AKABAKO   作:万年レート1000

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せめて週一ペースは守りたいのに……


自己不明

「成程、ね」

 

 キャンプシップ内部。

 ヴォル・ドラゴンを倒し、火山洞窟から帰還中の船内でリィンは顔を綻ばせながら頷く。

 

「シズクの気持ち、分かった気がするわ。確かにお目当てのレアがドロップした時の感覚は得難い者があるわね」

 

 リィンが手に持っているソードは、+10まで強化したアルバギガッシュではなかった。

 

 黒く長い柄の左右に黄色い円形のフォトン刃が付いた、斧の様な形状のソード。

 『ザックス』と呼ばれる、ヴォル・ドラゴンからのレアドロップアイテムである。

 

 そう、先ほど無事リベンジを果たしたヴォル・ドラゴンが落としてくれたのだ。

 諸々あってアルバギガッシュをロストしてしまったので非常に有難かった。

 

「うばー」

「し、シズクもレアドロップしてよかったわね。なんだっだかしら? 『レッグ/ヴォルテール』? わ、わあレア防具羨ましいわ、防御力って大事だもの」

「うばー」

「そ、それに見た目もヴォルドラの尻尾みたいで可愛いじゃない。絶対ザックスより当たりよ、レア度も高いし」

「うばー」

「うわあああああん! やっぱ何言ってもうばーとしか応えてくれないぃいいいいいいいい!」

 

 『ぬ』と『ね』の区別が付いて無さそうな表情でうわ言のように『うばー』と口癖を吐くシズク。

 原因は言わずもがな、またレア武器を手に入れたのがリィンで、シズクにはレアだが防具がドロップしたのだった。

 

 レアドロに貴賎はある。

 ましてやシズクのコレクト対象はあくまでレア武器なのだ。レアなら何でもよいというなら森林でロックベアレリーフが落ちたときも喜んでいただろう。

 

「ほ、ほらもうすぐアークスシップに着くからいい加減立ち直ろう? 大丈夫だって、そのうちシズクもレア武器拾えるわよ」

「うばぁあ……ニクイ、レアブキヲヘイゼントテニイレルキサマガニクイ……」

「キャラ変わってるわよ……」

 

 幸いなことにアークスシップに着いたころにはシズクのキャラは戻ってくれた。

 

 落ち込むときには酷く落ち込むが、立ち直りも早いらしい。

 本当、子供っぽい人だ。

 

「さて……」

 

 アークスシップに帰航し、ゲートエリアに降り立つ。

 リィンはキョロキョロと辺りを見渡した後、「んん?」と首を傾げた。

 

 てっきり、先輩らの出迎えがあると思っていたのだ。

 いや別に出迎えを期待していたわけではないが、あの先輩らの性格上、お疲れの一言くらい言うために待機してるものだと思っていたのだが……。

 

「あーはっはっはっはっはっはっは! ひーっ!」

 

 ふと、聞き覚えがある声の爆笑が耳に入った。

 声の方向を見てみると、やはりというべきか腹を抱えて爆笑するポニーテール先輩のメイ。

 

 爆笑こそないが口を抑え、耳まで真っ赤にして笑いをこらえている大和撫子先輩のアヤと、何処かで見た覚えがある金髪黒眼の少女(?)、そして真っ黒なコートに身を包んだ長身の女性――『リン』。

 

 その四人が、なにやら屯っているではないか。

 

 そういえば、先輩らはあの『リン』と同期だと言っていた。

 交流があるのだろうか、なんて思いながら二人はその集団に近づいていく。

 

「ぷ、くくく。あ、アフィン……そういう趣味があるなら服とか貸してあげたのに……」

「だからちげーって! 相棒に無理矢理こんな格好させられてんの!」

「ひーっ! あ、ははは! あはっ! げほっ! げほげほ! おえっ! ふ、くくくく! あーははは! げほ」

「メイは笑いすぎだろ! 大丈夫かおい!」

「あのー」

 

 盛りあがる会話に水を差すように、シズクは集団に話しかけた。

 

 一斉に、四人の視線がシズクとリィンに向く。

 集まった視線にリィンは一瞬怯んだが、シズクは表情一つ変えず言葉を紡ぐ。

 

「ただいま戻りました、先輩」

「お、お帰りなさいシズクちゃん、リィンちゃん」

「く、ふーっふーっ……はっ……はっ……お、おつかれ」

「メイさん大丈夫ですか……?」

 

 息絶え絶えなメイの様子に、リィンは呆れたように言って背中を擦り始めた。

 その様子を見て、『リン』がアヤに声をかける。

 

「……アヤ、この子らは誰?」

「チームの後輩よ、ほら、この前話した」

「ああ、新しい子が入ったって言ってたな」

 

 スッと『リン』の手が差し出される。

 握手、だろう。二人は少し躊躇ったあと、順番に握手をかわした。

 

「私のことは『リン』と呼んでくれ、えっと……」

「シズクです」

「り、リィン・アークライトです」

「む、リィン? アークライト?」

 

 『リン』が困ったように眉を顰めた。

 何だろう、と首を傾げるリィンだが、その理由は大したことではなく……。

 

「困ったな、『リン』と『リィン』、名前が似てて呼ぶのに不便だ」

「あ、そ、そうですね。『リン』さんは本名を何て言うんですか?」

「それがね、『キリン・アークダーティ』っていうのよ」

「本名まで似てますね……」

 

 変な偶然もあるものだなぁ、とリィンは苦笑いを浮かべた。

 まあ『リン』と『リィン』、似ていてもそうそう間違えないだろうということで結論付いた。

 

 間違えても、然したる問題はないだろうしね。

 

「それで……」

 

 ちらり、とリィンはもう一人の初対面である金髪の少女(?)を見る。

 

 シャドウパティシエプロンと言う、黒色のゴスロリやメイド服に近い服を身に纏い、恥ずかしそうに顔を赤らめている姿はパッと見美少女だ。

 しかし、なんだか顔つきと身体付きが男っぽい。

 

 そう、まるで女装した男の子みたいな感じだ。

 それもかなりクオリティが高い。

 

「あー……えっと、俺の名前はアフィン。『無理矢理』こんな格好させられてるがれっきとした男だ」

 

 無理矢理、を強調しながら女装男子――アフィンは軽く会釈をした。

 

 そんなアフィンの姿を見て、またもアヤとメイは「ぶふぅ!」と噴きだすように笑う。

 

「ぷ、ふ、くっ……あ、あはははは! やっぱ無理! 似合いすぎててもう笑える!」

「ぷ、ぷすくす……駄目よメーコ、無理矢理着せられてるんだから笑っちゃ……っぶふぅ……!」

「……お前ら……」

 

 冷えた眼で二人を見るアフィン。

 もう怒りとか羞恥とか、その辺のラインはとうに飛び越えたような達観の眼差しだ。

 

「相棒……もういいだろ? 着替えさせてくれよ」

「はぁ? もうお前の元の服とか燃えるごみに捨てたが?」

「ちょっ!?」

 

 冗談だ冗談、と笑って『リン』はアフィンのものらしき服を取り出した。

 

 しかし渡す気はないらしく、すぐアイテムパックに仕舞った。

 

 ……何だか『リン』さん、想像と違って結構愉快な人だな、とリィンは思わず苦笑い。

 アークス内でも最強クラスの人と聞いていたから、もっとこう、近寄りがたい感じかと思っていた。

 

「……ん?」

 

 そういえば、さっきからシズクが喋ってないな、と振りかえる。

 

 シズクは、何やら真剣な表情で『リン』を見つめていた。

 羨望の眼差し? 憧れの眼差し? ……いや、あれは。

 

 何かを、探っている?

 あの、市街地で初めて『リン』を見た時と同じように?

 

 いや、違う。

 似ているけど、違う。

 

 この目は、あの時の……クーナを発見したときの目だ。

 

「…………『リン』、さん」

「ん?」

 

 弾む会話の隙間を縫うように、シズクは『リン』に向かって口を開けた。

 躊躇いながら、迷いながら、それでも絞り出すように言葉を紡ぐ。

 

「あの、えっと……物凄く、失礼なことをは承知なのですが……一つ訊いてもよろしいでしょうか」

 

 うじうじと、シズクらしくない態度だ。

 いつもなら訊きたいことはスリーサイズだろうが体重だろうが年齢だろうが、ずばっと訊いてしまうほど無神経なのに、珍しい。

 

「そんな畏まらなくていいわよ、同じ一般アークスなんだから」

 

 分類上は、である。

 

 『リン』は、そんな煮え切れない態度のシズクに大人な態度で応えた。

 

 膝を曲げ、目線の高さをシズクに合わせる。

 成人男性より背の高い『リン』と、中学生くらいのシズクが並ぶとまるでというか完全に子供と大人だ。

 

「で、何?」

「ええっと……『リン』さんって――」

 

 

 

「――子供いたり、しますか?」

 

 その問いに、まずメイの腹筋が崩壊した。

 

 釣られるように、アヤとアフィンも噴きだして転倒。

 立っていられないようだ。

 

 そして、問われた当の本人は……。

 

「………………え?」

 

 笑顔のまま、固まった。

 

 膝を曲げた中腰の姿勢から、一ミリも動かない。

 

「え? え? えーっとぉ……?」

「あ、ご、ごめんなさい! 居るわけないですよね!? えっと、その、あの……失礼します!」

 

 『リン』が固まっている間に、シズクは逃げ出した。

 先輩らは、まだ爆笑から立ち直れていない。

 

「て、ことは私が追うしかないじゃない! すいません先輩方! 失礼します!」

「ちょっと待って!」

 

 シズクを追おうとしたリィンの腕を、『リン』の手が掴んだ。

 必至の形相で、捲し立てるように言葉を吐く。

 

「わ、私そんな……! 子供いるように見えるかなぁ!? た、確かに身長は高いから大人に見えるかもだけどまだじゅうろ――」

「大丈夫です! 若い! 若いですから! 多分シズクなりのジョークですよ! そんな涙目にならないでください!」

 

 宥めてから、リィンはシズクを追うように走りだす。

 

 背後から聞こえるアヤ、メイ、アフィンの煽り声とテクニックチャージ音は気にしないようにして、リィンはシズクの向かった居住区域――つまり、

 

 シズクのマイルームへと足を運ぶのであった。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

 シズクのマイルームは、実はリィンのマイルームからそう遠くない位置にある。

 

 部屋三つ分離れているだけである。

 なのだが、何だかんだリィンがシズクのマイルームに入るのはこれで初めてだ。

 

(こっちから行かなくても、勝手に私の部屋に来るのよね……)

 

 朝起きたらキッチンでルインと一緒に朝ごはんを作っていたりするのだ。

 嫌では無いのだが、朝からシズクがエプロン姿で台所に立っているのを見るのは心臓に悪い。

 

 なんか鼓動が早くなるのだ。

 なんなんだろあれ。

 

「と、閑話休題……」

 

 呟いて、深呼吸してからマイルームの扉を開ける。

 

「シズク、入るわよ」

 

 部屋の中は、予想通り綺麗に片付いていた。

 緑黄色中心の優しげで、温かい雰囲気の家具は掃除が行き届いているのか汚れ一つなく、

 女の子らしいモフモフのぬいぐるみが主張しすぎることもなく、部屋の調度品としてあちこちに置かれていた。

 

 リィンは、自分の殺風景かつ実用品しか置いていない部屋と比べて少し悔しがりつつも、キョロキョロとシズクを探す。

 

 シズクはすぐに見つかった。

 シックな雰囲気のベッドの上で、うつ伏せになって枕に顔を埋めている。

 

「シズク?」

「……うばぁぁぁ」

 

 呼び掛けると、力ない返事(?)が返ってきた。

 

 なんて切り出そうか、と考えながら寄り添うようにリィンはベッドに腰かけた。

 

「さっきはどうしたの? 突然……」

「……あたしにも分かんないよぉー、あーもう絶対変な子だと思われたー……」

「分かんないことないでしょ、自分のことなんだし」

 

 それにシズクは元々比較的変な子だと思う、という言葉をリィンは飲み込んだ。

 親しき仲にもうんたらかんたら。

 

「うばー……分かんないよ……なんかね、クーナちゃんの時と同じ感じ」

「…………」

「何で分かったのかが分からない……んにゃ、何でそう思ったのかが分からない、かな」

 

 勘、とは少し違う。

 

 自分の知らないことを自分が知っているという圧倒的違和感。

 

「そもそも」

「…………」

「あたしって、何?」

「シズク」

 

 シズクの自問自答に、リィンは即答した。

 

「貴女はシズクよ、それ以外ないじゃない」

「……そうかな」

「そうよ。ていうか何よさっきから、中二病? 邪気眼が疼くの?」

「うばー……」

 

 確かにそんな感じの発言だった、と少し後悔。

 枕に顔を埋めていてよかった、今自分の顔はひどく赤いだろうから。

 

「正直、私にはシズクが何を言いたいのかさっぱり分かんないわ」

「…………」

 

 それはそうだ。

 何せ、自分でも分からないのだから。

 

「でも……」

「……?」

「落ち込んだとき、どうされると嬉しいかは、この前学んだわ」

「……え?」

 

 ちらり、と顔を傾けて枕から眼をだし、シズクはリィンを見る。

 

 リィンは両手を広げてこちらに差し出していた。

 ようするに、ハグ待ちの態勢である。

 

「……胸、貸す?」

「……え、あ」

「…………」

「……えっと、その……」

「……何を今更照れてるのよ、火山洞窟で散々揉んだくせに」

「あ、あのときは雰囲気がコメディだったから……」

 

 ようやく、枕から顔を上げる。

 多分顔、赤いんだろうけど、もう気にならなかった。

 

 だってリィンの顔も真っ赤なのだ。

 

「……で、どうするの? 要らないなら、別にそれでもいいけど」

「貸してください」

 

 即答、アンド敬語。

 

 加えて土下座に近いくらい、ベッドの上で頭を下げた。

 

「……ん」

「うばぁー……柔らかい……」

 

 ぎゅうっとシズクの頭を、胸元に抱き寄せる。

 この前、シズクにこうやってされたとき、物凄く落ち着いたことを思い出しながら。

 

「うばー……これは凄い……人を駄目にするおっぱいやー」

「何よそれ」

「前も思ったけどリィンって大きいのに形がいいよね、素晴らしい」

「褒めてるの?」

「超褒めてる」

 

 あまり嬉しくは無いなぁ、とリィンは自分の胸を堪能するようにぐりぐりと顔を動かすシズクの髪を撫でる。

 

 赤髪の根元が、黒い。

 地毛じゃなくて染めてたんだ、なんて考えつつ口を開く。

 

「それで、なんで『リン』さんにあんなこと訊いたのか私にも分かりやすく説明して頂戴」

「えー、難しい」

「頑張って」

「うばー、んー……………………リィンはさ」

 

 しばらく押し黙った後、シズクはぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。

 

「アークスになった理由ってある?」

「理由?」

「あたしはね、二つあるんだ」

 

 リィンの返事を待たずに、シズクは話を続ける。

 

 どうやら質問というよりは、話しの導入の一環らしい。

 

「一つは」

「レアドロ?」

「……うん、正解。でもそれが二番目の理由」

「え!?」

 

 正直、レアドロ以外にも理由があったことにまず驚いたのに、まさかのレアドロは二番目発言。

 これには流石に驚きを隠せないリィンであった。

 

「じゃ、じゃあ一番目は?」

「一番目は……」

 

 少し、シズクは言葉に詰まった。

 言うべきか、今更になって迷ったのだろう。

 

 が、数秒して、腹が決まったのか話しを続ける。

 

「一番目の理由は、あたしのお母さんを探すこと」

「……お母さんを?」

「結構、ありきたりな話なんだけど……あたし捨て子だったの」

「……ああ」

 

 そこまで言われれば、リィンでもなんとなく話が予想できた。

 

「でも運よく親切なアークスに拾われたの、……本当に運が良かったんだね、本当の本当に良い人でさ、拾ったあたしを我が子のように育ててくれて、ここまで大きくなれたの」

「…………」

「愛も、優しさも、繋がりの大切さも、全部その人……お父さんに教えてもらった。でも――」

「…………」

「お母さんってものを、あたしは知らなかった」

「だから――?」

「うん、だから、アークスになれば、色々な惑星に行けるし色々な人と交流が持てるから、あたしの実のお母さんにも会えるかもしれないって」

 

 それでアークスを目指したの。

 反芻するように、シズクは言った。

 

「……成程、ね」

 

 シズクの頭を撫でながら、リィンは頷く。

 胸に顔を埋めながらの会話なので、イマイチシリアスになりきれない。

 

「でも今の話と、『リン』さんを子持ち扱いした件は何か関係あるの?」

「そこがあたし的にも謎なんだけど……あたしの中の、何かが囁いたの」

「……何て?」

「『この人は、あたしのお母さんかもしれない』って」

「…………ぅ、うーん? 年齢的に無理ない?」

「だからすっごく悩んだんだよね、でも――」

 

 でも、と言ったところでシズクは「やっぱ何でもない」と話を切り上げた。

 

 流石に、その先は言えなかった。

 荒唐無稽すぎて、信じる信じないの話じゃないのだ。

 

(不思議よね……そんな言葉、今まで聞いたことも見たことも無いのに……)

(自然と浮かんできた……『リン』さんを見た瞬間――)

 

 ――あれ? この人『時間遡航』の痕跡があるじゃん。

 ――ならあたしのお母さんがこの人でも矛盾はないな。

 

 そう、思った。

 時間遡航なんて単語、今まで知りもしなかったのに思った。

 

(本当――あたしは――)

(何、なんだろう)

 

 リィンの柔らかい胸に包まれながら、そんなことを考える。

 

 でもすぐに考えても栓無きことだと、思考を打ち切る。

 

 そう、あたしはシズクなのだ。

 それでいい、少なくとも、今は。

 

 




ホワイトデー番外編書きたかったけど間に合わなかったよごめんぬ。

アフィンがリンに送るお菓子を女子力皆無のリィンに選んでもらった結果酷い目にあう話考えてたんだけど、まあ来年まで続いてたら今度こそ書こう。


それはさておきようやくEpisode1 第1章:零の手・月夜の尊も終わりです。
先輩らが持つ武器の潜在能力名がサブタイトルでした。
個人的に格好いい潜在能力名ランキング上位に入る二つです。

サブタイトルはその章に関係あるレア武器の潜在能力名だったり、潜在能力名自体が章に合っている場合だったりしますので、サブタイトルの潜在持ち武器が必ず出るわけではないのであしからず。


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