転生、魔法諸々のある地球(微妙に違うが)   作:たぬたぬたぬき

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第12話

 

じいちゃんの方は上手く行ったらしい。

 

今まであしながおじさん?として援助してたのを続けて、騎士組は地球で新主の元で暮らすようだ。天涯孤独らしい少女の回りに護衛兼家族が出来たって感じがいい収まり方だろう。じいさんの方も特に子供とかもいないらしいし丁度いいっぽい。

 

騎士の面々は顔が知られてるから、特に管理局方面に関わらないなら何でもいいけど。

 

 

 

残りは外見コピー組。

 

下手に知り合いの見た目と同じなせいで封印とかにもしにくい。取り敢えず現在のままだと単なる暴力者なので放置は不味い、つまりどうすればいいんだ……。

 

いっそのこと封印しちゃう、おばちゃんに預ける、騎士組に預ける…預けるのはないか。だとすれば…つーかあんまり選択肢ないな。

 

子育て?俺が……うーん…?

 

 

 

引き取ることにした。

 

封印したとしてもいつかは出て来る訳だし、せめて力をぶん回すだけよりかはマシな感じにしておいた方がいい。

 

そんな風なこともありつつ、まぁ俺が寂しいというのもある。結局の所現在進行形で天涯孤独だし……。うん、想像以上に来る。これも何かの縁ということで、良いんだよなぁ……?

 

 

 

見た目的には何とか姉くらいには見える訳だが。

 

外見については他人の空似、ドッペルゲンガー?的な感じでいいだろう。戸籍も一応作っておいたが……学校、学校には行かせるべきなのか。社会性を学ぶのなら行かせるべき、だよな。しかし、単純に今現在だと常識とかのあれが足りない気がする…。

 

よし、兎に角保留。

 

 

 

いざ家族となると、何故か緊張する。

 

何で封印しないのか、人類の敵にしないためである。何で家族なのか、ほらあれだよ、愛情を知ればなんかいい感じになるんだよ。

 

説明の時にテンパってしまってやや滅茶苦茶なことを言ってしまった感じがあるが、一応納得したみたいだしいいだろう。

 

 

 

家族とはなんぞや。

 

一緒に飯食って、一緒に風呂入って、一緒に寝て、これ以上はなにをすればいいのか。個人的にはこう、いい感じに威厳を見せつつ愛で包み込んで、みたいなのを考えている訳なんだが。

 

じいちゃんとおばちゃんに相談してみる。割と普通ではない家庭と子供がいない二人だが流石に人生の先輩なだけある。間違ってはなく、特殊ではあるけども大丈夫じゃなかろうか。100%なんてのはない、また相談していいなどの言葉を頂いた。

 

なるほど、ママ友や祖父母とはこんな風に頼りになるものなんだなぁ。

 

帰ったら始めに、四人全員とハグなんてやってみよう。

 


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