どうもです。
えー、特筆することはないので本編どうぞ。
天月 刻SIDE
ある日の深夜、自宅でレンと黒歌に(性的に)絡まれていたらなんとなく変な予感がした。
漠然としすぎて詳しくは分からないのだが、イッセーがヤバそうな気がする。
………エクソシストかな? だとしたらイッセーはヤバイよなぁ…。
「レン、黒歌。 今さぁ、イッセー襲われそうじゃね?(物理的に)」
「イイんじゃないかニャ? 私達もこれからトキ襲うし(性的に)」
よくねぇよ。
「行くんですか? 兄さん」
「行った方がイイだろ」
「え~。 トキはここで一晩中私達と楽しむの!」
「アホ。 ンなにヤッたら死んでしまうわ」
俺はそこで彼女たちと離れ、イッセーの気配の探索を開始する。
どうやら敵さんの結界内にいるらしく、
気配を感知するのに0,05秒もかかってしまった。(←十分オカシイ)
「そんじゃ、行ってくるわぁ」
「あ、私も行きます」
「じゃあ、私も行こうかニャ」
ん? 来るのか? まぁ、問題ねぇか。
「そうか、じゃあ俺に掴まれ」
そう言って俺は即席で移動用魔法陣を構築し、3人でイッセーの所へ向かった。
兵藤一誠SIDE
「ゴボッ」
俺は目の前の光景に思わず嘔吐してしまった。
逆十字の格好で壁に貼り付けてある無残な遺体。
悪魔稼業で依頼を受けてやって来たのだが、意味が分からない。
殺った奴は神経がイカレてやがる。
「な、なんだ、これ……?」
「『悪いことする人はお仕置きよ!』って、聖なるお方の言葉を借りたのさ」
俺に声をかけてきたのは、白髪の神父のような服を着た少年。
ん? 神父? …俺、ヤバくね?
神父(仮)は俺を見るなり、ニンマリと笑った。
「んーんー。 これはこれは、悪魔くんではあーりませんか!」
あー、部長が言ってたなぁ。
――教会の関係者にも関わってはダメよ。特に『エクソシスト』は我々の仇敵。
神の祝福を受けた彼らの力は私達を滅ぼせる程よ――
こういうのを最悪の状況って言うんだよな、マジでツいてねぇ……。
「俺は神父♪少年神父~♪デビルな輩をぶった斬り~♪、ニヒルな俺が嘲笑う~♪
お前ら、悪魔の首刎ねて~、俺はおまんまもらうのさ~♪」
何だコイツ!? 頭大丈夫か!?
「俺のお名前はフリード・セルゼン。とある悪魔祓い組織に所属している末端でございますですよ。
あ、別に俺が名乗ったからって、おまえさんは名乗らなくていいよ。
俺の脳容量におまえの名前なんざメモリしたくないから、止めてちょ。
だいじょうぶ、すぐに死ねるから。俺がそうしてあげる。
最初は痛いかもしれないけど、すぐに泣けるほど快感になるから。新たな扉を開こうZE!」
ヤベェ、まったくもって意味が分からん。
でも、コイツが普通じゃない事だけはよく分かる。
コイツは教会よりも病院に通った方が良さそうだが……。
「おい、お前か? この人を殺したのは?」
「イエスイエス。 俺が殺っちゃいました。
だってー、悪魔を呼び出す常習犯みたいだったしぃ、殺すしかないっしょ」
な、なんだよそれ!? そんなんで殺したのかよ!?
「あんれ? 驚いてるの? 逃げないの? おかしいねぇ、変だねぇ。
つーかね、悪魔と取引するなんて人間として最低レベル、クズ街道まっしらっスよ。
その辺ご理解できませんかねぇ? 無理? あーそうですか。クズの悪魔ですもんねぇ」
ダメだ、言ってることが完全に狂人だ。
そう思っていると神父が懐から、刀身のない剣の柄と、拳銃を取り出した。
「俺的におまえがアレなんで、斬ってもいいですか? OKなんですね? 了解です。
いまからおまえの心臓に光の刃を突きたてて、
このカッコイイ銃でおまえのドタマに必殺必中フォーリンラブしちゃいます!」
そう言った矢先に、神父は俺に向かって駆け出す。 が、俺らの間の床に魔法陣が展開される。
まさか……、
部長達が俺を助けに「こんばんわー!」バキッ!「イラッシャイッ!」ドカァァン!!!!!
……………え、え~と、今の状況を説明します。
魔方陣展開→そこからトキ、レンちゃん、着物着たナイスバディな猫耳美女→
トキが元気よく挨拶しながら神父の顔面にライダーキック→返事しながらブッ飛ぶ神父→
ニコニコレンちゃん&爆笑謎の美女→今ココ。
………ナニコレ、ボクシラナイ。 もうカオスだよ色々と。
次回はイッセーくんのヒロイン登場かも?
ま、半分以上はギャグ回かと……。
お楽しみに。