ハイスクールD×D ―史上最強の存在―   作:黒鬼

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どうも、フリード君、作者のお気に入りキャラです。

えー、完全にギャグ回です。
本編どうぞ。


『ねぇ、何しに来たの!?』

 

 

 

 

 

 

 

兵藤一誠SIDE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「痛ってぇぇぇぇぇ!!!  テメェいきなり何してくれちゃってんですかぁ!?」

 

 

そりゃ痛いだろうよ、何せあのトキが蹴ったんだから。

だが、トキはかなり手加減したようだ。

 

 

あのマストとかいう魔術師との戦い(笑)を見る限り、

本気で蹴ったら頭に真っ赤なお花が咲くだろう。

モチロン、血飛沫という名の変わった花だが……。

てか、トキの場合は戦いじゃなくて蹂躙だな絶対。 コイツ、ドSだし。

 

 

そう思ってトキを見ると………。

 

 

「テメェ、何レンちゃん&謎の美女とイチャイチャしてんだゴルァァァァァァ!!!!!」

 

 

無意識の内に声が出ました。 

だってさ? 助けてくれたのは嬉しいけど、TPOは弁えようよ。

トキは二人を両脇に抱きかかえ、キスをしたりされたり、おっぱい揉んだりしている。

レンちゃんも黒髪猫耳美女も随分と積極的である。

 

 

べ、別に羨ましくねぇし!

……アレ? 前が霞んで見えないや………、グスッ…。

 

 

「ふーん、アレが今代の赤龍帝かにゃ?」

 

「ああ、あのアホ面が今代のド変態だ」

 

「なんつう紹介してくれてんだオイィ!!! しかも微妙に会話が噛み合ってない!!!」

 

 

俺のツッコミを聞いて、謎の美女はニヤニヤした顔で俺を見る。

そんなに見つめられると興奮するんですケド。

てか、赤龍帝って何だ?

 

 

しかしそんな時、どこか震える、透き通るような綺麗な声が俺達の脳髄を駆け巡った。

 

 

「に、兄さぁん……」

 

 

可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!

ヤッベ、声だけでもうアカン。 レンちゃんマジ天使ってか女神!

さすがのトキも自身の妹の可愛さに硬直している。

謎の美女に至っては、「レン可愛過ぎ!」と言って抱きついている。

 

 

しかし、何故レンちゃんはあのような声を出したのか。

 

 

その理由は、先程からレンちゃんを舐め回す様な視線にあった。

そう、さっきトキに蹴り飛ばされた神父だ。

神父はずっとレンちゃんに熱い視線を送っている。 

………これは、もしや……。

そう思っていると、ついに神父が口を開いた。

 

 

「ヤッベ、超ストライク……(ボソッ)」

 

 

一目惚れキタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!

おいおいおいおい、マジでか!?

こんな状況で愛が芽生えちゃったの!?

おい、逃げろ神父! 

レンちゃんに色目なんか使ったら修羅が出「テメェ俺のレンに色目使ってんじゃねぇぞコラァ!!!」

………あー、出ちゃった。

 

 

「何、何、何だ、何ですかぁ?

 俺とそのスウィートエンジェルとの素敵な素敵なボーイミーツガールを

 邪魔してんじゃねぇよコラァ!」

 

「ふざけんな、糞虫が! レンに色目使っていいのも、エロい事していいのも、

 全世界においてこの俺だけの特権だバカ野郎ォォォォォ!!!!!」

 

 

いや、ダメだろ。 

お前兄貴でしょ!? レンちゃんも何か言ってやって!

 

 

……何嬉しそうにトキの顔見上げてんの?

……何感動したように涙を目に溜めてんの? 

……何期待したように頬を赤らめてんの?

 

 

ダメでした、レンちゃんは極度のブラコンでした☆

 

 

「テメェもそこのクソ悪魔くんのお仲間かよ?レンちゃんだったよね?ちょ~っと待っててね。

 そこのチンカス野郎抹殺したら夜の共同作業に移ろうね♪」

 

「ざけんじゃねぇぞクソッタレ、ブッ殺されんのはテメェだこのハゲツルゴミ野郎が。

 全身の皮剥ぐぞ?」

 

「さっきから何なんだよテメェはよぉ? 

 人の恋路を邪魔するお馬鹿は馬に蹴られて死んじまえよ!」

 

「「あ゛あ゛!? ンだとゴラァァァ!?」」

 

 

話進まねぇぇぇぇぇぇ!!!

トキくん、君何しに来たの!? そこの美人なお姉さんも笑ってないで止めてよ!

こうなったら俺が切り出すしかないのか…?

 

 

「オイ、お前ら! いい加減に「「うるせぇ! 殺すぞ!!!」」……ス、スイマセン」

 

 

………もう帰れよお前ら。 トキ、殺すってアンタ……、ホント何しに来たんだ?

 

 

馬鹿二人の口喧嘩がさらにヒートアップし、ついにお互いが実力行使しようとしたその時、

聞き覚えのある女性の声が室内に響いた。

 

 

「やめてください!」

 

 

その声の主は、金髪のシスター。

 

 

そう、俺が先日仲良くなったアーシアだった。

 

 

 

 





えー、この場面もうちょい引っ張ります。
サクサクと進みませんが、お願いします。

次回はオカ研部員が来ます。
お楽しみに。

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