デ「タッカラップットポッポルンガプリピットパロ!」
デンデがナメック語を使い、神龍を呼び出す、その神龍はとても大きく、さすが本場の神龍と言ったところだろう
空「ほえ~これが本場の神龍かぁ~すげぇなぁ!」
デ「この神龍の名前はポルンガと言います、願い事は3つまでかなえることができますよ」
ラ「そしたら3つ使いたいんだが・・・ベジータはいいのか?」
ベ「俺が不老不死になりたかった理由はフリーザを倒すためだ、フリーザが死んだ今、不老不死などに興味はない」
ラカノンが「そうか」と言い、さっそくデンデに言ってピッコロを生き返らせてもらった、その次にフリーザに殺された悟飯を生き返らせた、次にクリリンを生き返らせようとしたとき、ベジータの心臓が突き破られる
ラ「ベジータ?!さっきの光線は・・・!まだ生きてやがったかァアアア!!!」
フ「フフフ、さすがに死ぬかと思ったぞ・・・このフリーザ様がだ!」
ラカノンと悟空は素早く超サイヤ人となり、フリーザに蹴りを入れる、しかし、フリーザは2人の足をつかみ、岩に投げ飛ばした
超ラ「どうゆうことだ・・・さっきまであんな力は・・・そうか!神精樹の実を食ったな?!」
超空「つ、つえぇ・・・!」
フリーザは不敵に笑い、ゆっくりとこちらに近づいてくる、その時ラカノンは界王様と念話していた
超ラ(界王様聞こえるか?!いや絶対見てるだろ!生き返った地球の神にドラゴンボールを集めるように言ってくれ!願いはナメック星で死んだ奴らを生き返らせるだ!悪い奴らを除いてな!)
ラカノンに見ていたことを指摘された界王様は戸惑いつつもそのことを地球の神に伝える、しかし、どうやらミスターポポが努力をして石の状態のドラゴンボールを集めていたらしくその願いをかなえるのは早かった
超ラ「デンデ!俺とフリーザを置いてみんなをナメック星から地球に逃がせ!」
超空「な?!何故だラカノン!俺はお前と「悟空・・・お前にはチチさんや悟飯がいる、家族がいるだろう、今までありがとう、元気でな」まってく---」
悟空達が消え、ナメック星のドラゴンボールも空の彼方へと消えてゆく、ナメック星にいる生命体はラカノンとフリーザだけになった
超ラ「待たせて悪かったな・・・」
フ「ふん、僕は君に殺されかけたんだ、他の猿なんて知らないよ」
フリーザは足をクロスさせ、手を横に持っていきポージングをとる、その姿からはカリスマが溢れ出ている、そのカリスマがあったからこそフリーザ軍は今まで成り立ってきたのだろう
超「そうか・・・それじゃあ最終決戦といこうかぁ!」
フ「望む所だ!今度こそ殺してやるぞ忌々しい猿め!」
2人は互いに闘志を燃やし、命を燃やし、自分の相手を必ず殺すと誓いながら殴り合いを始める、2人の実力は全くの互角、少しでも隙を見せたら確実に殺られる、このような殺り合いをしているとフリーザがじれったく思ったのか自分の頭上にデスボールを作る
フ「こうなったら・・・!この星もろとも宇宙のチリにしてくれる!!!」
超ラ「しまった!させるかぁ!!!」
ラカノンはフリーザが放ったデスボールに向けてエネルギー弾を多数放つ、しかし、デスボールは意識を持っているかのように動き、ナメック星にあたってしまった
超ラ「チッ!バリア!」
ラカノンはとっさにバリアを張る、目の前は光に包まれた・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
だが、ナメック星は爆発していなかった
フ「クッ!威力を押さえすぎたか・・・!
超ラ「どうやら自分が巻き込まれると思ったようだな、そのおかげで俺は助かったが・・・もはやナメック星は爆発寸前だな・・・」
フ「あぁそうだよ・・・この星が吹き飛べばお前は死に、僕は助かる、僕は宇宙空間でも息が出来るからね・・・この星だってもう5分とかからず爆発する!」
フリーザは笑みを浮かべながらそれを言う、しかし、ラカノンからも笑みがこぼれていることにフリーザは気づいた
フ「何がおかしい!」
超ラ「5分もあれば十分だ・・・俺は今からお前を必ず殺せる技を撃つ・・・」
フ「僕を必ず殺す?出来るものならやって---」
・・
フリーザが喋っている途中で鋭い切れ味の気弾が飛んでくる、それをフリーザはとっさに避けるがその気弾はフリーザの頬をかする
フ「今のはあのハゲの技!しかしあれは薄い円盤型の技のはず・・・」
超ラ「今のはクリリンの気円斬と悟飯の魔閃光の合体技、『気円閃光弾』・・・ここにきて死んでしまった大切な仲間の技だ・・・!」
フリーザはそのことに対して恐怖を覚える、簡単に合体と言うが技の合体などそんなに簡単に出来ることではないからだ
フ「このフリーザ様が・・・猿ごときに恐怖だと・・・?!」
超ラ「隙だらけだ」
フリーザが気づいた時にはもう遅い、先ほどラカノンが放った気円閃光弾はフリーザの腹を無残にもエグリながらその場所を通り抜けた
フ「グッ・・・ガハッ・・・!」
超ラ「そして今度は・・・いつまでも誇り高くお前を倒そうとしたベジータと、その仲間精神でお前に最後までたてついたバーダックの技・・・!」
フ「や、やめ---」
ラカノンの右腕には紫色の気が渦巻いている、しかしその気はギャリック砲の何倍も強く、ラカノンはその気弾をフリーザに投げると同時に呟いた・・・
超ラ「ファイナル・・・ギャリック・・・キャノン!」
フ「グァアアアアアア!!!!!」
フリーザは気円閃光弾の一撃をくらい、動けないでいた、だからこそ、ファイナルギャリックキャノンをモロにくらってしまう
フ「ウ・・・ア・・・」
超ラ「・・・」
ラカノンはボロボロとなったフリーザを見下ろしている、ラカノンはいつでもフリーザを殺せる状態にある・・・
フ「た、助けて・・・助けてくれぇ・・・!」
超ラ「ふざけるな・・・!そういっていたナメック星人を殺してきたんだろう?だったら、最後は苦しまずに・・・一瞬で殺してやる・・・!」
ラカノンは最後に最大まで気を高める、その気はだんだんと赤みを帯びていき、しまいには赤と金が混ざった色になっていた
超ラ「界王拳・・!グハァッ!ゲフッ!・・・ハァアアアアア・・・!」
ラカノンは血を吐きながらも気を高めるのをやめない、そして、長く続いていた戦いについに決着が着こうとしていた
超ラ「俺が今まで生きてきた中で・・・最高の友達、悟空・・・約束は守れなかった・・・だから・・・ここで一緒に決める!!!」
ラカノンは手を突出し、その手を腰まで持ってくる、そして、その必殺技の名前を読み始める
超ラ「スパニッシュ・・・!」
その手から出た溢れんばかりの気を・・・
フリーザに叩きつけた
超ラ「かめはめ波ァアアアアアアア!!!!!!!!!!」
ラカノンが放ったスパニッシュかめはめ波はフリーザを消し、ナメック星の内部までエグりとった、核を刺激されて今にも爆発しそうな星に更に刺激する、その結果は当然・・・
ドッカァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!
・・・・・・・
ナメック星は爆発、しかし、ラカノンはまだかろうじて生きていた
ラ(は、ははは・・・やっと・・・フリーザを・・・)
ラカノンは薄れゆく意識の中で走馬灯を見ていた
地球に攻めてきたサイヤ人・・・
それに対抗して悟空たちと修行したあの時間・・・
フリーザを必ず殺すために体を治した地球での最後の時間・・・
そしてフリーザを倒した今の時間・・・
ラ(今まで楽しかったなぁ・・・フリーザを殺して・・・バーダックたちの敵も取れて・・・悟飯の敵も取れたのに・・・嬉しいのに・・・嬉しいのに・・・なんで・・・なんで涙が止まらないんだ・・・)
ラカノンは生まれて初めて涙を流した・・・生まれた時なんてもう覚えてない、初めてバーダックに付いて行ったあの時も泣いていない・・・今まで泣いていない分、更に涙が溢れる
ラ(そうか・・・俺はまた会いたいんだな・・・みんなに・・・ははは、なさけねぇなぁ・・・サイヤ人が涙なんて・・・)
もうラカノンに意識なんてほとんど残っていない・・・その残った意識の中で最後の力を振り絞り、悟飯のおかげでなれた伝説の戦士、超サイヤ人へと変身する
超ラ(最後に・・・フリーザを倒せた打ち上げだ・・・地球にいるみんな・・・界王星にいるみんな・・・サイヤ人のみんな・・・バーダック・・・今までありがとう・・・!)
薄れゆく意識の中で手に集めたなけなしの気は回転を始める、その気は更に大きくなる、声なんて聞こえない宇宙空間の中でその必殺技を叫ぶ
超『ファイナル・・・スパニッシュ・・・キャノン!!!』
自分とバーダックの合体技、自分の最後の必殺技を放った時、ラカノンは自分の心臓が止まる音がした・・・
―俺と言う名のサイヤ人 完―
どうも、厄丸です、「よお!ラカノンだ!」『オッス!オラ悟空!』最後まで見ていただきありがとうございます!「本当だよな、一か月も二か月も更新しないで全く・・・どれだけ迷惑かけたと思ってるんだか・・・」『まあまあ、終わったんだからいいじゃねぇか!厄丸もお疲れさん!』ありがとう悟空、みなさまも本当にありがとうございます!次回作も一応考えてはいるので頭の片隅程度にはとどめてください!「それではみなさん本当にありがとうございます!」『本当にサンキューな!』それではここいらで終わりにしますか!
『「『今まで見てくれてありがとうございます!!!』」』