大惨事スーパーロボット大戦  Z After 天獄戦争 Muv-Luv   作:溶けない氷

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第34話 恐怖!DG細胞の脅威!

旧アロウズ 破壊されたはずの衛星軌道無人兵器工場の破壊作業と確認

参加人員

コロニーガンダムチーム

 

かつてのOZ、後にアロウズがこれを接収しビルゴを始めとする無人のモビルドールを生産していた。

戦争終結とともにこの工場は連邦軍の管轄下に戻ったが、天獄戦役ではサイデリアルに接収され地球侵攻兵力の生産基地となった。

幾度となく廃棄の案が出たものの、その度にその前に連邦の強硬派などに接収され継続的に兵器を生産し続けた。

連邦軍とサイデリアルとの激しい戦闘によってこの生産工場はほぼ破壊されたはずだった。

この度のコロニーガンダムチームの任務はこの工場の完全破壊を確認することであった。

途中、インベーダーの残り滓や宇宙怪獣の残りが襲ってきたものの5機のガンダムの前には何の障害にもならなかった・・・

だが、その無人工場の残骸でヒイロ達が見たものとは・・

「目標、複数の未確認MS。直ちに破壊する」

ゼロのツインバスタービームライフルで資源衛星の半分ごと巨大なモノアイのMSがダース単位で消し飛ぶ。

「おい!いきなり飛ばしすぎだっつーの!」

「こんなところにまともな人間が居る筈はない。敵だ」

ディオがデスサイズの鎌を振るい接近してきたMSを両断しながらヒイロに自重するよう促すが効果はない。

「ヒイロが正しいな。こいつは無人機だ」

トロワがその大火力で襲いかかる棍棒を振りかぶってきたMSの群れを消し飛ばしながら対応する。

「無人機・・・だがモビルドールとは違うな。人形にしても戦い方がお粗末すぎる」

今、5機のガンダム達に襲いかかってきて居るモノアイのモビルスーツは300機程度でしかなく

個の戦力も連邦のMSにはるかに劣る代物でしかない。

「なぜ・・・この工場は既に稼働していないはずなのに。いったい誰がMDを作ってこんなところに・・・」

「・・・・知っている・・・・」

「へ?ヒイロ、お前この変なMD知ってんのか?」

「いいや・・・・だが記憶にある」

「お前大丈夫か?疲れてるんじゃ・・」

「いや、俺はヒイロを信じる。俺も知らないはずなのにこいつらと戦った記憶が朧げにある」

「トロワまでって、あれ?俺もなんかあるような・・・」

謎のモビルドール軍団と戦い続けるコロニーガンダムの5人。

だが、表面に出てきた500機ほどを破壊しても後ろからいくらでも出てくる自体にさすがに何かがおかしいといぶかしく思う。

「当初の戦力予測をはるかに凌ぐ物量だ。これではキリがない。

トロワ、五飛。10分だけここを持ちこたえていてくれ」

「どうする?」

「工場に突入、融合炉を暴走させる」

「了解した」

さらりと核爆発とかとんでもないことを提案するヒイロにあっさりと了承するトロワ。

地球圏から遠いからできる荒技だ。

そういうなりツインバスタービームライフルを資源衛星の外壁に撃ち込み、突破口から内部へと突入していった。

「相変わらず無茶をする」

「そうですね、でも無茶をしない日なんてZ-Blueでありましたっけ?」

「ふ、それもそうだな」

 

工場内部に侵入したヒイロはこの後、衝撃の物体を目にすることにあるのだが・・・

 

謎の老人現る!その正体は!?

ドーバー基地でシンジをあまりにも不甲斐なくヒョロイという理由から竜馬は彼に特訓を施すことにした。

思えば、不在期間が長かったことからもあるし新人だということもあって彼には宗介や甲児、アルトのような特訓を施す時間がなかった。

そういうわけでドーバー基地の指令に詰め寄って(ゲッターを貸すからと、厚さ5cmの鋼鉄製防爆ドアを蹴破ったらなぜかすんなりOKしてくれた)

軍のジープを借りれたのでこうやって特訓してやることになった。

「逃げんな!逃げるんじゃないシンジ!そんなんでエヴァが乗りこなせるのかぁ!?

そんなんで地球が守れるのかぁ!!ジープに向かってこい!

いや、むしろ投げ飛ばす覚悟で来い!」

「む!無理ですよ!やめてください!、死んじゃいますよ!あ、あぁぁぁぁ」

といっているうちに跳ね飛ばされるがそこは竜馬の優しさで後ろの池に落ちるように調整してある。

と稽古?をつけている竜馬の後ろから布で顔を覆った謎の老人が演習場の電波塔のアンテナの上に立っていたのに気づかなかったのは武闘家としての竜馬には致命的だったといえよう。

もっとも、常識的に考えて高さ30mの塔の針のように細いアンテナの上に立つ人間がいるかと言う疑問があるが。

 

「ふん、相変わらず無鉄砲な奴よ。誰しもお前のようにアホみたいに頑丈というわけではないわ」「だ!誰だ!」

「久しぶりだの、流竜馬。いや、初めましてと言うべきか?

いずれにせよ、今の貴様は期待はずれも良いところの未熟者。

そんな貴様が他人に修行をつけようなど・・・・1万年と二千年は早いわ!この、未熟者が!」

と言うなり電波塔から飛び降り、ジープのボンネットに音もなく着地する謎の老人。

一体何者なのか・・

「我が名は東方不敗マスターアジア!流竜馬、お主にガンダムファイトを申し込みにきた!

さぁ!さっさとゲッターに乗るがいい」

と疑問に思ったら早速自己紹介してくださった東方先生。

「ま、待て爺い。なんで俺がゲッターでファイトしなきゃならねぇんだ!」

さすがの竜馬もこの急展開にはちょっとついていけない。

「つべこべ言うな!なんなら無手でかかってきてもいいのだぞ?

お主にその勇気があるのならな!」

「言いやがったな!覚悟しやがれ東方の爺い!」

そう言うなりジープを蹴り飛ばして東方不敗に一撃を加えようとする竜馬だったが

次の瞬間にはその自分の足の上に東方不敗が載っていた。

「どうした?ノロすぎて蝿でも止める気か?空手家の名が泣くぞ。

だからお前は・・・未熟者なのだぁぁ!」

と、次の瞬間には東方不敗の足が浮かび、竜馬に一閃の蹴りを喰らわせた。

その衝撃で訓練場の向こう側のコンクリートブロックまで飛んで行き突き破った上に兵舎の中に飛び込んだが次の瞬間には飛び上がり、向かっていく。

「爺い!もう容赦しねぇぞ!覚悟しやがれ!」

「ふん、半端者のくせに口だけは一丁前よの。ほれ、さっさとかかってこんか。日が暮れてしまうぞ」

 


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