転生、魔法諸々のある地球(微妙に違うが)   作:たぬたぬたぬき

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ちょっぴりぶり


第15話

 

転入である。

 

海鳴を拠点にして、というか居候している我が家だが、遂に決めた。魔法文化はあった方がいいと言うことでミッドの方の学校にコピー組4人をぶっ込むことにしたのである。社会体験させるのもつまる所学校が1番だと思うし。

 

ただまぁ、地球にもかなり思い入れはあるのでメチャクソ手の込んだ準備をしてミッドに家を確保して繋げることにしたのだが。何気に初の単独の仕事なので大張り切り。バレない様に隠密性もありラグもない自慢の一品。

 

術式を壊したりしたらぶっころ。

 

 

 

我が社……我が研究者?に新たな人材である。

 

何でもアルハザード出身みたいなものらしく、中々の逸材らしくスカウトして来たそうだ。確かになんか出来る変人のような雰囲気があるな。

 

よく考えてみると初の変人枠の人だ。おばちゃんも普段は普通のおばさんだが研究者としてはぷっつんしちゃう一面がある。だが新入りくんは……割と普段からアレな感じ。人体方面から急に平行世界の方面に切り替えてもこなしちゃう天才なんだけど唐突に高笑いをしたり。

 

初めは俺のこともアレな目で見てたしな……即効でぶん殴ったが。平時は非暴力を推奨する俺でもあの眼差しはちょっと受け付けない。

 

 

 

明らかに前世よりもあらゆる能力が向上して改めて感じたこと。

 

人間能力も大事だが、それよりも精神ってどうにもならない。

 

体質というかなんというか…自分のことなんだが、それでもやはりずっと同じことに延々と頭を働かせるというのは苦痛なのだ。調子がいいとガンガン行けるのだが、普段はおかし食べて、娘たちに絡んで、ゲームしてリフレッシュが必須。

 

なのはおばちゃん、新入くん、相棒と言えば常にブツブツガリガリ…とまでは言わないが常にハイになっている。かと思えば突然立ち上がって気分転換をすることもあるのだが。

 

つまり、俺は頭の回る位で天才だのにはなれないだろうと言うことだ。

 

 

 

新入りには娘がいる。

 

ガチの奴ではなく、俺みたいなのでもなく、むしろ造ったみたいなものらしい。

 

何か怪しいな……よくよく考えなくてもアルハザード出身みたいって時点でかなり危ない。まぁ何かしら駄々をこねることも出来ないだろうし、特には問題しないのだが。

 

それは兎も角。娘たちの扱いに困っているらしい。以前は何かと入り用で役に立って貰っていたらしいが……ふむ。見た目が大人とか若妻っぽいのから子供までいる。ここは我が家の転入に合わせて全員小学生からとか。

 

うん、流石にないだろうから縋らないで欲しい。まぁでもなくはない手だと思うんだよね、多分。




数の子たちのロールアウトの時期が分からない。
分かる人は教えてくれると助かります。

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