬっ、他にやれることなんざあったか?』

 

 

「神立のオニマル、効果発動!墓地のBFを1体選び、レベルを同じにする!ハルマッタンと同じレベル2へ変更!」

 

『えっ?』

 

《神立のオニマル》☆12➡2

 

「そしてA BFの共通効果、BFを素材にしているからこいつはチューナーとして扱う!」

 

『えっ?』

 

「レベル5、五月雨のソハヤにレベル2となった神立のオニマルをチューニング!!黒き旋風よ!天空へ翔けあがる翼となれ!!」

 

『ああああっ!せっかく場に出れたとゆうのにぃぃぃぃ!!』

 

「シンクロ召喚!《BF-アーマード・ウィング》!!」

 

『・・・・ッッ!!』

 

 

《BF-アーマード・ウィング》☆7 DEF2000

 

 

「元祖BFの切り札・・・・まさかオニマルを犠牲にしてまで繰り出してくるとはな」

 

「ってゆうか、レベル変動効果とか完全に忘れてましたわ。せっかくのレベル12シンクロなのだからもっと効果盛っても良さそうだな~、とか思ったらそれですか・・・・」

 

 

まぁ、正直出しやすさの割りに合わないっちゃ合わないと感じる時もあるけど・・・・こーやって色んなシンクロに繋げられるから悪くはないわよ、うん。

 

 

「あたしはこれでターンエンド。さぁ、バトルで無敵のこのコをどう突破するのかしら?」

 

「そう言う割りにはちゃっかり守備、無効化対策ですわねわかります」

 

 

ジュンコ H0 LP600

《BF-アーマード・ウィング》(守)

 

 

 

「いいだろう。その自信、ぶち壊してくれる!俺のターン!・・・・チューナーモンスター、《ガード・オブ・フレムベル》召喚!」

 

「げげっ!?」

 

 

《ガード・オブ・フレムベル》☆1 ATK100

 

 

「レベル7のカイエントークンにガード・オブ・フレムベルをチューニング!王者の咆哮、今天地を揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!シンクロ召喚!荒ぶる魂、《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》!!」

 

 

『グオオオオゥ!!』

 

 

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》☆8 ATK3000

 

 

「おまっ、そこは空気読んで元祖にしなさいよ元祖に!」

 

「空気読まずクリスタル・ウィングとか繰り出したお前に、言われる筋合いは無い!スカーライトの効果発動!特殊召喚された効果モンスターを全て破壊し、その数×500のダメージを与える!〈アブソリュート・パワー・フレイム〉!!」

 

「きゃあああああっ?!!」

 

 

ジュンコ LP600➡100

 

 

「せっかくのアーマード・ウィングが丸焼きにっ!ソハヤは使わずオニマルだけのがマシでしたわ!」

 

「結果論じゃい!ゴーズ来るとか思わんでしょうがあのデッキで!!」

 

「遺言はそれでいいのか・・・・バトル!スカーライトのダイレクトアタック、〈灼熱のクリムゾン・ヘル・バーニング〉!!」

 

「なんのっ、墓地の《光の護封霊剣》を除外し効果発動!このターンのダイレクトアタックを封じるわ!!」

 

 

地面から無数の光剣が出現し、スカーライトの炎をせき止める。

いやぁ~くっそ暑そうだわ絶対食らいたくない。

 

 

「そのカードはもしや・・・・」

 

「お察しの通り。ももえと同じく最初の《手札抹殺》で落とされた最後の1枚よ。《ダメージ・ダイエット》といいこれといい・・・・どんだけよ」

 

「そこは照れずに、「どんだけ仲良しなのかしら、あたし達ッッ」と、言ってくれれば・・・・」

 

「喧しいわっ!黙って死体してろあんたは!!」

 

「ふふっ・・・・ターン終了だ」

 

 

ダークネス H0 LP4700

《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》(攻)

 

 

「あたしの、ターン!《貪欲な壺》発動!墓地のゴウフウ、ブリザード、ゲイル、ソハヤ、クリスタルウィングをデッキに戻しシャッフル・・・・2枚ドロー!!しゃあっ!《死者蘇生》発動!!かえっといで、《A BF-涙雨のチドリ》!!」

 

 

『姐さんっ!信じてましたぜっっ!!』

『解せぬ』

 

 

いや、ライキリ単体だとバニラだしね?大人しく寝てろよ包帯ぐるぐる巻き。それとも過労死したいのかオメーは。

 

 

「チドリは墓地のBFの数×300ポイント攻撃力が上がる脳筋、なんやかんやあって現在墓地には 9体のBF!よって攻撃力は5300よ!!」

 

 

死ぬ程暇な人は最初から数えてみてね、駄作者のことだから多少~・・・・ずれてる気もする。

 

 

『んな適当なぁっ?!!』

 

《A BF 涙雨のチドリ》☆7 ATK2600➡5300

 

 

「さぁ、アーマード・ウィングの敵よ!スカーライトにチドリで攻撃!雷鳴の一撃・・・・《ライトニング・スラッシュ》!!」

 

『チェストォォッ!!』

『ガッ、グガアアアッ!?』

 

 

ダークネス LP4700➡2400

 

 

流石王者の魂さんだけあって刀と拳で何度かやり合ってはいたが・・・・まぁ攻撃力の差は歴然、ルールには逆らえずチドリが勝利しました。

 

 

「クソッ、ああすればこうする奴め・・・・すまんな、守れなかった」

 

「どこのグレイ○スの主人公ですか貴方は・・・・」

 

「あ、やっぱ最後までネタはぶちこんでくるのね。カードを1枚セットして終了よ」

 

 

ジュンコ H0 LP100

《A BF-涙雨のチドリ》(攻5300)

 

 

「俺のターン!・・・・魔法カード《※アカシック・レコード》を発動!カードを2枚ドローし、それらがデュエル中に使用したものであれば除外する!2枚ドローッ!!」

 

「え、あんなカードあったっけ欲しい。つかデュエル中に使用したものであればって、またテキストがガバガバね」

 

「確か・・・・ヘル電波様でしたっけ使ったの、原作オリカって奴ですわ」

 

 

ああ・・・・あの人(?)も結構無茶やってたわね、つーかもうこっち馴染み過ぎて原作知識(笑)とか曖昧だわあたしゃ。

 

 

「・・・・フン、そろそろ俺も限界が近いな。2枚とも新なカードではあるが、ドロー力が随分と落ちている・・・・あれだけ無茶をすれば当然だな」

 

 

普段無茶苦茶って自覚はあんのね。

つかドロー力が落ちるってなんだよ、減るもんなの?やっぱ無茶苦茶すっと減るもんなのそれ。

 

 

「だがまだだ。もっと、もっと・・・・極限まで行くぞ、ジュンコ!モンスターをセットし、魔法カード《ブラック・ホール》を発動!場の全モンスターを破壊する!!」

 

『うわああああっ!電光のごとく逃げっ・・・・て光すら呑み込む程だから駄目かああああっ!!?』

 

 

ここにきて全体除去!?なりふりかまっていられないってか・・・・あたしの伏せはモンスターを守れるカードじゃない、悪いわねチドリ。

 

 

「チドリがボッシュートした事により、墓地から鳥獣シンクロ1体を復活させる!・・・・出番がほしけりゃくれてやる!《A BF-神立のオニマル》!!」

 

『わっはっはっはっは!まさかの再登場!!』

『解せぬぅ・・・・』

 

 

《A BF-神立のオニマル》☆12 ATK3000

 

 

「セットモンスターは黒鋼竜(ブラック・メタル・ドラゴン)。その効果により、デッキから《真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)》を手札に加える!」

 

「レダm・・・・ダークネスメタルじゃない!?」

 

「どうゆう事でしょうか・・・・」

 

「言ったろう。流石に俺でも限界が来ると・・・・先の《強欲で貪欲な壺》の時点でデッキから除外してしまったのだ。嘆かわしい事にな」

 

 

・・・・確かに強貪はデッキのキーパーツをすっ飛ばすリスクがある。だからと言ってあんにゃろが肝心なカードを失うとは本当に珍しい・・・・

 

 

「だがダークネスメタルまでの進化には至らぬとも、この力に耐えきれるか?《思い出のブランコ》を発動!蘇れ我が魂、《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》!!」

 

『どこまでも付き合ったるよっ!!』

 

《真紅眼の黒竜》 ☆7 ATK2400

 

 

「・・・・ああ。そして真紅眼の黒竜を生贄に、《真紅眼の闇竜》へと進化する!!」

 

『はああああっ!!』

 

 

最後の最後に表れたのは、真紅眼の正当進化形態。

正直・・・・幻魔よりよっぽどこいつのが怖い、圧が違う。あいつのためにって意思がビシビシ伝わってくる。

 

 

「真紅眼の闇竜の攻撃力は、墓地のドラゴン族モンスターの数×300ポイントアップする。現在、俺の墓地には18体のドラゴン!よって攻撃力は・・・・」

 

《真紅眼の闇竜》☆9 ATK2400➡7800

 

 

「こっ、攻撃力 7800。黒竜剣程ではないですがこれはちょっと・・・・」

 

「バトル!神立のオニマルを焼き払え!〈ダークネス・ギガ・フレイム〉!!」

 

 

・・・・多分、あいつの最後の全力。そして彼女の最後の全力。

 

あたしは・・・・ごめんね、トーヤ。

 

 

「リバースカード・・・・オープン!《ファイナル・ギアス》!!」

 

「ええっ!?」

 

「レベル7以上のモンスターが、お互いに墓地へ送られたターンに発動。互いの墓地から・・・・全モンスターを除外する!!」

 

「馬鹿なっ・・・・そんな発動条件の重いカードを何故・・・・」

 

「・・・・除外した内から魔法使いモンスターを特殊召喚できるけど、あたしはそれを使用しない。そして墓地のドラゴン族が消滅さた事により、闇竜の攻撃力はダウンする・・・・」

 

『うぅっ、そんな、私が・・・・』

 

 

《真紅眼の闇竜》ATK7800➡2400

 

 

「迎え討て、神立のオニマル!〈サンダーボルト・フラップ〉!!」

 

 

「ぐわあああああっ!!」

『うわあああああっ!!』

 

 

ダークネス LP1800

 

 

「あたしのタァーン!これで終わりよ。オニマルであんたに、ダイレクトアタック!!」

 

 

ダークネス LP1800➡0

 

 

WIN ジュンコ

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

「あたしの、あたしらの勝ちだ!!」

 

「ジュンコさーん!素敵でしたわーっ!!」

 

「ぎゃーっ!?ひっつくな痛い痛い傷に響く!!」

 

 

モモにダイビングハグされて、ドタバタの末に地面に叩き伏せるの図。

 

 

「アハハ、元気だね君達は・・・・」

 

「うおっ!?立ち上がってきやがった」

 

「貴方も大概、ゴキ○リ並みの生命力ですわね・・・・」

 

 

馬鹿は死んでも治らないから生命力もすご・・・・あれっ、こいつなんか体透けてきてね?半透明じゃね?

 

 

「おかしいですわね、わたくしダメージ受けすぎて目でも霞んでいるんでしょうか」

 

「ああ、あたしも結構派手なの貰ったからそのせいか・・・・って絶対違うよねこれ、明らかにうっすらしてきてるよねこれ」

 

「いやいや何言ってるんだい君達ィ。これはカードへ封印(笑)をかけたデュエルだったろ忘れたのかい?負けた僕がそうなるのは必然だろう」

 

「えっ、あれガチだったん!?」

 

「緊迫感出すだけのちょっとした演出だ。みたいな感じだと思ってましたわ!」

 

 

え、じゃああたしは、彼を・・・・

 

 

「待った待ったジュンコ君!急にしょんぼりした顔しないでくれ調子狂うなぁ・・・・」

 

「だ、だってさぁ!」

 

「どーせ封印されるなら、最後に君達と滅茶苦茶やりたかっただけなんだよ本当に。それにあれだ、僕くらいになれば自力で脱出くらいできるから、きっと!」

 

「トーヤならやりそうで恐いです」

 

「根拠無さすぎだろ、馬鹿・・・・」

 

「アッハッハッハ!・・・・絶対実行してみせる。僕の現世の願いは君達と明日香の幸福・・・・明日香や君達を悲しませるつもりはこれっっっっぽっちも無いからね!!」

 

「「だれが悲しむかぁ!!」」

 

「うん・・・・そろそろ限界のようだ。そんなわけで、明日香達にはまた社長にこき使われてる設定にしといてくれ、PDAとか渡すからメール代返しといて!」

 

「無茶振りだな!?」

 

「あともう1つ。僕がカード化した連中全員復活するハズだから・・・・多分めっちゃ君達狙われるから注意してくれ!!」

 

「「えーっ!!?」」

 

「いやぁ~君達に面倒飛び火しないように、裏で色々頑張ってたんだけどさぁ~・・・・これもセラちゃんの為だ、頑張ってくれたまえ!!」

 

「「ふっ、ふざけんなあああああああっ!!」」

 

 

 

こうして、師匠は1枚のカードへすっぽり収まった。

封印されてもウィンクとかしてきたら破り捨ててやろうかと思ったが、カードの絵柄はダークネスの仮面だったので・・・・とりあえず、あたしが色々責任もって預かることにした。

 

それからは疲労困憊でぶっ倒れ。とりまKC社に救助を求めて、二人?いや、三人仲良く気絶することにした・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《イラっと来るぜ》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジュンコさん、今屋上とか人気の無い場所でしょげてると思うので・・・・探し出して、励ましてあげてくれませんか?」

 

突然、こんな内容のメールが届いた。

差出人は勿論、浜口ももえだ。

幻魔を借りていった?吹雪さんを追いかけていった二人は、1週間ぶりに帰ってきたと思えば・・・・ジュンコの奴、何かあったらしい。

 

 

「P.S☆人気の無い場所・・・・つまり、チャンスですわよ、チャンス!!」

 

 

・・・・いや、励まして欲しいんじゃないのかよ。

兎も角、彼女が一人でよく黄昏るらしいリスト(ももえ作)を参考に方々を探してみたが、見つからない。

残る場所はここ、校舎の屋上だが・・・・見つけた、後ろ姿で一発だぜ!

柵もないのにあんな淵に座って、危ない奴だなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

《クリクリ?》

 

 

 

 

 

 

 

「こんにゃろぅ・・・・何が「僕の願いは君達の幸福だ

」だよ!格好つけてんな!昔あたしが、あたし達がどんな想いをしてたか教えてやろーかコラ!・・・・馬鹿」

 

 

「おーい、ジュンコ~・・・・誰と話してんだ?」

 

 

 

やばっ、師匠カードに八つ当りしてんの視られた!?

 

 

 

「な、なんでもないわよ!それより十代・・・・なんでここに?」

 

 

一人になりたいからわざわざこんな場所に来たのに、ああ・・・・屋上は割と人来やすかったわね。失敗した。

 

 

「なんでって、う~ん・・・・帰ってきてるって聞いて、探したんだよ。メールしても返事なかったしな」

 

「ふ~ん・・・・で、なんか用?」

 

「つ、冷たいな!?久しぶりに会ったのによ~・・・・」

 

 

そうかな、あたしゃいつもこんな感じじゃなかったっけ?

 

 

「・・・・やっぱ機嫌わりぃな。なんかあったか?」

 

「別に、ただ期末試験の結果やばかっただけよ」

 

「ああ、病院で受けさせて貰ったんだっけ」

 

 

なんやかんやで闇のデュエルで負傷した私達は、KC社の人に近場の病院連れ込まれ、またもや入院生活。

なんだかんだ社長に進級試験は公欠ってことにしてもらえ、ベットの上でテストを受けたのであった、勉強してないから赤点ギリギリだったけど。

なお実技まで病室だった模様、卓上デュエルとか久しぶりにやったわ。

 

 

「って、絶対違うよなそれ。いくら俺でも騙されねぇから」

 

「・・・・」

 

「そ、そうだ!隼人がI2社にカードデザイナーとして雇われることになったんだ、凄くないか!?」

 

「知ってる、会長さんから聞いたもの。頑張れメールしといたわ」

 

「え、え~とぉ・・・・か、カイザーの卒業デュエルの対戦相手に指名されたんだ!それで、引き分けだったんだよなぁ~惜しかったなぁ~!!」

 

「知ってる、病院で中継見せてくれたもの。モモと二人で見てたわ。格好よかったわよ」

 

「お、おぅ・・・・」

 

 

直接観れなかったのが凄く残念。まぁ翔君の奴にバッチし録画もさせたからそれでよしかな?

一応言っとくと先輩はノーマル状態だった。

スポンサーの人とか観戦してるからか、お願いだからいつもの兄さんでいて!と、翔君が熱烈懇願したらしい。どうやらバカイザーは一定の条件下で発現するらしく、この1週間は穏便だったとかなんとか。

 

 

「やっぱ変だぜジュンコ、普段のお前なら俺に格好いいとか言わねえもん」

 

 

そうだったっけ?思った事を素直に言っただけなんだけど、普段から似たようなもんじゃん?

 

 

「なあ、なんかあったんだろ」

 

「別に・・・・」

 

「そんなに話したくないなら、話さなくても良いんだけどよ・・・・よしわかった、デュエルしようぜ!」

 

「なんでよ!なんでこの空気からデュエルする流れになんのよ!!」

 

「うおっ、地味に本日一発目・・・・」

 

「普通他に言葉探したり空気読んで去るなりなんなりあんでしょーが!あんたは馬鹿か?馬鹿なのか!?」

 

「おうっ、俺は馬鹿だ!俺はジュンコの気持ちなんざちっともわからねぇ・・・・けど、デュエルを通してぶつかり合えば、きっと悩みも吹っ飛ぶ!なんとかなる!!」

 

「曖昧すぎよ!!」

 

 

はぁ~。この単純熱烈天然決闘馬鹿は・・・・けど、十代なりに心配してくれたってコトなのかな。それはそれで・・・・う、嬉しいかも。

 

 

「いいわよ、相手になったげる。けど、今のあたしは虫の居どころが悪いから・・・・派手に吹っ飛ばされないように、せいぜいがんばりなさい!」

 

「やっぱ不機嫌なんじゃねーか!?・・・・俺はいつでも全力全開だ!お前に勝って・・・・あ、これは駄目なんだっけか」

 

「ん?なんのこっちゃよ」

 

「な、なんでもない!・・・・ちぇ、生殺しも大概だぜ」

 

「???」

 

 

「(あ~あ、カイザーとお前とのデート権かけて勝負してた!なんて、絶対言えないよなぁ。結局引き分けだし、次回に持ち越しだし・・・・けどあくまでデート権だけだし・・・・デュエルが終わったら・・・・思い切って言っちまうか!)」

 

 

なんかボソッと言ってけど・・・・まいっか。とりまディスクスタンバってっと、小型(アクファ仕様)だと便利ね~。

 

 

 

「見つけたぞ、お前が枕田ジュンコか」

 

 

 

十代との久しぶりのデート、もといデュエルをおっぱじめようとしたその時だった。

なんかその辺の空間から、なんかアレなバイク的なアレに乗って、アレな仮面つけた、いかにも不審者って感じのアレな人が突然現れた。

・・・・あれ、Dホイールって奴?なして?うちGXよ?

 

 

「な、なんだお前は!どっから出てきやがった!!」

 

「フン、遊城十代か。我が名は・・・・パラドックス、時の番人」

 

「パラドックス・・・・時の番人?」

 

 

えーっ、なんか某イリアステルな方来ちゃったーっ!?滅四星?の1角飛んで来ちゃったんですけど・・・・どうなってんのよこれ!!

 

 

「「この時代」のお前には用は無い、私の狙いはお前だ・・・・枕田ジュンコ!ダークネスの福音!!」

 

「何よダークネスの福音って、厨二か!まるで意味がわからんわ!!」

 

「以前あの男・・・・ダークネスには不覚をとったが、私が開放されたとゆうことは、もうあやつはいないのだろう・・・・」

 

「????」

 

私が解放て・・・・あーっ!馬鹿が言ってた、めっちゃ狙われるってこれ?!あんにゃろイリアステルにも襲われてたんかい、どんだけよ!!

 

 

「あとは貴様達、ダークネスの福音さえ抹殺すれば、未来は救われる・・・・恨みは無いが消えてもらうぞ」

 

「何言ってんだかさっぱりわかんねぇが・・・・ジュンコと俺の仲を邪魔しようってんだ、そっちこそぶっ飛ぶ覚悟はできてんだろうな!!」

 

 

 

いやいや、不味いでしょこれ。本編終了前に十代とパラさん戦わせちゃ駄目っしょこれ。狙いはあたし達のようだし、かくなる上は・・・・

 

 

「いるんでしょ・・・・ももえも~ん!」

 

「はいっ、呼ばれたので飛び出ましたわっ!」

 

「なっ!?浜口ももえだと・・・・今、どこから出現した!!」

 

「おおぅ、相変わらす神出鬼没な奴だぜ」

 

 

 

異空間から出現するイリアステルもビックリの神出鬼没、アカデミアの秘密兵器ももえもん。やはり出歯亀する気満々だったか・・・・十代がやたら気を使ってくるからおかしいと思ったのよ。うん・・・・わかってたんだからねっ!

 

 

「まぁ!わたくしはただただ善意で、ジュンコさんを励ませるのは十代様だけだろうな~って」

 

「はいはい・・・・とりま、あたしらがやるべき事はわかるわね!」

 

「はい!テッテテテーッテテ~、Dホイール~(ダミ声)」

 

 

 

流石はモモ!これさえ使えばこの場所から遠ざかりながらパラさんを迎撃も可能!って・・・・

 

 

「待たんかーい!まずどっから出した!とかそれ以前に、なんでDホイあるんじゃーっ!!」

 

「馬鹿が社長にあと2回勝った末の報酬らしいですわ!わたくし達にジェット機はアレだから「デュエルできるバイクとかどうかな?」って。ちゃんとブラック・バードと○ャーク号そっくりにできてますわね・・・・KCの技術力は世界一ィィィ」

 

「シャー○号はまずDホイじゃなくね!?鮫さんの原チャ感覚じゃなかった大丈夫?!」

 

 

「すっげー!これ乗りながらデュエルできるのか!!?」

 

「この時代にDホイールが存在しているだと・・・・やはり貴様達は生かしてはおけん!!」

 

 

「ほらーっ、あんたが余計なもん出したから余計な反応が生れてんじゃん!パラさんすげー怒ってんじゃん!大体ここ屋上だろーがバイクでどーやって逃亡すんのよっ!!」

 

「そんなもの・・・・フライングデュエル・アクセラレーションするに決まってますわ!大丈夫、ジュンコさんならできます!!」

 

「転☆倒☆王になるわっ!つーかそもそも死ぬわっ!!」

 

 

「茶番はもうよいか

・・・・このまま塵にしてくれてもよいのだぞ」

 

 

やべっ、通常運転(いつものやりとり)してたらパラさんがイライラMAX!十代を巻き込むわけには・・・・

 

 

「こーなったらヤケよ・・・・十代!あたしらちょっくら、ダイビング・デュエルの旅に出るから!」

 

「えっ?おっ、おう・・・・」

 

「また新学期に逢いましょう十代様・・・・多分!!」

 

「雑だなおい!?」

 

 

そんなわけでちゃっかりバイクに乗り込みメット装備までを済ます。

大丈夫、前世じゃ師匠とバリバリ単車で走ってたし・・・・勝手は一緒よ一緒!

あれっ、モモはあたしらどっちかの後ろに座ってだけな気がすっ?ま、いっか!!

 

 

「逝くわよモモォ!地の果てまでも!!」

 

「屋上な上に辺りは海だらけですけどね!まぁなんとかなります!!」

 

「まじか!?こっから飛ぶのかお前達、ツッコミどころが多すぎてついていけねえぞ!!」

 

 

「それがあたしらの生き様よ、そしてあんたが言うな!・・・・さぁ、ついて来なさいパラドックスとやら!」

 

「正々堂々、(フ)ライディング・デュエルでお相手してあげますわ!!」

 

「いいだろう・・・・(フ)ライディングでこの私に挑んだことを、後悔しながら逝くがいい!!」

 

「あんたもそれでいいのか?かっ飛ぶ気満々なのかよ!?」

 

 

細けぇこたぁもういいわ。もうライディングにワクワクしちゃってんのよあたしゃ!

 

 

「さぁ、派手にぶっ飛ぶわよ!」

 

「お供しますわ、どこまでも!」

 

「否、貴様達の命運はここで尽きるのだ!!」

 

 

「「「ライディング・デュエル!アクセラレーション!!」」」

 

 

「三人、同時に、(屋上から)飛んだーっ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わり。

 




そんなわけでジュンコ達のお話はいったん終了です。

こんな勢いだけで始めた、勢いだけのモノを最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました。

また小説を投稿する事になったらよろしくお願いします。

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