奇跡を呼びし艦娘のIS世界における戦い   作:オーダー・カオス

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まさかのレイテ……扶桑、山城、時雨は改二だけど最上と満潮、朝雲、山雲が危ういです……
と言うか、冬イベ大和と武蔵いないんだけど大丈夫でしょうか?



第30話「信頼」

「雪風!」

 

「あ……」

 

 私が自室に向かおうとしている時だった。

 私を呼ぶ声がしたので私は立ち止まった。

 何よりもその声に対して私は避けるべきではないと感じたのだ。

 

「………………」

 

 私は決意を込めて後ろに振り向いた。

 そこにいたのは

 

「一夏さんと……シャルロットさん……?」

 

 一夏さんとシャルロットさんだった。

 一夏さんのことは声の時点で気付いていたが、シャルロットさんまでいるのは予想外だった。

 

「「………………」」

 

 私と一夏さんは互いに顔を向き合わせるまでは良かったがだんまりしてしまった。

 私もそうだが、あちらもかなり気まずい筈だ。

 私から切り込んでもいいが生憎、今の私にもその勇気がない。

 ここが戦場ならば優先順位があるので何とかなるけれど、ここは戦場じゃない。

 それにあちらも私のことを傷付けたことでかなり悔やんでいるはずだ。

 彼にはあの「ハンデ」の件で苛立ちを感じさせた時もあったが、割と女性を泣かせるのは男としてマズいと考えている人間だ。

 

 逃げちゃダメなんですけど……やっぱり……

 

 これは私が彼のことを避け続けたことが原因だ。

 しかし、それが解っても肝心の一歩を踏み出すことができない。

 もう何を言うのかは決めている。

 けれど、それを言うのが難しい。

 私たちが互いに何も言えずにいる時だった。

 

「ほら、一夏。言いたいことがあるんでしょ?」

 

「……え」

 

「あ、ああ……」

 

 シャルロットさんが一夏さんを促し、一夏さんは躊躇いながらも私の方へと顔を向けた。

 

「ごめん!雪風」

 

「一夏さん……」

 

 シャルロットさんに背中を押されたことで一夏さんは私に謝って来た。

 

「俺はあの時、お前に嫉妬したんだ……」

 

 ……嫉妬ですか……

 

 彼の口から出て来たのは自らの心の中に感じたままの感情だった。

 それについては私もある程度は理解しているつもりだった。

 私は彼が抱えていた罪悪感を和らげようとして、彼がそんなことを気負う必要はないと口走ったことが今回の件の発端だった。

 しかし、それが却って彼を傷付けることになってしまった。

 彼がなぜあんなにも気負うのか知りながらも。

 

「……お前があれだけ辛い顔をしたのを見て気付いたんだ……

 いや、気づいていたはずなのに俺は……」

 

 一夏さんは私に自分が抱いた悔恨をぶつけて来た。

 彼は当然ながら私の過去を知らない。

 けれど、その過去によって私が苦しんでいることに関しては気づき、それがどういうものなのかは薄々と気付いているのだ。

 そして、それを詮索してしまったことで私を傷付けたことを後悔しているのだ。

 それを見て私は

 

「……もういいんです。

 一夏さん」

 

 見ていられずもう悔やむことをしなくていいと言うことを伝えた。

 

「……雪風?」

 

 確かに彼は私のことを傷付けた。

 でも、それは私も同じなのだ。

 むしろ、私の方こそが彼にとっては知られたくない過去だと知りながらも彼を傷付けてしまった。

 

 ……いえ、違いますね……

 

 私は頭に過ぎったいつもの悪い癖をすぐに否定した。

 

「私()あなたを傷付けてしまったはずです。

 だから、これ以上自分を責めないでください」

 

「それは……」

 

 私も彼も同じなのだ。

 今回の件では両方とも相手を気に掛けてしまったことで相手も自分も傷付けてしまった。

 そして、ようやく理解できたのだ。

 背負うと言うことの過ちだと。

 私は結局、『全部自分が悪い』、『自分が全部背負えばいい』と考えてしまった。

 でも、それは違うのだ。

 私は無理矢理でも自分だけで全部背負いこもうとしたことで結果的に一夏さんを傷付けてしまった。

 それではダメなんだと言うことに気付けたのだ。

 私が過去を話すことができないのは仕方のない事実だ。

 それでも、私が正すべき過ちはあった。

 自分だけが一方的に悪いとして、全ての責任を背負う。

 それは一見すると、立派に見えるだろうし高潔だろう。

 人としての尊い在り方には「自己犠牲」があると言うのは大多数の人間がそう思うだろう。

 その在り方は確かに美しいのかもしれない。

 けれど、私は

 

 それをされて一番悲しんで来たのは私なのに……

 

 比叡さんや磯風にされて来た身としては最も辛いことだと言うことを理解しながら私はそれを忘れてしまっていた。

 いつの間にか、自分にとって嫌なことを私は他人にしてしまっていた。

 

 馬鹿ですね……私……

 

 だから、少なくても私は今回の件で彼を責めるつもりも、これ以上自分を悪役にするつもりはない。

 こんなことはもう少し早く気付くべきだったのだ。

 

「一夏さん、あなたは今回の件でずっと悔やんでいたんですよね?」

 

「ああ……」

 

 私は彼がここまで悔やんでいた理由を指摘した。

 それを見て彼は肯いた。

 

「……ですが、それは私も同じです」

 

「え?」

 

「私もあなたを苦しめていたのですから同罪です」

 

「い、いや、だけど……」

 

 彼は私も加害者になることを拒否しようとしている。

 私はそれを見て、増々彼にはこれ以上悔やみ続けないで欲しいと感じつつ、余計に今からすべきことに決意を強めた。

 なぜならば、私たちにはやるべきことがあるからだ。

 それは片方が相手に一方的に責任を押し付けるのでもなく、片方が一方的に全ての責任を被るのでもなく

 

「……今回の件はお互いが悪かった……

 私はそう思っています」

 

「……!」

 

 お互いが自分と相手の責任を認めていくことだ。

 一方的に相手や自分を悪者にするのは間違っているのだ。

 何よりも私は

 

「……あなたは私の大切な友人です。

 だから、私はあなたを信じます」

 

 一夏さんのことを信じている。

 一夏さんは他人を悪人にして自分を正当化するような弱い人間じゃない。

 そして、当然ながら罪悪感を微塵も感じないようなゲスでもない。

 だから、彼がこれ以上悔やむのは間違っている。

 

「それに……

 きっと、私はまた同じことをしてしまうかもしれません……」

 

「……雪風?」

 

「………………」

 

 将来、再び同じような過ちを犯してしまうと感じて私はその危惧を漏らした。

 こんなことを引き起こしながらも私は怖いのだ。

 目の前で誰かがいなくなるのも。

 いつも傍にいてくれた誰かがある日、いなくなるのも。

 誰かが目の前で傷つくのも。

 そして、その度に自分が取り残されることも。

 失うことが怖いから自分を犠牲にしてしまう。

 それが間違っていると理解しながらも。

 私は逃げているのだ。

 だから、きっと同じことを繰り返すだろう。

 そんな簡単に克服できるほど私は強くない。

 

「……でも、それはあなたやシャルロットさん、鈴さん、セシリアさんを信じていない訳じゃありません。

 それだけは本当です……」

 

「……!」

 

「……雪風?

 一体、何を……」

 

 心の底から思っていることをぶつけるとシャルロットさんは私が何を言っているのかは分からなかったようだが、一夏さんは彼女と打って変わって瞳に灯りを灯した。

 確かに私は怖がっているがだからと言って、彼らを信じていないわけではない。

 私は決して、彼らのことを見くびってなどいない。

 そもそも、彼らは決して弱くなどない。

 確かに私の姉妹や戦友たちと比べればまだ(・・)「輝き」は弱いのかもしれない。

 けれども、それは環境の違いがある。

 生まれた時から戦場に身を置いていた私たちと、平和な時代に生きる彼らとでは「意識」の有無に差が出るのは当たり前だ。

 でも、それを私は悪いとは思わない。

 戦いへの「意識」は詰まる所、「死」を意識することに等しい。

 そんなものない方が良いのが当たり前だ。

 「女尊男卑」に関しては唾棄すべき考えであると感じているが、それでもこの世界が「深海棲艦」による「死」の恐怖に脅かされることがないのは良いことだと思っている。

 だから、私は「平和」の中で生きる彼らを決して弱者だと侮らない。

 それは紛れもない本心だ。

 

「……雪風、こんなことは訊くべきじゃないのは分かっているけど……

 それでも、俺たちにお前の過去を教えてくれないのか?」

 

「一夏……」

 

 一夏さんは私の本心を耳にして少し悔しそうに呟いた。

 

「………………」

 

 私はそれを見て何も言えなかった。

 本当は彼に自分の過去を打ち明けたいとすら思っている。

 彼の信頼にも応えるためにも。

 でも

 

「すみません……それは……」

 

 今は無理なのだ。

 心の整理がついておらず、打ち明ける勇気すらもまだ固まっていない。

 私は今の状況を見て同じことを繰り返すのかと感じた。

 私が堂々巡りを覚悟している時だった。

 

「わかったよ……

 でも、雪風、一つだけいいか?」

 

「……なんですか?」

 

「………………」

 

 一夏さんは少し悔しそうにしながらもそれをどこかへと拭い去り私に顔を向けた。

 シャルロットさんはその様子を見て何故か嬉しそうだった。

 

「今の俺は頼りないのかもしれない。

 それでも、必ず俺は強くなる。

 お前が辛い時に支えられるようになるために」

 

「……え?」

 

 一夏さんは強い意思を込めながらそう言い

 

「今回のことでわかったんだよ。

 「守る」と言う言葉がどれだけ大切なものなのかを」

 

「……!」

 

 自らの心の底から抱いている願いについて語り出した。

 

「今まではただ憧れるだけだった。

 でも、お前が気付かせてくれたんだ……

 その言葉の持つ本当の意味を」

 

「……本当の意味……」

 

 それを聞いた私は自らの過去から彼が何を理解したのかを察してしまうのと同時に少し後悔した。

 「守る」と言う言葉の本当の意味。

 それはつまり、相手を失うことへの恐怖を背負うも同然だ。

 その恐怖を私は彼に教えてしまったのだ。

 純粋なままでいた方が彼は幸せだったのではないのか。

 ただその意味を知らないでいた方が彼にとっては幸せだったのではないのか。

 私は彼を苦しみへの道に誘い込んでしまったのではないのか。

 そう言った考えが私の頭に浮かんでしまった。

 少なくても私が原因で彼はその意味を知ってしまった。

 私はそれを悔やんだが

 

「だから、せめてお前のことも支えられるようになるぐらい強くなってもいいか?」

 

「それは……」

 

 一夏さんはそれでもなお、私を信じている。

 私の過去を知ることが出来るぐらい強くなりたいとも遠回しに言っているのだ。

 そして、何よりも前に進もうとしている。

 自分にとって大切な全てを守れるほどに強くなるために。

 

「………………」

 

 彼の決意を目にして私は躊躇った。

 自分の進んで来た道からすればここで彼を否定するのが本当の優しさなのかもしれない。

 彼は友人として私が過去の悪夢で苦しんでいるのをただ黙って見ていられないのだ。

 本来ならば彼に私の過去を話すのは彼を巻き込むことなので彼の手を振り払うべきだ。

 けれど、私にはそれが出来なかった。

 

『私はお姉ちゃんや天津風、時津風を守れるぐらい強くなります!!』

 

 何よりも誰かが泣いているのを目にして黙っていられないのは私も同じだ。

 例えるならば、今回のシャルロットさんの件で私は彼女の過去を知ったことで彼女を助けたいと思ってしまった。

 そんな私がどうして一夏さんの手を振り払える。

 それに彼のことだ。

 彼は底なしのお人好しだ。

 絶対に私を見捨てない。

 どれだけ自分が傷ついても諦めないはずだ。

 

「……時間をください……」

 

「……雪風?」

 

 私は彼が諦めないことに気付いて諦めてしまった。

 彼に背負わせたくないと言う感情と彼の信頼に応えたいと言う葛藤が存在していたが彼のしつこさに私はこの結論を出すしかなかった。

 

「……今は心の準備が出来ていません……

 だけど、何時か私が話せる勇気を持つことが出来たならば……

 話させてください……それではダメですか?」

 

「………………」

 

 これは時間稼ぎ、いや、その場しのぎにしか過ぎないのかもしれない。

 私は既に隠しきれなくなっているにも拘わらず、告白する勇気を出せない。

 彼はとっくのとうに私が抱えている秘密がただ事ではないこと位は察しているだろう。

 ここで隠せば彼の信用を失い、彼の護衛任務にも支障をきたすのに私は勇気を出せないのだ。

 信頼面でも、任務面でもそれが最適解だと言うのに話せないのだ。

 それが正しいことだと解りながらも話せないのだ。

 

「そうか……

 ありがとうな。雪風」

 

「……え」

 

 しかし、なぜか私は彼に感謝されてしまった。

 私は一瞬彼が何を言っているのかが分からなかった。

 なぜ彼がこの場で『ありがとう』と言う余りにも場違いな言葉を言ったのかが理解できない。

 私はこの場では自分の過去を話せていない。

 それはつまり、裏を返せば隠し事をしたも同じはずだ。

 なのになぜ彼は『ありがとう』と言うのか。

 それが私には解らなかった。

 

「ちょっと、待ってください……

 私はまだあなたに話していないんですよ?

 それなのにどうして……」

 

 私は思わず訊ねてしまった。

 既に何時かは彼らに話すことは決めた。

 しかし、私はまだ彼らの信頼に応えたわけではない。

 それなのになぜ『ありがとう』と感謝されるのだろうか。

 本気で私にはわからないのだ。

 と悩んでいる時だった。

 

「……?何、言ってんだよ?」

 

「……はい?」

 

 しかし、返って来たのは一夏さんのキョトンとした顔だった。

 それはまるで私が意味不明のことを言っているのを表しているようだった。

 いや、本当に『意味がわからない』と言いたのは私の方なのだが。

 

「い、いや……一夏さん?

 私は確かにあなた方に何時かは話すとは言いましたよ?

 でも、それが何時になるのかがわからないんですよ?

 ……怒らないんですか?」

 

 私はなるべく彼に自分が心で感じていることを伝えようとした。

 なぜ私が後ろめたさや罪悪感を感じているのかを遠回しにしつつも、自分がズルいと感じていることを強調しながら。

 

「……?

 それがどうしたんだ?

 なんで怒る必要があるんだ?」

 

「……え?」

 

 それなのに彼は怒るどころか気にも留めなかった。

 私には一夏さんの真意が分からなかった。

 彼が仮面を付けていないのはわかる。

 なのにどうして怒らないのだろうか。

 普通なら、文句の一つぐらいぶつけるものだろう。

 私が困惑している時だった。

 

「俺は単純にお前が何時か話してくれると約束してくれたから嬉しかっただけだよ。

 それの何がおかしいんだ?」

 

「……!」

 

 彼のその言葉が私を答えと導いた。

 なぜ彼が感謝したのか、それはとても簡単なことだったのだ。

 彼はただ私が『話す』と言う言葉だけを言っただけで嬉しかった(・・・・・)のだ。

 それはつまり

 

「……私を信じてくれるんですか?」

 

 彼は私を信じてくれている。

 ただそれだけだったのだ。

 

「当たり前だろ?

 俺達、友達なんだから」

 

「………………」

 

 彼は答えなど他にないとでも言うかのように何の躊躇いなく答えた。

 そして、それは嘘偽りのない彼の心の底から言葉であると証明するように彼は真っ直ぐな目をしていた。

 

「雪風?これは諦めた方がいいんじゃないのかな?」

 

「うっ……」

 

「これが一夏だもん。

 仕方ないよ」

 

「それって……褒められているのか?」

 

「どうかな?あはは」

 

 シャルロットさんは今度は何時までも後ろ向きな私に対して『諦めろ』と言ってきた。

 一夏さんのその他人を疑わない性格には呆れと危うさを感じるけれども確かにこれは『諦める』しかないのかもしれない。

 何の根拠もなしに他人を信じるのは「お人好し」のすることだ。

 でも私は

 

「……そうですね。

 私の負け(・・)ですね……」

 

「!」

 

 彼の真っ直ぐさに負けてしまった。

 そして、同時に

 

「だから、必ず強くなってくださいね? 私の過去が知りたいのなら……

 あなたはこの瞬間、私に勝ったのですから」

 

「お前……」

 

 それが嬉しかった。

 彼を騙しているのに等しい私がこう感じるのは不相応なのは知っている。

 だけど、私は誰かが信じてくれることが嬉しかった。

 「信頼」が嬉しく感じるのは何時以来だろう。

 総旗艦時代の「信頼」はとても重かった。

 それが大事なことだと解っていた。

 きっと、長門さんが言っていたのはそう言うことだったと言うのを感じていた。

 彼女はきっと私の心を案じてくれていたのだろう。

 けれども、今私が一夏さんやシャルロットさんに向けられている「信頼」はなぜかそう言った重圧を感じない。

 むしろ、心地いいものであった。

 

「……もう大丈夫です。

 だから、あなたも「約束」を忘れないでくださいね?」

 

 本来ならばこの台詞を言うのは一夏さんなのかもしれない。

 私は約束を履行する立場なのだから。

 なのに私はそう言いたかったのだ。

 

「ああ!何時か俺はお前に認めてもらう!

 その時は絶対に話してくれよ?」

 

 一夏さんの表情にも笑顔が戻った。

 

「はい。その時が来るのを待っています」

 

 私の過去は話すべきものじゃない。

 しかし、それでも彼の信頼が私には過ぎたものだったのだ。

 だから、私はそれに応えたくなったのだ。

 何よりも私が彼を、いや、彼らを信じたくなってしまったのだ。

 

 

 

 私はとある人物の私室の前に立っている。

 愛弟子の悩みを見たことでとある決意をしたからだ。

 そして、同時に長年感じていた違和感に決着を着けるためだ。

 私はドアをノックした。

 

「誰だ?」

 

 部屋の主はいつもの高圧的な口調で何者かと訊ねた。

 

「私です。先輩」

 

 私はその声に対して自分の存在を伝えた。

 

「川神か?

 どうしたんだ、この時間に?

 とりあえず、部屋に入れ」

 

「はい。では失礼します」

 

 私はそれを受けてドアノブに手をかけた。


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