小町が突然めぐりが俺の家に住むと言い出して。
「…………はぁ?」と俺
「「えっ」」と雪ノ下と由比ヶ浜
はい?なんでめぐりが俺たちと暮らすことになるんだよ。
あれか?ドッキリか?4月はまだ早いぞ。
「あれ?こまっちゃん言ってなかったの〜?」
とゆるく流すめぐり。
……この反応はマジのやつか。
でもなんでめぐりが俺の家で暮らすことになるんだよ?
「ちょっ!ヒッキーなんで!?」
と驚く由比ヶ浜と。
「シス谷くん?面会は言ってあげるわ」
と笑顔で携帯を取り出し、警察様に電話をし出そうとする雪ノ下。
「おい、とりあえず雪ノ下は携帯しまって落ち着け」
と雪ノ下を止め。
「めぐりなんで!?」
と聞くと。
「えっとね〜うちのお父さんとお母さんが今度転勤で九州行くことになってね〜急なことだったのもあったから総武高校に合格して通うことになったら比企谷家で3年間過ごすことになっらしいの〜」
とほんわかと言った。
「うちの親とめぐりんの親仲良いしねっ!」
と小町も付け足し。
……まじかよ、3年間か…………。
それと今のほんわかの話し方で雪ノ下と由比ヶ浜が少し落ち着いたな。すごいなめぐりオーラ……。
「小町は知ってたのか!?」
「うん。聞いてたよーお兄ちゃんには驚かそうと思って言わなかったの!小町的にポイント高いっ!」
……高くないよ。
八幡的にポイント低いよ……。
めぐりにはお兄ちゃんって言われても、幼馴染だからな……しかも、女の子だし……色々とまずいだろ。
「あっ!もう決定事項だからねっ!」
「俺だけ知らない感じか?」
「そうそうっ」
と話していると。
そうか……ならもうこのことは揺るがないのか。
と考えていると。
めぐりが不安そうに。
「八幡お兄ちゃん……もしかして迷惑……だった……?」
と心配そうに聞いてきたものだからとっさに。
「あっ、いや別に嫌ってわけではないが」
とお兄ちゃんスキルその2の心配そうに聞かれたら受け入れてしまうを発動してしまった。
このお兄ちゃんスキルしょぼいな。
まぁこの手は散々小町で食らってるんだかな……めぐりと小町じゃ違うな……。
「じゃあ、八幡お兄ちゃんとこまっちゃんの家で3年間暮らしても平気……?」
と言われてしまったら。
「まぁ、もう決定したならなんも言わねーよ」
と言い許してしまった。
まぁ、許すもなんも俺は家ん中じゃ一番権力ないからめぐりが俺の胃に住むことは変わらないだろうがな。
「よかった〜、こまっちゃんと八幡お兄ちゃんこれからよろしくね〜」
とゆるふわで喜ぶめぐりは反対に雪ノ下由比ヶ浜は。
「ちょっ!なんで!?ヒッキー!めぐりちゃんとは幼馴染なんだよね!?流石に暮らすのはおかしいでしょ!?」
「そ、そうよ!比企谷くん!」
と言うのであった。
まぁ、こいつらがこんなに言うのは分かるが。
確かにラノベや漫画で幼馴染って言ったら凄い美味しいポジションだし、それにめぐりは俺のことをお兄ちゃんと呼ぶから妹キャラでもあるからラノベなんかではいいヒロインキャラであろう。
しかし、俺らの関係はそんなんじゃないから別に平気だろ。
「めぐりは昔からちょいちょい俺の家に泊まったりしたから別に暮らすことは平気だろ」
「平気じゃないよ!?だってめぐりちゃんはきっとヒッキーのことが…………んー!取られちゃうよーゆきのーん」
「へ、平気よ……………きっと……」
「きっとってゆきのん……」
なんだよ、取られるって俺は物ではないぞ。
その言い方は勘違いしちゃうだろ。
しかし、めぐりも俺らと暮らすのか……。
色々と大変になりそうだな。