遊戯王GX レイヴンズ-鳥使い共   作:トランス・D

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はいどうも、最近雨が多いので更新しました。

今回もいつもどおりです、きっと。





※今回原作オリカが出ます、そこで裁定が微妙なコトになってる部分がありますがご了承ください。

※3/15 ミス修正しました、指摘してくれた方々ありがとうございます。


14羽 本当にヒステリックなのは使用者の方だ。と誰かが言った(制裁済み

前回のあらすじ

 

ヘル化しかけるジュンコ

8 連 打ァ!

ライフ-15000

 

 

 

 

 

 

変な感覚がする・・・・何かにもたれかかってる、私のカラダを預けてる、力がまるで出ない、完全に無防備だ。・・・・けど、不思議と心地良い。私を預けてるものが、ガッシリしていてとても温かい。

 

 

「・・っと!その・中の・子は誰・!」

 

聞き覚えの無い声がする、学園の生徒にしては少し幼いような・・・・?

 

 

「そう・・カ・・ー!・・でア・・が、・・ンコを背・って・だよ!!」

 

今度の声は聞き覚えがある。懐かしくて、愛しくて、でも今は関わりを避けたい・・・・そんな声だ。

 

「いや、その、これはだな・・・・」

 

私を支えていたものから声がした、耳元に近いかハッキリ聴こえる。さっきまで聞いていた気がする、優しい声だ。

・・・・ん?どうゆうこった!?

 

 

「先程彼女とデュエルをしたのだが・・・・その、なんだ、思ってた以上に手強くてな?決着時に張りきりすぎて派手に吹っ飛ばしてしまった結果・・・・彼女の意識が飛んでしまってな。目が覚めるのを待っていたら明日香から呼び出されて、この寒空の下放置するわけにもいかんと思ってだな・・・・」

 

 

な、なんか激しく言い訳くさい台詞が!!

 

 

「そのまま背負って来ちゃったわけね?亮ったら・・・・」

 

「しかもなによ!ソイツ亮様の上着着てるじゃない、羨ましい!でもタンクトップの亮様もイイ!!」

 

「女子の制服はただでさえ寒そうだからな・・・・風邪をひかれては俺の目覚めが悪くなる」

 

「だったらジュンコには俺の上着着せるから、カイザーは早くそれ着てろ!!」

 

「十代?!わたしもノースリーブで寒いんだけどこっちに貸してくれないかしら?!」

 

「明日香はずっと平気そうにしてただろうが!?」

 

「なんスか?この状況・・・・」

 

 

「・・・・いや、こっちが聞きたいわー?!!」

 

「うぉっ?!ジュンコさん起きたんだなぁ」

 

 

え?どうなってんの?現在地ドコ?!レッド寮崖下?私丸藤先輩におぶられてんの?!んで嫉妬の眼差しを向ける・・・・あれは、蒼髪短髪ロリ娘こと早乙女レイ!もう転校してきてたのか早くね!?ってか十代達に顔会わせづらいのに強制連行されたー・・・・。

 

 

「ちょっと貴女!亮様のなんなのよ!!ってかいい加減そこ降りなさいよ!!」

 

「そうだぜカイザー!さっさと降ろせよ!!」

 

 

「むっ、彼女が軽いからあまり気にしていなかった・・・・今降ろす」

 

「女のコに体重の話題はNGだっての?!・・・・まぁ、軽かったならいいわ」

 

「で!貴女は亮様の・・・・」

 

「本人の話を聞いてなかったのアンタは!私は丸藤先輩とは今さっきまでデュエルしてて派手にぶっ飛ばされた程度の関係ですが?!」

 

「そうだぜレイ、ジュンコに限ってカイザーとなんかあるわけないぞ」

 

「何よ、その言い方・・・・」

 

「はぁ~、十代貴方ねぇ・・・・」

「デリカシーってのが十代には無いんだな」

 

 

むっか~・・・・なんだが謝ろうとか思ってた私が馬鹿みたいじゃない、そうだ!

 

 

「・・・・でも丸藤先輩、今日のデュエルはとても勉強になりました。私の未熟な点がよくわかりましたし・・・・また、よかったらお相手して頂けますか?」

 

「?!あ、ああ・・・・先のデュエルが君の本気とは思えないからな、また相手になってくれたら助かる」

 

「やったぁ!うれしいです!!あ、寒いんでまだこれ着てていいですか?」

 

「ち、ちょっとぉ?!亮様から離れてよ!あとそれ脱ぎなよ!!」

 

「ふざけんなよカイザー!女のコ気絶させといて・・・・ってかジュンコ、どうしちまったんだ?!」

 

「ジュンコ、頭でも打ったのかしら?」

 

「何ッスか、この綺麗なジュンコさんは・・・・」

 

 

フンッ。これならレイちゃんを嫉妬に狂わして、十代への鞍替えを阻止出来る・・・・かもしれないわ!

いや、安易過ぎる考えなのは解ってんだけどね?ちょっと十代にもイライラしちゃってるから、実際八つ当たりが8割かな。丸藤先輩なら変に本気にしないだろうし大丈夫でしょう、多分。ごめんなさい、さっきのデュエルも含めてごめんなさい先輩。と、脳内では謝っておこ。

 

 

「も~怒った!貴女、ボクとデュエルしなさい!!亮様にふさわしい相手はこのボクだよ!!」

 

「ふ~ん?いいわよ、相手になったげるわ。先輩、私のデュエル見ててくださいねっ!」

 

「わかった、期待していよう」

 

 

タンクトップで腕組んで格好つける先輩・・・・なんかシュールで面白いわね。てか寒くねーのか凄いな、南の島とはいえ冬なのに・・・・

 

 

「けっ、なんだよアイツ・・・・」

 

「ムキー!絶対負けないから!!亮様っ!ワタシも見ててね!!」

 

「亮も大変ね・・・・」

 

 

流石にこの子まで、吹雪ングの仕業でございます。とか言って強化されてないだろうし・・・・デッキはこっちでいいわね、緑のケースっと。

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

「いくよ!ボクのターンッ!《恋する乙女》を召喚っ!!」

 

『フフフッ』

 

 

で、出たわね!コメントに困るモンスター(?)代表の《恋する乙女》!!

 

 

「カードを3枚伏せてターンエンド!」

 

レイ H2 

 

「俺は結構苦戦したけど・・・・アイツはどう対処するんだろな」

 

フン、そんなの簡単よ。

 

「私のターン!フィールド魔法発動、《ハーピィの狩場》!!」

 

「ほう、【ハーピィ】か。色々なデッキを持つのだな彼女も」

 

「ジュンコさんは鳥獣族の色んなデッキを持ってるんスよ、1年の間じゃ、鳥使いでちょっと有名ッス」

 

 

あ、よかったー。アカデミアの人間ってアホな通り名付けたがる気がするから(偏見)鳥使いじゃ普通ね、普通。面白味に欠けるけど。

 

 

「一部ではツッコミバート、ツンデレ鳥、じれったいから早くくっつけですわ、などとも言われてるんスけど」

 

 

「ろくなのがないわね?!てか最後はももえの奴だけだろ!はぁ・・・・まずはこのコで様子見かな?おいでっ!《ハーピィ・レディ1》!」

 

『ハアッ!!』

 

 

「うっ、攻撃力1600・・・・」

 

「いいえ?【ハーピィの狩場】によって鳥獣族の攻撃力は200上昇するわ!更に[ハーピィ]モンスター召喚時、セットカードを1枚破壊出来る!対象はアンタの真ん中の伏せよ!!」

 

「破壊対象のリバースカードオープン!《強欲な瓶》、1枚ドローするよ!!」

 

「チッ、ブラフか・・・・まぁいいわ。《ヒステリック・サイン》を発動、発動時デッキから《万華鏡-華麗なる分身-》を手札に加え発動!デッキから《ハーピィ・レディ2》!」

 

『セイヤッ』

 

「再び狩場の効果!特殊召喚時にも対応してるわ、右側の伏せを破壊!」

 

「むむぅ、《天罰》が・・・・」

 

 

地味に怖っ。

 

 

「更にもう1枚!《万華鏡-華麗なる分身-》!特殊召喚、《ハーピィ・レディ3》!!」

 

『フッフーン』

 

 

え?《ハーピィ・レディ1》3体のがいい?そう考えた君、デコピンだ。ロマンが足りないわよロマンが!折角だから1~3まで並べたくなるじゃない?えっ、私だけ?!

 

 

「ととっ、狩場の効果で最後の伏せも破壊するわ!」

 

「だったらこっちも発動!《突進》!《恋する乙女》の攻撃力をエンド時まで700アップ!!」

 

「と、突進だぁ?!また渋いカードを・・・・まぁいいわ、《ハーピィ・レディ1》・《ハーピィ・レディ2》・《ハーピィ・レディ3》(攻1800)でその小娘(攻400➡1100)を攻撃!〈スクラッチ・ネイル〉!3 連 殺!」

 

『うっとおしいんだよ小娘ェ!!』

『かわいコぶってんじゃないわよ!!』

『アンタなんざ同性からしたらうざいだけさぁ!!』

 

 

レイ LP4000→1900

 

 

「痛たっ・・・・随分ヒステリーな集団だね《ハーピィ》って」

 

 

そりゃ、サポートカードにヒステリックって名前つくくらいだしね・・・・おぉすげー、髪引っ張ってる髪引っ張ってる、集団リンチだこれ。

実はこの反応が観たくて【ハーピィ】使ったり。

 

 

「お、女ってコエー・・・・」

 

「十代、またなにか見えてるのかぁ?」

 

『ううっ、酷いわハーピィさん達!私は、ただお友達になりたかっただけなのに』

 

『『『エッ?!』』』

 

「《恋する乙女》とバトルしたモンスターに、乙女カウンターを乗せるよっ」

 

 

今ので乗ったんか?!女性モンスターにもちゃんと効くんだ・・・・

 

 

「うーん、カードを1枚伏せてターンエンド」

 

ジュンコ H1 LP4000

《ハーピィの狩場》

《ハーピィ・レディ1》(攻)

《ハーピィ・レディ2》(攻)

《ハーピィ・レディ3》(攻)

《ヒステリック・サイン》

セットカード

 

 

「デュエルはこれから!ボクのターン!装備魔法《キューピッド・キス》を《恋する乙女》に装備して、バトルだよ!《ハーピィ・レディ1》に攻撃ぃ!」

 

『ぼー・・・・』

 

「あ、あれっ?」

 

「ざ~んねんだったわねぇ?《ハーピィ・レディ3》と戦闘したモンスターは、アンタのターンで数えて2ターン攻撃出来ないのよ」

 

『ククク、ざまぁないわね小娘ェ』

 

『お姉様ッ・・・・』

 

 

「えー?!なんだよォその地味~な効果!!」

 

「アニキ、しってた?」

 

「いや~、全然?」

 

「・・・・わたしも始めて知ったわ、付き合い長いのに」

 

 

そりゃ普段効果狙う機会ないからね~、倒せない守備モンスター殴るとか、今回みたく戦闘で破壊されないモンスターくらいにしか発動しないから。

 

 

「むぅ~!モンスター1体とカードを2枚セットしてターンエンド!」

 

 

レイ H0 LP1900

《恋する乙女》(攻)+《キューピッド・キス》

セットモンスター

セットカード

セットカード

 

 

こいつ、思ってた以上にガン伏せ戦術だな。《恋する乙女》中心のデッキならしょうがないか、サポートいっぱいしないと効果活かせないしねー。

 

 

「ふっふーん、成す術も無いって感じね?私のターン!お願いね《ハーピィ・ハーピスト》!」

 

『参ります!』

 

 

「召喚時に効果があるけどそれにチェーンして狩場の効果よ!私から見て左のを破壊!」

 

「いい加減勘弁して!破壊対象をチェーン発動《ご隠居の猛毒薬》!ライフを1200回復するよ!」

 

レイ LP1900→3100

 

 

ディアンケトより回復量が多い猛毒さんじゃないですか。調べたらこの世界じゃ制限だったわねそいや、直接バーンする魔法カードは規制されるみたい。ししょー大好きな《黒炎弾》とかも制限食らってるし・・・・ライフ4000ぽっちじゃしゃーないか。

 

※この小説独自の制限です

 

 

「まぁいいや《ハーピスト》召喚時効果!《恋する乙女》と《ハーピィ・レディ3》を選択し、手札に戻す!」

 

『お帰り願います』

 

『嫌~!』

 

 

「も~、さっきからやらしい効果ばっかり!」

 

「激しく同意するッス」

 

「どうゆう意味だコラァ!バトルフェイズ、《ハーピィ・レディ2》でセットモンスターを攻撃!〈スクラッチ・ネイル〉!このコが破壊したリバースモンスター効果は無効になるわよ!」

 

「げっ?!しょうがない、罠カード《和睦の使者》!そんでもってセットモンスターは《メタモルポット》!リバース効果で互いに手札を全て捨て、5枚ドロー!」

 

「うっ《ハーピィ・レディ3》が・・・・くっそー!なんか悔しいから《ハーピスト》でも《メタモルポット》に攻撃!!!」

 

『えい!』

 

『キヒヒッ?!』

 

 

「ただの八つ当たりね・・・・」

 

「悪い?ターンエンドよ」

 

ジュンコ H5 LP4000

《ハーピィ・レディ1》(攻)

《ハーピィ・レディ2》(攻)

《ハーピィ・ハーピスト》(攻)

《ヒステリック・サイン》

セットカード

 

 

「いつも速攻が売りのジュンコにしては攻めあぐねているな?」

 

「そうかぁ?まだ2ターン目だぞジュンコさん」

 

「ジュンコとももえなら、2ターンあれば基本仕留めてくるわよ?その前に決着をつけるのがわたし達的対抗策だもの」

 

「俺達殴り合いが基本だもんな、レイみたいなデッキタイプは珍しいく感じるぜ」

 

「ももえも以前はロックバーン戦術使ってたんだけど・・・・最近じゃ「じれったいですわ、派手にいきましょう!」って使用頻度下がったのよね」

 

 

ライフ4000ぽっちじゃ早期決着にならざるを得ないと思うんだけど、私達がおかしいとかそんなことはないはず。

 

 

「なに?デュエルアカデミアってワンキルでも流行ってるの?まぁいいや、ボクのターン!」

 

 

何!アンタの大好きな亮様もワンキル某ではないのか?!

攻撃力8000とか飛んで来るわよ平気で!

 

 

「お互いに手札は潤沢だ、ここでいかに動いて主導権を握れるかが重要だな」

 

「《強欲な壺》!2枚ドロー!魔法カード《死者蘇生》!帰って来て《恋する乙女》!!もひとつ!《アームズ・ホール》!デッキトップを墓地に送り、墓地の《キューピッド・キス》を手札に加えて再び《恋する乙女》に装備!」

 

 

うげっ、フィールドから退かさない方がよかったかも?《ハーピィ・レディ2》の効果続いてたし・・・・

 

 

「永続魔法《王家の神殿》!ボクはセットしたターンに罠カードを発動出来るよ!」

 

 

あれ?禁止カードじゃなかったっけこの頃。いや、禁止になる前か?!

 

 

「カードを3枚セット!そして《大金星!?》発動!」

 

「はっ?《大金星!?》なによそれ」

 

「まぁまぁ、まずボクはレベル7を宣言。コイン持ってる?」

 

「えっ、こんな時の為の[DA(デュエルアカデミア)]コインでいい?」

 

「オッケー行くよ、コイントス!」

 

「・・・・私は表」

 

「ラッキー、ボクも表だよ!よって《恋する乙女》は宣言したレベル7になる!!」

 

『!!』

 

 

えっ?ギャンブルわざわざ成功してそんだけ?!

 

 

「なんの意味があんだろ・・・・」

 

「よくわからないわね」

 

 

「すぐ教えてあげるよ!って言いたい所だけどライフがちょっとね・・・・《治療の神 ディアンケト》を発動してライフを1000回復!」

 

レイ LP3100→4100

 

 

おばはんの後光・・・・謎の威厳があるカードよね。

 

 

「あとはこれ次第!罠カード《ギャンブル》発動!」

 

「またギャンブルカードォ?!」

 

「ボクって結構運にも自信があるんだよねー、表を宣言してコイントス!そらっ、表だよ!」

 

「マジで?!」

 

「よって手札が5枚になるまでドロー!」

 

「あのカード強いな、5枚もドローかよ!俺も入れようかな?」

 

「あれはドローとは別の運が必要だから止めときなさい・・・・」

 

「よしよしよーし!流れこっち来てる!見ててね亮様!まず《デーモンの斧》を《恋する乙女》に装備!そんでもって伏せてた魔法カード、必殺!《拡散する波動》発動!!」

 

「かっ、《拡散する波動》だぁ?!」

 

「ライフを1000払って発動!レベル7以上の魔法使い族モンスターはこのターン、相手モンスター全てに攻撃する!!」

 

レイ LP4100→3100

 

「その為に《大金星?!》で《恋する乙女》のレベルを上げたのか!」

 

「ってか魔法使いだったんスかあのカード?!」

 

いや、うん・・・・戦士には見えないけどさ、魔法使いって見た目でもないわよね?悪魔の斧持ってるから余計に変に見える。

 

「いっくよー!《恋する乙女》(攻1400)でまずは《ハーピィ・レディ1》(攻1800)に攻撃!!〈乙女の波動・裂波斬〉!!」

 

「せめて杖でやれぇ!斧を掲げるな斧を!シュールにも程があるわ!!」

 

「ジュンコさんがいつもの調子に!(ツッコミ的な意味で)」

 

『ハーピィお姉様~!!』

 

いつの間にやらお姉様に変わってる?!

 

『何すんのよ小娘!!』

 

『きゃんっ』

「きゃっ」

 

レイ LP3100→2700

 

『酷いわお姉様!わたくしはただお姉様と・・・・』

 

『姉さん!そんな小娘にほだされてはだめヨ!!』

 

『なんだか面白い光景ですわね、頑張ってください』

 

『き、き、キエエエエ?!』

 

なぁにこれぇ・・・・

 

『今回だけ・・・・』

『えっ?』

 

『今回だけ力を貸してやるってんのよ小娘!!』

『あ、ありがとうございますお姉様!』

 

つ、ツンデ●?!

 

「なんかあいつ、ジュンコに似てないか?」

「アニキ?何言ってんの?」

 

『姉さん!うちらを裏切るっていうの?!』

『あらあら、ジュンコさんを裏切るんですか?』

 

『うっさいわよアンタ達!こっちでずっと一緒にやってきたのに・・・・最近授業以外はBF(ブラックフェザー)ばかりの浮気性を、ちょっと懲らしめてやるだけさ!!』

 

『『?!』』

 

 

そ、そんな風に思われてたんかい・・・・何気に本編じゃ初使用だしね【ハーピィ】、以後気をつけます。

 

 

「複数デッキ持ってると、そんな風に思われたりするのかー・・・・」

 

「続いて《ハーピィ・レディ2》(攻1500)にも攻撃ィ!」

 

『そちらのお姉様も~』

 

『うっさいわぁ!』

 

『あぁん!』

「いたっ・・・・」

 

レイ LP2700→2600

 

『酷いじゃない《2》!こんなか弱い乙女を掴まえて暴力なんて!!』

 

『いいんですお姉様、わたしがいけないの・・・・』

 

「そんな斧ぶんまわす、か弱い乙女がいるかぁ!!」

 

「ついにツッコミが精霊サイドにまで・・・・」

 

「ん?十代、ジュンコさんも精霊見えるのかぁ?」

 

『《2》!こっちに来なさい、一緒に浮気性のジュンコを懲らしめるわよ!!』

 

『クッ・・・・今回だけなんだからねっ!』

 

「よーし、あと1体!《ハーピィ・ハーピスト》(攻1900)に攻撃だよ!!」

 

『貴女もこちらに~』

 

 

アホな光景に気取られてたけど、全員奪われんのは流石にきっつい!・・・・って伏せカードあんじゃん!ごめん忘れてた。

 

 

「そっ、そうはいかないわよ?!罠発動!《マジカルシルクハット》!《ハーピィ・ハーピスト》と、デッキから《ヒステリック・サイン》《ブレイクスルー・スキル》を選択し、裏側守備でフィールドにセット!」

 

「隠れた?!でも《拡散する波動》は全体攻撃を強要するカード!全てのシルクハットに攻撃出来る!!いっけぇ!!」

 

 

シルハット全部真っ二つ・・・・ごめんね《ハーピスト》

 

 

「構わないわ、一度裏側になったことで乙女カウンターは消えているし、奪われるくらいなら戦闘破壊された方がマシよ!」

 

「ムムゥ、残念。《サイクロン》で《ハーピィの狩場》を破壊!カードを3枚セットしてターンエンド!」

 

 

 

レイ H0 LP2600

《恋する乙女》+《キューピッド・キス》+《デーモンの斧》

《ハーピィ・レディ1》(攻)

《ハーピィ・レディ2》(攻)

《メタモルポット》(守)

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

「アンタのエンドフェイズ、《マジカルシルクハット》でセットしてた《ヒステリック・サイン》の効果を発動するわ。《ハーピィ・チャネラー》《ハーピィ・ダンサー》《ハーピィ・クイーン》の3種を手札へ!!更に戦闘破壊された《ハーピィ・ハーピスト》の効果で《ハンター・アウル》も手札に加えるわ!!」

 

「合計4枚サーチ?!ズルすぎるよその効果!」

 

「なんとでも言え!私とてコメディ世界を救わねばならん」

 

「意味不明なんだなぁ・・・・」

 

 

ここ2羽ほど話がシリアスになりかけてんのよ!読者が困惑するから今回で挽回せねば。

 

 

「ってわけで私のターン!」

 

「手札10枚か、初手で《強欲な壺》を使用した時よりはるかに多いな・・・・」

 

「ま、まぁサーチで内容わかってるから多少はね?」

 

「《ハーピィ・クイーン》捨てて狩場加えて再発動!、そして《ハーピィ・チャネラー》!!」

 

『ヤッホ~』

 

「喰らえェェ狩場の効果を!真ん中破壊よ!!」

 

「破壊対象は《和睦の使者》!このターンの戦闘ダメージは0だよ!!」

 

「ほんっとしぶといわねぇ!!」

 

 

「ジュンコ~、本性出かけてるぞ~・・・・」

 

「うっさいわ鈍感決闘馬鹿乃助!喧嘩してる相手煽るとかいい度胸じゃないの!?」

 

「うへぇ?!俺と喧嘩中って認識されてたのか!」

 

「なるほどな、原因は十代だったか・・・・」

 

「はたから視たら一発でわかるんだけどね?亮もその手の話には鈍感だから・・・・」

 

「こーなったら戦線強化よ!《チャネラー》効果、手札捨ててデッキから《ハーピィズペット(ドラゴン)》特殊召喚!」

 

「ラッキー、特殊召喚効果にチェーン!永続罠《召喚制限-猛突するモンスター》発動!」

 

「なんですとぉ?!」

 

『グウォォォ?!』

 

「何あのカード、知ってる?隼人君」

 

「いんやぁ、見ないカードだなぁ」

 

「特殊召喚モンスターに攻撃を強要するカードだ、通常のデッキではあまり使われないが・・・・」

 

「《恋する乙女》に攻撃をさせて、乙女カウンターを乗せるには有効なカードね」

 

「なるほどな~、でもレイのフィールドにはジュンコから奪った《ハーピィ・レディ》達がいるじゃん?」

 

 

フラグ立てんな外野ぁ!残りのセットカードがなんか予想出来てしまうじゃない!

 

「くっそぅバトルフェイズ、《ハーピィズペット竜》で《ハーピィ・レディ1》に攻撃!〈セイント・ファイアー・ギガ〉!!」

 

『ジュンコひどっ?!』

 

「させないよ!永続罠発動!《ディフェンス・メイデン》!!攻撃対象を《恋する乙女》に変更!」

 

『お姉様ぁ!』

 

『乙女!』

 

「これで《ペット竜》にも乙女カウンターを乗せるって寸法か!」

 

「墓地から罠発動、《ブレイクスルー・スキル》!これを除外することで《恋する乙女》の効果を無効にするわ!」

 

「ぼ、墓地からトラップゥ?!」

 

「また出たよ初見殺し・・・・」

 

「ジュンコさん、やっぱ鬼ッス」

 

『あああああっ!』

『乙女ー!!』

 

 

『乙女、アンタ・・・・』

『お姉さま、無事でよかっ・・・・』

 

『乙女ェェェェェェ!!』

『乙女!しっかりなさい!』

 

 

なんか三文芝居見てる気分・・・・

 

 

『ジュンコォ!よくもやったわね!しかもアタシらのペットで攻撃しやがって!』

『乙女の敵はアタシ達が撃つ!!』

 

「いや、《和睦の使者》で破壊はされないだろ・・・・ジュンコも大変だな」

 

『『あっ』』

『てへっ』

 

「ツッコミどーも・・・・えーと、3枚セットターン終了よ」

 

 

ジュンコ H5 LP4000

《ハーピィの狩場》

《ハーピィズペット竜》(攻2900)

《ハーピィ・チャネラー》(攻)

《ヒステリック・サイン》

セットカード

セットカード

セットカード

 

 

「大型モンスター奪えると思ったのに・・・・ボクのターン、よっしゃ!《マジック・プランター》!《召喚制限-猛突するモンスター》を墓地にやって2枚ドロー!いっくよー!装備魔法《団結の力》!《ハーピィ・レディ1》の攻撃力をフィールドのモンスター1体につき800ポイント攻撃力上昇!!更に《ハッピー・マリッジ》!!攻撃力を倍にする!!」

 

『お姉さま達と!』

『『乙女との愛で!』』

『『『敵を撃つ!』』』

 

《ハーピィ・レディ1》(攻1800→4200→8400)

 

 

どうゆう・・・・ことだ?

 

 

「攻撃力8400だぁ?!」

 

「すっげーぜレイ!」

 

「あのデッキにここまで爆発力があるなんて・・・・」

 

「バトルだよ!《ハーピィズペット竜》(攻2900)に攻撃!!〈純愛の、スクラッチ・ネイル〉!!」

 

 

女同士なんですがそれは?!

 

 

「攻撃力の差は5500!決まるか?!」

 

「うん、私の勝ち。罠発動《ゴッドバードアタック》、《ハーピィ・チャネラー》生け贄で《恋する乙女》と《ハーピィ・レディ1》破壊ね」

 

「えっ?」

 

『ジュンコの鬼畜ゥゥゥゥゥゥ』

 

『姉者ァァァァァァ?!』

 

 

「え、えーと、モンスター全て守備にしてエンド・・・・」

 

レイH0

《ハーピィ・レディ2》(守)

《メタモルポット》(守)

《ディフェンス・メイデン》

 

 

「あらら~そんだけでいいのかなぁ?私のターン!!リバースカードオープン!永続罠《ヒステリック・パーティ》!!手札1枚捨ててっと、墓地から《ハーピィ・レディ》を可能な限り特殊召喚!おいで《ハーピスト》・《クイーン》・《ダンサー》・《チャネラー》!!」

 

『ふぅ・・・・』

 

『あらあらぁ?裏切り者がいるわねぇ』

 

『出番ゲットォ!』

 

『復活~』

 

「ちょっと・・・・タンマって無しですかね、お姉様?」

 

2『そ~よジュンコ?大人気ないわよ?』

 

「駄~目、全軍一斉攻撃ィィィ!!」

 

『キャァァァァァァァ?!』

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」

 

レイ LP2600→0

 

WIN ジュンコ

 

 

 

 

 

 

「うぅっ、あそこでゴドバとか無慈悲すぎる・・・・」

 

「ま、まぁ、ジュンコは絶対アレは抜かないからな?」

 

「流石に、リアリスト過ぎるな」

 

「あそこは正面から受けて立つ所ッス」

 

「酷い決着だったんだなぁ」

 

「もうちょっと遊び心を持ってもよかったんじゃない?」

 

「総バッシングか!ただ1枚の罠カードでこの扱いとかひどくない?!」

 

「でもいいデュエルだったぜ二人とも!ガッチャだ!!」

 

「フ、フン!人の事散々コケにしといて今更都合いいこと言わないでよ!!」

 

 

あー私の馬鹿っ!今のは自然に仲直り出来る流れだったのにぃ!!

 

 

「むっ、お前だってカイザーに変な態度とってたくせに」

 

「先輩にどんな態度とったって私の勝手じゃない!なんで十代にとやかく言われなきゃいけないのよ!」

 

「なんだと~」

「何よ~」

 

 

「・・・・ねぇ亮様、この二人ってさ」

 

「ん、どうした?レイ」

 

「付き合ってるの?」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

 

「なっ、何を言い出しやがりまくってますんですかこのコは!!!なして私がこないなド鈍感王天然大決闘馬鹿と付き合ってるようにみえはるん?!!」

 

「ん?付き合うってなんだ?ジュンコとくっつけばいいのか?」

 

「十代!私ならいつでもくっつくわよ!!」

 

 

「・・・・って感じの関係ッス」

「なるほど、三角的な感じなんだね」

 

「今のでわかったのか?俺はさっぱりなんだが」

 

「こっちも天然さんだなぁ」

 

「フ~ン?面白いかも」

 

 

 

 

 

 

《ジュンコに弄ばれた・・・・》(2)

《よしよし》(ハーピスト)

 

 

 

 

 

 

 

その後、なんやかんやでレイちゃんが先輩に告白して、やっぱり恋人はデュエルとか言い出して小5がばれて帰るはめに。

翌日、早乙女両親がフェリーで強襲のハルベルトして現在見送りフェイズ。私もデュエルした仲だし一応ね?

 

 

 

「私、来年卒業したらまたデュエルアカデミア受験し直して必ず帰ってくるから~!!」

 

 

「おいおい、大変だなカイザーも」

 

「来年なら、俺は卒業だ」

 

 

おおぅ、貴重な十代の恋愛関係からかいフェイズだ・・・・

 

 

「待っててね~十代様~!!」

 

「えっ、俺ェェェェェェ?!」

 

「な」

「ん」

「で」

「す」

「とー!?」

 

「明日香さんとジュンコさんがコンボツッコミを・・・・」

 

「きっと、十代のデュエルに惚れたんだなぁ」

 

 

くそっ、あの程度の作戦では駄目だったか!これでは来年以降、また恋敵が増えてしまうわ!3年までになんとかせねば!そもそも今の微妙な空気をどうにかせねば!

 

 

「フッ、後は任せたぞ」

 

「船が見えなくなるまで、ちゃーんと手を振ってあげるんスよ?」

 

「それじゃあ、俺達は先帰るんだなぁ」

 

 

「ちょっ、お前ら置いていくなー?!」

 

「じゅ~だ~い?」

「これってどうゆう事かなぁ?」

 

「ふ、二人共なんか怖いぞ?」

 

 

「お二人さ~ん、早くしないとボクがもらっちゃうからね~!!」

 

「余計なお世話だコラァ!」

 

「あのコ・・・・やるわね」

 

 

 

まぁおかげさまで、皆との距離を少し取り戻せた気がするから・・・・よしとしますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

懲りずに続くかな?




早乙女さんにはうちの小説独自の魔法の言葉、「フブキングの仕業です。」を使わずになるべくGX時代のカード中心で戦ってもらいました。《マジック・プランター》?まぁ気にするなよ・・


以下カード効果

《ハーピィ・レディ2》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400
このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。
このモンスターが戦闘によって破壊した
リバース効果モンスターの効果は無効化される。

《ハーピィ・レディ3》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400
このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。
このカードと戦闘を行った相手モンスターは、
相手ターンで数えて2ターンの間攻撃宣言ができなくなる。


《ハーピィズペット竜》
効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2000/守2500
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
フィールドの「ハーピィ・レディ」の数×300アップする。


《ハーピィの狩場》
フィールド魔法
「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」が
フィールド上に召喚・特殊召喚された時、
フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは
攻撃力と守備力が200ポイントアップする。


《万華鏡-華麗なる分身-》
通常魔法
(1):フィールドに「ハーピィ・レディ」が存在する場合に発動できる。
手札・デッキから「ハーピィ・レディ」または
「ハーピィ・レディ三姉妹」1体を特殊召喚する。

《マジカルシルクハット》
通常罠
(1):相手バトルフェイズに発動できる。
デッキから魔法・罠カード2枚を選び、
そのカード2枚を通常モンスターカード扱い(攻/守0)として、
自分フィールドのモンスター1体と合わせてシャッフルして裏側守備表示でセットする。
この効果でデッキから特殊召喚したカードはバトルフェイズの間しか存在できず、
バトルフェイズ終了時に破壊される。


《恋する乙女》 ※原作オリカ
効果モンスター
星2/光属性/魔法使い族/攻400/守300
このカードはフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り
戦闘によっては破壊されない。
このカードを攻撃したモンスターに乙女カウンターを1個乗せる。

《ハッピー・マリッジ》 ※原作オリカ
装備魔法
相手のモンスターが自分フィールド上に表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
装備モンスターの攻撃力は、そのモンスターの攻撃力分アップする。

《キューピッド・キス》 ※原作オリカ
装備魔法
乙女カウンターが乗っているモンスターを装備モンスターが攻撃し、
装備モンスターのコントローラーが戦闘ダメージを受けた場合、
ダメージステップ終了時に戦闘ダメージを与えたモンスターのコントロールを得る。

《ディフェンス・メイデン》※原作オリカ
永続罠
自分フィールド上に「恋する乙女」が表側表示で存在する時、相手モンスター1体が自分フィールド上のモンスターに攻撃宣言をした場合、
その攻撃対象を自分フィールド上の「恋する乙女」1体に移し替える事ができる。

《王家の神殿》※エラッタ前
永続魔法
このカードのコントローラーは、罠カードをセットしたターンでも発動できる。
また、自分のフィールド上のこのカードと「聖獣セルケト」を墓地へ送る事で、
手札・デッキ・融合デッキからモンスターカードを1枚選択し、特殊召喚できる。

《大金星!?》
通常罠
1から12までの任意のレベルを宣言して発動できる。
お互いのプレイヤーはそれぞれコイントスを1回行い、どちらも表が出た場合、
自分フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターのレベルは宣言したレベルになる。
どちらも裏が出た場合、自分は宣言したレベルの数×500ライフポイントを失う。

《ギャンブル》
通常罠
相手の手札が6枚以上、自分の手札が2枚以下の場合に発動する事ができる。
コイントスを1回行い裏表を当てる。
当たった場合、自分の手札が5枚になるようにデッキからカードをドローする。
ハズレの場合、次の自分のターンをスキップする。

《拡散する波動》
通常魔法
1000ライフポイントを払い、
自分フィールド上のレベル7以上の魔法使い族モンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスター以外のモンスターは攻撃できず、
選択したモンスターは全ての相手モンスターに1回ずつ攻撃しなければならない。
この攻撃で破壊された効果モンスターは効果を発動できず、無効化される。

《アームズ・ホール》
通常魔法
このカードを発動するターン、自分は通常召喚できない。
(1):デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んで手札に加える。

《召喚制限-猛突するモンスター》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する場合に
モンスターが特殊召喚に成功した時、そのモンスターを表側攻撃表示にする。
そのターンそのモンスターが攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。

《マジック・プランター》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。

《デーモンの斧》
装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードをデッキの一番上に戻す。

《団結の力》
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体につき
800ポイントアップする。

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