【更新停止】紅次元ゲイムネプテューヌ 深紅の呪血   作:APOCRYPHA

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むむむ……絆イベントを想定してたのに気が付いたら回想してた……

…………まあ、これはこれで良いか(考える事を止めた)





最近、シェルノサージュオフラインにハマって中々話を書けない……orz


第五十五話

数分前にイストワールさんに温泉での休息を勧められた私達は、プラネテューヌ教会の敷地内地下にある秘蔵(?)の秘湯に浸かって旅の疲れを落としているのでした。

 

「いやっほー!一番乗り、いっただきー!!」

 

「ああ、こらそこ!飛び込むんじゃないの!」

 

RED.さんが温泉で走って湯船に飛び込んだ…………本当は私が注意(浄化)をしようと思ったけれど、アイエフさんが先に注意してしまったので手持無沙汰になった私は近くの掛け湯を浴び、マナーに則った上で温泉に浸かります。

 

「「うずうず、うずうず/……(うずうず)」」

 

「えっと……ロムちゃん、ラムちゃん、あんな事はしちゃダメだからね?」

 

(ああ、RED.さんは……後でお説教ですね)

 

けれど、そんなRED.さんを見たロムさんラムさん(幼い子供)が真似をしたそうにうずうずしていたので、RED.さんは後でお説教の刑に処する事にしました。

 

(…………まあ、今はゆっくりと温泉に浸かりましょうか)

 

「ほら、ネプギア……あっちに掛け湯があるから早いとこ済ませちゃいましょう」

 

「あ、うん。分かったよ。ユニちゃん……ロムちゃん達も、一緒に行こうか?」

 

「「はーい!/……(こくこく)」」

 

湯船から先程入って来たネプギアさんとネプギアさんに連れられたロムさんラムさんは、ユニさんに呼ばれて掛け湯がある方へと歩いて行ってしまいました。

 

(……けどまあ)

 

「……………………はあ」

 

けれど、そんなネプギアさん達(ついでにアイエフさん)を見ていると、水面に浮かぶ邪魔な脂肪()の事を否応なく意識してしまい私は憂鬱な気分になるのでした。

 

「……本当に、どうせならDかCにでも生まれて来れれば良かったのに……」

 

確かに、この身はリーンボックスと言う名の姉さんの信奉者達(巨乳好きの巣窟)が、その願望(シェア)を極限まで集結させて創られた、所謂『精巧な人形』のようなものですよ?

シェア的にも、ある程度のサイズが有った方が有利に働くと姉さんやチカ教祖からも言われてますし

 

ですけど……

 

(……ですけど、だからと言ってこんなもの(大きな胸)を付けなくったって良かったじゃないですか……)

 

確かに、姉さんはこの脂肪の塊を是としていますしグラビア活動(有効活用)もしていますが、私はそう言うのはちょっと……いえ、かなり嫌です。

 

挙げ句、ちょっと全力で動く度に揺れて鬱陶しいし、何より愛剣が振り難いんですよね……これ

今はどうにかなりましたが、生まれて時間が経ってない間は本当に振り難くって……姉さんに嗜みとして武器一式の扱いを教えられた時だって、出来たら大剣は振りたくなかったんですけどね…………

 

(けど、女神化した時の神器は大剣……扱い難いにも程があると思うのですよ。私も)

 

まあ、17年経った今となっては良い思い出ですし、何年か鍛錬を積んでたら何時の間にか手足の延長のような感覚になりましたけど

 

(…………ああ、いけない……こんな事を考えるよりも、今は明日の姉さんの救出の際にどのような采配を振る舞うかの心配をするべきでしたね)

 

()()()()はこれだけの戦力が集まった以上、十中八九と言って良い程に成功するでしょう。

ですが、()()()()()()()()()()()成功するかは……なんとも言えないのですよね……

 

(どのようにしたのかは不明とは言っても、幾らシェア不足で不調とは言え私達よりも戦闘経験が勝るだろう姉さん達を倒して殺す事なく捕えているのだから……私やアナザーさんはともかく、他の方には少々分が悪いでしょう)

 

生憎と、姉さんが本気で戦う姿を見た事はありませんが、私の何十倍も生きているのだから当然、戦闘経験は私よりも上と見るべきでしょう。

私も、生誕してからずっと戦っては来ましたが、所詮はモンスターや中位以下の危険種(同格以下)が相手……長く生きてる分、上位危険種(格上)とも渡り合っている筈の姉さん達に及ぶ筈もありません。

 

(何故か過去の戦果を尋ねたら新作ゲームがどうとか言って逃げられてしまいましたけど、果たしてどれほどやれる事か…………)

 

そんな(頭が痛くなるぐらい)難しい事を考えていた最中でした。

 

「…………はふぅ……気持ちいいですねぇ………」

 

「…………………………え、あ、そうですね。プラネテューヌ教会が秘湯と紹介するだけはあります………」

 

温泉に浸かってぷかぷかと流れて来た(?)コンパさんに声を掛けられたのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はくちゃんは、疲れがとれてるですか?」

 

「はい。特に肩凝りが取れてますよ?」

 

「それは良かったです」

 

コンパとハクは、縁に並べられた岩に背を預け、肩までお湯に浸かった状態で会話を続けながらゆっくりと寛いでいた。

 

「はくちゃん、あなざーさんのお目付け役ごくろうさまです」

 

「いえ、それは元々私がやりたい事でしかありませんので、コンパさんは気にしないでも良いのですよ?」

 

「それでも、わたしははくちゃんに感謝してるです」

 

そう言ったコンパは、嘗てを懐かしむように目を細めて、過去の思い出を語り始めた。

 

「わたしがあなざーさんに会ったのは、ねぷねぷに初めて会った日から何日かしてからです……」

 

「そうなのですか?」

 

「はいです。とは言っても、あそこまでひどい戦い方をすると知ったのは、犯罪組織にねぷねぷや女神さん達が捕まって、あなざーさんを探し回ってた時なんですけどね―――」

 

 

 

 

 

 

 

――――――守護女神戦争末期

 

 

 

 

 

それは、守護女神戦争がまだ続いていた時の事でした……

当時のわたしは、空から降って来て記憶をなくしちゃったねぷねぷの記憶を戻す為に、ねぷねぷが降って来た場所にまで案内していたんです。

 

「お、もしかしてここが、わたしがねぷ神家の一族の水死体の如く地面に突き刺さってたって場所?」

 

「それはもっとこの先です。さ、ねぷねぷ!コッチです!」

 

そう言って、わたしがねぷねぷの手を引きながら、森林公園の奥に連れて行っていた時でした。

 

「おい!ちょっと待てそこの能天気紫!!」

 

「ねぷっ?!なんかよく分かんないけどマジギレしてる女の子に絡まれたよコンパ!?」

 

「だ、誰ですかあなたは!?わたし達はこの公園の奥に用があるんです!なので、そこを退いてくださいです…」

 

他の女神さん達を振り払って、プラネテューヌにまで吹き飛ばされたねぷねぷを探しに来たあなざーさんに会ったのは……

 

「……そうか、よりにもよってその態度かこの駄女神は…………」

 

「ねぷっ?!コンパ!なんか更にヤバイ感じになってきてる気がするのはわたしの気の所為なのかな?!」

 

「け、ケンカはダメです!落ち着いてくださいです!?」

 

「…………あ゛?……お前、ダレ?」

 

「わ、わたしはねぷねぷのお友達です!」

 

「て言うかー、君こそ誰さ!?」

 

「……………………は?」

 

そう言って、わたしが居た事に初めて気が付いたような風にわたしを見たあなざーさんは、今思い出しても若干恐いモノでしたが、わたしがねぷねぷとの関係を伝えたら、ハトさんが豆鉄砲を受けたような表情をしながら固まってしまいました。

 

 

 

 

回想終了――――――

 

 

 

 

「……そうして、その間にねぷねぷが記憶喪失である事、そして、その手掛かりを求めてねぷねぷが突き刺さってた場所にまで連れて行ってた事を説明した後、あなざーさんは頭を抱えて簡単に事情を話してくれて、そのままいーすんさんの居る教会にまで連れて行ってくれたんです」

 

「……なるほど、そのような経緯があったのですね」

 

「はいです。そこでアイちゃんとも会ったんですよ?」

 

こうして、コンパの昔話は終わった。

 

「……そろそろ、上がりませんか?」

 

それを最後まで聞いたハクは、血行が良くなっているのか、若干赤みを帯びた顔で温泉から上がる提案をするが……

 

「わたしはもう少しだけここに浸かってるので、はくちゃんは先に上がっていいんですよ?」

 

「では、そうさせていただきます……興味深いお話し、ありがとうございました」

 

……コンパはもう少しだけ温泉に浸かっていると言って、それを聞いたハクは1人で温泉から上がって行った。




……最後が雑?

…はい。ごめんなさい。この始末です。

なお、コンパとネプテューヌとアナザー(後アイエフ)の出会いですが、無印とRe;Birth1を軸に色々(Re;Birth2 or mk2)とごっちゃに混ざってます。

……因みに、この時のアナザーが他の女神達を振り切る為に血の雨を降らせて周囲の動物やモンスターを暴走させてたのが決定的な原因で、プロローグの時のマジック戦にアナザーだけ連れてって貰えないって事案が発生してました。こんな奴と共闘とか出来るか!的な?

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