転生、魔法諸々のある地球(微妙に違うが)   作:たぬたぬたぬき

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第2話

 

未だに平行世界への手掛かりは掴めていないらしい。

 

次元世界だのは見つかっていて自由に行き来出来るのに何でなんだろうか。というか次元世界なんてものを発見した奴はついでに平行世界も見つけておいてくれれば良かったのに。

 

元の体は既に死亡している線が濃厚らしいのでそこら辺は諦めているが、せめてもう一度位両親に会いたいものである。贅沢を言うなら元の世界に住みたい……いや、でも両親に説明しようもない気がするし、それなのに住むと言うのは中々に半端な気が……。

 

 

 

お屋敷の住人に暗示を与えて離れに居候を始めて数年と経っていないが、娘さんが遂に小学校に入るそうだ。

 

小生意気で舐めた口、つんけんした態度を取られたので思わず頭を腕で締め付けた(ヘッドロック的な)のが懐かしい、つい昨日の様な事に思える。

実は結構良い子だったのできちんと謝り合ってからはよき隣人として仲良くしている。果たして俺と出会った時のような態度を繰り返さないか少し心配だ。

 

どうも素に近い状態で友人関係を作るよりも社交辞令的な、パーティでの振る舞いを先に習得してしまった弊害?らしい。所謂初めてのお友達に軽くパニクってしまっていたようだ。是非俺との関係を参考に小学校では良い友人関係を結んで欲しい。

 

 

 

身体が変わってしみじみ思うのは運動神経とかって身体によるんだなぁということだ。

 

前もそこまで運痴だった訳じゃないが、フィーリングで体を動かしたり出来るというのはすごいと思う。魔法なんてなかったから前の身体ではどうだったか……少なくともこんな風にどっぱー、どごぉん!みたいなことをすぐに出来るようにはならなかったと思う。

 

いい感じに疲労感を伴ってばしばし魔法を決めていくのは…すごくいい。直線型のがシンプルでいいね。操作するのは、あれはあれで楽しいがちょっと頭が疲れる。ビームは、少ないとしょぼいし、でかくすると正直ドン引きする威力がでるから嫌だ。直線型の奴も結局は破壊跡が抉くなるんだけど、過程が大事なんだよ。

 

 

 

最近身に付いた俺の特技、魔力を使う時に出る光を変えること。

 

元々は虹色っぽい感じなんだがこう…せいやっとやれば変えられることに気づいた。色がゆらゆら変わるから多分、この色弱めてこの色強めてって感じになってると思うんだが。

 

イメージ的には……絵の具かと思っていたけどあれだな、パコソンの丸型の奴とかBGR?で微妙に変えていくのに似てる。なんかそっちのがやりやすそうだし覚えとこ。

 


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