すんません、文字数かなり少ないです。
さてはて。
十日間修行することになったグレモリー眷属。
グレモリーの所有する別荘で修行することになったので、現在山を登っているワケだが……。
イッセーがもうヘバッた。
何とも情けない、アーシアも心配しているではないか。
このぐらいで疲れるようじゃ強くはなれん気が…。
まぁ、みんなの荷物を持っているわけだが。
え、俺? もちろん自分の分の荷物は自分で持ってますよ。
イッセーの荷物の上で寝そべりながら(←鬼畜)。
なんやかんやで別荘に到着した御一行。
この面子でとりあえず一番強い俺、レン、黒歌がコーチに就くワケだが…。
「まずは役割分担か。 ちょいと俺が重労働だが、まぁイイか。
俺がリアス、朱乃、木場、アーシアの面倒を見る。
黒歌は白音を鍛えろ。 仙術のなんたるかを叩き込んでやれ」
『了解!』
皆異論は無いようだ。
さて、問題の後一人だが……。
「ちょ、ちょっと待てよ! 俺は!?」
あー、イッセーが一番弱いからな…。
アレ耐えられるかなぁ?
…まぁいいか、ここらで一度『死』を覚悟してもらおう。
「そう慌てるなイッセーよ、お前にぴったりのコーチを就けてやっから。
レン、遠慮はいらん、そこの雑魚を徹底的に鍛え上げて殺れ!」
「ハイ、兄さん!」
「…あの、字が違うんですけど……」
聞こえませ~ん。
レンは死ぬギリギリの限界というものをよーく理解してる。
まさに地獄の修行という訳だ。
あ、ちゃんと注意は言っとかないと。
「おい、イッセー。 レンは俺の千倍は厳しいから死ぬなよ?」
「ゑ?」
「さぁ行きましょうイッセーさん。 時間は待ってくれませんよ?」
そう言ってイッセーを引こずって行くニッコリ笑顔のレン。
「え、ちょっと!? い、嫌…、イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
ジタバタ抵抗するも、首筋に手刀を入れられ、あえなくイッセーは気絶。
レンはイッセーを外に放り投げ、逃げれないように大規模な結界を張った。
そして巨大な魔法陣をいくつも展開し、そこらじゅうにトラップを仕掛けていた。
「生き物は生命の危機に瀕した時、最も力を発揮するモノ……。
攻撃もトラップも全部
レンはそう呟くと、いつもの笑顔に戻って結界の中に入っていった。
イッセーに向かって全員が合掌、そして黙祷。
強く…、強く生きろよ、イッセー…。
――チュドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッ!!!――
………ダメだコリャ。
次回は一日目の修行終了、その夜の話。
お楽しみに。