転生、魔法諸々のある地球(微妙に違うが)   作:たぬたぬたぬき

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第9話

 

最近、ちゃんと勉強してない、気がする。

 

蘇生して、おおよそ問題なく、母親もまぁ問題ない程度に健康になればそれはもう毎日がお祭りなのである。学校や幼稚園にも行ってないものだからそれはもう凄い。おばあちゃんが近付いてては体力的に厳しいし、犬も人間っぽさが混じっているせいか割とすぐにダウンする。そして元より同一の遺伝子持ちとは思えない大人しさなのに存外に元気なのが意外だ。

 

俺はもう確り付き合うのを諦めた。

勉強しなくちゃならないのよ。

 

 

 

んでもってこの前完封したのを結構根に持ってる娘がいる。

 

朝からバトろうとか不健全極まりないよ、ヤンキーだってもうちょい大人しいんじゃないだろうか。これは間違いなく教育のせいですね、ねぇおばちゃん。

 

そもそもにして出力とかが違うから微妙に勝負になってないんだなー……何回かすればそれが分かったようで諦めたっぽい。が、多分暫くしたらおねだりされる悪寒。

 

 

 

研究者はやっぱり違うね。

 

ジュエルシードの運用を考えていたから、その手の下地もあるので力になっているようだ。教えるのはあんまり上手くないけど。現状で言えば猫の手が一本増えた程度にはなったらしい。上等上等。俺のためにも頑張ってくれ。

 

俺もそう遠くない内には戦力になる、筈だから。

 

 

 

さてはて、あのジュエルシードの少年はどうなったのだろうか。

 

うむ、いい感じにしてくれたようだ。ちょちょいのちょいで少年には責任が行かないようにきっちりジュエルシードは収めましたよーってことになったらしい。

 

責任感も強くて優秀みたいだから今後は是非その才能を遺跡発掘とやらにつぎ込んで大成して欲しいものだ。

 

 

 

そしてお話お話。

 

このまま海鳴に住み着いてくれる様だ。現在唯一の補助戦力、猫の手一本分の価値を持つ人なのでこれは嬉しい。俺は自動ゴミ掃除機位の役立ち具合。

 

二人娘共まぁ、離れない方が嬉しい。可愛くてねぇ……結構情が移っちゃった訳よ。きっちりと就職する位まではお世話しちゃうわ。おばちゃんの就職先はうちにしてと。福利厚生はしっかりしますよー…住居から戸籍から何まで。

 

その代わりに暗示をしっかりと掛けさせて貰うけれど。

 

 

 

しっかし、何でこう子供は可愛いのだろうか。

 

子供が出来ると人格が変わる人のことがようやく理解出来た気がする、少しね。前は全然関わりがなかったから分からなかったが、関わりを持つと途端にある意味うざく感じていたのも可愛らしく思う。

 

以前のも実は俺、興味無いフリしてツンケンしていただけだったんだろうか……。

 

 

ん?音泉?


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