転生、魔法諸々のある地球(微妙に違うが)   作:たぬたぬたぬき

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第10話

 

三人娘とその家族但し欠席者あり、加えて居候ズマイナス一人若しくは一匹にて温泉。

 

車を何台も出しての団体さんである。

 

我ら子供たちは一纏めにされ、後はまぁ大人がバラバラに。控え目な妹も既に馴染んでいると言うのに…母親のおばちゃんは駄目だね。そもそもが研究者で何年も引き篭もり研究をしていたのである、ボロは暗示によって出ないが単純に会話が上手くないと見える。クローンの方が気質的に似てるなんて皮肉。

 

 

 

早速風呂に。

 

うーむ…小学生は論外として、高校生とかにも反応しないな。役得感はあるんだけど……ものがないとここまで違うか。すっごい勿体ない気がする…。

 

確かに俺の身体の発達はいいが、触ろうとするんじゃねぇ。

 

無礼な姉ズをさくっと締め落としてから湯船へレッツゴー。

 

 

 

身体が外国人?仕様になっても風呂は気持ちいい…。

 

肉体的にとかじゃなく、精神的に癒される感じがする。股座の違和感もまぁ、慣れたら意外と気にならないものだ。

 

唯一、一応女なのである程度伸ばした髪が中々邪魔くさい。肩に届かない位だがもっとバッサリ行ってしまおうか。

 

 

 

そして湯上りには卓球らしい。

 

俺としては牛乳さえ飲めればいいと思うんだけど。……流石にまだマッサージ機の良さは分からないな…。

 

だがしかし。挑発されては吝かではないのである、経験は前世での体育の授業程度だが今のこのハイスペックな身体を舐めて貰っては困る。カット、ドライブ、何でも御座れだ。けど今のメンツも相当酷いのをちょっと忘れていた。吸血鬼や人外剣士、果ては魔法使い。挑戦者を喰らい尽くすのに最後の方はただただ辛かった。こんなことなら乗らなきゃ良かったわ。

 

 

 

散々遊んでから晩飯。

 

美味い料理をもりもり食べて、追加も貰って、デザートを食ってあっという間に就寝。普段はかなり夜更かしとかしてるだけど…雰囲気にならって寝るとするか。

 

大人組はこの後も酒を飲んだり、盛り上がったらいちゃいちゃムフフなことをするんだろう……おばちゃんに悪いことした気分になるな。余り物になるじゃないか。いや、よく考えたら眼鏡姉さんがいるから……それはそれで物悲しい気持ちが…。

 

下手したら40とか年の差が出来てるけど、男がいない愚痴でも肴にすれば仲も深まって万々歳…になって欲しい。いざとなったらお酒の力でもガブガブと借りればいいよ。俺はこの身体で解禁になるまで飲まないけど。その時になったら付き合ってあげよう、多分。

 

寝かし付けのお話って何でこんなに眠くなるのかね……おやすみなさい。


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