【更新停止】紅次元ゲイムネプテューヌ 深紅の呪血 作:APOCRYPHA
暑苦しい山から寒い雪山に変わった(戻った)道を下り、どうにかルウィーへ辿り着いた俺は、現在ルウィーの教会で寛いでいた。
どうにも、約束した時間にはまだ早いらしく、今は教会の礼拝堂にある椅子に座って疲れを癒しながら待機しているところだ。
(…………怠い)
「皆さん、ご無事でなによりです」
「………………」
「え?……え、ええ、なんとかね。そっちはどうだったの?」
「はい。ご心配には及びません(n*´ω`*n)。これでも、こう言う事には慣れていますので…………流石に、ここまで激しいのは初めてでしたけど、次からは然程の手間なくどうにかできそうです」
「は、激しい?(えっちょ、頬を赤くしながら激しいってナニよ!?よく見たら二人とも服がちょっと湿ってるし……あの後ホントに一体ナニがあったの!?!?)」
「はい。今まで色んな方の相手をしてきましたが、憶えている限りでも一番激しい一時でした」
「……………………」キッ!!
近くでは、先程まで暑苦しい場所に居た所為で体温が高いハクがアイエフとなにか話しているが、何故か俺を見るアイエフの物凄い形相を見ると、そこに意識を割くなと全力で本能が警鐘を鳴らしてくる。
かと言って、ネプギアが居る方に意識を向けると…………
「ごめんなさい。ユニちゃん……私、また」
「別に、気にする事ないわ。ネプギア、アンタはそのままで良いの。いいえ、お願いだからそのままでいて(ネプギアが血に慣れたら女神的にもエンディング的にもヤバイフラグが建つ気がするし)」
「気にしなーい気にしなーい!嫁はそんな事に馴れなくって良いんだよー!」
「ゆにちゃんの言う通りです!わたしからも、あなざーさんにもう少し穏便に戦えないか掛け合ってみるです!(メラメラ)」
「ユニちゃん、コンパさん……(うるうる)」
………………こんな感じで、はっきり言って物凄く四面楚歌だった。
と言うか思うのだが、何故こいつらは
(まあ、女神は確かに人間から
……………まあ、そんな事を俺が気にしても仕方ないがな。
そもそも俺は、『
この旅を共にしているのも、
(結局の所、俺をハブって間抜けにも取っ捕まった女神連中を救出後俺がどうするかは
…………しかし、そう言えば3年程前に
(…………あぁ、なんでこんな事になってしまったのでしょうか?)
いいえ、これは、ある意味でブラン様が犯罪組織に捕らわれた時点で、決まっていたことかもしれません。
ラステイションからの通信で、グロウさんからこちらへ近い内に、プラネテューヌの女神候補生一行が訪れるとは聞いていました。
そして、捕まった女神様達を助ける為に、ロムやラムに協力を求められるだろうとも………………それ自体は、まあ、色々と思う所はありますが、あの子達が女神として望むならば構いません。
ですけど……
「
一体、両国はなにを考えているのでしょうか?
幾らなんでも、犯罪組織が昼夜問わずに跋扈しているこの状況でそんな事はしないと思いたいですけれど…………連れている人物が人物だけに、笑い話では済まないのが笑えないですね。
「…………せめてもの救いは、あの子達が街へ遊びに行っていた事だけですね」
後は、ストッパーとしてリーンボックスの女神候補生、ハクさんが同行している事ぐらいでしょうか?
ハクさんが居れば、
……けれど、本当に…………
(あぁ、ブラン様……私は一体、どうすればいいのですか?)
私はそのまま、約束の時間が来るまで執務室で頭を抱えながら、ルウィーとしてどう対応するべきかを考え続けるのでした。
(…………頭と胃が、痛いです)
…………え?アナザーが各国からどう思われているのか?
………………プラネテューヌの兵器群の中でも頭一個分程突出している危険物や、核兵器(汚染物質付き)ですが何か?