まずコメントで下さった質問について。
内容はアットノベルスにあるモノとほぼ同一です。
ただ、表現の仕方が変わっていたり、説明文や補足文、ギャグ文が増えていたりします。
コチラの方が内容も分かりやすいと思いますので、作者としてはコチラを読んで頂きたいです。
お気に入り件数200超えました。
ありがとうございます!
嬉しさでどうにかなってしまいそうです。
あ、R-18の方も本編に沿って時期が来たら改稿したものを出します。
お楽しみに。
長々と書きましたが、本編の方どうぞ。
天月 刻SIDE
「ヤダ」
何だコイツは。 この悪魔、頭沸いてんのか? てかリアス・グレモリーって誰だよ…。
……ああ! アレだ! サーゼクスの妹だ! そういえば昨晩会ってんじゃん…。
すっかり忘れてた。
「ど、どうしてか理由を聞いてもいいかな?」
引きつった顔で聞いてくる金髪イケメン悪魔。 そんな事も分からんのか馬鹿め。
「普通、知らん人にホイホイ着いてったらダメでしょ。 常識だぞ?」
「別に変なことはしないんだけど…。 ていうか、着いて来てくれないと僕が怒られるんだけどなぁ…」
知らんがな。
てゆうか、もし変な事を俺にしようものなら妹のレンがマジギレして
ソイツ肉体どころか魂まで一族郎党滅ぼされるぞ?
でも今日は黒歌が用事で家にいないからなぁ。
暇になるかもしれんし…。
それに魔王ルシファー(笑)の妹がどれ程の者か気になるし…。
着いて行ってみるのも、また一興か…?
しかし、一組織の頭が一人で行くのも気が引けるというものである。
我らが愛しい妹様を呼ぼうではないか。
「ん~、……レンも連れて行ってもいいか?」
「妹さん?」
「ああ、そうだ」
「いいと思うよ?」
いいのかよ。 まぁ、まずは電話しよう。
そう思い、俺は携帯を取り出し電話をかける。
『―prrrr、prrrr― はい。 どうしました兄さん?』
「レン、今大丈夫か?」
『?、はい。』
「いやな? グレモリーのが俺に来いだとよ」
『…殺りましょうか?』
「お止めなさい」
マジで止めて下さい。 絶対面倒な事になる。
レンは俺には優しいんだがなぁ…。
何処で育て方間違えたかなホント。
「まぁ、なんていうか一人で行くのもアレだし。 レンに着いて来て一緒にいて欲しいかなぁと」
『一緒に…、分かりました! すぐにそっちに行きます!』
そう言って電話を切る妹。 フッ、可愛い奴め。
「大丈夫そうだね」
「ああ」
「ちょ、ちょっと待てよ! 何で天月も!?」
ん? 何だコイツ。いたのかよ。
「いたのかよ」
「ヒドイ!!!」
おっと、心の声が口から滑り出てしまったようだ。
しかもコイツは昨夜の赤龍帝くん。
宿主が弱過ぎて気が付かなかった。
「まぁ、理由は行けば分かるよ」
そうして木場とやらに着いて行く。 レンは俺らの教室の前で待っていてくれた。
何かレンの事を男子共がいやらしい目で見ていた。
確かに俺のレンが超絶可愛いのは認めるが…、殺してもいいよね?(←超シスコン)
なんやかんやで目的地に向かう俺たち。
レンが途中、俺の手を嬉しそうに握って擦り寄ってきたので、俺もソレを受け入れる。
……何故か兵藤とやらが血涙を流しながら、俺を睨んできたケド。
「ここに部長がいるんだよ」
旧校舎の2階のとある教室。
そこに掛けられているプレートには『オカルト研究部』の文字。
………帰りてぇ。
「部長、連れてきました」
木場がそう声をかけると、「ええ、入ってちょうだい」とのこと。
返事を聞いた俺らはいざ部室へと歩を進める。
…魔法陣とかがいっぱいだね。
ヤベェよ、この時点でもう帰りてぇ…、よ?
………ん?
「久しぶりじゃねぇか白音」
「お久しぶりです白音さん」
そこには黒歌の実妹、塔上小猫こと白音がいた。
この学園にいるのは知ってたが、まさか此処の部員だとは…。
「…お久しぶりですトキさん、レンさん。 姉さまがいつもお世話になってます」
そう言ってペコリと頭を下げる白音。
いや~、ええ子やで。 礼儀正しいし、何より可愛い。
そんなことを考えていると、無意識のうちに俺は白音の近くに行き、頭を撫でていた。
「ん…」
気持ち良さそうに目を細めている。 うん、やっぱ可愛いわ。
ずっとこうしていたい衝動に駆られるが、そんな時も束の間である。
――ゾクッ!――
「「………」」
背に突き刺さる尋常じゃない殺気が2つ。
振り向くと、般若のお面のような顔をしている兵藤(だったっけ?)と、
光の灯ってない目&無表情のレン。
変態はいいとして、レンはヤバイ。 早急に何とかせねば…、殺られる(もとい犯られる)…。
「…レン、おいで」
俺は恐る恐るレンに呼びかけ、頭を撫でる。
すると、どうだろう?
さっきまでの雰囲気とは打って変わって、満足気な顔で俺に擦り寄ってくる。
ウン、超可愛い!
レンの怒りも収まったようだし、なんとか死の危険は去って……、無いな。
……おい、兵藤君や。 もはや見ただけで呪われそうな程怖い顔になっとるよ……。
そんなことをしていると、どうやらリアス・グレモリーがシャワー室から出てきたようだ。
何故〝ようだ〟かって?
ソイツァ白音とレンが俺の目を塞いでるからさ。
その後も、なんだかんだありまして………。
「私たち、オカルト研究部はあなたたちを歓迎するわ。 悪魔としてね」
………ま~た面倒なことになりそうだな、コリャ。
はい、三話でした~。
部員全員出るのは次回ですね、スイマセン。
コメント、ご感想お待ちしております。
ではまた次回~。