妄・想・爆・発☆
作者の妄想が天を貫くレベルですね、お恥ずかしい限りです。
塔上姉妹との出会いの話。
Rー18の話に入る為の閑話ですコレ。
R-18のところにコレのくだりの続きを載せますので、コッチでは次回から本編に戻ります。
次はライザー編ですね。
ではどうぞ。
あのシスター、アーシア・アルジェントがリアスの眷属になってから数日後。
色々あった数日の疲れ(言う程ではない)を癒そうかと思い、
ノンビリと自宅で寛いでやろうとしていたのだが………。
リビングのソファーに座る俺。
俺の左からその豊満な胸を押し付け、脚などを絡ませながら首筋を舐めてくる黒歌。
右には俺の胸板に頬ずりをしているレン。
……ナニコレ?
「フフッ、やっぱりトキの隣は癒されるし、安心するにゃん…」
「兄さぁん……、大好きです…」
ウットリとした表情の二人。
………おっと、鼻から真っ赤にほとばしる熱いパトスが溢れそうだぜぇ……。
可愛過ぎなんですけどこの娘ら。
皆、唐突過ぎて意味分かんないよね。
という訳で回想の方どうぞ。
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「もしもし。 白音? お姉ちゃんよ、……うん、うん。 ちゃんとご飯食べてるの?
…そう? じゃあ家の用事もこなせてるのね?」
黒歌はリビングで白音に電話中である。
「学校で虐められてない? もしそうなら絶対お姉ちゃんに言うのよ?
直ぐにそのゴミ殺してあげるから」
オイコラ。
まぁ、やっぱり妹が心配なのだろう。 俺が駒王学園に転入するまで離れてたしなぁ。
ぶっちゃけ黒歌は大学の履修科目までは全てマスターしている。
学校に通う必要なんてないのだ。
俺は天月家の問題とかあったしな。 まだ残ってるケド…。
レンは基本的に俺と一緒にいるのだが、
問題の解消時に黒歌に手伝ってもらう為、俺らに着いて来てもらったのだ。
だから少しの間、白音と離れてしまっていたのだ。
可哀想なことをしてしまったと俺は罪悪感を感じている。
まぁ、それでも時間を作っては白音に電話したり、会いに行ったりしていたのだが……。
今は白音の借りているアパートの契約やら何やらの為に別々に住んでいるが、
そのうち4人でこのマンションに住むことが決まっている。
このマンション、実はかなりの高級マンションである。
最上階のフロアを丸々貸切しているので、スペースの問題などの心配は無用だ。
天月の財政は潤い豊かなのである。
さて、ここら辺でいっちょ馴れ初めでも語っとこうか?
俺がこの猫又姉妹と会ったのはとある山の中だった。
親を亡くし、身寄りも無く、路頭を彷徨っていた彼女達に目を付けた悪魔がいた。
黒歌と白音は猫又の中でも最上位、猫しょうだ。 妖術、仙術をも使いこなす希少種なのだ。
その悪魔も眷属として欲しかったのだろう。
まだ幼い妹の白音を人質に取り、即戦力として使えそうな姉の黒歌を脅す。
ちょうどその場面に俺は出くわした。
軽い散歩気分でウロチョロしていたのだが、
そんな胸糞悪い状況を放っておく程、俺は人間腐っていない。
一応交渉しようとしてみたが、
その悪魔があわよくば猫又姉妹を性欲処理として使おうとも考えていた事が発覚。
そこで俺マジギレ。
即効で妹猫助けて姉猫の元へ返してやった後は、その場の地形や景色が変わるほど殺った。
一片のDNAもこの世界に残さまいと頑張っちゃった。
文字通り完全に消え去って消滅させましたハイ。
いやぁ、眷属共もゲスだったので殺っちゃいましたね、一人残らず。
その後はサーゼクスに俺が口を利き、二人に謝罪と姉妹の保護を約束させた。
その保護先がグレモリーだったらしい。 情愛のグレモリーと呼ばれる程だ。
手厚く世話を焼いてくれたようだ。
………よくよく考えたら、俺って結構サーゼクスの世話になってる?
今度、美味い酒でもあげとこう……。
そして、俺は姉妹になんかめっさ懐かれた。
白音は幼いながらも、俺を自分を助けてくれた人と認識していたようだ。
あの幼くあどけなさも残る風貌で「お兄ちゃん♪」と呼ばれてみろ、超甘やかすぞ!?
デレデレにもなるわ。
……俺ってレンにも甘いし、どうやらシスコンのきらいがあるようだ……。
未だに白音は俺と黒歌だけの時は「お兄ちゃん」と呼んでくれる。 超可愛い。
サーゼクスの妹が白音をエラく気に入って、白音も嫌ではなっかったらしく、
リアスの眷属入りを果たしたワケだが…。
黒歌は俺から離れなかった。
恐らく、今までは妹を守るのに精一杯で頼れる者も信じれる者も居なかったのだろう。
初めて守られる側になって色々な感情が爆発したらしく、
安心して泣き崩れる黒歌を俺はそっと抱き寄せて頭を撫でた。
それこそ、泣き止むまで。
それからは執着とも思える程、俺に好意を寄せてきた。
「男なんて皆同じ、下衆だと思ってた…。 私の体を見て劣情を催すクズばかり…。
でも…、あなたは…、あなただけは違う。
あなただけは、私達を心配してくれた、私達の為に怒ってくれた。
打算なんか無くて、色々面倒も見てくれた。
仙術で氣を読めば分かる…。
あなたの強くて、優しい…、まるで包み込むような大きな氣……」
黒歌は顔を赤く染め、ハッキリと俺に向かって言った。
「こんな感情を抱いたのは初めて…。 でも分かる。これが何なのか…。
天月 刻、あなたが好き…。 誰よりも、何よりも愛してる。
だから……、お願い…、私をあなたの側に居させて………」
そう、告白された。
俺、硬直。
そら、そうなるでしょ。 だってめっちゃ可愛かったんだもんよ。
頬を赤く染めて、少しモジモジしながらも、俺の眼を見てハッキリと言ってくれた。
ええ、思わず抱き締めてしまいました。
「はにゃッ!?///」と言う可愛い反応も聞けました。
恥ずかしそうに俺の胸に顔を寄せる黒歌。
俺の抱えている問題でもある天月家の事も話した。 もちろん包み隠さず全てを。
けして天月家の事は些細なモノではない。
ここで折れる様なら、ただ支えが欲しかった、という事だ。
謂わば、一時の気の迷い。
だが、それでも好きだと言ってくれた。 俺を愛していると言ってくれた。
その時、俺は黒歌がこれ以上無い程愛おしく思えた。
レンに半殺しされる事を覚悟してでも、俺も黒歌を愛したいと思った。
え? 何でレンが出てくるかって?
ソイツァもちろん俺がレンを妹だけでなく、女としても見ているからさ。
別に義理の兄妹だから血も繋がってないし……、イイよねうん。
それからなんやかんや色々ありながらも月日は経ち、今の現状に至ると言うところか。
おっと、案外話が長くなっちまった。
まぁ、アレだ。
告白受けてからかなり積極的に黒歌は誘惑してくる。
もう色々と扇情的過ぎて、俺の理性はガリガリと凄い勢いで削り取られている日々だ。
「あ、私、飲み物でも取ってきますね」
そう言ってレンがリビングから出て行く。
黒歌も電話は終わったらしく、俺の隣に腰を下ろす。
が……、
「ッン!?」
はい、黒歌に唇を奪われました。
「ン…、チュパ……、クチュ……、ぷはっ、いきなりどうした!?」
「トキが悪いにゃん。 トキがそんなにカッコイイからシたくなっちゃったじゃない」
「俺悪くないじゃん…」
ダメだ。 完全に発情した時の眼だ。
そういや黒歌ほどになると、仙術で発情期をコントロールできるんだっけ…。
ってこたぁ、確信犯かよ!?
「フフッ、気持ち良くしてあげる♪」
そう言ってドンドン俺の服を脱がしていく。
脱がしながらも激しく俺の唇を犯す。
ヤバイな…、黒歌の奴、仙術で俺の感度上げてやがる…!
でも、俺ぁヤられるより、ヤル方がいいね。
俺は黒歌の着物をはだけさせ、その豊満な胸を揉みしだく。
「ふ…ん…、ぁん、…トキぃ……」
もう我慢できないね、開き直ってヤッちゃお「何してるんですか?」………(汗)。
声のする方へ顔を向けると、三人分の飲み物を持った笑顔のレンがいた。
だがその目は確実に笑っていない。 にわかに殺意を孕んでいるように見える。
だってハイライト灯ってないもん、背後に金剛力士が見えるもん。 阿修羅が構えてるもん。
……魔力で具現化された包丁を手に持っているのは気のせいですよね?
幻覚だと言ってください。
「……何してるんですか?」
「見ての通り、交尾よ? 愛し合ってたの」
止めなさい。
レンがキレてるから。 マジギレだから。
肉眼で視認できる程の殺気が漏れてるから。
「ずるいです…」
………はい?
「私だって…、私だって兄さんに甘えたいのに!!!!!」
………嫉妬でしたか、可愛いね。
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てなわけで回想は終了。
大体把握できたかな?
「ねぇ、トキぃ……、シて?」
「兄さぁん…、我慢できません…」
上目遣いで甘えてくる二人。
俺の理性はこの美女&美少女達の誘惑に耐え切れるほど残ってはいなかった。
そして、俺は耐える事を止めた。
次回はみんな大好きグレイフィアさんご登場。
お楽しみに。
あ、ライザーも出ます。