夏が一番恐ろしい・・・・
※また修正しました、毎度ながらミス多いな!
ある昼下がり、保健室にて
「ジュンコ、本当に・・・・いいんだな?」
「・・・・いいわよ?十代、来て・・・・」
「じゃあ・・・・入れるぜ?」
「うん・・・・アッ?!」
「わ、わりぃ!上手くいかないもんだな・・・・俺、こうゆうことする初めてだから・・・・」
「大丈夫、私もよ?こうゆうことされるのは・・・・十代が初めて」
「・・・・そっか、なんだか嬉しいな」
「フフッ。優しく、してよね?」
「ああ、今度こそ・・・・いくぜ?」
重なり合う、二人の男女の影・・・・
「はい、アーン」
「あ~ん、熱っ!むぐぐ・・・・ん~おいし~!十代の作ったおかゆ!」
「ん、そうか!そりゃよかったぜ!!」
「ラブラブっすねぇ・・・・」
「だなぁ」
どうも、翼をもがれた隼・・・・じゃなくて枕田ジュンコです。迷宮兄弟とのデュエルから数日経ったけど、相変わらず保健室のベットで養生してたりします。
現在十代に「なんかしてほしい事あるか?」と聞かれたので「お腹空いた」と伝えたら・・・・何故かお粥を作ってきてくれました。
いや、嫌いじゃないけどね?お粥って風邪とかで消化が弱ってる病人に振る舞うもんじゃね?普通に購買のドローパンとかでよかったのに・・・・まぁぶっちゃけ体起こすのも辛いから、有り難く看病イベントまで突入させていただきました!キャーッ!!そして普通に美味しいとゆう。
「フンッ!ジュンコは怪我人・・・・フンッ!ジュンコは怪我人・・・・」
「ところで明日香さんはなんで空きベットをサンドバッグにして拳を入れてるんだぁ?」
「シッ!目の前でイチャつかれて嫉妬に狂いかけてる所を、ジュンコさんの状態を想って無理矢理理性を保っているんすよ・・・・下手に触れないようにね」
「わ、わかったんだなぁ・・・・」
「あら~、卑しい・・・・じゃなくて愉しそうな声が聴こえたと思ったのですが・・・・違いましたか」
「うわっ?!ももえさん!!」
「ブーッ!!」
向かいのベッドの下からももえが出てきた、なんかカメラ持って・・・・
「アンタはどっから出てきてるんじゃあ!てかそのカメラ何よ?!」
「駄作者が小説の人気の無さからついにR-18に走っ・・・・ではなくてジュンコさんがついに素直になって事案発生かと思いまして、これは是非とも⚫ECしとくべきかと思ったのですが」
「いくら駄作者でもそんな方向に走らないし走らせないわ!仮にそうなってもR⚫Cとかヤメレ!」
「???ジュンコはいつも感情どストレートじゃないか?」
「ももえ!わたしならいつでも準備OKよ!!」
「スタンバるな明日香ぁ!男子いるからここ!!」
「スタンバイフェイズ抜きでバトルフェイズに入ればいいの?!着衣のままとか上級者ねジュンコ・・・・」
「なんでそうなんのよ!何もせずターンエンドせいや!!」
グッ、また大声出したからか傷に・・・・私がなかなか治らない理由ってコイツらのせいじゃね?
「うんうん、経過は良好のようですわね・・・・ではわたくしは用事がありますからこれで」
そういってさっさと出ていってしまったももえであった。何しにきたのよあのコ・・・・
小声「メールでももえさんなんともないように振る舞うから協力してって言われたけど・・・・よくやるッスね」
小声「本当は立ちあがるのも辛いって聞いたぞぉ、普段はああだけど・・・・実は滅茶苦茶友達想いなんだなぁ」
ry「なぁ明日香、ももえって部屋に自分で帰れるのか?」
r「トイレでくたばってるらしいから帰りに拾っていくわ・・・・」
??皆でぼそぼそ話して気持ち悪いわね・・・・
《チーン》←モモ
次の日~・・・・
「たっ、大変なんだなぁ!!」
「どうしたの隼人君!丸ペンが上腕に刺さって爆発した?」
「刺さるまではまだわかるとしてなんで爆発すんのよ!」
隼人君が保健室に急に駆け込んで参りました、この展開どっかで観たような・・・・
「駄目よ?丸ペンは人を殺傷出来る程鋭いんだから」
「丸ペンじゃなくて・・・・で、出たんだなぁ!湖に吸血鬼が!!」
「吸血鬼・・・・校長達が話してた奴か!」
「もしやセブンスターズの新たな刺客!?十代、
いくしかあるまい!!」
「おう!セブンスターズ・・・・今度は俺が相手だぜ!!」
どこの社長と王様だコラ、
「ま、待って二人供!・・・・私も連れてってよ」
「?!駄目よジュンコ、貴女怪我人なんだから・・・・自分で立つのもしんどいのでしょう?」
「うぅ、そうなんだけどさ・・・・」
吸血鬼って事はカミューラ戦よね、クロノス先生や先輩が人形にされるの知っててほっとけるわけないじゃない
「・・・・判った、一緒にいこうぜジュンコ。俺の背中貸すよ」
「十代・・・・」
やださりげなイケメン、惚れ直すわ
「十代、あなたねぇ!」
「正直一人にするほうが心配だ、迷宮兄弟みたく人質をとる相手だったら・・・・」
「・・・・わかったわよ。その代わり連れてくなら責任持って面倒みなさいよね」
「当然だぜ!さぁジュンコ乗るんだ!!」
「う、うん」
ありがと、二人供・・・・
《キャ~!十代の背中あったかい!!》
十代号に揺られ湖の岸まで到着すると、ももえ以外の鍵の守護者になったメンバーと大徳寺先生にクロノス先生が集結していた。
「マンマミーア?!ドロップアウトボーイ!怪我人のシニョーラ枕田をどうして連れて来ちゃった~ノ!!」
「え、えっと~」
「私が無理言って頼んだんです先生、十代に非はありません」
「フン、精々足を引っ張るなよ」
言い方キツイな万丈目君、普段の私が言えたことじゃないか
「そ~いえばももえは?あの子私よりピンピンしてたし、来てるもんだと・・・・」
「「「「ギクッ?!」」」」
「・・・・メールは出したが返事は無い、大方寝ているのだろう。夜も遅いしな」
「・・・・ふ~ん?」
まだ10時なんだけど、あの子そんなに早寝だったかな
「ッ?!皆あれを見ろ!!」
湖の霧が晴れてきたと思ったらその中心部には中世ヨーロッパを連想させる「いかにも」な古城が聳え立っていた。
「あれが敵のアジトか」
「怖いのニャ~お化けとか出そうなのニャ~・・・・ヒィッ?!」
城の方からなんか転がってきて道が出来た?!
「ヴァージン・ロードって奴か?」
「違うと思うッス」
「皆さん何をビビっている~ノ!赤き道は紳士の道!わたくし~が一番乗りなの~ネ!」
クロノス先生がやる気満々で突き進むので、うちらもあとから付いていくことにした。てかこの道、原理どうなってんだろ。
・・・・あれ?最初向こうから来なかったっけ?
《クルック~》
「怖いのニャ~」を連呼する大徳寺先生をスルーしつつ城の中に入り、ちょっとしたRPG気分を味わいながら随分開けた所にたどり着いた。中央ホールとでも言えばいいのだろうか
「ようこそ、我が居城へ!!」
「だっ、誰だ!?」
「我が名はカミューラ、ヴァンパイアの貴婦人にしてセブンスターズが一人」
私達の向かいの高台から、ボスキャラチックにカミューラさんが自己紹介してくださった。あの~貴婦人って自分で言うものだっけ?てか吸血鬼なのに貴婦「人」でいいの?
「やっぱりセブンスターズか!」
「フフフ、最初は此方から出向こうと思ってたのだけどわざわざ来て下さるなんて手間が省けたわ。さぁ!わたしの相手は誰かしら!!?」
「俺が行くぜ!(ジュンコを背負いながら)」
「いえわたしが!(怪我したら十代に背負われたい)」
「私がいくし!(怪我人出したくない)」
「「・・・・」」
「・・・・皆さ~ん、ここはわたくし~に任せて下さいなの~ネ」
「「「クロノス先生?!」」」
「闇のデュエルかなんだから知らないケレド、大切な生徒が傷つくのをこれ以上黙って観ていられませ~ん、シニョーラカミューラ!生徒達に手を出そうとゆうのなら、まずワタシを倒してからにする~ノデス!!」
「「おお・・・・」」
やだ先生ちょっと格好いい、でも黙っていかせたら人形にされちゃうような・・・・
「へぇ、いい覚悟ね先生・・・・チェンジは有りかしら?」
「「「「だあっっっ?!」」」」
「し、失礼にも程がある~ノ!!」
「だって好みじゃないんですもの・・・・」
ももえみたいな事言い出したわねあの吸血鬼・・・・
「フン、無駄に格好つけてハードルをあげるからだ。引っ込んでいろオカッパ教諭」
「お、オカッパー?!」
「そもそもアンタはアメリカから戻らない天上院吹雪さんの代理で鍵を預かっているだけだろう、最高戦力のカードをアンタの感情論で消費されては困る・・・・ここは俺がやる」
「万丈目!?」
「あら、わたくしできればあちらの彼が良かったわ」
「御指名だよ、モテモテね先輩」
「ふん・・・・」
「貴様ごときにカイザーが出張るなど、それこそ
「(この子のデッキも蝙蝠達が確認したけど、一番まとまり無くて逆にやりづらそうなのよね・・・・まぁあんな構築じゃ対策を意識するまでもないか)」
確かカミューラって蝙蝠使って皆のデッキを覗き見したりしてたんだっけ?・・・・万丈目君のデッキ見てもまとまり無くて対策の立てようが無さそう。
「まぁ貴方もちょっと幼さは残るけど可愛いし・・・・いいでしょう、お望み通りつぶしてあげるわ!!」
「つぶされるのはそっちだ!いくぞ、セブンスターズ!!」
「「デュエル!!」」
万丈目 LP4000
カミューラ LP4000
「先行は貰う!ドロー!!」
いつの間にやらカミューラに向かい合う位置まで移動した万丈目君はちゃっかり先行までもぎ取りました。
「万丈目ー!負けんじゃないぞー!!」
「万丈目君しっかりー!」
「ファイトッスー!」
「‘万丈目さん’だ!俺は手札より《手札断殺》を発動、互いに手札を2枚捨て2枚ドロー!そして《フォトン・サンクチュアリ》を発動!光属性・攻2000のトークンを2体精製しこれを生け贄に捧げる!現れろ《
『グオォォォォッ!!』
《光と闇の竜》攻2800
「おおっ、いきなり万丈目の最強モンスターの登場だぜ!」
「そ、そうね」
カミューラってことは【ヴァンパイア】、手札交換が後々響かなきゃいいけど・・・・
しっかしいきなりエースを繰り出すと負けフラグに見えちゃうのよねぇいかんいかん、フラグを建てるな私。
「・・・・1枚カードを伏せてターンエンドだ」
万丈目 H2
「(これが情報にあった《光と闇の竜》・・・・)私のターッン、《不知火の
うっげ【ヴァンパイア】じゃないの?!確かにアンデットですけどもっ!
「フン、何を考えてるか知らんが・・・・《光と闇》の前では墓地発動だろうが無力!自身の攻守を500下げて効果を無効とする!」
「'もちろん'存じていますわ、速効魔法《禁じられた聖杯》!その厄介な能力は封じさせてもらうわ!」
《光と闇》の効果はチェーンブロック中1度のみしか対応してない、初見でわからないわよね普通・・・・
「チッ、ならばチェーンして手札の《増殖するG》を発動!貴様の特殊召喚の度に1枚ドローさせてもらう」
《光と闇の竜》(攻2800➡3200)
「キャアアアアアッ?!Gだぁぁぁぁぁ!!」
「ももえがよく使う奴ね、絵面が酷くなるわ・・・・」
「ジュンコ暴れないでくれ!痛い痛い痛い!!」
「・・・・十代、降ろせばよいのではないか?」
「安心しろ天上院君、このカードに限り画像エフェクトをオフにしてある」
よっこらしょ(←降りた)
そんなこと出来るのかよ!ももえにもやらせといてください・・・・あ、あのコはわざとかな
「フン、好きにしなさい。これで我らを縛るものは無い!効果が適用されデッキから《ユニゾンビ》を特殊召喚!」
『『ゲヘヘヘッ』』
《ユニゾンビ》星3/アンデット/チューナー
「なら1枚ドロー!」
「チューナーモンスター・・・・やはり使ってくるのか!」
「わたしの趣味にはあわないのだけど・・・・《ユニゾンビ》の効果発動!デッキからアンデット族モンスターを墓地に送ることで、レベルを1つ上昇させる!そして墓地の《馬頭鬼》を除外し《隠者》を再び特殊召喚!」
『フッ』
《不知火の隠者》星4/アンデット
「ドロー・・・・」
「レベル4《不知火の隠者》にレベル4の《ユニゾンビ》をチューニング!姿を見せよ!レベル8《
『セイヤッ!』
《戦神-不知火》星8/火/アンデット/攻3000
やだイケメン・・・・じゃなくてヴァンパイア関係無っ?!シンクロヴァンパイアなんていないけどさ
「シンクロも特殊召喚だ、ドロー!攻撃力3000、貴様の聖杯のおかげで突破はされんな」
「そうかしら?シンクロ召喚成功時、墓地の《ユニゾンビ》を除外しその攻撃力分《戦神-不知火》はパワーアップするわ!」
「つまり・・・・攻撃力4300?!」
「やべぇ!《光と闇》の攻撃力を上回った!!」
「バトルよ!《戦神-不知火》で《光と闇の竜》を攻撃!〈妖-紅蓮剣〉!!」
「ぐおおっ?!《光と闇》がこうもあっさりと・・・・!」
万丈目 LP4000➡2900
《光と闇の竜》が破壊されたから自軍の全カードも破壊、墓地から何が蘇生されるか・・・・
「《光と闇の竜》の効果により、《おじゃまイエロー》を復活!!」
『い、いや~ん・・・・』
《おじゃまイエロー》星2/守備1000
「よ、よりによっておじゃまぁ?!」
「あら、そんなカードしか手札にいなかったの?カードを1枚セットしてターンエ・ン・ド。自信満々に出てきたわりはこの程度?今からでもチェンジを認めましょうか」
カミューラ H2
《戦神-不知火》(攻4300➡3000)
セットカード
「・・・・1ターンの攻防を制した程度で図に乗るな、貴様などカイザーが出るまでも無いと言ったろう!俺のターン!!《手札抹殺》を発動!互いに手札を全て捨て、同枚ドローする!!」
「手札交換ねぇ、有り難く頂戴しておくわ」
「アンデット相手に手札交換カードはやはりハイリスクだな」
「ええ、せめてあの《戦神-不知火》くらいは倒せないと割りに合わないわ」
「抹殺で墓地に送った《エクリプス・ワイバーン》の効果によりデッキの《ダーク・アームドドラゴン》を除外する!更に《馬の骨の対価》、《おじゃまイエロー》を生け贄に2枚ドロー!」
『兄貴のいけず~!』
もう、抜けばいいのに・・・・逆に愛着あるんかな
「来たかっ、《テラフォーミング》!《ユニオン格納庫》をデッキから手札に加え発動!反撃開始だ、《C-クラッシュ・ワイバーン》を召喚!《ユニオン格納庫》の効果でデッキから《トルクチューン・モーター》を装備する!更に墓地の《エクリプス・ワイバーン》を除外し《暗黒竜 コラプサーペント》を特殊召喚!《エクリプス・ワイバーン》が除外されたので、効果で除外した《ダーク・アームドドラゴン》を回収する」
『ギギッ!』
『ギャオッ!』
《クラッシュ・ワイバーン》星4/光/機械
《コラプサーペント》星4/闇/ドラゴン
「《トルクチューン・ギア》を装備しているモンスターはチューナーとして扱う!レベル4《コラプサーペント》にチューナーとなった《クラッシュ・コア》をチューニング!大いなる風に導かれし翼を見よ、シンクロ召喚!響け、《スターダスト・ドラゴン》!!」
『ギャオォォォ・・・・』
《スターダスト・ドラゴン》星8/風/ドラゴン/攻2500
「ふ、ふつくしぃ・・・・」
「ジュンコどうした?!」
「でも、確かに綺麗・・・・」
だっ、だって
説明しよう21羽にて師匠からシグナー竜が謎配布されたわけだが・・・・《スターダスト・ドラゴン》さんが選んだのは万丈目君だったのだ!
流石主人公ですわってモモが言ってた。
「たかたが攻撃力2500じゃない・・・・召喚時には何もないわよ?」
「・・・・この瞬間墓地に送られた《クラッシュ・ワイバーン》と《コラプサーペント》の効果を適用する、《輝白竜 ワイバースター》をデッキから手札に加え、手札から《B-バスター・ドレイク》を特殊召喚!墓地の《コラプサーペント》を除外し《ワイバースター》を特殊召喚!
『『ギャオッ!!』』
《バスター・ドレイク》星4/光/機械
《ワイバースター》星4/光/ドラゴン
「《ライトニング・チューン》を発動!光属性の《バスター・ドレイク》をチューナーに変更する!レベル4の《ワイバースター》にレベル4チューナーとなった《バスター・ドレイク》をチューニング!その光にて、この世ならざる者共に終幕を与えん!シンクロ召喚《ライトエンド・ドラゴン》!!」
『ギァォォォッ!!』
《ライトエンド・ドラゴン》星8/光/ドラゴン/攻2600
「おー!またシンクロモンスターだ、すっげー!!」
「そうはいかないわ!特殊召喚時に罠カード《激流葬》発動!全て洗い流してあげるっ!!」
「残念だったな《スターダスト・ドラゴン》の効果発動!自身を犠牲にあらゆる破壊効果を無力化する<ヴィクテム・サンクチュアリ>!!」
『クウォォォ・・・・』
スターダストが光の粒子になって消えたことで激流が収まり場が沈黙した、やっぱ綺麗よね~
「おのれぇ・・・・」
「おっと、《バスター・ドレイク》と《ワイバースター》の効果により《Y-ドラゴン・ヘッド》と《コラプサーペント》を手札に加えさせてもらうぞ。そして!墓地に《A-アサルト・コア》《B-バスター・ドレイク》《クラッシュ・ワイバーン》が揃った!こいつらをを除外し融合合体!《ABC ドラゴン・バスター》!!!」
『『『ジャッキーン!!』』』
《ABC ドラゴン・バスター》星8/光/機械/攻3000
「新たなユニオン融合体、しかも全て墓地から素材を調達出来るだと?!」
「残りの素材は断殺で捨ててたのね、流石ぬかりない」
「手札を1枚捨て、《ドラゴン・バスター》の効果発動!《戦神-不知火》を除外する!バトルだ!《ドラゴン・バスター》でダイレクトアタック!!<ABC-グレート・デストラクション>!!」
技名が雑だーっ?!
「フフッ《速効のかかし》、手札から捨てることでこのターンの戦闘ダメージを0にするわ」
「やはりその手のカードを握っていたか、顔に出ていたぞ化物・・・・エンドフェイズに《スターダスト・ドラゴン》はフィールドに舞い戻る!」
「何っ?!何度でも効果を使えるとゆうわけね・・・・」
万丈目
H3
(《ダーク・アームドドラゴン》
《Y-ドラゴン・ヘッド》
《暗黒竜 コラプサーペント》)
LP2900
《ユニオン格納庫》
《スターダスト・ドラゴン》(攻)
《ライトエンド・ドラゴン》(攻)
《ABC-ドラゴン・バスター》(攻)
「フィールドには最上級ドラゴン(?)が3体、加えてカミューラの手札は1枚!」
「一事はどうなるかと思ったけど、このまま圧勝出来るんだな!」
「いいぞー万丈目ー!!」
「'さん'だ!!」
「思ってたよりやるじゃない・・・・わたしのターン!手札から魔法カード《
またヴァンパイア関係全くないカード来たぁ?!つーか万丈目程じゃないけどごちゃ混ぜねあのデッキ!!
「融合魔法だと!しかし、残り手札1枚で何と融合するつもりだ?」
「甘いのよ。このカードは相手がEXデッキから呼び出したモンスターをコントロールしている場合・・・・デッキのモンスターを素材に[シャドール]融合モンスターを融合召喚出来る!!」
「「「「はぁ?!」」」」
「なっ、なによそのふざけた融合魔法!」
「インチキ効果も大概にするッス!!」
そう言いたくなるのも無理はない、条件付きとはいえ融合戦術の弱点の1つである手札の消費を完全にカバー出来るのだ。
私も出た当所は似たような事を叫びまくったわよそりゃー。まぁネフィリム死んだから融合体が強いんだけどなんか力不足つーか・・・・
「デッキの《シャドール・ビースト》と光属性《超電磁タートル》を融合!神の如き、忌まわしき力の一端を畏れよ!融合召喚《エルシャドール・ネフィリム》!!」
『愚かな・・・・』
《エルシャドール・ネフィリム》星8/光/天使/攻2800
「ざっけんなこらー!なんてもん出してんじゃーい!!」
「うわっ?!どうしたジュンコ!!」
「フフフフフ、そこのお穣さんは御存じなのかしら?このモンスターの脅威を!《ネフィリム》の特殊召喚時の効果に加え、融合素材にした《シャドール・ビースト》の効果を発動させて貰うわ。カードを1枚ドロー!更に《シャドール・ヘッジホッグ》をデッキから墓地に、《ヘッジホッグ》の効果で《シャドール・ファルコン》を手札に!」
「融合召喚して手札が増えているだと?!なんだそのふざけた効果の集団は!!」
「ち・な・み・に、《ネフィリム》は特殊召喚モンスターと戦闘する場合に一方的に破壊することが出来るわ。バトルよ!《ABC-ドラゴン・バスター》を攻撃!!」
「させてたまるかぁ!《ドラゴン・バスター》の効果発動!手札の《Y-ドラゴン・ヘッド》を捨て、《ネフィリム》を除外する!<ドラゴニック・キャノン>!!」
『アァァァァァ・・・・』
あれっ、《ネフィリム》除外される為に出てきたようなものじゃない?・・・・まさか囮じゃぁないでしょうね。
「あら残念。メインフェイズ2《貪欲な壺》発動!《シャドール・ビースト》《ヘッジホッグ》《ヴァンパイア・ベビー》《速攻のかかし》《不知火の隠者》をデッキに戻し2枚ドロー!・・・・相手フィールドのみにモンスターが存在するので《聖刻竜 トフェニ・ドラゴン》特殊召喚!」
『グルッ』
「今度はドラゴンだと?!貴様のデッキはどうなっているのだ!!」
「「「それは万丈目君が言えたことじゃない!」」」
「仲いいな、お前達・・・・」
「言いたい事は判るけどニャ~」
「外野は余裕ねぇ、このモンスターを生け贄に《ヴァンパイア・シャドウ》を召喚!!召喚時にデッキから《ヴァンパイア・ロード》を、《トフェニドラゴン》が生け贄にされた事で《ラブラドライ・ドラゴン》を、特殊召喚!《馬頭鬼》を除外し墓地から《カース・オブ・ヴァンパイア》を特殊召喚する!!」
『フフフ・・・・』
『ワハハハハハッ!』
『ギシャーッ!』
『ククククッ』
《ヴァンパイア・シャドウ》星5/闇/アンデット
《ヴァンパイア・ロード》星5/闇/アンデット
《ラブラドライ・ドラゴン》星6/闇/ドラゴン
《カース・オブ・ヴァンパイア》星6/闇/アンデット
「一気に4体も展開してきた?!」
「《手札断殺》のツケもあるわね、また《馬頭鬼》落ちてっし・・・・やっと吸血鬼らしいモンスター出してきたじゃない」
「《シャドウ》と《ロード》で《ラブラドライ》と《カース・オブ・ヴァンパイア》でオーバーレイ!!今こそ誇り高きヴァンパイア一族の力を見るがいい、エクシーズ召喚!ランク5《
『クハハハハッ!!』
『ギュアァァァ!!』
《ヴァンパイア・ブラム》★5/闇/アンデット/攻2600
《竜血鬼 ドラギュラス》★6/闇/幻竜/守2800
「エクシーズモンスターが2体も・・・・」
「けど攻撃力は万丈目のモンスター達のが上!しかもこのターンのバトルフェイズは終ってる、何も怖くないぜ!!」
「そうね、そこのボウヤ達の言う通り・・・・《ヴァンパイア・ブラム》の効果
を使いアナタの墓地からモンスターを特殊召喚出来る、そうねぇ・・・・《ドラグニティアームズ・レヴァテイン》、コイツにしましょう」
『ギュウゥオォォォ』
《アームズ・レヴァテイン》星8/風/ドラゴン/攻2600
抹殺で落ちた奴か、《光と闇》と相性いいとはいえまた重いモンスターを・・・・
「あら、特殊召喚時にドラゴン族を装備出来るのね《トフェニドラゴン》でも装備しておくわ。そして《ドラギュラス》の効果、ORUを1つ消費しEXデッキから呼び出されたモンスターを1体裏側守備に変更する。《スターダスト・ドラゴン》にはおねんねしてもらうわね」
「バトルも出来ないのに今更なにを・・・・」
「お遊びはこれまでってことよボウヤ!!」
「ひぃ?!」
「口、口が怖いのニャ~!!」
牙怖っ?!生でみるとめっちゃ怖!!妖怪口割け女でも通じると思いますカミューラさん!!
「化物め・・・・!」
「そう、人は違うモノを嫌悪し恐怖する!化物の力を教えて差し上げるわ・・・・魔法カード《幻魔の扉》発動!!」
「幻魔の・・・・」
「扉?」
やばい、ヤバイヤバイヤバイヤバイ?!
「万丈目君!なんでもいいから止める手段無いの?!」
「なんだ枕田!あの魔法がなんだっていうんだ・・・・」
「このカードは、発動後相手モンスターを全て破壊する・・・・そして相手がデュエル中に使用したモンスターを、召喚条件を無視して特殊召喚する!!」
「ふっ、ふざけるな!《死者蘇生》と《サンダーボルト》、2枚の最凶魔法の効果を合わせ持つだと?!」
「あんなの喰らったら、もう巻き返せないノーネ!!」
「・・・・勿論、代償は大きいわよ!この禁術の使用者は幻魔に魂を預ける、デュエルに敗北した場合、その魂は幻魔のモノになる・・・・」
「命懸けの、インチキカードってことか・・・・」
けど発動タイミングさえ見極めれば、限りなく勝率はハネ上がる。どうせ負けたら死に近い意味を持つ闇のデュエルにはうってつけ・・・・
「けどわたくし、慎み深いから生け贄を誰かに代わってもらおうかしら。例えば・・・・このコとか?」
パチンッ、カミューラが指を鳴らすと蝙蝠の大群が彼女の側に集まってきた。その蝙蝠達がまた散開していくと・・・・その場所には十字架に手足を縛られた私の親友が、浜口ももえの姿があった。
「・・・・えっ?」
「なんでももえがここに?!」
「ッッッ!!貴様ぁ!どうゆうつもりだぁ!!!」
「あら、わからない?人質よ ヒ・ト・ジ・チ。ボウヤがこのコと親しい仲にあるのは‘眼’みて知ってるのよぉ?」
「ふざけるなぁ!!これは貴様と俺の勝負だろうが!今すぐそいつを解放しろ!!」
「・・・・ほぇ?」
万丈目君の怒鳴り声に反応したのか、ももえが意識を取り戻した。
「な、なんでしょうかこの状況・・・・」
「目が覚めたか!いいから逃げろ、なんとかして逃げろ!!」
「そんな事いわれましても・・・・!」
「ダ~メ、いただきます」
「きゃあっ?!」
「「ももえ!!」」
‘原作’で翔君がやられていたように、カミューラがモモの首筋に噛み付き吸血する。そこからうっすらとした魂のようなものが抜けだして・・・・
「オホホホホホッ!御馳走様。この娘の魂を生け贄に、《幻魔の扉》を発動!!」
「ち、チェーンして《ABCドラゴン・バスター》の合体を解除!《アサルト・コア》《バスター・ドレイク》《クラッシュ・ワイバーン》に分離ッ!!」
『ギャオオオオォ!』
『『『ギシャアァァッ!』』』
「フフフ、全モンスターを消滅させ・・・・アナタの《光と闇の竜》をわたしのフィールドに特殊召喚する!」
『クオォォォ・・・・』
「《光と闇》ッ・・・・だが破壊された3体、それぞれの効果を発動!まずは《アサルト・コア》のサルベージからだ!
「攻守を500下げ当然無効よ。便利な効果ね~」
「だが同一チェーン上1回しか対応出来ない!《バスター・ドレイク》の効果でデッキから《X-ヘッド・キャノン》を手札に!」
「思ったよりしぶといわね~、ターンエンドよ」
カミューラ H1 LP4000
(内《シャドール・ファルコン》)
《ヴァンパイア・ブラム》(攻)ORU1
《竜血鬼 ドラギュラス》(攻)ORU1
《光と闇の竜》(攻2800➡1800)
《ドラグニティアームズ・レヴァテイン》(攻)
「なんてことだ・・・・浜口君が人質にとられた上に」
「最上級モンスター2体を奪われた」
「しかもシニョールの信頼する《光と闇の竜》・・・・絶対絶命なノーネ!」
「ドロー(まだ、手は無くはない、しかし・・・・)」
「万丈目様、わたくしはどうかお気になさらず・・・・」
「モモ、アンタ何言ってんのよ!」
「だって、このまま負けたら万丈目様が・・・・」
「だけどっ!勝っちゃったらアンタが死んじゃうかもしれないでしょ!?」
幻魔への魂の生け贄、うちらだってどうなるかわからない。カードの精霊がついてたってなんだって・・・・向こうは封印されてるとはいえ三幻神に匹敵するかもって精霊だ、うちらの精霊(仲間)じゃ多分どうしようもないだろう。
「どうするのボウヤ、ガールフレンドを見捨てる?」
「《X-ヘッド・キャノン》を召喚、《ユニオン格納庫》の効果を・・・・」
「フフ、それは当然無効よ」
「・・・・バトルだ!《X-ヘッド・キャノン》(攻1800)で《光と闇の竜》を攻撃!!」
『グオォォ・・・・』
竜の哀しげな声が響く。彼の竜は、信じる主人の思惑がわかってしまったのだろうか
「相討ち、随分野暮な事するわねぇ・・・・」
「(許せ、《光と闇》)」
「元々は万丈目のモンスター、自分の全カードを破壊し蘇生する。強制効果・・・・まさか?!」
「(俺も、一緒に逝く)」
「万丈目君・・・・」
「《光と闇》の最後モンスター効果を発動・・・・俺の全カードを破壊し、墓地から《おじゃまイエロー》を攻撃表示」
『あっ、兄貴ィ~?』
「(すまんな・・・・《光と闇の竜》が敵の手の内にあるなど許せなかった。)カミューラ!貴様は1つ勘違いをしている。俺はその女の事など、なんとも思っちゃいない」
「おいおい、そりゃひどくないかサンダー!」
「十代・・・・違うわよ」
「違うって何がだよ?」
彼が言いたいのは、きっとそんな事じゃない。
「・・・・人の背後に立つわ(精霊に)監視をさせるわデュエルは無駄に拘るわ、兄達にはいつの間に取り入るし休み時間はいつも付きまとってくる上に弁当には隙あらば野菜をねじ込んでくるわ・・・・いなくなった方がいっそ清々する」
彼が言いたいのは、きっと・・・・
「だが、そんな奴でもいなくなったら悲しむ奴がいるのは事実だ・・・・だから」
「嫌です」
「あとは、任せた」
「嫌・・・・」
なんとなくわかっちゃうのは、私も彼みたいに素直じゃないからかな。
「わたしのターン!・・・・全モンスターで、アタァック!!」
『『『ギシャアァァァァッ!!』』』
万丈目 LP2900➡0
「イヤァァァァァァッ!!!」
鍵は、あと6つ
続く。
クロノス先生の活躍を期待した方は申し訳ありません。
原作の水増しデュエルって逆に書きづらいつーか・・・・