ハイスクールD×D ―史上最強の存在―   作:黒鬼

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ええ、賛否両論いろいろありますが、頑張りたいと思います。



『ゲーム終了だけど…?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

精神が崩落した木場の肩を担ぎ、屋上へと向かう俺と朱乃さんと小猫ちゃん。

 

 

その間に何度も轟音が響き、その度に朱乃さんと小猫ちゃんがトキの心配をしていた。

トキ、頼むから一発殴らせろマジで。

 

 

そして屋上への扉を開け、俺達が見たのは…………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バラバラに解体されて光に包まれ治療室へ転送されているライザーと、

長刀を片手に着物を羽織ったトキ、

そのトキに抱きつく部長と一人であたふたしているアーシアだった。

 

 

……ヤベェ、状況が理解できねぇ………。

とりあえずアーシアに聞いてみよう。

 

 

「アーシア、これ一体どういう状況なんだ?」

 

「イ、イッセーさん! トキさんが変身してッ、

 風が強くなって…、ラ、ライザーさんがバラバラに斬れて……、はぅぅぅ…」

 

 

相変わらずウチのアーシアたんは癒し系です。 可愛いよねー、………って、

 

 

「トキって変身出来んのッ!?」

 

 

そんな俺の叫びが聞こえたらしく、トキと部長がこちらへ来る。

部長は所々制服が焦げており、少し疲れている様子だ。

トキは服装以外は変わりない。

 

 

「やっと来たのかよ、もう終わったぞ?」

 

「お前が早過ぎなんだよ。 ていうかその格好はどうしたんだよ?」

 

「変身した(笑)」

 

「変身出来んのッ!?」

 

 

俺の反応が面白かったらしく、ケラケラと爆笑するトキ。 ……なんかムカつく。

すると、いつの間にかトキの腕に抱きついている小猫ちゃんが、補足説明をしてくれる。

 

 

「……この衣はトキさんの戦闘服兼正装です」

 

 

戦闘服っていうと、アレか? トキはちょっとマジで闘ったってことか? 

……うわぁ、それでライザーバラバラなんだぁ……。

 

 

俺がライザーを哀れに思っていると、部長が俺達全員を見渡す。

そしてついに、部長が奴の異変に気付いた!

 

 

「祐斗! どうしたの!? そんな生気を失った顔をしてッ……! 一体何があったの!?」

 

 

トラウマを掘り起こされたらしいです。

 

 

「ぶ、部長……。僕みたいなゴミがあなたの『騎士』でスイマセン……」

 

「何を言ってるの!? あなたは私の自慢の『騎士』よ!

 敵に精神干渉系の力を持った眷属がいたの!? 誰が祐斗をここまでッ……!」

 

 

犯人はあなたの後ろで、

朱乃さんと小猫ちゃんに抱きつかれてニタニタしているそこの銀髪のバカです。

トキ、お前もう怖いよ。 何をどうしたらここまで心を壊せるの?

木場は仲間でしょうが。 躊躇ってモンを知らんのか?

 

 

木場を皆で励ましてやり、場を一旦落ち着かせる。

そして部長が皆に言葉を発する。

 

 

「皆お疲れ様、そして、私の為にありがとう。 これでライザーとの婚約は破棄出来るはずよ」

 

 

その言葉を聞き、俺達は安堵の表情を浮かべる。 俺達、勝ったんだ!

 

 

そう喜んでいると、部長がトキの顔をチラッと見て俯く。 その顔は赤く染まっている。

そうしてもう一度トキの顔を見る。

 

 

「ト、トキは私の眷属じゃないけど、

 このゲームで頑張ってくれたんだから、ご、ご褒美が必要よね…?」

 

「うんにゃ? 俺は別にそんな――んッ」

 

 

トキは最後まで言葉を出せなかった。

だって……、だってそれは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部長がトキにキスしてるからぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああッッ!!!!!

頬にとかじゃなくて! マウストゥマウスですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

 

 

トキの方が背が高いから、ちょっと背伸びして、目を瞑って……。

頬は真っ赤に染まりながらも、トキの顔に両手をしっかりと添えて……。

まるで恋する乙女じゃないですかぁぁああぁぁああぁぁあぁあぁああッッ!!!(←大正解)

 

 

「…わ、私のファーストキス。 日本では、女の子が大切にするものよね?」

 

「お、おぉ。 そうだけど……、俺で良かったのか?」

 

「……あなたが良かったの」

 

 

トキにもたれ掛かり、抱きつく部長。

よし、トキ殺すか!

 

 

そう意気込んだ矢先、トキが急に真剣な顔になる。

 

 

「トキ?」

 

「――ッ! ワリィ、ちょっと行ってくる!」

 

 

そうしてトキは消えた。

俺達は意味が分からないまま光へ包まれ、部室へと転送された。

 

 

 

 







相変わらず恋愛描写下手だなコレ…。

ここから先はほとんど出来上がっていません。
更新は遅くなり、不不定期になると思います、すいません。

次はギャグ回かな?
お楽しみに。

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