【更新停止】紅次元ゲイムネプテューヌ 深紅の呪血   作:APOCRYPHA

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今回、ちょっとグロイ感じに仕上がりました。微グロ注意

ついでに、小説に評価が出来るように設定を変えました。



そして、無印版のやり方は序盤ながらもちょっぴりエグイと感じます。具体的には、シェアは確り確認出来ないしフリーダンジョンのタイムアタックは強制だし……と言うか、何ですか?クリアタイム7秒って……マジで誰がやったんでしょうか?
早くもmk2が心配になった今日この頃


第十六話

side Free

 

 

ゴオオオオオオオオオオォォォォォォンンンンンン!!!!!!

 

ギャハハハハッハハッハッハハハハッハハッハアハアッハハッハアッハッハアァァァァ!!

 

ギィヤアアアアアァァァ!!!!

 

に…にgギャアアアアアアアア!!

 

Nuraaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!

 

bibibibibibibibibibibibibibibibibibibibibibibibi!!!!

 

た…たすkブシュウウウウウウゥゥゥ!!

 

し、死にたくなアアアアアaaaaaaaaあああああaaaa!!!!

 

ミッドカンパニーの奥深く。

イヴェルト達が寛いでいたそこにまで轟く爆音と共に、配備していた機械系以外のモンスターと、アレイストとイヴェルトの緩衝材として共に待機していたリンダ以外の構成員の断末魔と思われる悲鳴が鳴り響く。

 

「……来たかァ」(フルフルニィ…)

 

「「……(怖っ?!)」」

 

そんな地獄絵図としか言いようのない状況が同じ建物の中で繰り広げられているにも拘らず、イヴェルトは1人、この後の闘いを想像し、某クレイジーサイコホモを彷彿とさせる凄絶な笑みを浮かべていた。

 

「アッハハハハハハハハハハァァァァァァ!!イイぜェ!?早くコイよ……!!野郎ぶっ潰してやらあアアアァぁぁァァ!!!!」

 

「……アレイスト……マジでコイツ怖えんだけど……?」

 

「……まあ、いきなり我々に向かって来る事は無いだろう……多分」

 

「いや多分って……確かに、昼間の公園に赴いてるトリック様並みにキモイけど」

 

そんな風に、イヴェルトが狂喜乱舞している横で下っ端とアレイストは結構本気でドン引きしていたのだが…………そんな不安の声も、どんどん近寄って来る爆音に掻き消され、ケタケタと嗤い続けるイヴェルトには届かなかった…………

 

 

side out

 

side グロウ

 

 

「ふむ……協力者の選定を誤ったか?」

 

私は、目の前で繰り広げられている惨劇をどのように対処するかに思考の大部分を割かざるを得なくなってしまった現状に、強烈な頭痛を覚えていた。

 

事の始まりは、内側から鍵付きできっちりと閉められた頑丈な分厚い鋼鉄製の扉をどのように攻略するかの作戦会議からだった

 

 

―――回想始め―――

 

 

「ふむ、物理と魔術の両面から強固なロックが掛けられているか……」

 

「はい。しかも、どうにか傍受した無線で拾った音声によると、我々がどちらか一方の鍵に対処した時点で銃弾や矢などが雨の様に降り注ぐような段取りが組まれているようです」

 

如何なさいますか?と、目の前の部下は私に問い掛けた。

私は、意外と考えられている敵の作戦に、敵の危険度を一気に引き上げた。

 

「今は漆黒人機軍の人手も足りぬ。故に、少数精鋭と機械による奇襲で「必要ないよ」……なに?必要ないとはどう言う事だ?」

 

「言葉通りだが?態々時間掛けて雑魚を集めてまで人数と兵器を使う程の脅威か?あの工場」

 

そう言って、アナザーはミッドカンパニーの扉に向かって歩き始めた。

 

「おい、勝手な行動を「ああ、そうだ」……なんだ?」

 

「邪魔だから、そこの小娘は早々に逃げた方が良いよ?何だったら、グロウも逃げてくれて構わないしさ?」

 

そう私の言葉を遮り述べたアナザーは、懐から紅い何かを取り出し、それを握り潰した。

 

「……まあ、そこに居たければ精々死なないようにねエエエェェ!!」

 

ゴオオオオオオオオオオォォォォォォンンンンンン!!!!!!

 

「アッハハハハハハハハハハ!!!!」

 

そして拳を分厚い扉に叩き付ければ、一体その細腕の何処にそんな力が有ったのか……軽く数十tは有るだろう巨大な扉は、数m程向こうにまで吹き飛んで行った。

……途中に居た犯罪組織の構成員やモンスターの群れまで巻き込んで、轢き潰しながら

 

「おい!停まれ!!捕らわれた人質までつb「ギャハハハハッハハッハッハハハハッハハッハアハアッハハッハアッハッハアァァァァ!!」…………クソが!完全に暴走してるか………」

 

「あ……あの、団長?わたしは一体どうしたら……?」

 

そう困惑しながらも、ミッドカンパニーの入り口(血塗れの地獄絵図)に突入させられないかが不安なのか、そこ(地獄の釜)をチラチラ見ながら次の指示を仰いだ部下に、周囲一体に近寄る人間の避難を優先させ、私はこの状況をどの様に対処するかを思案せざるを得ない。

何故なら、仮にも女神一行の者が敵とは言え、人質の考慮もせずに虐殺をするのは些か外聞が悪過ぎるのだ。シェアが大きく減衰しても文句は言えぬし、最悪の場合、我が至高の女神の妹御が死ぬ可能性さえある。

 

(と言うかだ。あやつ、救出系の任務には不適切過ぎぬか?)

 

どう見ても虐殺とか大規模な破壊活動にしか向いていないアナザーを見ながら、私は現実逃避気味にそのような事を考えるのであった

 

 

―――回想終わり―――

 

 

「……仕方あるまい。あやつが人質を潰す前にどうにかしてこちらで回収するとしよう」

 

そんな感じで、現在進行形の大惨事をどのように誤魔化すかに頭を悩ませていた私ではあるが、そんな事を考えている場合ではないと思い、待機していた部下の数人を率いて人質にされてしまっているユニ達の回収に臨むのであった。

 

「……まあ、幸いにも扉は破壊された。後は、人質にされたブラックシスター様及びにパープルシスター一行を救助に向かう!卿等も付いて来い!!」

 

そう言って、どうにか怯える部下を奮い立たせる為に先陣を切った私は、破壊の限りを尽くされた上に敵の残骸である肉片や脳漿が混じった血の海が溢れるミッドカンパニーへと足を踏み入れた。

……しかし、敵影さえ見えない現状ではあるが私にはどうしてか嫌な予感が抑えきれないのであった。

 

 

side out

 

side ???

 

 

何処とも知れない極光の中、(アタシ)は分体の視界を通して映している紅い塊を観る。

 

(クスクス……相変わらずの力だよな?あぁ、やっぱり(アタシ)お前(アナタ)が欲しい……)

 

(アタシ)は、それだけを胸に、(アタシ)を覆い続ける極光の封印を破ろうと暴れ続ける。

 

(そして……貴女(アンタ)も大概強情ね?貴女(アンタ)の一部を棄てた人間なんかの為にそこまで頑張るなんて……いいえ?それとも、既に意識も力も殆ど失ったからこそ、そこまで愚劣に抗い続けられるのかしら……?……まあ)

 

そのような独り言を呟きたくもなる(アタシ)は、そう言って少し溜めた後に、(アタシ)を封印し続けて来た貴女(アンタ)へと、嘲る意味合いも兼ねて闇から一つの影を投影した。

その投影された影は人の姿を成すと、紫の髪にオレンジ色の髪飾りを付け、黒っぽい男物のシャツとスカートを身に纏った少女の姿をしていた。

 

(結局は、最後は全てがこうなってしまうのにね?……あの子も、貴女(アンタ)の最後の光も全て)

 

そして、(アタシ)はあの子が起こす悲劇と惨劇に心を躍らせ、分体である影を無数に配置して観戦に洒落込むのでした。

 

(……まあ、後で時空間事切り取って永久保存するんだけどな)

 

 

side out




……最後の奴?気にしないでください。正体はバレバレでしょうけど

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