転生、魔法諸々のある地球(微妙に違うが)   作:たぬたぬたぬき

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第13話

 

今の所のご飯はと言えば。

 

幾ら離れとは言え用意してもらってるのである、金持ち万歳。だがしかし……所謂家庭料理だの母の味だのを教えた方がいいのだろうか。俺自身は母さんの料理と言われてこんなのが好きだったと言えるのだが、ここの娘さんに聞いた所そういうのはないらしい。

 

正確に言えばどっかのレストランで家族で食べただのそんなのが家族の味らしい。なるほど、家庭が違えば違うものか。

 

 

 

そんなこんな考えては。

 

元が戦闘というか、武力方面に傾いた子達なので定期的に相手をしてやるのである。何やら金髪の子が混じっている気がするが気にしない。

 

一体一で同じようなスタイルで叩き潰したり、全員で掛かって来るのを凹ませたり。上下関係やある種のストレス解消にはきっちりと付き合わなければならないと思う。

 

んでもって終わればピクニック気分でご飯なのである。お手製のサンドイッチ……これ、よく考えたらなのか?俺自身はあんまりサンドイッチに思い入れないぞ。

 

 

 

精一杯母さんに教えて貰った料理を思い出しては振舞ってみたり。

 

そんなこんなでも研究はいい感じに進んでいるようだ。巡り合わせもよくジュエルシードやエグザミアを使った実験の成果も上がっている。研究の内容も大部分かるようにはなったが、まだ微妙に覚束無い。いざレベルが近付くと余計にやきもきするなぁ…。

 

まぁ焦らず、焦らず、である。

 

 

 

騎士一家との交流。

 

魔法云々とか正確には人間じゃないだの含めて付き合えるので重宝するのではと思い設けたのである。そこそこ剣呑さがなくなったと思ったのだが、何故か魔法戦に落ち着くのはやっぱり元がそういうのだからなのか……。

 

今代の主にじいちゃんも加えて、ビームやら飛び交うのを眺めながら家族や教育について語り合いながら思った。

 

しかし、俺の周り精神年齢高いのが多いな……俺よりよっぽど母親というか主というか、やってる気がする。

 

 

 

騎士対マテリアル戦の間に主様に教えてもらった料理を皆と作ってみる。

 

王様が異様に上手い……というか俺より上手い。なんでも主様の料理の腕前をそっくり受け継いでいるらしい。似ているのは見た目だけではなかったのか。小憎らしい表情を見るとついそのデータをぶっこぬいてやりたくなる。

 

だが我慢。仕方なく王様をメインにして俺がお手伝い……あー、いいね。妹ちゃんに似て不器用な感じとか純粋な闇ちゃんすごく可愛い。あとそつなくこなすクールっ子に構うのもすごく楽しい。

 

ふむ……後で王様にもなにかしらで構おう。


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