欠けた短編集   作:琴羽3

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ひさびさに書けた、ダンまちは結構最近読んだ。


ダンまち

物語を読む、過去の英雄譚を読む。

 

英雄を見たい。

 

小さい頃小さい村で親に貰ったアルゴノゥトを読みながら俺はふとそう思った。

 

小さな俺は大きくなったらオラリオに行って英雄と共に冒険したいと少し可笑しな夢を持っていた。

 

そう思った日から身体を動かしまくった。只々走ったり、木に飛び移ったり、大きな棒を振り回したり、自分の小さな畑を耕しまくったり。

 

無駄と切り捨てられそうな特訓を家の仕事を手伝いながらも何年も続けていた。

 

そうだな、あれは自分がいくつの時だったか?村がモンスターに襲われたんだ。

 

モンスターといってもまぁ、今の俺なら軽く倒せるゴブリンやコボルトがうじゃうじゃとな、親も殺され隣人も殺されて俺は隠れていた、親父や隣人の死体の下に、食われた母の骨を見た。そこから俺の記憶は無く、目覚めたら、

プロメテウスファミリアっていう人達がオラリオに行く途中この村に食料補充に来て、村の惨状を見てモンスターをミンチにしたって事と死体を火葬しようと運んでいた時親父の死体の下から俺を見つけたらしい。

 

こうして俺はプロメテウスファミリアに保護された。

 

プロメテウスファミリアは今はオラリオに向かってはいるが、基本は旅を続けるファミリアらしく、プロメテウス様にきいてみたら色んな景色や色んな人達や美味い飯に出会えるのが旅の素晴らしさらしい。

 

俺はプロメテウス様にオラリオに行くまでついていかせてほしいと頼んだよ、頭何度もぺこぺこ下げて、そしたらプロメテウス様は少しだけ困った顔をして許可してくれた。

 

そして俺は、プロメテウスファミリアに一時的に入ることになった。プロメテウス様曰く、オラリオには苦手な神がいるらしく余り行ったことがないがそこらのモンスターよりダンジョンのモンスターは強いとらしい。

 

子供を失うのは悲しいから、私たち家族が生き残るすべをなるべく教えてあげよう。

 

その日から一年間オラリオに向かいながらも特訓が始まった。

 

武器の選択はとりあえず色々振らせて貰って団長やプロメテウス様から筋が良さそうだと言われたショートソードとバックラーを使うことにした、プロメテウス様曰くもう少し体が出来たら、ロングソードとカイトシールドにすれば良いと言ってくれた。

 

最初は基礎の基礎から教えてもらった、剣の握り方、盾の構え方、モンスターとの位置どりの把握、多対一の戦闘の仕方、昔オラリオに寄った時に買ったモンスター辞典でモンスターの特徴の記憶、状態異常になった時の対応策や計算など多岐に渡った。

 

そして俺に魔法が顕現した。

 

魔法は変身魔法で名は『終ノ姿』《ラストシェイプ》

 

詠唱は『生きとし生けるものの終わりの姿その姿を見よ』

 

効果は体を骨へと変える。

 

…よくわからん魔法だ。

 

最初試した時は右腕が骨になって団長や皆んなもよくわからんって顔をされた。

 

ちなみに体が骨だけのモンスターもいるから、モンスターと間違えられるかもしれないから、余り使わない方がいいとも言われた。

 

更にこの魔法は副次効果があった、それは右手で持つ骨系の硬度が上がる事だ。

 

軽い武器を使う練習で長めの骨を使って打ち合いをしていたら、相手が使っている骨がすぐ壊れる、それが何度も続いた。

 

武器の予備としては使えるかもしれないかもしれない。

 

そして厄介なスキルが顕現した。

 

スキル名は『物語』《ミィス》

 

段階を踏む毎に強化の資格を得る。第1自身が望みを探せ。現在経験値反映不可。開放時能力値上昇。

 

酷すぎないか?このスキル経験値反映できないのは難しい。プロメテウス様からはあまりこのスキルは話さない方がいいと言われた。

 

・・・

 

旅について行き一年以上プロメテウス様が寄り道しまくりだけどなんとか着いた。

 

オラリオを初めて見た俺は目をキラキラさせていただろう。

 

此処には何があるのか、どんな人がいるのか、俺はその時とても楽しみにしていた。

 




うーん、こんな感じかなぁ?

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