【更新停止】紅次元ゲイムネプテューヌ 深紅の呪血   作:APOCRYPHA

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mk2編 序章~違えた世界のプレリュード~
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――プラネタワー最上階

 

ここは無駄に発展しているプラネテューヌの象徴―――だったか?まあ、摩天楼が並んでいるこの国の首都でも群を抜いて高いプラネタワー最上階、最近は何故か治安も悪いので矢鱈アクティブで街でサボっているあの女神が無事かどうかを観に気紛れでやって来たが………

 

「両方とも留守………か」

 

「はい、ただいまネプテューヌさん達は治安悪化の原因である組織の鎮圧に四ヵ国の女神様達と向かわれました」

 

………この通り、ものの見事に当てが外れてすれ違ったらしい。目の前にいる妖精種?によく似た容貌―――1mちょいで金髪ツインテールをして、背中には蝶っぽい一対の羽根があるにも係わらず、何故か本に載って空中に浮いている教祖のイストワール曰く、ネプテューヌは妹のネプギアを連れて最近和解した他国の女神と共同戦線を張り大仕事をしているらしい。

 

しかしまあ、妹の方や他の連中はさておきネプテューヌが仕事をしている………か

明日は槍の雨でも降ってくるのだろうか?

 

「それで、何時帰ってくるのだ?どうせ奴の事だ。能天気に遊び倒して帰ってくるのだと思うが、他の連中もいる以上はある程度自重して帰ってくるのだろう?」

 

それまでは適当に時間を潰してぶらついているとするか………幸いにも、この国は機密が少ないのか他の国の教会と違い散歩の制限も少ない訳だし。

 

「…………なっ?!」

 

そんな事を考えていた時、目の前にいるイストワールが急に慌て出した。

 

「どうした?急に慌てて………バグったのか?」

 

バグか………だとしたら何処に修理に出せばいいのだろうか?

 

「違います!ネプテューヌさん達が負けたんです!?」

 

…………はぁ?

 

「………冗談だろう?アレ等全員の相手とか、俺でもお断りなぐらいには面倒なのだが…………」

 

実際に、あいつ等全員を同時に相手にするのに固有能力で壊す前提なら普通に勝てるが、肉弾戦や魔法戦で競いたいかと聞かれると即答でNOだ。

 

「私はこんな冗談を言いません。急いで対策をしなければならないので、私はこれで失礼します」

 

そう言って、イストワールはかなりの速さで部屋を出て、ドアを開けっぱなしのままおそらく対策本部があるだろう階層に降りて行った………何故か階段で

 

「……いや、急いでるならエレベーター使えよ」

 

そんな一言が口から出たものの、それを聞く者は既に居ないのであった。

…………これ、どう動くべきかねぇ?

 

「取り敢えず、アイエフかコンパ辺りにここの端末からメールでも送って知らせてやるか?」

 

我ながら意外と呑気な行動だが、そこまで慌てる気も起きないのでまあいいかと流しているのであった。

 

「………さて、これからどうするか……取り敢えず、真祖の連中が嫌がらせの類で動くならとっくに干乾びてるだろうけど、連中は最近特に大きな動きが無い以上は関係ないだろうし、適当に散歩してるかな?」

 

そう呟いて、俺はプラネタワーの屋上へ出て、留めて置いたモンスターの血で出来た非常食兼移動手段に潜り、プラネタワーから去るのであった。




………何かダメそうな気がしてならない今日この頃

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