贖罪のゼロ   作:KEROTA

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 登場人物のプロフィール、アーク第二団の団員編です!

 あくまで設定お披露目程度のものなので、実際に名前を覚えていただくのはシモンとキャロルくらいで大丈夫。また、一般団員まで言及するのは基本的に第二団だけなので、次回以降は団長と潜入員くらいになるはずです。


登場人物紹介2 アーク第二団

 

 

シモン・ウルトル ♂

 

国籍:不詳 27歳 176cm 72kg

 

『アークランキング』不定 (マーズランキング6位以上)

 

専用武器Ⅰ:体内内蔵型拘束式過重特性制御・増幅装置【封神天盤】

シモンが持つ20種のベース生物遺伝子を制御するための装置。キメラベースを第1~第8号までの拘束制御がなされており、必要に応じて解錠することで体に特性を反映させる。

また多様なカメムシの特性を強化する機能もある。

 

専用武器Ⅱ:対テラフォーマー多機能変形槍【崩天画戟】

 伸縮式の槍で、最大で長さ3mに達する。名前に反して中華槍であり、シモンの使用武術である八極拳(六合大槍)と高いシナジーを発揮する。

 こちらもカメムシの特性を発揮するため、毒液の噴射機能や音力発電による電撃など多彩な機能が備わっている。

 

専用武器Ⅲ:???

 詳細不明。

 

手術形式:バグズデザイニング、“ツノゼミ累乗術式”MO手術ver『Hyde』、“合成生物術式” MO手術ver『Chimera(キメラ)

 

 

保有生物特性――【全身】

生来ベース:モモアカアブラムシ

基本ベース:カメムシキメラα(クマゼミ + ナナホシキンカメムシ)

累乗ベース:カメムシキメラβ(ナベブタムシ + タケウチトゲアワフキ)

 

 

保有生物特性――【胴】

生来ベース:カハオノモンタナ

基本ベース:カメムシキメラγ(エンドウヒゲナガアブラムシ + モンゼンイスアブラムシ)

累乗ベース:カメムシキメラδ(ベニツチカメムシ + マルカメムシ)

 

 

保有生物特性――【腕】

生来ベース:ヂムグリツチカメムシ

基本ベース:カメムシキメラΣ(シロモンオオサシガメ + オオクモヘリカメムシ)

累乗ベース:カメムシキメラζ(チャイロクチブトカメムシ + ヒゲナガカメムシ)

 

 

保有生物特性――【脚】

生来ベース:ウンカ

基本ベース:カメムシキメラη(ミヤケミズムシ + チャバネアオカメムシ)

累乗ベース:カメムシキメラθ(ヒゲナガキノコカスミカメ + ホソヘリカメムシ)

 

好きなもの:野菜料理

 

嫌いなもの:自分自身

 

瞳の色:水色(感情が高ぶると赤くなる)

 

血液型:A型

 

趣味:戦闘訓練、デスクワーク、料理

 

特技:不眠不休の過重労働、胃薬要らず(過労とストレスで胃に穴が空いても、それを狙って治せるほどの精度で人為変態できる)

 

誕生日:7月21日

 

 アーク計画最高指揮官兼アーク第二団団長。表向きはU-NASAの職員であり、クロード管轄の『MO関連技術特殊対策室』の現場責任者。その正体は20年前にバグズ2号に密航し、地球に帰還後に“不慮の事故”で死亡したとされる、「かつてイヴと呼ばれた少年」。バグズ2号の悲劇を繰り返さないためにクロードと共にアーク計画を始動、20年近く水面下で活動をしていた。

 

 ドナテロの一件で自己犠牲・自罰的な傾向がより強まっており、意識・無意識を問わず自分自身を酷使しがち(前者の例としてはハードワークや自身の享楽の排除、後者の例としては無意識な自傷癖や睡眠障害など)。皮肉なことに、この「自罰」は彼自身の精神安定に繋がっているため、下手に治療をするとかえって精神衛生が悪化する可能性がある。

 

こうした生活を20年も続けたため身体がストレス環境に適応し始めており、自傷や任務で傷だらけになった肉体派、生来のベース生物の特性が常に発現して戻らなくなっている。フルフェイスヘルメットや中華拳法服などの奇抜な衣装は、これらの身体的な特徴を隠すためのもの。また、特性が常に発現している関係で、変態薬を使わずともマーズランキングに換算して6位相当の戦闘能力を発揮できる。

 

 

 

 ――と、プロフィール自体は極めて闇が深いが、変人揃いのアーク計画メンバーが良くも悪くも彼を振り回すため、実生活は割と明るく騒がしい。

 予算のやりくりに経理部の面々と頭を痛め、団員たちが持ちこむ騒動に頭を悩ませ、あの手この手で自分に関係を迫る妹分に頭を抱える苦労人である。たまに団内で流通する自分の写真集を見ると、遠い目をしながら静かに吐血する。

 

 第二部の2年程前まで、栄養補給はサプリのみと荒み切った食生活を送っていたが、有志や団員たちによる地道な食育で改善。数少ない趣味に手料理が追加された。草食系カメムシの遺伝子が影響しているためか、野菜料理がお気に入り。

 

 

 

 

 

 

 

キャロル・ラヴロック ♀

 

国籍:アメリカ合衆国 年齢:25歳 身長:168cm 体重:60kg

 

MO手術ベース『植物型』:”氷華の乙女” シモバシラ

MO手術ver『Hyde』ベース『昆虫型』:”生命の涙”ミツツボアリ

 

アークランキング:15位(マーズランキング10位相当)

 

専用武器Ⅰ:対テラフォーマー過冷却式パイクリート生成装置【アイス・エイジ】

 アークランキング15位専用武器。バックパック型の小型冷蔵庫のような装置で、手術で本体に取り付けた接続孔と連結して使用。キャロルの胸部に貯めた水と、彼女の体内の老廃物(パルプ)を混合してパイクリート原液を作成で、過冷却状態に加工後、キャロルの体内の葉脈を通して全身に運ぶ。

 

専用武器Ⅱ:対テラフォーマー凍結式バリスティックシールド【ハボクック】

 アークランキング15位専用武器。盾とタライが融合したような形状で、凹部分にパイクリートを流し込んで使用する。氷部分は破損したとしてもパイクリートを流し込むことで何度も修繕できる。

使用者の筋力次第ではロケットランチャーの直撃にも耐える強度を持ち、振り回せば強力な鈍器にもなる。瞬間的なら問題ないが、火炎放射のような継続的な熱には弱い。

 

専用武器Ⅲ:対人粉末型栄養補給剤【ウォーター・キュア】

 アークランキング15位専用武器。蟻の体内酵素でないと溶けない特殊な成分で加工された粉末型栄養補給剤であり、キャロルが接種して胸部内に貯めた水と混ぜ合わせることで栄養価が高いスポーツドリンクになる。

 他人に飲ませるには口移しが必要で、キャロルは余程のことがない限り使いたがらない。コップに吐き戻す方法もあるが絵面は最悪でやはり使いたがらない。口を使わない第三の選択肢として××という手段があるものの、薄い本案件待ったなしのため本編中で使用することはない。

 

好きなもの:運動、女子トーク(特に恋バナ)

 

嫌いなもの:タブレット端末の画面と防護シートの間に入り込んだ気泡

 

瞳の色: ブルー

 

血液型:O型

 

趣味:ジャパニーズ・コミックマーケットへの参加

 

特技:家事全般

 

誕生日:8月22日

 

 

 

 アーク第二団所属の潜入員。日に焼けていかにも健康的な、赤毛の女性。明るく面倒見のいい性格であり、男女分け隔てなく接する性格からアネックス内では班を越えて知り合いや友人が多い。年下の班員のいじらしい面や健気な側面を見るとお姉ちゃん気質が暴走し、ミッシェルにアイアンクローを喰らってこっぴどく叱られる。

 

 SWATを目指す若手の警察だったが、アネックス計画の存在を知り「非戦闘員を自分が守ってあげなくちゃ!」という想いから休職、計画への参加を決意する。戦闘向きの生物に適性がなかったことからショックを受けるが、その際に偶然シモンと接触。彼から勧誘され、自身の考えを改めた後にアーク計画の内通者としてアネックス計画に潜り込んだ。

 

 潜入員の中では随一の常識人だが意外とミーハーな側面があり、大体一カ月周期で推しの俳優やモデルは変わる。また本人は隠している(つもりだ)が腐女子的な側面があり、Amaz〇nのおすすめ商品欄にはBL系の本がずらりと並んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルバーノ・ディアス ♂

 

国籍:グランメキシコ 年齢:42歳 身長:186cm 体重:85kg

 

MO手術ベース『哺乳類型』:チベタンマスティフ

 

アークランキング:20位(マーズランキング11位相当)

 

好きなもの:ステーキ(レア)

 

嫌いなもの:容器の底に必ず少し飲み物を残す奴

 

瞳の色:グレー

 

血液型:O型

 

趣味:髭の手入れ

 

誕生日:6月7日

 

 戦闘服を着こんだ髭面の大男。アーク第二団所属の団員で、アーク計画の最古参メンバーの1人。

 

元々は南米のリカバリー・ゾーンで政府軍と交戦していた人民解放軍(ゲリラ)の部隊長だった。当初は政府軍を相手に優位に立っていたが、数の差は覆せずに部隊が壊滅。本人も瀕死の状態でジャングルを彷徨っていたところを、クロードと幼少時のシモンが発見して保護。その後、命を救われた恩を返すためにアーク計画に参加する。

 

 特殊なMO手術こそ受けていないが、その戦闘能力は精鋭揃いの第二団の中でも頭一つ抜きんでている。またゲリラを率いていた経験からシモンが度々部隊の方針を相談したり、不在時には代わりに指揮を任せたりと、事実上の副団長的な存在として頼っている。

 

 豪快で大ざっぱな性格に見えるが、実は打たれ弱い。一度、団内の洗濯物をまとめて洗濯した際、ナディアに「おっさん、次からは洗濯は分けてくれ。臭い」と言われたときはショックで寝込んだ。それ以来、洗濯には細心の注意を払っている。

 

 

 

 

 

 

 

尹・済斗(ユン・ジェド) ♂

 

国籍:大韓民国 年齢:24歳 身長:177cm 体重:72kg

 

MO手術ベース『爬虫類型』:リンカルス(ドクハキコブラ)

 

アークランキング:24位(マーズランキング16位相当)

 

好きなもの:キムチ

 

嫌いなもの:特になし

 

瞳の色:黒

 

血液型:AB型

 

趣味:料理(特にエスニック料理)

 

誕生日:11月3日

 

 作中表記は“髪を結った青年”。アーク第二団所属の団員。口調や振る舞いからナンパなお調子者といった印象を受けるが、実際はとても義理堅い。

 

 元々は正規軍人として活動していたが、中国からの難民を保護したことがきっかけで国際問題が発生し、その責任を押し付けられる形で解雇される。就職先を探すも受け入れ先が見つからず、路頭に迷いかけたところをシモンに勧誘されてアーク計画へ参加した。

 

 休日には基地内で料理教室を開くほどの腕前で、本人の顔がイケメンなこともあって女性関係者の人気と男性関係者の嫉妬を集めている。シモンの食生活改善における団内最大功労者でもあり、2年前には経理部とモニカを説き伏せた上で基地内に食育包囲網を敷いた。

 

 

 

 

 

 

 

ナディア・チャラビー ♀

 

国籍:南アフリカ共和国 年齢:19歳 身長:162cm 体重:59kg

 

MO手術ベース『鳥類型』:ヘビクイワシ

 

アークランキング:26位(マーズランキング17位相当)

 

好きなもの:U-NASA購買部で売ってるカツサンド

 

嫌いなもの:インスタントスープを作った時にコップの底に残る絶妙なザラザラ

 

瞳の色:ブルー

 

血液型:A型

 

趣味:サッカー

 

誕生日:4月23日

 

 作中表記は“勝気な少女”。アーク第二団に最近配属されたばかりの新入りで、唯一の未成年。特務部隊ティンダロスの隊長を務めるライラ・チャラビーの妹。姉妹仲は良好だが、よくケンカする。また、互いに互いのベース生物が羨ましい。

 

 元々はアフリカで少年兵として活動していたが、シモンとクロードの支援を得たウッドの尽力でナディアが住む地域の紛争が終結。復興活動の一環として現地を訪れていたシモンとモニカに出会い、アーク計画に参加することになる。

 

 尊敬する人物はヴィクトリア・ウッド大統領。彼女を色々真似しているためか男勝りで口が悪い。からかわれるとここぞとばかりに罵詈雑言のマシンガンを浴びせる。反面、優しくされることには慣れておらず、デレた時の破壊力は凄い。実際キャロルは一撃で落とされ、一時期はナディア甘やかし機と化した。

 

 

 

 

 

 

 

ラウル・デュナン ♂

 

国籍:スイス 年齢:25歳 身長:169cm 体重:65kg

 

MO手術ベース『魚類型』:バショウカジキ

 

アークランキング:38位(マーズランキング21位相当)

 

好きなもの:ブラックコーヒー(ミルク・砂糖は許さない過激派)

 

嫌いなもの:中途半端に白い部分が見えている折り紙

 

瞳の色:緑

 

血液型:A型

 

趣味:フェンシング

 

誕生日:1月7日

 

作中表記は“眼鏡をかけた青年”。見た目通り真面目で几帳面な性格。アーク第二団の団員兼、アーク計画経理部所属。

 

 スイスでも一、二を争う名大学の出身。銀行員としてのキャリアを順調に築いていたが、上司の汚職を押し付けられて解雇され、賠償金として多額の借金を背負う。アネックス計画へ志願した際、比較的戦闘向きの特性に適合したことと経歴がクロードの目に留まり、アーク計画の経理部に勧誘される。その後、ワーカーホリック気味のシモンの事務補助としてアーク第二団に配属された。

 

 戦闘員としての評価は他の団員に劣るが、団内でも貴重なインテリ要員であり、平時のカーストはシモンに次ぐ。団員が経費を使うにはまずラウルを納得させなくてはならないため、彼の配属以来、団員のプレゼン力とパワーポイント製作技術が目に見えて上昇している。

 

 

 

 

 

 

松原弥太郎(まつばら やたろう) ♂

 

国籍:日本 年齢:38歳 身長:174cm 体重:98kg

 

MO手術ベース『両生類型』:オオヒキガエル

 

アークランキング:28位(マーズランキング18位相当)

 

好きなもの:鍋料理

 

嫌いなもの:カピカピに乾燥したコンビニのおしぼり

 

瞳の色:黒

 

血液型:O型

 

趣味:マグネットフィッシング

 

誕生日:5月10日

 

 作中表記は“太った男性”。アーク第二団所属の団員で、ぽっちゃりとした体形とマイペースな性分の持ち主。

 

 元は横綱昇進も期待されていた相撲取りだったが、金銭面のだらしなさが災いして八百長疑惑が持ち上がり、引退。更に追い打ちをかけるように息子が♀型AEウイルスに罹患、U-NASAの病棟に入院させた際にクロードと出会い、アーク計画に勧誘される。

 

 これまでに30回の禁酒と42回の禁煙、100回以上の禁パチンコに成功している程ストイックな性格(自称)。ただし、息子が倒れてアーク計画への参加を決めてからは本当にそれらを断っている。

なお、その事実を告げた際には妻と息子に偽物と疑われ、落ち込んだ彼を慰める会がウルバーノとジェドによって開かれた。

 

 

 

 

 







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