遊戯王GX レイヴンズ-鳥使い共   作:トランス・D

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ラストエピソードいきまーす。


39羽-やっぱ大体あいつのせい

○○県○○市のとある山奥-こっち(現世)でこの場所に訪れるなんて考えてもみなかった。

 

この場所は-・・・・わたくし達が出会った場所。

動けなくなって一人泣いていたわたくしを、野山を駆けずり回ってヤンチャしていた師匠・・・・冬夜(トーヤ)と、ジュンコさんが見つけてくれた場所。

 

・・・・おいこら、何ナチュラルにナレーションに割り込んでんだオメーは。

 

あの時のジュンコさん・・・・いえ、あっちの頃ですから隼子さんですわね。

ものすごくボーイッシュで・・・・初見は男子だと思った程でしたわ。

 

いや、うん・・・・無視かよ!

 

そう・・・・二人で虫捕りに来たとか言ってましたわね、自由か。

けどそんなお二人がとても面白可笑しく、もとい輝いてみえて・・・・それから三人で、またある時は四人で行動するようになりました。

 

あーうんいたわねアイツ~、けど話しそれるからその話題カットで

 

まぁまぁ、彼はジュンコさんが連れてきたんじゃないですか。居なかったように扱うのは酷いですわ!それに彼はジュンコさんの・・・・

 

あーあー、きーこーえーなーいー。

つーかいい加減にしない?うちらなんで地の文で会話してるわけ意味不明だよ?

もーこの小説ラストだつってんのに最後までこのグダグダな感じ貫くわけ?あの(ギン)魂ですらラストシーズンは結構真面目にやってるよ?

 

仕方ないでしょう、読者アンケート(笑)の結果コメディルートになったんですから。七精門編らしく多少はシリアスっぽく締めるとかそんな事は微塵も望まれていませんわレイブン(笑)

 

やめろぉ!ここぞとばかりに黒歴史をほじくり出すのはやめろぉ!!

あーもー、これで師匠がシリアスムードで出迎えたらどーすんのよ、こっぱずかしいにも程があるわよ・・・・

 

そんな事を考えながら、わたくし達は目的の地へとたどり着いた・・・・そこではあの馬鹿が一人立ち尽くしていた、アロハで。

 

あ、これナレーションだったわね。ん?アロハァ!?

 

 

「待っていたよ・・・・ジュンコ君、ももえ君。思ったより早かったじゃないか・・・・」

 

「思ったより早かったじゃないか・・・・じゃないわーっ!なんでアロハのまんま?ねぇなんでアロハのまんま?!雰囲気ぶち壊しにも程があるんですけど!!」

 

「そんな事言ったら冒頭から地の文オンリーとかとっくの昔にぶち壊していますわ!」

 

「それはアンタが割り込んできたせいだろーがいっ!」

 

「ふふっ、勢いでジェットに乗り込んだはいいけど着替えを忘れててね・・・・甲縛式オー○ーソウルを取得していなければ空で凍死だった。冬夜だけに」

 

「またそれかよ!マン○ンネタは伝わるか怪しいからやめろって何度も言ってんでしょーが!!」

 

「何っ、原作世代なら○ンキンも大体通じるのではないのか!?同じジャ○プ出身だよ!!」

 

「GXとかから入った人もいるかもだろーが!てかアンタ達、本気でいい加減にしなさいよね!開幕からここまでひたすらボケ続けじゃねーか、こんなもん一人でさばききれるわけないでしょーが・・・・セラちゃん先輩連れてくればよかったわよ!!」

 

「そんなっ、まだ始まったばかりですわよ?!」

 

「僕たちは信じてる・・・・たとえ他の皆が全てボケに回ったとしても、ジュンコ君がいる限り世界は平和だとね!」

 

「その無駄過ぎる信頼はどっからくるわけ!?あーもーそろそろ本題に入れッッッ!!」

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

「ぜぇ、ぜぇ・・・・」

 

「毎度の如く、ジュンコさんがツッコミ疲れてから本題に入るのは定番として・・・・いきなり三幻魔かっさらってこんな場所にわざわざ呼びつけて、どうゆうおつもりですか?」

 

「そーよ、もうすぐ進級試験始まんのよ?転生者(笑)だからって余裕かませんのは最初だけ!細かいルールとかバニラテキストとか青眼の活躍シーンとか、勉強する所沢山あるんだから!」

 

「自身の嫁自慢を学校の試験にまで混ぜこんでくる社長、流石だよね・・・・」

 

 

一度、「我がブルーアイズがかの者との闘いにおいてブラック・マジシャンを戦闘破壊した回数を答えよ。」とか試験に出た時は思わず「知るかーっ!!」と叫びながら試験用紙を破りたい衝動にかられた。

あいつやっぱ本物の馬鹿だぜ・・・・(凡骨感)

 

 

「うん、ならば本題に入らせて貰おうか。君達突然だが・・・・元の世界に帰れるとしたらどうする?」

 

「え、本当に突然ね・・・・」

 

「この場所に呼びつけたのと何か関係がおありで?」

 

「ああ。僕たちをこの世界に転生(爆笑)させた張本人曰く、『あっ、幻魔の力使えば肉体ごと異界移動くらいできそーじゃね?』とか言ってたんだよ。だから念のため聞いておこうと思ってね」

 

 

今なんか気になる単語聴こえたんですが、張本人知ってるの?対話できるの?しかも口調的になんか知ってる奴な気がする。

 

 

「う~ん細かい事は置いといて、わたくしは今更って感じですわね。向こうは向こうで面倒ですし、肉体はこのままなら家族も「誰。」ってなるでしょうし記憶薄らいでますし、なによりようやく万丈目様とゴニョゴニョ・・・・な関係にもなれましたし」

 

「・・・・おい最後、あたし的にそっちのが気になるんだけど?何、あんた達進展あったわけ。結構関係良好なわけ?!」

 

「それはもう、準さんったら・・・・夜は意外とケ・ダ・モ・ノ。でしたわ」

 

「うぉいー!?それはあれなん?AとかBとかすっ飛ばしてZまで行ってんの!?二人でオーバーレイしちゃってるわけ!!?」

 

「あらいやらしい。ジュンコさんが気性とは裏腹に奥手過ぎるだけですわ、前世ですら実は一度も・・・・」

 

「わー、わーっっっっ!!?この話題ストップストップ!あたしが悪かった、変につっこんだあたしが悪ぅございましたっ!!」

 

 

くっそぅ、人が闇堕ち(演技)してる間になんてこったい・・・・昔っからこのコはちゃっかりしてんのよね、あたしと違って要領がいいとゆうか・・・・あっちじゃ、そこに敗けたんだろうけど。

 

 

「ジュンコ君はどうだい?隼子としての肉体はもうスプラッターだと思うが・・・・君は結構心残りがあるだろう」

 

「ばっか、あたしも今更よ。別に気がかりなんかないし~?」

 

「「(嘘つけ、ブラコン)」」

 

 

なんか目で否定された気がする。

 

 

 

 

 

 

《クルック~》

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・じゃぁ、今更二人共帰る気は無いってことで。三幻魔のエネルギー()は僕が使っちゃっても大丈夫かな?」

 

「「いいとも~」」

 

「じゃあ早速だが・・・・闇のデュエルを始めようかっ!!」

 

「「ふぁっ!?」」

 

 

馬鹿はそう宣言すると懐からあの厨二仮面、ダークネスの仮面を取り出すとそれを装備!赤のアホくさいアロハシャツから一転、セブンスターズのダークネスの姿へと様変わりした。

・・・・あの仮面ら服装も替わるんだね凄いね。

 

 

「ちょっっ・・・・話が急過ぎてまっっっったくついて行けないんですけど!?」

 

「わかるように説明しやがれですわ!」

 

 

「説明している暇はないぞお前達・・・・早く構えろ。それとも無抵抗なまま死にたいのか?」

 

 

キャラ変わってるぅーっ!?前は仮面つけても馬鹿だったのにキャラ変わってるんですけど、あの人ダークネス堕ちしてるんですけど!!

 

 

「気づけば辺りが闇の瘴気(大喝采)に包まれていますわ、あんなに明るかったのに!こうなったら()るしかありませんわ、隼さん!」

 

「回り誰もいないからって前世の徒名やめい!黒咲さんになるレジスタンスになるっ・・・・上等!前は2対1ですら敗けてきたけど、もうあの頃とは違うって事を思い知らせてやるわ、馬鹿冬夜!!」

 

「いいだろう・・・・ならばルールはバトルロイアル☆ルール!ライフは全員が前世にならって8000だ。そちら二人で統一にすると、いつぞやのように一瞬でケリがついてしまうからな」

 

「「んだとこらーっ(ですわ)!!?」」

 

「ククククク・・・・さぁ始めようか、我が弟子にして最愛の友たちよ!チームRAVENS(レイヴンズ)の、ラスト・デュエルの始まりだ!!」

 

「なんですかその原作アニメ次回作のタイトルみたいなチーム名は!」

 

「地味にあたしにダメージを与えんのはやめろ本日2回目!やっぱオメー馬鹿だろ、仮面かぶってもやっぱ馬鹿だろ!!」

 

 

「「「デュエルッッッ!!」」」

 

 

ダークネス吹雪(冬夜) LP8000

 

ジュンコ(隼子) LP8000

 

ももえ(桃華) LP8000




「闘いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

「モンスター達と供に宙を舞い、宙を舞い、宙を舞い!」

「天空フィールドをかけめぐる、最強の鳥使いデュエリスト決定戦(半ギレ)!」

「次回作!遊戯王RAVENS(レイヴンズ)!!」


「毎週水曜日、更新予定ですわっ!(大嘘)」




「紛らわしい告知すんなーっ?!絶対に本気にしないでくださいお願いします!!」


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