【更新停止】紅次元ゲイムネプテューヌ 深紅の呪血   作:APOCRYPHA

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現在、チェンクロVをやりながら激ブラ(オンラインの根城は主に超次元)を今更ながら遊んでる真っ最中です。
……と言うか、今朝方四女神オンラインがどうなったかを見ようと情報を漁ってたらコンパが基本プレイ無料(アイテムの課金はあり)のカードバトルオンラインゲーム(タイトルはねぷねぷ☆コネクト カオスチャンプル)をPSVITAで出そうとしてるのが発覚して、しかもネプテューヌとかFFFとかのキャラが出て来ると判ったり、よるのないくにの続編が出るらしいと言う情報とか…………

…………やっぱり、現世は地獄っぽい(チェンクロ一個で手が回りきってない)


第二十五話

お説教から早1日。

やっとコンパとアイエフから解放された俺は、説教が終わったら何時の間にか部屋の中に居たグロウと昨日の用件を終わらせる為にネプギアの元へ足を運んでいた。

 

「…………二徹か」

 

「ククッ、私は二轍程度、何時もの事……いや、寧ろ朝食のオマケ以下だが、卿は少々キツそうだな?」

 

「喧しい。普段は森の中で暮らしているからな。二徹も三徹もする必要性が長い事無かっただけだ」

 

ああ、ほんとに眠い。

欠伸を噛み殺しながら、早くネプギアに話を押し通して寝直そうと歩みを進めていると…………

 

「そこの2人!ちょっと待ちなさい!!」

 

「……んぁ?」

 

「これはユニ様、如何なさりましたか?」

 

…………目の前に、なんか黒っぽいのとネプギア?が居た。

 

(………………と言うか、アレ、ネプギアだよな?なんかすごい顔してるけど)

 

「ちょっと明日の修行に付き合いなさい!!」

 

「ええ?!ユニちゃん?なんかすごい色々端折ってるよ!?」

 

そう言って、ネプギアが変な顔(ネプギャー)のままツッコミ、おそらく説明でもしようとしたのか、口を開くが……

 

「ごめんなさい!えっとこr「はい。喜んで、拝命を受け賜わりました」ええ!?説明とかいらなかった?!」

 

グロウ(変質者)の速答に対してこの様である。

 

「いや、説明はやれ」

 

「それが女神様の御望みならば、何も聞かずに受けるのは当然であります」

 

…………一瞬、色々とぶん投げて隣のグロウ(変質者)をぶっ殺してやろうかと思ったのは秘密だ。

 

「えっと……説明はちゃんとしますから、2人とも落ち着いてください」

 

そう言って、ネプギアは顔芸(ネプギャー)を止め、神妙な顔をしながら(作りながら)、語り始めた。

 

「えっと、あれは昨日の夜の話でした」

 

時は少し遡り、懺悔室でアナザーが説教をされていた時のネプギアの部屋―――――

 

 

―――回想始め―――

 

 

現在、ラステイションの教会でネプギア達に割り当てられた部屋ではネプギアとユニの2人が、それぞれベットと椅子に座り向かい合っていた。

そして、沈黙する2人の顔は、それぞれ理由こそ違うものの、神妙なものであった。

 

「…………………で、相談ってなによ」

 

「うん……あのね、ユニちゃん」

 

先に沈黙を破ったのは、相談を頼まれたユニの方であった。

恐らく、この沈黙に耐えかねたのだろうユニの表情は、気まずさと苛立ちが滲んでいた。

 

「…………えっと、なんて言ったらいいのか分からないんだけど……」

 

「……なによ?いいからはっきり言いなさい」

 

そして、そんな微妙な空気を感じ取ったのか、ネプギアの表情もまた、微妙な言い難さが滲んでいた。

 

「あのね……怒らないで聞いて欲しいんだけど………」

 

「……なによ?怒るような事でも聞くの?」

 

「……ううん……そうじゃ、ない……と、思うんだけど……」

 

「だったら、とりあえず聞かせて……怒るかどうかは聞いてから決めるから」

 

「そこは、怒らないって言い切ってくれないんだ……」

 

「当たり前でしょう?アタシにも許せない事ぐらいあるんだし」

 

ほら、早く言いなさいと急かすユニに対して、ネプギアは静々とその心の内を語り始めた。

 

「……あのね、ユニちゃん…………」

 

『ユニちゃんは、戦うのが怖いって思った事は無い?』

 

「………………………は?」

 

それが、ユニがネプギアに返せた唯一の反応だった。

 

「えっと……」

 

「………………正確には、死ぬのが怖いって思った事なんだけど…ね」

 

その言葉を聞いた時のユニの表情は、よく分からない事を聞かれた際の困惑したものだったと言う。

それもそうだろう。本来、女神と言う存在はただ女神と言うだけで、基本的に死ぬ可能性など無いに等しい。

生まれ付き強靭な肉体に、天性の幸運と溢れんばかりの魔力

周囲の一般モンスターはそれらから幸運を除いた1つを適当に振り回すだけで死に至るし、一、二発は耐え得る危険種も、少しだけ戦いの経験を積めば余程の(レベル)の差が無い限り、ダメージを負うかもしれないが……しかし、所詮はそれだけだ。女神の敵為り得ない事に変わりはない。

 

勿論、女神でも危険な敵に成り得る存在は居ない訳ではないが…………同族故に同格為り得る女神は守護女神戦争(ハード戦争)が終わって以来闘う事は無くなり、種として同等以上に当たる最高位二柱の吸血鬼達はルウィーのダンジョンや山の奥深くだ。

 

「私は……怖いよ……間違いなくお姉ちゃんは助けたいのに、怖くて動けない…………死にたくない………………ねえ、私は……どうしたら良かったのかな?」

 

せめて、守護女神戦争(ハード戦争)に参加するか周囲の人間が死んだ場面を目撃した事があれば別だったろうが……そこまで早く生まれた訳でもなく、かと言って女神生が長い訳でも無いユニは、そんなネプギアの問いに対する明確な答えを持ち合わせてはいなかった。

 

「…………っ!?」

 

パアン!

 

「え……?」

 

しかし、ユニは答えを持ち合わせていないなりに答えを出していた。

叩かれた頬を抑えながら、呆然とユニを見上げているネプギアに対して、ユニは怒ったような……或いは、なにかを抑えているような表情でこう言い放つ。

 

「ふざけないで!……いいわ!そうやってうじうじへこんでる位なら、いっそ迷わず国に――プラネテューヌに帰りなさい!そこで、アタシがお姉ちゃんを助けるのを指をくわえて見てれば良いじゃない!!」

 

「……っ?!」

 

「それがイヤなら……一緒に強くなりましょう?もう、誰にも――お姉ちゃん達にも負けないぐらい!」

 

誰にも負けないぐらいに強くなる。

これが、ネプギアの問いに対するユニの答えだった。

 

当然、簡単な事ではないだろう。姉の女神達は、何百年も同格の女神相手に戦い抜いた果てにあれ程(100Lv越え)(レベル)を得たのだ。

それを、たったの十数年しか生きていない2人が越えるのは困難の極みと言ってもいいだろう。

 

「さて、そうと決まれば早速行くわよ!!」

 

「え?ちょ……ユニちゃん!?」

 

こうして、ネプギアはユニに引き摺られ、教会中を歩き回る事になったのでした。

 

 

―――回想終わり―――

 

 

「と、言う訳なんです」

 

「ネプギア!今日はもう寝るわよ!!」

 

「あ、うん!ユニちゃん……じゃあ、また明日!」

 

そう言ってネプギア達が出て行った後、俺は妙な高揚感に包まれていた。

 

「…………珍しい事もあったものだな」

 

「そうかね?私としては、別段珍しいとは感じないのだが……それに、卿も修行を付ける気だったのであろう?渡りに船ではないか」

 

グロウはそう言うが、俺としてはやはり、珍しいと思う。

修行を付けるなんて言っておいて難だが、俺は人に闘いを教えるのは苦手だ。

勿論、出来ない訳ではないが…………まあ、当たれば発狂と幸運の反転を叩き付ける血が主要な武器な時点で、お察しと言う奴だな。

 

「…………一応言っておくが、ユニ様を発狂させたらコロスからな?」

 

「頭の隅には置いておこう。さて、俺は明日の用意で忙しい」

 

「うむ、万全の状態で教えるがよい。と言うか、万全な教え以外は断じて認めん」

 

こうして、明日の修行の用意をする為に、俺は一旦ラステイションの教会を離れた。




えー、今回、LV100越えが困難とか言ってた設定は、近日中に設定部分に挙げときます。

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