転生、魔法諸々のある地球(微妙に違うが)   作:たぬたぬたぬき

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第19話

 

存分にだらけて。

 

久し振りの豪邸だ。

 

また機を見て……適当に時間を作ってから父さんと母さんの元に俺以外も連れていくとして。

 

やっぱりこっちもいいなぁ……無駄に高いソファや馬鹿でかいテレビ。

 

すっかり擬似セレブな生活にも慣れ親しんでいるのが本能で理解できる。俺は思っていたよりも適応能力が高いのかもしれない。

 

 

 

一応報告してから。

 

魔法に馴染みのある組や協力した奴等に無事成功して前世の世界に帰還した旨を伝えた。

 

子供は騒ぎ、大人は笑って……研究組はレポートを催促してきた。

 

うーん…これで即出せるようにまとめておいている俺も俺なんだが、何だろう…この、何だろう…。

 

 

 

研究もこれにて終わり。

 

今後はおばちゃんは結局研究は止めて主婦に専念するそうだ、歳も歳だし、働かなくて済む位には高給を出していた訳だし、まぁ働かなくてもどうとでもなる資金も手腕も揃ったのだから順当。

 

後輩は、そもそもが呼吸する様に研究するのが生き甲斐みたいな奴だからね……聞くまでもなく続けるそうだ。

 

俺が同郷のデバイスの主であったり、同郷の知識を諸に使用している身としては放り出して犯罪行為に走られても困るから資金を与えて研究させとけばいいだろ。

 

腰を落ち着けてこれからは好きなテーマを研究出来ると一層目を輝かせていた。

 

畑違いの次元についてばっかりやらせてたからなぁ……少しは資金に色を付けておこう。

 

 

さて。

 

我が家は娘達は学生で充実した生活を送り。

 

周囲も大黒柱を中心としてそれぞれ生活を送っている。

 

うちはというと、俺がプー太郎であること以外は特に問題ない。

 

金なんてものは全く心配ない位我がデバイスから出せているし正確には……なんだろう、有資産無職みたいな。

 

今までは研究が仕事で、研究所の社長で研究のリーダーみたいな感じだったのだが。

 

お目当ての魔法も必要分まで開発が終えたのですっから引退を進めてしまった。

 

お陰で以前での休憩ぱかりしている生活……実家では露も感じなかった焦燥感がふとした瞬間顔を出してくる。

 

何か仕事というか、目標を定めた方がいい気がする。

 

 

 

仕事、か。

 

前世ではサラリーマンやって金を稼ぎながら遊ぼう、みたいに考えていたのだが、現状だとそもそも働く必要性がほぼない。

 

金はかなりあるしなければ容易に作り出せる

 

研究は元々好きでもないし、必要だったからやったことを今更続けようとも思わない、大体俺が思いつく様なのは既に開発済だし、アホウみたいに凄い魔法を世間に公表しようとも思わない。

 

主婦兼主夫、とかでいいかな……。

 

 

 








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