贖罪のゼロ   作:KEROTA

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間話 ANOTHER SIN もう一つの罪

 

『イヴおにいちゃんのうそつき! ぜんぶぜんぶ、おにいちゃんのせいだ!』

 

 ――違う。

 

『イヴおにいちゃんなんて、だいっっきらい!』

 

 ――違う、違うんだ。

 

『かえして! ミッシェルのパパ、返してよ!』

 

 ――こんなこと、言うつもりじゃなかったのに。

 

『おにいちゃんなんてっ……!』

 

 ――ミッシェル(わたし)はあの時、本当は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

『イヴおにいちゃんなんて、死んじゃえばよかったのに!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――ただ、パパとイヴお兄ちゃんに、「おかえり」って言ってあげたかっただけなんだ。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

「――さん! ミッシェ――! ミッシェルさんッ!」

 

 次第に鮮明になっていく誰かの声。それが私を呼ぶものだと理解した瞬間、私の意識は覚醒した。

 

「ッ!? あ、ああ……(あかり)か」

 

 浮上した意識と視界の中へ真っ先に飛び込んできたのは、見知った顔の青年――膝丸燈の顔だった。私にとっての副官といえなくもない彼は、その顔に不安の色を浮かべて私を覗き込んでいる。

 

 それと同時に、今の状況についての記憶がよみがえった。確かここ数日の私は徹夜続きで、執務室に缶詰め状態で書類仕事に追われてたはずだ。

 さすがに眠気に耐え切れなくなって、たまたま部屋の前を通りかかった燈に缶コーヒーを買ってくるように頼んで……駄目だ、そこからの記憶がない。

 

 どうやら私は、燈が購買に行って帰ってくるまでの間に寝てしまったらしい。

 

「……女の寝顔を覗き込むとは良い趣味だな、オイ?」

 

「うげッ!? す、すいませんッ!」

 

 少しドスを利かせた声でそう言うと、燈はピシッと直立して謝罪の言葉を口にした。律儀なことだ、と内心で思う。悪いのは、コーヒーを頼んでおきながら居眠りをしていた私だろうに。

 

「冗談だ。それより燈……私はどれくらい眠っていた?」

 

「あー、ざっと10分ってとこですかね」

 

 腕時計をチラリと見やりながら、燈が私に缶コーヒーを手渡してきた。受け取ったそれは、体感で感じ取れるほど温くなっていない。こいつの言う通り、さほど時間はたっていないのだろう。

 

「すいません。ミッシェルさん疲れてたみたいだったんで、本当は起こさないつもりだったんですが……帰ってきたらすごくうなされてたんで、無理やり起こしました」

 

「……そうか」

 

 申し訳なさそうな顔をする燈に、私は「気にするな」と手を振ってみせる。

 

「私はジョーのやつみたいに、寝ながら作業ができるほど器用じゃない。気遣いはありがたいが、どのみち起きなきゃいけなかっただろうさ」

 

 プルタブを開け、缶の中の液体を口の中に流し込む。その途端、口の中にはコーヒー豆と香料が合わさった、どこかジャンキーな風味と甘味料の甘さが広がった。普段から愛飲しているのがブラックコーヒーだった私は、慣れない甘さに思わず眉をひそめてしまう。それを察したようで、燈が慌てたように付け加えた。

 

「徹夜明けなら甘めのものを、と思ったんですが……お口に合いませんでした? 一応、ブラックも買ってきましたけど」

 

「……いや、これで大丈夫だ」

 

 少々私の舌には甘すぎる気がしないでもないが、居眠り防止には丁度いいだろう。第一ここは戦場でもなし、部下のささやかな気遣いに対して文句を言うのも筋違いだ。

 

「悪かったな、訓練の前に時間取らせてよ。ほら、コーヒー代だ」

 

 そう言って私は、財布から小銭を少し多めに取り出して燈に手渡した。「ミッシェルさん? あの、少し多いんですが……」と異議を申し立てる燈を適当に言いくるめて部屋から追い出し、私は缶コーヒー片手にデスクワークを再開した。

 

 

 

 ――全ての書類のチェックを終え、それらを提出し終える頃には、既に太陽が空の真上に上っていた。

 

 

 

 腹の虫が泣きわめいて強い空腹感を訴えるが、今は睡眠が先決だ。私はそそくさと部屋に戻ると、そのまま仮眠用ベッドへと倒れ込んだ。所詮は仮眠用、お世辞にもフカフカとは言えないマットレスだが、眠気が既に限界まで達していた私に寝心地はあまり関係がない。

 

 体を横たえた私が意識を手放し、規則的な寝息を立て始めるまで、さして時間はかからなかった。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

『イヴおにいちゃんなんて……!』

 

 

 

 眠りに落ちた私の目の前に、朝に見た夢の続きが――私の中のトラウマが、再び映し出される。

 

 もしも今の私がこの場にいたのなら、きっと幼い私を殴ってでも、その言葉を止めただろう。だが、ここは記憶の中の世界。私は事態の推移を見守ることしかできず、俯瞰し続けることしかできない。まるで、「これがお前に対する罰なのだ」というかのように、私には目を瞑ることも、耳をふさぐことも許されない。

 

 

 

『イヴおにいちゃんなんて、死んじゃえばよかったのに!』

 

 

 

 成長し、軍人として部下の命を預かる身となった今ならばわかる。おそらく同じ状況で同じことを言われたのなら、私でも相当心にくるはずだ。

 

 まして彼は、特殊な経緯で生を受けたとはいえ、当時まだ7歳。幼い私が言い放ったその言葉は、彼の中にある『何か』を――彼が最後の一線で踏みとどまっていた『何か』を跡形もなく砕いてしまった。

 

『ぐ、うぁ……』

 

 床の上にへたり込んだ彼は、まるで喉が引きつったかのような、嗚咽とも悲鳴ともつかない声を上げた。一方で幼い日の私は、自分が口にした言葉の意味にやっと気づいたのか、青い顔で震えていた。周りの大人たちは呆然とした様子で、私と彼のことを見つめている。

 

 誰も、何の言葉も発さない。そんな中、唯一彼だけが口を動かしていた。

 

 彼には、何の落ち度もなかったはずなのに。彼には、何一つとして悪いところなどなかったはずなのに。本当なら、あの時の私は口汚く罵られても仕方のなかったはずなのに。

 

 彼はその目に涙を溜め、震える唇で言ったのだ。

 

 

 

『 ご  めん な  さ い 』

 

 

 

 たった一言。彼が口にしたのは、歪な調子で紡がれる謝罪の言葉だった。

 直後、彼はふらりと立ち上がり、そのまま玄関へと駆け出した。それを見た青年――クロード博士も、慌てた様子で彼の後を追いかけていく。

 

『あ……』

 

 小さくそう漏らして、幼い私は手を伸ばす。

 

 ――待って、と言いたかった。

 

 本当は感情のままに口にしてしまったその言葉を、撤回したかった。だから待ってと言いたくて、でも言えなくて――幼い私は、手を伸ばす。

 

 けれど、小さなその手が届くことは、決してない。

 

『――』

 

 その瞬間、幼い私はやっと理解した。自分は父のみならず、大切な友達も失ってしまったことを。

 

 

 

『 あ ああ あ あ  あ あ』

 

 

 

 幼い私は、泣いた。いくつもの悲しみが折り重なって、言いようのない苦しみにあえぐように、幼い私はただただ慟哭する。そして感情の昂ぶりに呼応するかのように――幼い私の姿は変化し始めた。

 

 

 振り乱す金髪をかき分けるようにして、昆虫を思わせる触角が生える。

 

 お気に入りのワンピースの袖を突き破って、腕を赤黒い甲皮が覆う。

 

 

 これが、私の中に眠っていた父の特性が初めて発現した瞬間だった。

 

 側にいた母は、その顔に恐怖と混乱の色を浮かべて床にへたりこみ、無意識に祈りの言葉を口にしていた。無理もないだろう、当時母にはバグズ手術のことは伏せられていたのだから。彼女には、娘が突然わけの分からない怪物へと変貌してしまったように違いない。

 

『デイヴスさん! 一体何が――』

 

 家の中で起きている異変に気が付いたのか、当時のバグズ2号の副艦長だった張明明が慌ただしく部屋に戻ってくる。だが彼女もまた、変態した私の姿を見て驚愕に目を見開いた。

 

『これは……パラポネラ!?』

 

 父と共に戦った仲間だったからだろう、彼女は私の身に何が起きているのか、何が起きたのかを瞬時に理解したようだった。

 

『馬鹿な、()()()()()()()()()()……!?』

 

 そして理解できたからこそ、彼女は一瞬だけ動きを止めてしまった。バグズ手術のベースが遺伝することなど、従来の理論では決してあり得ないことだったから。

 

 そして全ての状態が膠着したその瞬間――幼い私の、やり場のない怒りと嘆きは爆発した。

 

 

 

 ――グガシャッ!

 

 

 

 そんな音と共に、キッチンテーブルが地面に叩きつけられた。床にへこみを作り、衝撃でひしゃげてしまったそのテーブルは、()()()()()()()()()()()()()。それを見た母と張明明は、同時にその顔を青ざめさせる。

 

 母は、幼い私が人外じみた筋力を発揮したことに対して。

 

 張明明は、私が発揮した力がパラポネラの特性であることに対して。

 

 全く別の見地から、2人は私へ驚愕の視線を向けた。

 

『ウ、ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!』

 

 癇癪を起した私は手当たり次第に暴れまわった。

 

 自重の100倍を持ち上げる、パラポネラの筋力。これを人間大に換算すれば、当時の私であっても、1トンを超える物体を持ち上げることができる。

 

 それだけの力を持った子供が、感情のままに暴れまわるのだから手のつけようがない。

 

 テーブルを振りまわし、椅子を叩き割り、ソファーを放り投げ、壁に穴を空ける。台風が吹き荒れたかのように、あるいはギャングか何かに押し入られたかのように、家の中はみるみるうちに荒れていった。

 

 自業自得――と、それを冷めた目で見ていることができれば、どれだけ楽だったことだろう。だが、私には分かってしまう。

 

 幼い私の虚無感を、嘆きを、絶望を――そして、イヴお兄ちゃんに対して抱いてしまった不条理な怒りでさえ、私には手に取るように分かる。ミッシェル()(ミッシェル)だから。

 

 

 

『ッ、まずい!』

 

 張明明が、咄嗟に母へと覆いかぶさるようにして彼女を押し倒す。直後、ほんの一瞬前まで母の頭があった場所を椅子が突き抜け、壁に当たってバラバラになった。

 

『ッ……! デイヴスさん、お怪我はありませんか?』

 

『え、あ、はい。私は大丈夫で――』

 

 我に返った母が彼女の問いに頷きかけ――顔を上げた拍子に、ギョッとしたように目を見開いた。

 

『み、ミンミンさん! あなた、怪我を……!?』

 

 母の瞳に映っていたのは、額に裂傷が刻まれた張明明の顔だった。比較的深く切ったのだろう、傷口からはドクドクと血が流れだし、彼女の顔に赤い筋を作っていた。

 

『怪我……? ああ、ご心配なく、この程度は怪我の内に入りませんから』

 

 そう言って彼女は、乱暴にスーツの袖で血をぬぐった。特に母を気遣っているような様子はなく、本当に大したことだと思っていないような口ぶりだ。火星での戦いで失った右腕に比べれば、この程度はどうという物でもないのだろう。

 

 だが、それは張明明の主観の話。母にとってそれは紛れもなく傷であり――そして、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

『……ッ!』

 

 瞬間、母が勢いよく立ち上がる。今度は、張明明が目を剥く番だった。

 

『デイヴスさん!? 危険です、伏せて――』

 

 慌てる彼女の声を無視して、母はそれまでの呆然自失が嘘のようにズンズンと歩みを進めていく。そうして未だに泣きながら暴れまわる幼い私の前に立ち――その頬を、平手打ちにした。

 

 

 パン、という乾いた音が響き渡る。衝撃と音で我に返ったのか、途端に幼い私は、それまでの暴走が嘘だったかのように、ピタリとその動きを止めた。

 

『ミッシェルッ!』

 

 母は怒鳴り声とも癇癪とも違う声で私を呼ぶと、小さな彼女の体を抱きしめた。

 

 あの時の感覚は、今でも鮮明に思い出せる。母の呼び声は確かに人間としての私を呼び戻し、母の体温は確かに私が見失いかけていた人としての私を示してくれた。

 

 あなたはここにいる、どうか自分を見失わないで。己の体温を通して、母はそう伝えているかのようだった。

 

『あ……マ、マ……』

 

 幼い私の目に、理性の光が戻り始める。やがて正気を完全に取り戻した私は、ぽろぽろと涙をこぼし始めた。

 

『みっ、しぇる……さっき、イヴおにいちゃんに、だいっきらいって……しんじゃえって……!』

 

 自らの過ちの大きさに気付き、私は火が付いたように泣き始めた。母はそんな私に何も言わず、ただその小さな体を優しく抱きしめ続けた。

 

『……ミッシェル。イヴ君に「ごめんなさい」しよう?』

 

 私が泣き止んだ頃合いを見計らって、母が言う。それは、幼い私が悪いことをして謝り出せないときに、母が決まって言う言葉だった。

 

『……イヴおにいちゃん、「いいよ」って言ってくれるかな?』

 

 幼い私は鼻水と涙で顔をぐしょぐしょにしながら、彼女の顔を見上げる。その目に浮かぶのは、恐怖の色。自分が拒絶してしまった彼に、果たして許してもらえるだろうかという恐れの感情だった。

 

 すがるような私の視線に、しかし母は首を横に振る。

 

『それはイヴ君次第だから、ママにも分からない』

 

 その言葉に、幼い私は思わず体を強張らせた。目尻に再び涙が滲んだのを見て、母は『でもね』と、言って聞かせるように私に語りかける。

 

『ミッシェル、貴女はイヴ君にとてもひどいことを言ったでしょう? だったら、「ごめんなさい」って言わなきゃ。それに、あの子は優しいから……貴女がちゃんと謝れば、きっと許してくれるはずよ』

 

『でも、でもっ……それでも、許してもらえなかったら?』

 

 涙声になりながら、私は母に問いかけた。彼女の服の裾を掴む手に力がこもり、くしゃりとしわを刻む。

 それを見た母は優しく微笑むと、泣きそうな私の髪を静かに梳いた。

 

『その時は、ママも一緒に謝ってあげる。だから、ちゃんとイヴ君に「ごめんなさい」って言おうね?』

 

 母の言葉に幼い私は不安げに頷くと、自分のしてしまったことの恐ろしさに震えながら、彼女にしがみつく。それと同時に記憶の再生は終わりを告げ、まるで風に吹かれた煙のように薄れていった。

 

 

 

 ――この時の私は、まだ知らない。

 

 

 

 あの日、あの夕焼けの中こそ、私が彼と言葉を交わすことができる、最初で最後の機会だったことを。

 

 

 

 あの時、彼に告げてしまった残酷なあの言葉が、そのまま彼との別れの言葉になってしまうことを。

 

 

 

 あの日の私は、知る由もなかったのだ。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 夢から目覚め、私はベッド上で上体を起こす。今なお、私の中に刻まれたあの日のトラウマに、脳が鈍い痛みを訴えている。

 

「……最悪の寝覚めだな」

 

 そう呟いて上体を起こすと、視界に室内の様子が映りこむ。どうやら相当な時間眠っていたらしく、窓から差し込む日の光は既に西に傾いており、壁や事務机は朱色に染まっていた――丁度、20年前のあの日のように。それを見た私の脳裏に、夢で見たあの日の記憶が蘇る。

 

 深呼吸をして調子を整え、寝る前に外しておいた眼鏡を掛ける――が、おかしなことに視界がぼやけたままだ。

 怪訝に思い、掛けたばかりの眼鏡を外して目をこすると、手の甲がしっとりと濡れていた。慌てて私は鏡を覗き込み――そこで初めて、自分が泣いていることに気付いた。

 

「マジか……誰かに見られたら笑いもんだな、こりゃ」

 

 涙を拭い去り、1人で笑ってみるが気が晴れることはない。当たり前だ、これは私の中に刻まれた罪の記憶。忘れることはできず、忘れることは許されず――そして忘れるつもりもない。私は一生をかけて、彼に償わなければならないのだから。

 

「ん?」

 

 重い腰を上げた私の目が、ふとそれを捉えた。書類やファイルが山と積まれた事務机、その隅にぽつんと、缶コーヒーが所在なさげに佇んでいた。

 近付いて、それを手に取る。銘柄を見れば、それは私が普段飲んでいる、ブラックコーヒーの缶のようだった。先程燈を追い出した際に彼が置いていったもののようで、まだ未開封の状態だ。

 

「……本当に、律儀な奴だ」

 

 プルタブに指をかけ、力を入れる。空気が抜ける音と共に、コーヒーの香りが微かに鼻をくすぐる。

 

「――イヴお兄ちゃん」

 

 小さく、小さく、私は彼を呼んだ。幼い日の自分が、心から慕っていた彼の名を。だが、私の声に答えるものは誰もいない。

 

 ――わかっているのだ、そんなことは。

 

 無意識の内に唇を硬く引き結ぶ。後悔と自分への怒りがドロドロと胸の中で渦巻いて、私は固く握りしめた。

 

 イヴお兄ちゃんは死んだ――いや、()()()()()()()()()()()

 

 交通事故だったらしい、と呆然とした様子の母に告げられたのは後になってからのこと。もしあの時、私があんなことを言いさえしなければ、彼が死ぬこともなかったはずなのに。

 

 ナイフを刺したわけじゃない。毒を盛ったわけでもない。けれど、私の軽率なあの言葉は、巡り巡って彼の命を刈り取った。

 

 

 

 ――だから、これは私の罪。

 

 

 

 私は、私が殺してしまった彼に、一生を掛けてでも贖い続けなくてはならない。かつて彼が、バグズ2号のクルーたちを――私の父を、命を懸けて救おうとしたように。私もまた命を賭して、火星に赴く仲間を、未知のウイルスに苦しむ人々を、1人でも多く救い出す。

 

 あの日から、私の中の時間は止まったままだ。けれど、それでも。私は、進まなくてはならない。

 

 それが私にできる、ただ一つの贖罪だから。

 

「……わかってる、そんなことは」

 

 自分に言い聞かせて、私は缶に口をつけて中身を煽った。口の中に流し込まれたコーヒーは、いつもよりも少しだけ苦かった。

 

 

 

 

 

 




 というわけでここからは、「本編で語りきれなかった」ないし「今後語れそうにない」シーンをまとめた、番外編のようなものになります。これをあと二話ほど投稿したら、バグズ2号編は本当に終了です。

 都合上時系列がバラバラ、中にはアネックス編のものもあったりしますが、何卒ご容赦を……。



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