ディルムッドなどの既存鯖は、原作とまったく同じなので省略してあります。
【出典】史記
【CLASS】セイバー
【マスター】なし
【真名】劉邦
【性別】男
【身長・体重】180cm・72kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運EX 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力;B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
自己保存:B
高い幸運と生き汚さにより、マスターが無事な限り殆どの危機から逃れることができる。
カリスマ(偽):A
大軍団を統率する人心掌握術。
Aランクはおよそ人間が出来得る限り最高峰の手腕といえよう。
劉邦が持つ天性の才能としてのカリスマ性はDランクである。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
皇帝権限:EX
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ対象とした相手に付与できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら付与させられる。
なお付与するスキルのランクは、対象となった人物の素養に左右される。
【宝具】
『
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:1~30
最大捕捉:100人
自分自身の霊格を下げることで、生前の配下を自らのサーヴァントとして使役する。
呼び出されたサーヴァントは英霊としてのスキルと宝具を有するが、代償として自分自身の他の宝具を発動することは出来なくなる。
召喚できる最大数は呼び出す英霊によって変わるが、三傑クラスになると二人が限界である。
『
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:500人
赤帝(赤龍)の子である劉邦が、白帝の子である大蛇を切り伏せたという後世の逸話が昇華された宝具。
猛り狂う赤龍の赫焉が如き息吹により、敵対者を殲滅する。
伝承により王、神、蛇、竜属性の持ち主に対してはダメージが増加する。
『
ランク:EX
種別:対国宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000
固有結界。
日輪が照り輝く大地に、自分に仕えた名将・参謀・豪傑を自身のサーヴァントとして呼び出す。
項羽の孤高の覇道と対極の、俗欲の王道。
卒に将たるは易く、将に将たるは難しと国士無双の韓信に称された劉邦の象徴。
西の大帝が持つ〝王の軍勢〟と同質の宝具であるが、劉邦は〝絆〟ではなく〝欲望〟と〝利害〟で配下を統率する。
そのため粛清された将や、謀叛を起こした将すら、利害が一致すれば馳せ参じる可能性がある。
『キャラクター詳細』
漢の高祖。
農民出身でありながら前漢・後漢合して四百年もの長きに渡る王朝を建国した、中国史でも名だたる英傑。
本人の能力は〝可もなく不可もなし〟という具合だったが、人を惹きつける不思議な愛嬌があり、大度量をもって優秀な人材を使いこなしたことで、武勇一辺倒の項羽を滅ぼした。…………ということになっている。
『絆Lv.1開放』
これらのイメージは殆どが、劉邦が自分を正当化させるために作らせたプロパガンダである。
人を惹きつけるカリスマ性は皆無ではなかったものの、傲慢で人を罵る悪癖から彼を嫌う人間は非常に多かった。
その証拠に劉邦は生前幾度となく配下からの裏切りに合っている。
樊噲や夏侯嬰など劉邦に心から忠誠を誓う家臣もいたが、全体からすれば少数派に過ぎない。
『絆Lv.2』
そもそも幾ら優秀な家臣がいようと、愛嬌だけの無能に天下統一の大事業を成すことは不可能である。
劉邦は数々の戦場を勝ち抜いてきた歴戦の名将であり、いざという時の断固たる決断力など覇者たるに相応しい才幹を有した人物だった。
韓信は劉邦を十万の将と評した上で、自らは多ければ多いほど良いと答えた。逆を言えば劉邦は十万の軍勢を指揮してみせるだけの器があったということである。
『絆Lv.3』
能力面では中々優秀なものをもっていた劉邦だが、肝心の人格は屑の一言である。
人を信頼せず、年長者に無礼を働き、人を平気で侮辱し、受けた恨みは絶対に忘れない。
自分が生き残るためであれば、己の息子や娘だろうと投げ捨てようとする。
彼にとって最重要なのは自分が生き残ることであり、正義や無辜の民などは二の次三の次に過ぎない。
『絆Lv.4』
人間の屑でありながら、劉邦の下には三傑を始めとして数多くの人材が集った。
だがこれは決して彼自身の個人的魅力などではない。劉邦は屑ではあったが、恩賞を餌にした人心掌握術には卓越していた。
韓信を始めとする漢王朝建国の英傑達にとって、主君の正邪などよりも振る舞われる恩賞の方が遥かに重要だったのである。
『絆Lv.5』
自分を〝屑の小悪党〟と自虐する劉邦だが、一応人格に美点がないわけでもない。
劉邦は傲慢であったが自分に非があれば認める素直さはあったし、また一軍の長となってからは勤勉に学を身に着けた。
或はこの修正力と勤勉さこそが、彼を皇帝に押し上げた最大の要因なのかもしれない。
〇因縁キャラ
「項羽」
あん? どうやって俺があいつを倒したかって? 単純なこった。あいつは俺の十倍残忍だが、俺の百倍優しい。だからあいつの愛した国、家臣、兵士、妻。全部を殺してやったのさ。直接殺す術はなくても、心を殺す術はあるんだよ。
「女性サーヴァント全般」
●●●●●●●●(セクハラ発言のため伏字)
「ユリウス・カエサル」
あれが大秦の皇帝の元ネタ的人物か。……ん? 女好きに赤? やばい! 俺とキャラが被ってるべ!
「王様系サーヴァント」
さっすがに俺みてえな屑とは
【出典】史記
【クラス】ライダー
【マスター】なし
【真名】項羽
【性別】男性
【身長・体重】196cm・81kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷B(EX) 魔力E 幸運C 宝具―
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程シングルアクションによる魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
人馬一体:A++
馬を操ることに特化した騎乗の才能。
騎乗するのが馬であれば、呼吸を同一化させ自分の体の一部のように操ることができる。
通常の騎乗スキルとしてはランクB程度の効果を発揮する。
【固有スキル】
空の境地:EX
〝武〟の深淵に到達した証であり称号。武という概念における〝
残念ながら、純然たる武芸において項羽を凌駕する者は地球上には存在しない。
このスキルを保有するものがサーヴァントとして召喚された場合、純然たる武を披露するため全ての宝具はオミットされる。
カリスマ:C++
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
項羽のカリスマ性は戦場においてこそ真価を発揮する。
勇猛:A+
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
『
ランク:―
種別:対己奥義
レンジ:―
最大捕捉:1人
中華史上最強の英傑たる項羽の覇氣。
愛した女性、愛馬を喪失――――無力感による強い遣る瀬無さを抱いた項羽が、深い哀しみを抱くことで初めて覚醒する。
劉邦の俗欲の王道と対極の、孤高の覇道。
〝覇王〟項羽が体の内に内包する氣が地球という惑星の氣を逸脱することで、項羽はあらゆる因果律・世界法則に縛られぬ存在と化す。
その在り方はもはや
『キャラクター詳細』
中国史上最強の猛将。
楚の名将・項燕の孫であり、叔父・項梁と挙兵し秦王朝を滅亡に追いやった。
西楚の覇王。
一時天下人となった項羽は、故郷へ錦を飾り自らをそう号した。
『絆Lv.1』
気宇壮大にして礼節を知る高潔な武人。将才もずば抜けており、彼に率いられた楚兵は一人が十人に当たったほどと伝えられている。
自然体で兵士達と苦楽を共にし、戦友の死に涙する姿から、配下からは絶大な人気をもっていた。
『絆Lv.2』
自分の気に入った者や楚人に対しては慈愛をもって接する項羽であるが、逆に自らの敵対者に対しては極めて苛烈である。
特に楚を滅ぼした秦に対しては英霊となって尚も深い憎悪をもっており、相手が秦縁の者であれば味方であろうと殺意を露わにする。
一度激怒すれば止められるのは叔父の項梁や妻の虞姫くらいであり、腹心や親族の言葉であろうと耳を貸さない。
もしもその怒りが個人ではなく国家や組織に向けられてしまえば、無辜の民や女子供であろうと彼は無慈悲に殺戮するだろう。
『絆Lv.3』
中華史上最強の武勇を誇る項羽であるが、実のところ彼自身は己の〝強さ〟や〝最強〟などといったことには興味がない。
「剣術のように一人を相手にするものはつまらない。私は万人を相手にする物がやりたい」
幼き日より秦国打倒を志していた項羽にとって、個人の武勇などは大事を成すには足らぬものと映っていたのだろう。
『絆Lv.4』
戦術的勝利で戦略を覆すほど規格外の戦強さを誇った項羽であったが、終ぞ彼に追随できる勇者は現れなかった。
最愛の虞姫は自決し、江東より率いてきた八千の子弟は二十八騎まで減っていた。愛馬たる騅とも別れることになるだろう。
覇王に並び立つ者はなし、故に孤高。
例え己が武勇をもって百万を滅ぼし尽したところで、後に立っているのが己一人ではそこになんの意味があろうか。
「漢は私の頭に千金と万の邑を懸けていると聞く、旧知のお前にその恩賞をくれてやろう」
そう言って項羽は烏江の地にて自刎した。享年三十一歳。
天地を畏怖させた覇王の、若すぎる死だった。
『絆Lv.5』
項羽が聖杯へ託す望みは、虞姫と再会して平和に過ごすことである。
その生涯を戦いに生きた項羽にとって、平和で穏やかな暮らしこそが得難いものなのだろう。
〇因縁キャラ
「秦人全般」
塵す。
「イスカンダル」
ほほう、世界征服、制覇してなお滅ぼさぬとな。カカッ、面白いことを言う御仁じゃ! 配下となってみるも一興かのう。が、楚人を貶めることあらば塵すぞ。
「アルトリア」
眩しい星じゃのう。俺に周りにはいなかった王じゃ。もし俺が〝ぶりてん〟に生まれておったなら、いの一番に馳せ参じたじゃろう。
「ユリウス・カエサル」
あの男は………………いや、ここでは何も言うまい。
【出典】史記
【CLASS】ルーラー
【マスター】???
【真名】始皇帝(嬴政)
【性別】男
【身長・体重】179cm・50kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A+ 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師ではルーラーに傷をつけられない。
真名看破:B
ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要になる。
神明裁決:A
ルーラーとしての最高特権。
此度の聖杯戦争ではルーラー自身が召喚したサーヴァントの令呪のみ保有する。
【固有スキル】
皇帝特権:EX
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
始皇帝は〝皇帝〟という概念を地上へ齎した〝
それが同ランクの皇帝特権であろうと、始皇帝の権力を陰らせる事は叶わないだろう。
気配感知:A+
最高クラスの気配感知能力。
生前幾度となく暗殺者の魔手より逃れたことによる適正。
近距離ならば同ランクまでの【気配遮断】を無効化する事ができる。
星の開拓者:EX
人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。
【宝具】
『
ランク:B++
種別:結界宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:万里
騎馬民族の侵略を防ぐために建造された城壁の一部を魔力で顕現させたもの。
最大出力で顕現させた場合、2万㎞にも及ぶ。
逸話から騎乗兵の素養がある者からは特に強力な防御性を発揮する半面、対城宝具には弱い。
『
ランク:A+
種別:対衆宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:1人
指定した相手の〝宝具〟または〝切り札〟に類するものを一つ使用不能にする。
ただし同ランク以下のものにしか効果は適用されない。
始皇帝が行った言論統制が具現した宝具。
『
ランク:EX
種別:対陣宝具
レンジ:100
最大捕捉:1000人
始皇帝が築き上げた大陵墓、地下宮殿を顕現させる。
自分の心象風景を具現した異界を一時的に世界に上書きして作り出す、固有結界とは似て非なる大魔術。
永遠至高なる夢幻世界。
この空間内は始皇帝の〝夢〟が具現化した世界のため、現実は始皇帝の思うが儘に歪む。
また陵墓には始皇帝が生前集めた財宝や兵馬俑が眠っており、通常戦闘においては陵墓内よりそれらを引き出して使用する。
『
ランク:E(EX)
種別:対人宝具(対神宝具)
レンジ:???
最大捕捉:???
始皇帝の最後の切り札。
大弓から放たれる神龍の神気による、神を射殺す一射。
神霊すら滅ぼしうる威力を誇るが、使用できるのは夢の中だけである。
現実世界においてこの宝具は魚一匹程度しか殺せないような五流宝具に過ぎない。
夢の中で海神を射殺した際に、現実でも海神の化身たる巨魚が死んでいたという逸話の具現。
『兵馬俑』
総勢100万を超える中華ガジェットの軍勢。一体一体が並みの兵士10人分に相当する土人形。
陶馬に乗る騎兵、戦車に搭乗する戦車兵、兵士の指揮をとる指揮官など様々な役割に分けられている。
『傀儡将』
兵馬俑の中でも擬似生命を与えられた将軍格。
通常の傀儡兵とは一線を画す戦闘力を誇り、また生前の思考力を有している。
『伝国玉璽』
始皇帝が作らせた皇帝専用の印鑑。
所有者にランクBのカリスマ性を付与し、また自身以外の王権を無効にする。
『水銀の海』
地下宮殿に作らせた水銀の海。
始皇帝は己の意思によってこれを自在に操ることができる。
『宝石の星々』
夢幻世界の夜天に煌めく人工の星々。
一つ一つに魔力が宿っており、魔力光線を放ち敵を殲滅する。
『キャラクター詳細』
秦の始皇帝。皇帝という概念を地上へ齎した始まりの英雄。
義理人情を否定し、合理主義と法家思想を基盤とした法治国家を作り上げた。
秦帝国の支配体制は漢王朝がその大部分を継承するほど優れたものであったが、暗愚なる二世皇帝と佞臣たる趙高によって秦王朝そのものは短命に終わった。
『絆Lv.1』
疑心暗鬼と猜疑心の塊で、自分以外の一切を信じようとしない。
後に王朝滅亡の原因となる趙高を重用したのは、彼が能力的には光るものを持っていた事と、そもそも始皇帝が宦官を人間と認識していなかったことが理由である。
だが〝儒教道徳や道教思想のような理想ではなく、厳格なる法をもって天下を統べる理想〟を共有していた李斯は、例外的に信用はしていた。ただ信頼にまで至った者は誰一人としていない。
『絆Lv.2』
聖杯に託す願いは不老不死。世界統一と恒久平和という野心を成就させるには、定命の存在では足りない。
自分の息子含めて他者を信じない始皇帝にとって、自らが不滅の存在になる事は絶対的に必要なことであった。
『絆Lv.3』
官を兼ねないという考えから、基本的に始皇帝は自らが戦うことを良しとしない。
自らは玉座にあったまま戦略のみを決定し、実際の戦いは傀儡将と傀儡兵に任せるのが基本スタイルである。
しかし始皇帝は自らを法の上に位置すると見做しているため、自分を滅ぼしうると認識した相手に対しては、容赦なく全力で攻め立ててくるだろう。
『絆Lv.4』
愛や友情といった感情を否定する始皇帝だが、厳密には否定しているのではなく理解できないだけである。
敵国で人質として育った始皇帝にとって、世界とは自分を憎悪するだけのものだった。本来であれば無条件の愛情を注いでくれるはずの母親ですら、彼に憎しみを向けた。
当然の結果として始皇帝は愛を知らぬ獣として成人する。
「王は人の心が分からない」
とある騎士が主君へ放ってしまった失言は、始皇帝にこそ相応しいのかもしれない。
『絆Lv.5』
此度の聖杯戦争においてはルーラーとして召喚されているが、本来の適正クラスはアヴェンジャーである。
ただ法家の権化であり法の支配者であった始皇帝は、聖杯に託す願いを持たない――――という一点さえ除けば、ルーラーとの親和性は高い。
『???』
この世全てを憎悪しているはずの彼は、人を滅ぼすのではなく治めることを望んだ。
もしも始皇帝がその矛盾に気付く日があるのならば、それは――――
〇因縁キャラ
「オジマンディアス」
天下に二日は不要。太陽の号を降ろさぬならば討つのみだ。
「項羽と劉邦」
我が帝国を滅ぼした怨敵。趨勢如何に関わらず排除する必要がある。
「チェーザレ・ボルジア」
李斯より使えると見做した男は初めてだぞ。その才覚、その人格は我が国においてこそ発揮されよう。
「源頼光、アタランテ」
背景事情が母性本能をくすぐるらしく、性格的に相性の悪い相手。特に頼光は共演するとシリアスが消し飛ぶ勢いでカオスなことになる。
【出典】元朝秘史
【CLASS】ライダー
【マスター】なし
【真名】チンギス・ハン
【性別】男性
【身長・体重】184cm・70kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A(C) 耐久B(D) 敏捷A+(C) 魔力A 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
【固有スキル】
戦略:B
外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
迅速にして無慈悲なる手腕は、大狼に等しい。
カリスマ:A-
軍団を指揮する天性の才能。
団体戦闘において、自軍の能力を向上させるが、自身の敵で属性が〝善〟の者からは激しい嫌悪感を持たれ易い。
反面属性が〝悪〟の者に対しては効果が増加する。
皇帝特権:EX
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
ランクA以上ならば、肉体面での負荷(神性など)すら獲得できる。
神性:A(C)
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
太祖として狼神と鹿神をもち、故国では自身も神として信仰を集めている。
チンギス・ハンのランクは本来Cであるが、宝具を限定解放しているためランクが上昇している。
【宝具】
『
ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:1~60
最大捕捉:300人
ライダーの〝心象〟によって構築された生前の配下の生霊を、生命もしくは屍体に憑依させることで〝屍人兵〟として使役する。
人狼の王による殺戮の輪廻転生。屍人兵によって殺された者も輪廻に取り込まれ、屍人兵と化す。
ただしチンギス・ハンに匹敵、或は凌駕する魂を持つ存在を屍人とすることは出来ない。
チンギス・ハンに流れる〝神霊の血〟を餌にして屍人兵を呼び出すことも出来るが、その場合は1000人が限界である。
『
ランク:EX
種別:対国宝具
レンジ:―
最大捕捉:1人
〝四頭の駿馬、四匹の狗〟を封じることで発動できるライダーの切り札。
ライダーの肉体に流れる神霊の血を、彼自身が獲得した神性と信仰により増幅。
モンゴル人の祖とされる神獣〝蒼き狼〟の姿へと変成する。
人智の及ばぬ暴威は天災にも等しい。
現界している場所が神代の息吹きが残る紀元前のため、現代では不可能の〝権能〟を発揮することができる。
またライダーはこの宝具を常に限定解放しており、そのため一部のパラメーターと神性スキルが跳ねあがっている。
『キャラクター詳細』
人類史において最も広大な領土を侵略した東の征服王。蒼き狼の異名でも知られている遊牧民族最大の英雄。
祖国モンゴルにおいては神として信仰され、尊称であるチンギスは〝世界を支配する者〟や〝烈しい〟を意味したなど諸説ある。
『絆Lv.1』
起源は喰らう。
明晰悪辣なる頭脳をもっているが、それ故に俗な欲望こそを世の真理と捉えており、崇高な理念のようなものは持ち合わせていない。
美味いものを食べるのは楽であるし、美女を抱くは快であるし、惰眠を貪るのは爽である。そして過ぎたれば身を滅ぼす。
極めて原始的な理屈だが、だからこそチンギス・ハンはそこに真実を見出した。
『絆Lv.2』
侵略、虐殺、略奪、強姦。
チンギス・ハンは大凡人間社会において悪徳とされるそれらの快楽を存分に貪った。
「男たる者の最大の快楽は敵を撃滅し、これをまっしぐらに駆逐し、その所有する財物を奪い、その親しい人々が嘆き悲しむのを眺め、その馬に跨り、その敵の妻と娘を犯すことにある」
チンギス・ハンは家臣達にそう語ったという。
『絆Lv.3』
味方には優しさを示す一方で、敵に対して苛烈なのは〝西楚の覇王〟と共通するが、チンギス・ハンの場合はそれらを感情ではなく計算で実行するのが最大の相違点である。
自らの悪名すら効果的に戦略に利用する巧みさ。それこそがチンギス・ハンが世界に冠たる戦略家である所以である。
『絆Lv.4』
現代倫理に則れば百度死刑にしても足りぬほどの悪業を実行したチンギス・ハンだが、その最期は悲劇的なものではなく、本人も納得しての大往生であった。
神はチンギス・ハンを裁かなかった。人はチンギス・ハンを裁けなかった。
因果応報。悪には相応の末路が用意されている――――そんなものは弱者の抱く都合の良い妄言であると嘲笑うかの如く。
『絆Lv.5』
人間としての性根は疑いようのなく〝悪〟に属しているチンギス・ハンだが、人類史における功績が悪行を圧倒しているため正英雄に分類される。
もしも聖杯戦争でこの男をサーヴァントとして呼んでしまったのならば、必ず敵対しないことを念頭に置くといい。
味方には寛容なチンギス・ハンはマスターが居丈高に振る舞う事は許容するが、令呪で自害を命じるなどの敵対行動に出た場合、彼は容赦なくマスターを抹殺するだろう。
〇因縁キャラ
「イスカンダル」
あれがマケドニアの征服王、我が先達か。アレは駄目だな、相容れん。喰らうか喰らわれるかしかないだろうよ。
「牛若丸」
私と同一人物説がある、だと? いや私はあんな恰好する趣味はないぞ。
「アルテラ」
誰か馬を用意してやれ……。
【出典】三国志、三国志演義
【CLASS】セイバー
【マスター】始皇帝
【真名】劉備
【性別】男性
【身長・体重】173cm・54kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運A 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:A
大軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。
敗軍の雄:A++
負け戦において消耗を最小限に留め、戦場から撤退する能力。
ランクA++ともなると戦場で討ち取る事は限りなく難しい。
皇帝特権:B
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
【宝具】
『
ランク:EX
種別:対軍宝具
レンジ:2~100
最大捕捉:1000人
固有結界。
展開されるのは三人の漢が義兄弟の契りを結んだ桃園であり、必然としてそこに在るのは劉備、関羽、張飛の三人の英雄である。
この宝具は三人の英雄が共有する心象風景だが、同時に三国志演義の読者達の思い描いた心象でもある。魔術師ではない劉備が固有結界の発動を可能にするのはそれ故。
なお同年、同月、同日に死せん事を願わん、という誓い通り固有結界を解除するには劉備、関羽、張飛を同時に倒すしかない。
もし同時に倒さなかった場合、死した豪傑は死の淵より蘇る事になるだろう。
ただし史実通りに関羽、張飛、劉備の順番で倒された場合はその限りではない。
『雌雄一対の剣』
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1~4
最大捕捉:1人
劉備が挙兵の際に作らせた双剣。
自身の与えるダメージを倍加させ、自身の被ダメージを半減させる。
『
ランク:A+
種別:対国宝具
レンジ:???
最大捕捉:???
結界、城塞、領土、拠点等の三分の一を自分の領土とし、パラメーターなどを向上させる。
対結界・対要塞において極めて有用な宝具ではあるが、この宝具発動中スキル〝敗軍の雄〟は発動しなくなる。
流浪の群雄であればいざ知れず、皇帝たる身で敗北は許されるものではない。
『キャラクター詳細』
三国時代の一角を成す蜀漢の建国者であり英雄。
羅貫中の創作である三国志演義においては主人公として描かれる。
『絆Lv.1』
中山靖王劉勝の末裔を自称するが真偽は不明。劉備本人ですら本当の事は知らない。
もしかしたら本当に劉勝の血を引いているかもしれないが、単に姓が劉なだけで漢王朝とはなんの縁もない可能性もある。
しかしDNA鑑定などなかった古代中国のことである。劉備にとっては己が劉姓というだけで大義名分として掲げるには十分だった。
『絆Lv.2』
三国志演義においては聖人君子として描かれているが、正史における劉備は歴戦の傭兵隊長であり並々ならぬ野心をもった群雄であった。
三国時代最大の覇者である曹操が、唯一自らと同格と認めた英傑。
関張の二枚看板を揃え強烈なる求心力を誇る劉備は、伏龍と渾名される軍師を口説き落としたことで、遂に天下へと飛翔することになるのである。
『絆Lv.3』
性格を一言で言い表すとインテリヤクザ。
滅私奉公の聖人君子では断じてないが、義侠心を重んじており、筋の通らない行為に対しては死をもって報いとする。
本編ではとあるキャスターのサーヴァントが作った煙草を嗜んでいたが、製作者死亡により生産ストップしたため大事に吸っている。
『絆Lv.4』
〇敗軍の雄:A++
好敵手の曹操ほどの軍略はないものの、歴戦の将たる劉備は中々の戦上手である。
特に味方の出血を最小限に抑えつつ撤退する手腕にかけては同時代において並ぶものはいなかった。
劉備が生涯において致命的な大敗を喫したのは、夷陵の戦いの一戦のみである。
『絆Lv.5』
聖杯に託す願いは特にない。生前は天下を目指していた劉備だったが、自分が死んだ後のことは後世の人間のやるべきことと割り切っているためである。
強いてあげるなら義兄弟と再会して、孔明や他の臣下達と一緒に一杯やることである。
〇因縁キャラ
「エルメロイ二世」
能力だけ渡して人格は譲り渡したのか。孔明らしいな。それはそれとして俺の軍師の霊基を使ってるんだから払うもんは払ってもらおうか。
「呂布」
思えば不器用な男だよ。裏切るのは良いが機を伺うということができん。乱世に生まれた以上、ああして滅びるのは必然だったな。
「劉邦」
ご先祖。劉姓を利用した身として借りがある立場なので、なるべくなら敵対したくはない相手。
「ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス」
新しい煙草をくれ。
【出典】日本史
【CLASS】アサシン
【マスター】なし
【真名】土方歳三
【性別】男
【身長・体重】168cm・58kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:A
暗殺者として自身の気配を断つ。隠密行動に適している。
自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
【固有スキル】
拷問技術:A
拷問器具や日本刀を使ったダメージにプラス補正がかかる。
カリスマ:D(B)
大軍団を指揮する天性の才能。
隊士達から母のように慕われていたという。
軍略:E(C)
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
土方本人の将才は並みよりやや上といった程度だが、後世のイメージと過大評価により名将に匹敵する指揮能力を獲得している。
【宝具】
『
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
浅葱色の羽織。幕末に京を震撼させた人斬り集団「新選組」の余りに有名な装束が宝具へと昇華されたもの。
装備することによりパラメーターを向上させ、カリスマと軍略のランクを上昇させる。
『
ランク:B+
種別:対軍宝具
レンジ:1~80
最大捕捉:300人
誠の一字を掲げる新選組の隊旗。この旗を掲げた一定範囲内の空間に新選組の隊士を召喚することが出来る。
各々の隊士は全員が独立したサーヴァントであるが、宝具は持たず戦闘能力はピンキリである。
他にも全員がランクE-相当の『単独行動』スキルを保有しているため、短時間であればマスター不在でも活動可能。
この旗は新選組の隊長格は全て保有しており、発動者の心象により召喚される隊士の面子や性格が多少変化する。
土方が使用した場合、試衛館から蝦夷地までの歴代隊士が一堂に会することになる。
『キャラクター詳細』
新撰組副長。その厳しさから隊士達からは〝鬼〟と恐れられた。
近藤、沖田等と共に結成初期からの試衛館組の一人にして、蝦夷地までを戦い抜いたサムライである。
『絆Lv.1』
新撰組については後世の創作物で脚色されたイメージが強く浸透しており、それは土方歳三も例外ではない。
鬼の副長、常勝の名将、幕末随一の近代戦術家。
これらの異名や評判もまたその産物である。
『絆Lv.2』
鬼の副長の渾名に反して温厚な人柄で、マスターに対しては柔和な笑みを絶やさない。その性格から隊士からは母のように慕われたという。
しかし拷問の際には隊長陣すらドン引きするほどの鬼と化す。
『絆Lv.3』
後世において名将として扱われている土方だが、戦術的戦略的不利を常識外の作戦で引っくり返したような事は一度もなく、勝った戦は勝ち目がある戦だけである。
凡将というのは流石に過小評価ではあるが、かといって名将呼ばわりも過大評価。よくて良将というのが適当なところか。
本人も名将扱いには恐縮しきりだが、責任感は強いので名前負けしないよう奮戦をしてくれるだろう。
『絆Lv.4』
土方は風流人なところがあり、自らの短歌などを豊玉発句集として纏めたものが現存している。
なお出来栄えの方は………………お察しください。
『絆Lv.5』
戊辰戦争にて土方歳三は誠の旗と共に散った。
しかし瀕死の重傷を負った後、謎の仮面を被ったことで吸血鬼となり、現在漫画家として活動しているという説がある。
『???』
死後英霊となってからも土方歳三は常に自問自答を続けている。
本当に自分達は正しかったのか? 自分達の戦いに価値はあったのか?
一隊長であれば善悪など考えることなく、斬り合いのみに熱中できただろう。だが副長という立場がそれを許さなかった。
疑問の答えを得る。無価値な者の価値を知りたい。
聖杯に抱いた望みは、とある聖杯戦争で暗躍した神父と同一のものだった。
〇因縁キャラ
「沖田総司」
なんだか生前より病悪化していないかい?
「桂小五郎」
死すべし。薩奸長賊に情け無用。
「エリザベート」
アイドル……アイドルか。今度は作曲に挑戦してみようかな。
「ナポレオン・ボナパルト」
プリンス……そういうものもあるのか!
【出典】水滸伝
【CLASS】キャスター
【マスター】なし
【真名】公孫勝
【性別】男
【身長・体重】180cm・66kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力A+ 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B+
道士として、自らに有利な陣地を作り上げる。
防衛に優れた“要塞”を形成することが可能。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
【固有スキル】
道術:A+++(EX)
西洋魔術とは異なる魔術体系である道術をどれほど極めているかのランク。
ランクA+++ともなれば神仙一歩手前といえる。
反骨の相:C
一つの場所に留まらず、一つの主君に殉じることのできぬ運命。
自らは王の器ではなく、また、自らの王と道を別つ運命を定められた孤高の星である。
同ランクの「カリスマ」を無効化してしまう。
神算鬼謀:A+
軍師・参謀としてどれだけ策謀に秀でているかの数値。
大軍師たる智多星には一歩譲るものの、ランクA+ともなれば十分に名軍師たる器量である。
【宝具】
『
ランク:A++(EX)
種別:対国宝具
レンジ:2~99
最大捕捉:999人
公孫勝が師より授けられた五雷正法の奥義。
極まった内功により〝太極〟あるいは〝根源〟への回線を繋ぎ、
自らの心象風景に思い描いた魔神、神将、竜を具現化し使役する。
この宝具発動中、公孫勝は他一切の道術を発動できなくなる。
『
ランク:EX
種別:対国宝具
レンジ:1~2
最大捕捉:1人
公孫勝が師より授けられた秘奥義。
自身の道術を封印することで、対象の術を封印する。
この宝具を発動している間、公孫勝は一切道術を使うことが出来なくなるが、相手も魔術・仙術・呪術を含める一切が使用不能となる。
『キャラクター詳細』
水滸伝に登場する好漢の一人。
梁山泊での序列は第四位。雲を操り竜を呼ぶ道士こそが公孫勝である。
道号は一清道人、渾名は入雲竜。
『絆Lv.1』
超然とした雰囲気をもった風来坊で、師の影響もあってか悪戯好き。
サーヴァントらしい真っ当な忠誠心の類は持ち合わせていないが、好漢だけあって侠に反することは基本的にしない。
『絆Lv.2』
〇反骨の相:C
公孫勝は三国時代最強の梟雄とは異なり、裏切りを良しとする不義理な男ではない。
しかし彼の宿星は天間星。彼は生まれたその時より、自らの主君や兄弟達と最初に間を別つことを運命づけられている。
例え彼自身が兄弟達といつまでも共にいたいと願っていたとしても、運命は無慈悲に彼等の絆を引き裂いた。
『絆Lv.3』
師である羅真人と同じ神仙に至る器を備えていた公孫勝だが、彼は神座に至ることを拒絶したため、ぎりぎりのところで英霊に留まっている。
本来EXランクで保有すべき道術がA+++となっているのもそれが原因だ。
そんなことをしたところで己が人に混ざれぬことは弁えているが、それでもせめて人を眺め続けたかったのだろう。
『絆Lv.4』
〇神算鬼謀:A+
梁山泊の副軍師でもあった公孫勝は、策謀にも秀でている。
例え一切の術が封じられたとしても、その頭脳の冴えが鈍るわけではない。
名高き中華三大軍師や智多星には及ばないが、彼は一流の策士でもあるのだ。
『絆Lv.5』
水滸伝作中において公孫勝の活躍はそう多いものではない。彼が術を使って戦うのは殆どが敵に妖術使いなどがいた場合である。
出張れば勝利するという次元で隔絶した実力を誇っていた公孫勝を、常に戦場に出してしまえば、戦いが余りにも単調な蹂躙劇にしかならない。それ故の作者的都合が原因と思われる。
彼がいる限り梁山泊に敗北はない。だからこそ彼という安全装置が兄弟達の下を去った事が、崩壊の予兆となった。
〇因縁キャラ
「荊軻」
侠としては偉大なる先人だな。兄弟達と一緒に酒を酌み交わしたい。
「ディルムッド・オディナ」
双槍使いだが、どこぞの自称風流とは格が違うな。
「呂布」
本物の飛将軍はやはり凄まじい。だが梁山泊の小李広とて負けてはおらんぞ。
【出典】水滸伝、宋史
【CLASS】アサシン
【マスター】なし
【真名】宋江
【性別】男
【身長・体重】177cm・54kg
【属性】中立・悪/秩序・善
【ステータス】筋力C(E) 耐久D(E) 敏捷B(D) 魔力C(A) 幸運C(E) 宝具A(EX)
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
【固有スキル】
女神の寵愛:B
九天玄女からの寵愛を受けている。
魔力と幸運を除く全ステータスがランクアップする。
カリスマ:C(A)
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力 を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、Cランクは賊の首領としては破格のものといえる。
星主:A+(EX)
梁山泊に集った百八星の主としての権限。
自身以外の百八星の宝具を、自分の宝具として使用することができる。
ただし史実における賊徒としての召喚であるため、使用できるものは百八星のうち自身を除く三十五人の宝具だけである。
重複召喚:E
一つのクラスに同姓同名の二種類の英霊が宿ってしまっている状態。
単独のクラスで二つのクラスを兼ね備える二重召喚や、単独の英霊が複数の人格を持つ多重人格とは似て非なるスキル。
宋江の場合〝星主〟スキルを発動する毎に判定を行い、失敗する事に重複召喚のランクが上昇していく。
ランクがAを超えた時、賊徒としての人格は消え去り属性が反転。クラスが変貌する。
【宝具】
『
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:1~72
最大捕捉:300人
好漢序列第一位、宋江の宝具。
本来の効果は味方全員を癒す恵みの雨を降らせるものであるが、
悪漢たる宋江が人格の主導権を握っている影響で効果が反転。
傷や病、呪詛などを悪化させる呪いの雨を降らせる効果となっている。
『
ランク:―(A++)
種別:対軍宝具
レンジ:???
最大捕捉:???
固有結界。百八星の宿命の地にして彼等の魂が還る場所。即ち〝梁山泊〟を形成し、百八の好漢達を連続召喚する。
好漢達の中で星主にして首領たる宋江だけが発動できる固有結界だが、その心象は宋江のものではなく、水滸伝を愛した全ての人間が思い描いた夢現である。
そのため水滸伝における好漢ではなく、史実における宋江には発動できず失われている。
『キャラクター詳細』
水滸伝における主人公で、梁山泊三代目首領。
梁山泊の好漢百八人中の序列第一位の好漢である。
渾名は及時雨、または呼保義。
及時雨とは恵みの雨の意で、呼保義とは本当なら皇帝になる人の意である。
『絆Lv.1』
上記のものはあくまで物語における宋江に過ぎない。
史実における宋江は王朝末期によくいる賊将の一人に過ぎず、英雄でも好漢でもなんでもなかった。
宋史によれば招安を受けて官軍となり、方臘討伐の将の一人として戦ったという(諸説あり)。
『絆Lv.2』
自分の欲望を優先し、生き残る為ならばなんでもやる山賊らしい山賊。
はした金のために笑いながら人を殺す外道の類である。
とはいえ彼が一味違うのは、世渡りが上手かったことである。
本人によれば官軍を引退した後は、適当な村に隠棲して家族に囲まれながら布団の上で死んだらしい。
『絆Lv.3』
〇重複召喚:E
史実の人物として召喚された宋江だが、英霊ではない彼は己の宝具を持ちえない。
人格こそ賊徒のものであっても、宝具やスキルを始めとする能力は全てが水滸伝の宋江のものである。
だが己のものではない能力を使い続ければ、いずれ彼の人格は物語に塗り潰されることになるだろう。
『絆Lv.4』
救いようのない外道ではあるが、子分達の幸せを願うという一点においては水滸伝の宋江と共通している。
水滸伝における好漢である公孫勝や李逵も、そのために彼のことを〝宋江〟として認めている。
本人にとっては不快なことではあるが。
『絆Lv.5』
人類史焼却は外道である宋江にとっても許しがたいことなので、人理修復を目指す主人公には悪態をつきながらも協力してくれるだろう。
けれどもしも通常の聖杯戦争で召喚してしまった場合は、必ず令呪を一画以上残すよう気を付けた方がいいだろう。
狂犬を従わせ続けるには、常に生殺与奪を握っていることが不可欠なのだ。
〇因縁キャラ
「劉備、三蔵法師」
同じ四大奇書の主人公同士。もっともあちらは元から英雄、こちらは単なる薄汚い匹夫でござい。
「アン・ボニー&メアリー・リード」
海賊ねぇ。俺の国にも海賊はいたが随分と赴きが違うな。お宝が欲しけりゃ適当な金持ちぶっ殺しゃ直ぐだってのに。
「黒髭」
オタク趣味とやらは理解できねえが、気が合いそう……いや商売敵だからシマを決めんと殺し合いになりそうだな。
「最強系サーヴァント」
格が違ぇな。足でも舐めとこ。
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【マスター】始皇帝
【真名】テセウス
【性別】男
【身長・体重】230cm・147kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは極めて困難である。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
伝承において海神ポセイドンの息子とされる。
隠遁術:A++
罠を掻い潜り、目的地に到達する才覚。同ランク以下の障害物を無力化する。
迷宮攻略、敵拠点への潜入の際に大きな補正を得る。
心眼(偽):B
直感・第六感による危険回避。
勇猛:B
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
【宝具】
『
ランク:D
種別:対迷宮宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:7人
アリアドネがテセウスを助けるため渡した赤い麻糸。
予め赤糸を結びつけておくことで、如何なる障害も無視してその座標軸に空間跳躍し離脱する。
『
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:―
最大捕捉:1人
テセウスの真の宝具。自分が殺した相手の〝宝具〟または〝スキル〟を自分のものにすることが出来る。
この宝具の効果で奪えるものは最大で六つまで。それ以上の獲得には、ストックしてあるものを破棄しなければならない。
なお生前殺したアステリオスの〝大迷宮〟は、既に奪ったものとして初期状態からストックされている。
『
ランク:EX
種別:迷宮宝具
レンジ:0
最大捕捉:14人
ミノタウロスが封じ込められていた迷宮の具現化。
一旦具現化してからは、「迷宮」という概念への知名度によって道筋が形成される。
この迷宮から脱出する方法は三つ。
一つ目は正規の手段で迷宮の出口を探し出すこと。ただしこの方法には同ランク以上の幸運、または迷宮攻略のためのスキルが不可欠である。
二つ目は特別な対迷宮宝具を用いること。
三つ目は発動者を迷宮内から排除、つまりは討ち滅ぼす事である。
うち一つ目と二つ目の方法がとれるサーヴァントは極めて少ないため、事実上脱出するには発動者を倒す他ない。
正確にはテセウスの宝具ではなく、生前殺したアステリオスの宝具である。
『キャラクター詳細』
海神ポセイドンの血を継いだ半神にして、ギリシャ神話においてヘラクレスと双璧をなすとされる大英雄。
ミノタウロスの討伐で有名。
『絆Lv.1』
若かりし頃は純粋に世界には確かな〝正義〟があると信じていたテセウスだったが、それは若かりし日にとある大迷宮での死闘と別れを経験したことで終わりを告げる。
その後、多くの経験をしたことでテセウスは理解する。社会的正義と道徳的正義は必ずしも一致せず、時として相反するものだと。
『絆Lv.2』
悩んだ末に彼は社会的正義を優先することにした。
例え相手が道徳的には善良であろうと、それが社会的に害となるならば悪として速やかに抹殺した。
栄誉や誇りといった題目で身を覆い、社会悪の排除という汚れを引き受ける。それこそが英雄であると彼は理解したが故に。
『絆Lv.3』
大英雄でありながら英雄としての矜持は薄いテセウスだが、自分が無様を晒すと双璧とされるヘラクレスの名誉をも貶めることに繋がりかねないため、堂々たる振る舞いは欠かさない。
テセウスにとってヘラクレスは友であり、師であり、兄であり、憧れなのだ。
『絆Lv.4』
人類史焼却は社会的にも道徳的にも間違いなく悪なので、主人公にも特に文句をつけることなく従順に従ってくれるだろう。
しかしそれはあくまでサーヴァントとしてのビジネスライクな関係に過ぎず、実のところ主人公ではテセウスから真の忠誠を得ることは叶わない。
『絆Lv.5』
理想と現実の違いに打ちのめされながら、尚も届かぬ理想へ手を伸ばそうと足掻く者。
とある聖杯戦争に参戦したという〝魔術師殺し〟の忌み名で呼ばれた男のようなマスターに出逢った時こそ、英霊テセウスは全身全霊をもって忠誠を誓うことだろう。
己が折れてしまった理想を、成就させる手伝いをするために。
〇因縁キャラ
「ヘラクレス」
我が友、我が師、我が兄、我が理想。肩を並べるも矛を交えるのも栄誉だ。
「メディア」
裏切りの魔女。事情はどうあれ我が父を誑かしたことは許せん。ん? 時系列がおかしいような?
「アキレウス」
ギリシャにおいてヘラクレスに勝ちうる英雄がいるとしたら、あの男だけだろう。だが双璧は譲れんな。
「アステリオス」
若くまだ希望と正義に満ち溢れていた頃の自分が殺した相手。晩年の人格で呼び出されているため、彼を殺したことも社会正義の執行であると割り切っている。
用語集とかはまた後日に出します。