【更新停止】紅次元ゲイムネプテューヌ 深紅の呪血   作:APOCRYPHA

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今回は、ブレイブ戦のアナザー視点です。読み難いかもですけど、仕様です。




暫く、番外編やら少女とドラゴン(オンラインゲー)に時間をかけてるので投稿はゆっくり目


第二十話 改善後

空中を漂うような浮遊感によって飛んでいた俺の意識は、激しい痛みとそれ以上の膨大な殺意によって、無理矢理に目の前の幻実に引き戻されていた。

 

しかし、何時の間にかよく分からないモノが目の前にいる。

視界に入ったそれは目の前のカス共を仲間と呼んで白い金属と肉の塊(幾つかの種類が混ざった塵)に回収を命じていた。

不快に感じたが、目の前の白い金属塊(不快感の強い塵芥)が邪魔で潰せない。

 

『イタ痛いアア嗚呼ああaa亜亞鐚吾aa吾aa!?!?』

 

あぁ、しかし、頭がイタイ。目の前の白い金属塊(不快感の強い塵芥)を見ていると、ナゼカ頭痛が激しく止まらない。

なんだこれは……頭がイタイ。鬱陶しいぞ消えて無くなれ

 

「ふむ、存外に空気は読めるのだな?……否、獣並みの頭だからこそ彼我の実力差を弁えていると言った所か?」

 

『半宰紫N認m絵亡i滅suメッス滅州滅SU琉ウウウuUuぅゥゥぅ!!!?』

 

……ハカイする。

 

クソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソガアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!??

 

目の前の存在そのものに激しい怒りが湧き上がる。

限界を超えた怒りの影響からか、視界がチカチカと明滅を始め、目の前の塵屑を破壊しろと、そう本能が怒りの咆哮を挙げた。

 

(あア……もう……)

 

コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!?!?

 

逃さないし赦さない。そして存在そのものを認めない。

お前の存在は何だ?何故、犯罪神を起源として貴様のような■が産まれる?

何故?なぜ?ナゼ?

 

(認メナい……認メてやルモのカ……絶対ニ破壊し尽クシテやル……!?)

 

「……成る程、侮辱を理解する程度の頭は有ったようだな?だが、所詮はその程度……か」

 

『勇イブ負冥イイ尹イィィい異いぃィぃ!?!?』

 

あハ……アハッッハッッッハハハハ!!殺す壊す潰す滅す認めない許さない赦さない引き潰す!!

引き毟ってカスも残さずバラ撒いてやらアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!

 

何故か目の前の白い金属塊(不快感の強い塵芥)を見ていると異常に湧き上がる憤怒を原動力に、背後と胸部に相当する位置から千や万にも迫る数の血で出来た弾丸と針を作成して、目の前の白い金属塊(不快感の強い塵芥)に射出する。

 

「なんの!これしきの事、大した事ではないわ!!」

 

『いぎッ?!異偽亜亞鐚吾aa吾aaアア嗚呼ああaa亜亞!??!』

 

しかし、俺が放った無数の弾丸も針も、目の前の白い金属塊(不快感の強い塵芥)がその巨剣を振るっただけで消し飛び白い金属塊(不快感の強い塵芥)には当たりもせず、何の効果もダメージも与えられはしなかった。

それ処か、放たれた斬撃の余りの破壊力に、纏っている膨大な血液が一部消し飛んでしまい、右肩の一部を抉り飛ばされた程だ。

 

「今度はこちらから行かせて貰う!俺の仲間は必ず返して貰うぞ!!」

 

『汚埜レ悪野れ於乃reo廼レ荏獲得ゑ重ェェェぇぇ!!!??』

 

そう言ってこちらに向かって来る白い金属塊(不快感の強い塵芥)は、両手で持つ馬鹿の様に巨大な両手剣を盾のように構え、巨体であるにも拘らず、非常に素早い動きでこちらに迫って来た。

当然、その間も俺は血の弾丸や針を射出し続けるのだが、その悉くはその白い鋼鉄の巨剣に阻まれて届きもしなかった。

 

「むん!!」

 

そして、俺の空間である血の中に沈めていたやたら頑丈な敵(しぶといゴミ)を、無駄に巨大な両手剣で血の壁を斬り裂いて出来た隙間に押し込まれた白い鉄腕は回収して行った。

 

「さて、ここからが本番だ!覚悟するがよい!!」

 

『子寝紫値師子紙涅氏音死煉重枝獲餌依慧衛娃依ヱ!!!?』

 

認めない。断じて認められるものか

何故、俺が犯罪神本体なら兎も角、こんな―――この程度の、■にも■にも行けないようなどっち付かずな半端者の端末(四天王)一体に負けなければならない?!

 

「オオオオオォォォォ!!餓えず!渇かず!!無に還れ!!ブレイブソード!!!!!!!!昇華!!」

 

『名瀬奈是那世南犲何故拿攻納眥蛇亜唖吾蛙充嗚呼!!!!??』

 

しかし、何れ程憤怒を滾らせても、埋め難い程の膨大な力の差はどうしようもなかった。

 

白い金属塊(不快感の強い塵芥)が振るう焔を纏った大剣から飛んで来た焔の斬撃は、咄嗟に防御に回した血の壁の9割を蒸発させ、俺の肉体を腹部から横一文字に斬り裂いた。

 

『グッ……ア亞ァ………』

 

何故だ!?何故攻撃が効かない!?一体、■▼●◆▲の✖✖†となにが違う!?

 

……いや、待て

違い?一体、何が違うと言うのだ?

そもそも、目の前の白い金属塊(不快感の強い塵芥)とは何時戦った?

……思い出せない。分からない。しかし、ナニかジュウヨウナジョウホウガ―――(ザザッザザザザ…………)【はいはい、お前(アナタ)はもう少し後に全てを悟ってね(堕ちて来てね)?じゃあ、オヤスミナサイ】――――

 

そんな思考に急なノイズと意味不明な幻聴が混ざると、俺の意識は腰から上半身と下半身に別けられる程の大きなダメージからか、急速に暗闇(極光)の中へと沈んで逝った。

 

――――――なあ、結局、オレハドコデマチガエタ?『◆◆◆◆』?

 

 

 

 

 

(……ふむ、存外にあっけなかったか?)

 

俺は、自分自身でも慢心のように思うが、この結果にはそう思わずにはいられなかった。

勿論、目の前のコヤツに対して過小評価したつもりはないし、油断したつもりもない。寧ろ、結構本気で怒っていたので全力を以って叩き潰した程だ。

しかし、実際に蓋を開けてみれば紅い怪物の正体であるコヤツは俺に傷1つ付ける事も出来ずに、こうして倒れ伏している。

 

(これは……やはり、犯罪神様のお力がそれだけ強大だと言う事なのか?)

 

俺自身も不思議に思うが、コヤツを見ていると不思議と本能が身構える。

初対面で間違いはなかったのだが、戦いの最中も不思議とコヤツのやる事が頭に入って来るのだ。

丸で、焼き直したテープを再生するかのように――――――

 

「GURU……Guraaaaa……」

 

「っ?!コヤツ、まだ生きて……!?」

 

俺は、何故か未だに生きているコヤツに止めを刺そうとブレイブソードをコヤツの頭に振り下ろすが……

 

「……何のつもりだ?マジック」

 

「………………」

 

それは、突然現れたマジックが、愛用の戦鎌(バトルサイズ)で防いでしまい、不発に終わるのだった。




……都合がいい?やだなー、それだけな訳ないじゃないですか

あ、因みに、アナザーは不死身じゃないですよ?実際、死に掛けてますし

ヒント:固有能力の内容

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