やはり俺に彼女が出来るまでの道のりはまちがっている。 作:mochipurin
初めての投稿ですので、至らない点が多々あると思いますが、ここで誤字るのかよwwwだっせwwwwと罵倒系の草を生やしながら、温かい目で見てやってください。
※八幡とオリヒロが付き合ってから、少しした辺りの日常描写です。次回からが八幡とオリヒロの付き合うまでの過程を描いたものですので、飛ばしても構いません。あと、とても短いです。
人は己の過去を振り返ったとき、何故あの行動によって今の自分がこの様になったのか?と、疑問に思う時がある。数多くの判断を実行してきた中で、今の自分に至るのは確率的に考えて奇跡、とも言えるだろう。
なら今の俺が"この"状況に至るのも奇跡ということになる。なにせ長年小町に捻くれ者と罵倒され続けてきた俺に、
彼女がいるだなんて、それは奇跡を超越した、そう、運命なのではないだろうか。
うん、何言ってんだ俺。普通にキモい
「......ぇ!!」
彼女が出来立ての男子ってみんなこうなるのかしらん。
「ねぇ!!お兄ちゃんってば!!」
「お、おおう?」
ふいに愛する妹の声で現実に引き戻される。
「んもーなに自分の世界に入ってニヤニヤしてんのさ、キモイよ」
「いや、ナチュラルに罵倒しないでくれますか?あと小町、俺はニヤニヤなんてしていない。むしろ己をディスってたまである」
「はぁ......もういいよ、いつものことだし......それより!!」
え? ちょっと待って、いつもニヤニヤなんて八幡してないよ? ......してないよね?
「優香さん! ほっといてもいいの?お兄ちゃん、彼氏でしょ?」
「あー大丈夫大丈夫。あいつはとっても優秀で信頼できる彼女様だから、ちょっとやそっと、放置する程度造作もないさ。そもそもいま行っても由比ヶ浜とか一色の質問攻めにあうから、近寄りたくない」
と、数分前まで、由比ヶ浜、雪ノ下、一色に囲まれて揉みくちゃにされていた俺の彼女こと、的前優香の方に視線を向け......てもそこにはなにもいなかった。アイエエエエエエエエエ??!! ユウカハ?! ニンジャ?!?!
「......はーちーまーんー?」
「ふぇい!」
まさか......背後......だと......?!
「だーれを、放置しても大丈夫、それどころか近寄りたくもないってー?」
あ、これアカン。なにがアカンってトーンがやばい。心なしかゴゴゴ......って幻聴も聞こえる。
「い、いや。あれは言葉のあやというかなんというか......」
体からギギギ......と、機械が軋むような音が出てそうなぐらい重々しく体を反転させ振り向くと、そこには数日前に付き合うことになった彼女の笑顔(目は笑ってない)があった。
「言い訳しない。それで?何か言うことは?」
「優香、愛してるぞぐぉっ?!」
優香は顎アッパーを繰り出した!八幡は手持ちに戦ってくれるポケ◯ン、どころか味方がいない!止むを得ずライフで受けた!!
「「「「はぁ......」」」」
意識が暗転していく中、4人の重なったため息が聞こえた。
いかがでしたでしょうか?
はい、短いですね。
いきなり付き合ってからの日常を長々やるのはあれなので、このぐらいの長さになりました。
次回からが本番になります。
本番すらいかずに失踪しないよう頑張るからね!!